はじめに
NHLの移籍市場はまだまだ盛り上がりを見せていて、無制限FAの大物ベテラン選手がどのチームへ行くのか、はたまた引退を決断するのかで、毎日、情報合戦となっています。かつては37〜38歳が引退の目安になっていましたが、近年、選手寿命は伸びてきているようです。
そのベテラン選手達が開幕戦にピッチに立つのかどうか…、ドラフト前に2023-24シーズン日程がリリースされています。開幕は10月10日、その日から興味深いカードが目白押しです。今回は「これだけは押さえておこう」という好カードを紹介していきます。
開幕日、チャンピオンのベガス・ゴールデンナイツは、
あっという間に強豪に成長したシアトル・クラーケンと対戦するにゃ。
両チームとも、昨シーズンの成績がフロックと言われないためにも、
この試合は是が非でも勝ちに行くだろう。
引用元:ESPN.com「NHL 2023-24 schedule release: Opening night, can’t-miss games」。
6月末に⁉︎新シーズンの日程、発表されていました^^;
NHLの2023-24シーズン日程が発表され、リーグ中のファンがホームゲーム観戦やアウェイゲームの遠征を計画しています。ここでは、新たにリリースされたスケジュール中、注目すべきゲームから重要なトレンドまで、際立っているもののいくつかを紹介します。
時刻はすべて東部標準時で、変更されることがあります。
オープニングナイト・トリプルヘッダー
2023-24シーズンは10月10日・火曜日に開幕し、ESPNでは、NHLにとって画期的な2つの瞬間を含むトリプルヘッダーを放送します。
楽しみは午後5時30分から始まり、新生ナッシュビル・プレデターズがタンパベイ・ライトニングとアウェイで対戦します。第2戦では、1位指名のコナー・ベダードがシカゴ・ブラックホークスでの初戦(アウェイ)を迎えます(彼をドラフト1位で指名したと仮定)。
相手は、全体1位で指名された「以前の世代を代表する才能」、シドニー・クロスビーを擁するピッツバーグ・ペンギンズです。
ベダードは本当にトップ・チームのメンバーに入れるのかにゃ。
現地は太鼓判を押しているようだが…。
王者も開幕日に登場!
そして祝典が始まります。ベガス・ゴールデンナイツは、午後10時30分、アウェイの地にやってきたシアトル・クラーケンと対戦し、同時にホーム・アリーナ初となるスタンレーカップ優勝のバナーを掲げます。
数か月の準備期間で、この瞬間のために、ナイツがどんな豪華なパーティーを準備するのか、考えるだけで頭がくらくらしてきます。
16試合、32チーム、15分ごと
10月24日(火曜日)、ポップコーンのポッピングを始めましょう。NHLでは、全32チームが参加する16試合を行います。しかし、ここでの真の目新しさは、ホッケーファンが試合の多い夜にいつも求めているもの、すなわち開始時間をずらすことです。
※ポップコーンのポッピング=開始時間をずらすことにより、全32チームの対戦が次から次へと始まる様子を喩えたもの。
午後6:00、トロント・メープルリーフスがワシントン・キャピタルズとアウェイで対戦することから夜は始まり、6:30にアナハイム・ダックスとコロンバス・ブルージャケッツ(ホーム)が続きます。
コロンバスでのパックドロップ(試合開始)後、午後9時15分まで15分ごとに新しいゲームが開始され、その後、さらに3つのゲームがあります。マーチ・マッドネスのような雰囲気で、前代未聞の一夜になるはずです。
※マーチ・マッドネス=全米大学競技協会(NCAA)のバスケットボール・トーナメントのことで、3月に行われるため、こう呼ばれる。勝ち残り方式で、必ずしも強いチームが順当に勝つと限らないドキドキ感で人気。参加チームが68チームもあり、次々と試合が行われることでも有名。
対戦は以下の通りです。左がホーム・チーム。
ワシントン・キャピタルズvs.トロント・メープルリーフス 午後6時00分
コロンバス・ブルージャケッツvs.アナハイム・ダックス 午後6時30分
オタワ・セネタースvs.バッファロー・セイバーズ 午後6時45分
タンパベイ・ライトニングvs.カロライナ・ハリケーンズ 午後7:00
モントリオール・カナディアンズvs.ニュージャージー・デビルズ 午後7時15分
ピッツバーグ・ペンギンズvs.ダラス・スターズ 午後7時30分
フロリダ・パンサーズvs.サンノゼ・シャークス 午後7時45分
ニューヨーク・アイランダースvs.コロラド・アバランチ 午後8:00
デトロイト・レッドウィングスvs.シアトル・クラーケン 午後8時15分
シカゴ・ブラックホークスvs.ボストン・ブルーインズ 午後8時30分
ウィニペグ・ジェッツvs.セントルイス・ブルース 午後8時45分
ミネソタ・ワイルドvs.エドモントン・オイラーズ 午後9:00
ナッシュビル・プレデターズvs.バンクーバー・カナックス 午後9時15分
カルガリー・フレームスvs.ニューヨーク・レンジャーズ 午後9時45分
ロサンゼルス・キングスvs.アリゾナ・コヨーテズ 午後10時30分
ラスベガス・ゴールデンナイツvs.フィラデルフィア・フライヤーズ 午後11:00
我らのフライヤーズは一番最後に登場だにゃ。
しかも、チャンピオン・チームのホーム…。
ひと泡吹かせたい所だが、あんまり戦力補強進んでないんだよね。
今シーズンもお外でやるよ!
屋外での試合
1月1日に開催される2024年ウインター・クラシックは、スタンレーカップ・チャンピオンのベガス・ゴールデンナイツがシアトル・クラーケンと、シアトル・マリナーズの本拠地であるTモバイル・パークで対戦します。
元日、唯一の試合日程となっており、これらのチームは元日を独り占めできるのです。午後3時、試合開始に設定されています。
NHLスタジアムシリーズは、2月17日と18日、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで開催され、各ディビジョンのライバルチームの試合が行われます。フィラデルフィア・フライヤーズは、2月17日(土曜日)午後8時、ホストのニュージャージー・デビルズと対戦します。
2月18日(日曜日)午後3時、ニューヨーク・レンジャーズvs.ニューヨーク・アイランダーズの試合が行われます。イースト・ラザフォードでは、これらの対立するファン達が屋外ゲームに集結し、騒々しい数日間になるはずです。
※イースト・ラザフォード=米国ニュージャージー州北東部にあり、人口は1万人程度。ニューヨーク郊外の住宅地であるが、NFLニューヨーク・ジェッツとニューヨーク・ジャイアンツの本拠地メットライフ・スタジアム(約8万3千人収容)を有しており、そのためか、結構賑やか。
アイスホッケーを楽しめることに感謝!
七面鳥の後の楽しみ
NHLは感謝祭後(アメリカ)の伝統として、11月24日・金曜日に15試合を開催しています。
まず、デトロイト・レッドウィングスがボストン・ブルーインズ(ホーム)に、そして午後1時、ニューヨーク・レンジャーズがフィラデルフィア・フライヤーズ(ホーム)と対戦し、午後10時、バンクーバー・カナックスがシアトル・クラーケン(ホーム)と対戦します。
NHLグローバルシリーズ
面白い事実:北米以外で行われたNHLのレギュラーシーズン38試合のうち、32試合がヨーロッパで、12試合がスウェーデンのストックホルムで行われています。
この伝統は、別名「地球上で最大の球形の建物」として有名なストックホルムのアヴィーチーアリーナで開催される、2023年のNHLグローバルシリーズにも引き継がれています。
デトロイト・レッドウィングス、ミネソタ・ワイルド、オタワ・セネタース、そしてトロント・メープルリーフスが、4日間、4試合のレギュラーシーズンの試合を行います。
レッドウィングスは11月16日・木曜日にセネタースと対戦し、11月17日・金曜日にメープルリーフスと対戦します。ワイルドは11月18日・土曜日にセネターズと対戦し、11月19日・日曜日にメープルリーフスと対戦します。
多くの選手が来ているとはいえ、NHLはスウェーデン好きだにゃ。
この時期だったら、日本でやってくれてもいいんだけど…。
時差のこととかあるから、選手が嫌がるか。
これだけは見よう、(日本のファンは)NHL.TVで!
見逃せないゲーム
左側がホーム・チーム。
10月30日 午後7時 ボストン・ブルーインズvs.フロリダ・パンサーズ
パンサーズとブルーインズの初対戦は、プレーオフ1回戦、フロリダがNHL史上最高のレギュラーシーズンチームを逆転するという衝撃的な出来事以来となります。
11月18日 午後7時 ニュージャージー・デビルズvs.ニューヨーク・レンジャーズ
デビルズがスタンレーカップ・プレーオフ1回戦でブルーシャツ(レンジャーズのこと)を破って以来、地元のライバル同士が初めて顔を合わせます。この敗北により、レンジャーズはジェラード・ギャラン監督を解任し、ピーター・ラヴィオレットを雇いました。
11月25日 午後7時 ピッツバーグ・ペンギンズvs.トロント・メープルリーフス
メープルリーフスと、同チームの元GMカイル・デュバス率いるペンギンズの初顔合わせ。
12月12日 午後10時 エドモントン・オイラーズvs.シカゴ・ブラックホークス
ブラックホークスのベダード対オイラーズのマクデイヴィッドという、コナーズの初対決の可能性。
これは、さすがにジョークがすぎるかにゃ(⌒-⌒; )。
米国でも、こういう語呂合わせやるんだ。
12月23日 午後3時 フロリダ・パンサーズvs.ベガス・ゴールデンナイツ
ゴールデンナイツとパンサーズによるスタンレーカップ決勝の再戦。マシュー・トカチャックがこの試合に向けて健康であることを願っています。
10月29日 エドモントン・オイラーズvs.カルガリー・フレームス 午後7時
1月20日 カルガリー・フレームスvs.エドモントン・オイラーズ 午後10時
2月24日 エドモントン・オイラーズvs.カルガリー・フレームス 午後10時
4月6日 カルガリー・フレームスvs.エドモントン・オイラーズ 午後10時
現在のチームの運命がどのようなものであっても、(カナダ)アルバータ州の戦いは、NHLで必見のライバル関係の一つであり続けています。
10月13日 ワシントン・キャピタルズvs.ピッツバーグペンギンズ 午後7時
1月2日 ピッツバーグペンギンズvs.ワシントン・キャピタルズ 午後7時
3月7日 ピッツバーグペンギンズvs.ワシントン・キャピタルズ 午後7時
4月4日 ワシントン・キャピタルズvs.ピッツバーグペンギンズ 午後7時
シドニー・クロスビーとアレックス・オベチキンが、数十年にわたるライバル関係の中、それぞれのチームのために戦う姿を見られるのは、あと数年しかありません。オベチキンはキャリア通算822ゴールで今シーズンを迎えます。
これはNHL史上2番目の記録であり、ウェイン・グレツキーの記録にわずか72差である。
まとめ
1月以降の試合は、その時のチーム順位によって、めちゃくちゃ注目カードになっているか、「うーん、消化試合かな、これは」になっているか、が決まりますよね。フライヤーズがヒリヒリするような順位争いをしていればいいんですけど…、最下位争いじゃなくてね。
来シーズンはもっとたくさんの試合を見て、このブログを充実させ、日本にも多くのアイスホッケー、NHLファンを増やすぞ!
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!