NHL史上初!ゴーティエが3戦連続PP弾のハットでチームを勝利に導く💥

アイスホッケー名勝負

はじめに

 アナハイム・ダックスのカッター・ゴーティエが、またしても大爆発を見せました。ロジャーズ・アリーナで行われたバンクーバー・カナックス戦で、なんと2試合連続となるハットトリックを達成しました🔥

 一時は5-2とリードしながらも、第3ピリオドにカナックスの怒涛の反撃にあい、1点差まで詰め寄られる展開となりました。しかし、最後はダックスが意地で見事逃げ切り、5-4で激闘を制しました!

参照記事:NHL公式サイト「Gauthier has second straight hat trick, Ducks hold off Canucks’ late rally」

試合結果・スコア概要📊

  • 最終スコア: アナハイム・ダックス 5 – 4 バンクーバー・カナックス
  • 会場: ロジャーズ・アリーナ(バンクーバー)
  • チーム成績:
    • ダックス(7勝7敗1分)
    • カナックス(3勝13敗1分)

【得点経過】

  • 第1ピリオド
    • 04:04【ダックス】ミカエル・グランルンド(PP / 1-0)
    • 06:04【カナックス】リアム・オーグレン(PP / 1-1)
    • 17:07【ダックス】カッター・ゴーティエ(PP / 2-1)
  • 第2ピリオド
    • 02:58【ダックス】レオ・カールソン(SH / 3-1)
    • 08:17【カナックス】リナス・カールソン(3-2)
    • 18:25【ダックス】カッター・ゴーティエ(PP / 4-2)
  • 第3ピリオド
    • 04:11【ダックス】カッター・ゴーティエ(5-2)
    • 05:30【カナックス】ジェイク・デブラスク(PP / 5-3)
    • 09:34【カナックス】ジェイク・デブラスク(5-4)

試合詳細プレーバック🏒

【第1ピリオド】スペシャルチームの応酬!ゴーティエの勝ち越し弾

 試合の口火を切ったのは、絶好調のダックスパワープレー(PP)陣でした。

 4分4秒、ベケット・セネッケの鮮やかなパスを受けたミカエル・グランルンドが、左ハッシュマーク付近からダイレクトで合わせて先制ゴールを奪います。

 対するカナックスも、黙っていません。6分4秒、PPのチャンスでマルコ・ロッシの横パスを受けたリアム・オーグレンが、無人のゴールへ流し込み、1-1の同点に追いつきます。

 しかし、勢いに乗るダックスは17分7秒、ゴールライン際のセネッケからパスを受けたゴーティエが、左フェイスオフドットから強烈なワンタイマーを叩き込み、再び2-1と勝ち越しました。

「氷に立つたびに『絶対決めてやる』という最高の感覚がある。チーム全体がノリに乗っていますね」 — ベケット・セネッケ

【第2ピリオド】数的人数不利を跳ね返す追加点と熱い意地のぶつかり合い

 第2ピリオド2分58秒、ダックスは数的人数不利(ショートハンデッド)の局面を迎えます。しかし、レオ・カールソンが2対1のカウンターを自ら持ち込み、鮮やかなリストシュートで3-1とリードを広げました。

 カナックスも8分17秒、ルーズパックを勝ち取ったドリュー・オコナーからのパスを、リナス・カールソンが流し込んで3-2と1点差に迫る粘りを見せます。

 だが、この日のゴーティエは止められません。18分25秒、またしてもゴールライン際のセネッケからのパスをワンタイマーでねじ込み、4-2と再びカナックスを突き放しました。

「冷静に一歩先を読める選手が揃っているし、PP担当のジェイ・ウッドクロフト・コーチが相手PKの弱点を完璧にスカウティングしてくれる。僕らはそれを氷上で表現するだけです」 — カッター・ゴーティエ

【第3ピリオド】ゴーティエがハットトリック達成!怒涛の猛追を耐え抜いたダックス

 第3ピリオド4分11秒、カウンターからセネッケのパスを受けたゴーティエが、GKの逆を突く素早いリストシュートを突き刺し、ついに2試合連続のハットトリックを達成しました!スコアを5-2とします。

 しかし、ここからカナックスのジェイク・デブラスクが、激しい猛追を開始します。 5分30秒にPPから1点を返すと、さらに9分34秒にはポイントシュートのこぼれ球を押し込み、5-4と怒涛の勢いで1点差まで詰め寄りました。

 前回の対戦でも第3ピリオドに3点差を追いつかれた悪夢がよぎるダックス。ジョエル・クエンビル監督はたまらずタイムアウトを要求し、選手たちに檄を飛ばしました。

 指揮官のアドバイスで冷静さを取り戻したダックスは、カナックスの激しい猛攻を最後まで耐え抜き、5-4で白星を掴み取りました!

 一方、後がないカナックス(3勝13敗1分)は、直近14試合でわずか1勝(1勝12敗1分)と泥沼から抜け出せずにいます。この日のGKケビン・ランキネンは17セーブに終わりました。

「今季はこういう展開でプレッシャーに負け、消極的になる場面があった。監督からは『頭を整理して落ち着け。シンプルに、泥臭くプレーしろ』と檄が飛びました」 — カッター・ゴーティエ

「エンジンがかかるのが遅すぎた。ただ、最後まで諦めずに体を張り、味方をカバーし合う姿勢など、収穫もあった」 — マニー・マルホトラ監督(カナックス)

「5対5のプレー自体はかなり締まっていた。結局はスペシャルチームが明暗を分けた。攻撃ゾーンでの不要なペナルティが今季ずっと響いている」 — ジェイク・デブラスク(カナックス)

NHL公式チャンネルによる試合のハイライト動画です。第3ピリオドにおけるカナックスの猛追!残念!

主役たちのコメント&注目記録📝

🌟 偉業達成のカッター・ゴーティエ

 開幕直後は9試合無得点と苦しんでいたゴーティエですが、ここ3試合で8ゴールと驚異的な大爆発を見せています。チーム史上初となる「2試合連続ハットトリック」を達成しました。

 さらに、3試合連続で複数のPPゴールを決めたNHL史上初の選手となると同時に、3試合連続のマルチゴール達成はクラブ史上ポール・カリヤ(2000-01シーズン)以来の快挙となります。

ゴーティエの得点シーンに焦点を当てたショート動画です。

【讃岐猫😾の深堀りコラム】黄金期の再来を予感させる異次元の爆発:カッター・ゴーティエと新時代アナハイムの深層

 シーズン序盤の9試合で放ったシュートがことごとく阻まれ、無得点という重圧に苦しんでいたカッター・ゴーティエの姿は、いまや完全に過去のものとなった。ここ3試合で8ゴールという凄まじいペースでの量産劇は、単なる偶然の産物ではなく、アナハイム・ダックスの戦術的アライメントの変更と、若き才能たちの化学反応が最高潮に達した結果である。

 開幕直後の低迷期、ゴーティエはゴール前でのスペース管理やシュートセレクションにわずかな迷いが見られ、相手ディフェンス陣のマークに封じ込められる傾向にあった。

 しかし、アシスタントコーチのジェイ・ウッドクロフトが緻密に構築したパワープレー(PP)のプレスカウト、そして対戦相手のペナルティキル(PK)における構造的弱点を突く、戦術的アジャストが功を奏し、ゴーティエの卓越したワンタイマーを活かすルートが完全に開通した。

 この歴史的とも言える大爆発の最大の舞台裏にあるのは、ベケット・セネッケとの圧倒的なホットラインの確立にほかならない。セネッケが記録した直近の4アシストがすべて「1stアシスト」であり、そのすべてがゴーティエのゴールを直接演出したという事実は、両者の間に絶妙な空間的・時間的シンクロが存在していることを物語る。

 セネッケがゴールライン際やローシッチのエリアでディフェンスの注意を引き付け、タレントとしての視野の広さを発揮してスロットへ完璧なラストパスを送る。そしてゴーティエが、リーグ屈指と称される驚異的なリリーススピードと正確無比なシュートスキルで、瞬時に仕留めるという一連のプロセスは、現在のNHLにおいて最も防ぎにくいアタックパターンの一つとして猛威を振るっている。

 さらに、この若きフォワードコンビを支えるダックスのユニット全体が、特異な自信とモメンタムを纏っている点も見逃せない。ミカエル・グランルンドやレオ・カールソンといったゲームを冷静に組み立てられるベテランおよび中堅層が、相手のプレスをいなしてポゼッションを維持し、数的優位の局面を的確に作り出している。

 かつてクラブの黄金期を支えたポール・カリヤの記録に肩を並べ、さらにはNHL史上初となる3試合連続マルチPPゴールという金脈を掘り当てたゴーティエの快進撃は、アナハイムの攻撃陣が完全に覚醒したことの証明であり、今後のウェスタン・カンファレンスにおける勢力図を、大きく塗り替える起爆剤となるのは確実である。

  • 出典:The Sporting Tribune、記事タイトル「Another Gauthier hat trick, Ducks hot power play payback Canucks」、日付:2026年11月3日 URL:The Sporting Tribune 該当記事
  • TSN、記事タイトル「Gauthier has hat trick, Ducks hold off Canucks for win」、日付:2026年11月4日 URL:TSN 該当記事
  • TSN、記事タイトル「Penalty kill problems continue to plague Vancouver Canucks」、日付:2026年11月4日 URL:TSN 該当記事
※ポール・カリヤ(Paul Kariya)

 カナダ出身の元プロアイスホッケー選手(ポジション:レフト・ウィング)。1990年代から2000年代のNHLを代表するスター選手の一人である。

  • 経歴と実績 1993年のNHLドラフト全体4位でマイティダックス・オブ・アナハイム(現アナハイム・ダックス)から指名を受け入団。圧倒的なスピードと高い技術、優れたホッケーIQを武器に活躍し、チームの初代キャプテンとしても長年牽引した。2000-01シーズンにはマイティダックスのキャプテンとして、3試合連続のマルチゴール(1試合複数得点)を達成するなど高い得点能力を示した。
  • 代表歴と栄誉カナダ代表としても輝かしい実績を残しており、1994年リレハンメル五輪で銀メダル、2002年ソルトレークシティー五輪で金メダルを獲得した。また、紳士的かつフェアなプレイを評価する「レディ・バング・トロフィー」を2度受賞している。
  • 引退と殿堂入り度重なる脳震盪の後遺症に苦しみ、2010年のプレイを最後に2011年に現役引退を発表した。通算989試合出場で402ゴール、587アシスト(計989ポイント)の成績を残した。2017年にはホッケーの殿堂(Hockey Hall of Fame)入りを果たし、2018年にはアナハイム・ダックスにおいて自身の背番号「9」が永久欠番に指定された。

「クラブの偉大なレジェンドたちですら達成していなかったと聞いて驚きました。特別な瞬間になりましたが、何よりチームが2連勝を飾り、この勢いを維持できたことが本当に嬉しいです。カリヤさんのような偉大な名手と名前を並べてもらえただけでも、幼い頃からの憧れですし、感無量です」 — カッター・ゴーティエ

讃岐猫
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🎯 圧巻の4アシスト!ベケット・セネッケ

 ゴーティエのハットトリックすべてのラストパスを含む、「1stアシスト×4」という完璧なセットアップを見せたセネッケ。相棒への全幅の信頼を口にしました。

「これまで一緒にプレーした中でダントツ最高のシューターですから。スロットで彼がフリーになれば、迷わずパスを出すべきなんです。今日もそのシュート力で見事に仕留めてくれました」 — ベケット・セネッケ

🧤 復活を告げる白星!GKローラン・ブロソワ

 度重なる下半身の怪我を乗り越え、AHLサンディエゴからの昇格後2試合連続で先発したブロソワ。オフの拠点であり、家族や友人が見守る故郷の地で、NHL通算2年以上ぶりとなる価値ある勝利を手に入れました。

「文句なしに、最高に特別な1勝になりました」 — ローラン・ブロソワ

※ローラン・ブロソワ(Laurent Brossoit)

 カナダ・ブリティッシュコロンビア州ポートアルバーニ出身。

  • 基本プロフィールと経歴 1993年3月23日生まれ。2011年のNHLドラフト全体164位でカルガリー・フレームスから指名を受けた。その後エドモントン・オイラーズでNHLデビューを果たし、ウィニペグ・ジェッツやベガス・ゴールデンナイツなどで、主に信頼性の高いバックアップ(控え)ゴールテンダーとして活躍した。2022-23シーズンには、ベガス・ゴールデンナイツの一員としてスタンレー・カップ優勝を経験している。
  • 怪我との闘いとAHL昇格 キャリアを通じて優れたセーブ率を記録する一方で、度重なる下半身の怪我や手術に悩まされてきた。怪我からの復帰や調整の過程で、アナハイム・ダックスの傘下AHLチームであるサンディエゴ・ガルズ(San Diego Gulls)に所属し、そこからNHLへ再昇格を果たした。
  • 価値ある勝利 故障離脱や下部リーグでの再起を経てNHLの舞台に返り咲き、故郷近郊や縁のある地での試合で先発勝利を挙げたことは、厳しいリハビリを乗り越えて掴み取った完全復活への大きな節目となっている。

📌 試合のトピックス

  • DFラコンブの連続アシストが「7」に延伸  ジャクソン・ラコンブが2アシストを記録し、連続アシスト試合数を「7」(計11アシスト)に更新しました。これはフランソワ・ボシュマン(05-06シーズン)と並ぶ、チームのDF史上2位タイの記録となります。(1位はスコット・ニーダーマイヤーの8試合)
  • ダックスのPPがリーグ最多タイの爆発力  10月29日以降の3試合で記録した「PPゴール10個」は、2008-09シーズンのミネソタ・ワイルドに並ぶリーグ最多タイ記録となりました。
     またダックスは直近2試合でPP機会9回中7ゴールと絶好調。この日も3回のPP機会をすべて得点につなげ、成功率100%を記録した。
  • 地元の新人ミヤトビッチが念願のデビュー  バンクーバー近郊出身のFWニコ・ミヤトビッチが待望のNHLデビューを果たし、10分34秒プレイしました。
  • カナックスDFヴィランダーが急遽欠場  トム・ヴィランダーは午前の練習で下半身を痛め、急遽スクラッチ(欠場)となりました。状態の詳細については、今後の発表が待たれます。
※フランソワ・ボシュマンおよびスコット・ニーダーマイヤーに関する注釈

フランソワ・ボシュマン(François Beauchemin)

 カナダ・ケベック州出身の元プロアイスホッケー選手(ポジション:ディフェンスマン)。

  • 経歴とアナハイムでの活躍1998年のNHLドラフト全体75位でモントリオール・カナディアンズから指名を受けプロ入り。コロンバス・ブルージャケッツを経て、2005-06シーズン途中にマイティダックス・オブ・アナハイム(現アナハイム・ダックス)に加入した。同シーズンには、ディフェンスマンとしての高い攻撃参加力を発揮し、7試合連続アシストを記録した。
  • 主力DFとしての貢献と栄誉頑丈なフィジカルプレイと安定した守備、力強いシュートを兼ね備え、ダックスの守備陣の中核として長年貢献した。2006-07シーズンにはチームの主力としてスタンレー・カップ制覇に貢献。キャリアではコロラド・アバランチやトロント・メイプルリーフスなどでもプレーし、NHL通算903試合で76ゴール、212アシスト(計288ポイント)を記録して、2017-18シーズンを最後に現役を引退した。

スコット・ニーダーマイヤー(Scott Niedermayer)

 カナダ・アルバータ州出身の元プロアイスホッケー選手(ポジション:ディフェンスマン)。NHL歴史上屈指の名ディフェンスマンの一人として称えられる。

  • 経歴と輝かしい実績 1991年のNHLドラフト全体3位でニュージャージー・デビルズから指名を受け入団。デビルズ時代に3度のスタンレー・カップ優勝を経験した。2005-06シーズンにキャプテンとしてアナハイム・ダックスへ移籍し、高いホッケーIQと流麗なスケーティング技術でチームを牽引。同シーズンには8試合連続アシストというダックスのDF史上最多記録を樹立した。
  • 主将としての優勝と個人の栄誉 2006-07シーズンには主将として、アナハイム・ダックスをクラブ史上初のスタンレー・カップ優勝へと導き、プレーオフMVPにあたるコン・スマイス・トロフィーを受賞した。また、年間最優秀ディフェンスマンに贈られるノリス・トロフィーの受賞歴も持つ。カナダ代表としてもオリンピック金メダル(2002年・2010年)をはじめ、主要国際大会のタイトルをすべて制覇(トリプル・ゴールド・クラブ達成)した。
  • 殿堂入りと永久欠番 NHL通算1,263試合で172ゴール、568アシスト(計740ポイント)の成績を残し、2010年に現役を引退。2013年にホッケーの殿堂入りを果たした。背番号「27」は、ニュージャージー・デビルズとアナハイム・ダックスの両チームで永久欠番に指定されている。

まとめ

 カッター・ゴーティエによるクラブ史上初の2試合連続ハットトリックと、絶好調なパワープレーの決定力がアナハイム・ダックスに勝利をもたらしました。バンクーバー・カナックスも終盤に1点差まで追い上げる粘りを見せましたが、ペナルティの多さと序盤の失点が大きく響く形となりました。

 ダックスにとってはスペシャルチームの機能と若手の活躍が光る一戦となり、カナックスにとっては守備陣の再建と、試合の初期段階からの規律順守が今後の大きな課題として浮き彫りになっています。🏒

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