西カンファレンスのプレーオフ争い!3月の直接対決が運命を決める

NHLチーム紹介

はじめに

 NHL(北米プロアイスホッケーリーグ)の2024-25シーズンもいよいよ終盤!各チームがプレーオフ(※1)進出を目指して激しい戦いを繰り広げています。

 特に、西カンファレンスの「ワイルドカード枠」争いが大混戦!順位の変動が激しく、どのチームがプレーオフに進むのか全く予想できません。

 今回は、今の状況をわかりやすくまとめていきます!
 「NHLって何?」という人も安心して読めるように解説するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!

(※1)プレーオフとは?
 レギュラーシーズン(通常の試合期間)が終わると、各カンファレンス(東・西)で上位のチームがトーナメント方式で戦う「プレーオフ」に進出します。ここで勝ち進むと、最終的に「スタンレーカップ」というNHLのチャンピオンを決める戦いに挑めるのです!

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讃岐猫
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参照記事:forbes.com(FORBES=アメリカの経済誌)「 The NHL’s 2024-25 Western Conference Playoff Race Just Got Spicy

📌現在のプレーオフ争いの状況(2月末時点)

 プレーオフに進むには、各カンファレンスの上位3チームと、それに次ぐワイルドカード枠の2チームに入る必要があります。

 現在、ウェスタン・カンファレンスではこの「ワイルドカード枠」の争いがめちゃくちゃ激しいんです!

 2月末時点のワイルドカード争いはこんな感じ👇

チーム試合数勝ち点(PTS)
コロラド・アバランチ6070
バンクーバー・カナックス5965
カルガリー・フレームス5864
ユタ・ホッケークラブ6063
セントルイス・ブルース6062
アナハイム・ダックス5859

 「勝ち点(PTS)」とは、試合の勝敗によって得られるポイントのこと。試合に勝つと2点、延長やシュートアウトで負けると1点がもらえます。

 現時点では、コロラド・アバランチが安定して1枠を確保していますが、2枠目の争いは超接戦!2位のカナックスと5位のブルースの差は、たったの3ポイントしかありません!

🔥各チームの注目ポイントをチェック!

 この激戦の中でも、特に注目したいチームをピックアップして紹介します!

🟢バンクーバー・カナックス(カナダ)

 →ここにきて失速…プレーオフ枠を守れるか?

 カナックスは中断前(2月9日以前)はワイルドカード枠をしっかりキープしていました。でも、最近4試合で1勝しかできず、ライバルたちに一気に追いつかれてしまいました。

 特に痛かったのは2月23日の試合。ユタ・ホッケークラブに2-1で負けたことで、ユタとのポイント差が6から2に縮まってしまいました。

 このままだと、あと数試合でワイルドカード圏外に落ちる可能性も…!3月に入ってからの戦いが本当に重要になってきます。

【追記】2月27日(金)のアナハイム・ダックス戦(アウェイ)、3月1日(土)のシアトル・クラーケン戦(アウェイ)で連敗。勝ち点は65のまま、かろうじてワイルド・カード2位の座を死守。

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🔥カルガリー・フレームス(カナダ)

 →シーズン前は「再建モード」だったのに、まさかのプレーオフ争いに!

 カルガリーはシーズン前に「今年は若手育成を重視する」と言われていて、プレーオフ争いには絡まないと思われていました。

 ところがどっこい!気づけばワイルドカード圏内ギリギリに浮上!しかも、カナックスよりも1試合少ないのに、勝ち点差はわずか1!

 「再建中のチームがプレーオフに行けるのか?」という意味でも、今後の試合に注目です!

【追記】2月27日(金)のタンパベイ・ライトニング戦(アウェイ)、3月1日(土)のフロリダ・パンサーズ戦(アウェイ)、どちらも完封負けで連敗。勝ち点は64のまま、順位変動なし。

⚡ユタ・ホッケークラブ(アメリカ)

 →2月に絶好調!NHL新チームが台風の目に

 「ユタ・ホッケークラブ」は、今シーズンからNHLに新しく加わったチーム。最初は苦戦していましたが、2月に入ってから一気に勢いに乗っています!

直近8試合で6勝2敗(6-2-0)

2月23日には直接対決でカナックスに勝利!

 さらに、長期間ケガで離脱していた守備の要、ショーン・ドゥルジ(ディフェンス、26歳)が復帰してから、3勝1敗と調子がさらに上向きに!

これが負傷したシーン、この前に相手チームといざこざがあったんじゃなかったかな?

 このままの勢いなら、プレーオフに滑り込む可能性も十分あります!

【追記】3月1日(土)のニュージャージー・デビルズ戦(ホーム)は敗戦。勝ち点は63のままだが、順位は1ランク・ダウン。

💙セントルイス・ブルース(アメリカ)

 →3連勝中!「2019年の再来」があるかも?

 ブルースといえば、2019年の「奇跡のスタンレーカップ優勝」が記憶に残るチーム。実はその時も、シーズン途中までは下位だったのに、後半で一気に調子を上げてプレーオフに滑り込んだんです。

 今シーズンも、2月9日の中断後から3連勝でポイントを稼ぎ、カナックスとの差を8ポイント→3ポイントに縮めました。

 もしかしたら、2019年の再来1があるかも!?

【追記】2月27日(木)のワシントン・キャピタルズ戦(アウェイ)、3月1日(土)のロスアンゼルス・キングス戦(ホーム)で通算4連勝。勝ち点は64とアップ、順位も1ランク・アップ。

キングス戦のハイライト映像です!

🟡アナハイム・ダックス(アメリカ)

 →若手中心のチームが急成長!最後のサプライズなるか?

 ダックスは「将来のために若手を育成中」のチーム。でも、ここにきてメキメキと成長!

直近11試合で8勝2敗1分(8-2-1)

2月8日には強豪ロサンゼルス・キングスに勝利!

2月27日の試合ではカナックスを5-2で圧倒!

 ただし、最近の勝利は「弱いチーム相手」が多かったので、ここからの戦いで実力が試されることになります!

【追記】3月1日(土)のシカゴ・ブラックホークス戦(ホーム)で6失点と思わぬ大敗。勝ち点は59、順位も変動なしだが、上位チームとやや差が開いたか。

讃岐猫
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まとめ〜🔜3月の直接対決が鍵!

 プレーオフ進出をかけて、3月にはワイルドカード争いのライバル同士が直接対決します!

📅3月5日:カナックスvs.ダックス

📅3月7日:ダックスvs.ブルース(トレード期限直後)

📅3月12日:カナックスvs.フレームス

📅3月16日:カナックスvs.ユタ

📅3月20日:カナックスvs.ブルース

 この結果次第で、プレーオフに進めるチームが決まるかも!?

 いよいよ佳境に入るNHLのプレーオフ争い。どのチームが最後に笑うのか、目が離せません!

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. 2018年オフシーズン、セントルイス・ブルースはライアン・オライリーをトレードで獲得し、ペロンや他の選手を補強。シーズン開始後、成績不振で監督を交代し、クレイグ・ビルービが暫定監督に就任。プレーオフ圏外からの巻き返しを果たし、最終的には1970年以来49年ぶりにスタンレーカップファイナルに進出。

     オーバータイムでボストン・ブルーインズを破り、初のスタンレーカップ制覇を達成した。ライアン・オライリーはプレーオフMVPに輝き、ブルースは1967年の拡張チームの中で最後にカップを獲得したチームとなった。また、ミズーリ州はブルースを公式アイスホッケーチームとして認定する法案を成立させている。 ↩︎
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