メイプルリーフスの動き急展開!トレード、昇格、そして謎の選択!?

NHLチーム紹介

はじめに

 メイプルリーフスのトレード期限が迫る中、注目選手たちに動きが!シアトル・クラケンのジャミー・オレクシアク獲得の可能性が浮上し、トロントがどうアプローチするのか注目。

 また、若手ウィンガーのニック・ロバートソンがトレード候補に挙がり、ダラスやシアトルが関心を示す中、トロントの決断は?さらに、ハカンパの謎のジャージ番号変更とトーナメント出場、マーミスの昇格など、メイプルリーフスの動きが加速しています!

讃岐猫
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引用元:mapleleafsdaily.com(MAPLE LEAFS DAILY1)「Maple Leafs Officially Linked to 6’7″, 250-Pound Defenseman

オレクシアクの守備力とは?

 NHLのトレード期限まであと1ヶ月ちょっととなり、すでに動きが見え始めています。メイプルリーフスがどのようにして明確に足りないポジションを補うのか、私たち全員がその行方をワクワクしながら待っていることでしょう。

 メイプルリーフスが求めているのは、氷上のセンターを強化するプレーヤーだというのは、もはや周知の事実です。しかし、最近のヤニ・ハカンパ(ディフェンス、32歳)の報道2からも明らかなように、ビッグボディのディフェンスマンもまた、現在チームにとって急務であることが浮き彫りになっています。

 ハカンパは(怪我のため?)4ヵ国対抗戦から外れ、シーズン終了となる可能性もあると言われています。

 また、メイプルリーフスのウィンガーであるニック・ロバートソン(左ウィング、23歳)が、現在ウェスタン・カンファレンスの3チームに狙われているという噂も立っています。

 最新情報によると、トロント・メイプルリーフスが、シアトル・クラーケンのジャミー・オレクシアク(32歳。身長6フィート7インチ=200.7センチ、体重250ポンド=113.4キロ)という強力なディフェンスマンに関心を示していることが報じられました。

 オレクシアクは、攻撃的な成績では目立ちませんが(今シーズン、4ゴール・13ポイント)、守備で非常に頼りにされる選手で、毎シーズン多くのヒットとシュートブロックを記録しています(毎シーズン平均164回のヒット、117回のシュートブロック)

ダラス・スターズ時代の映像。大柄な割に器用です。

サラリーキャップ問題とトレードの難しさ

 オンタリオ州トロント出身のオレクシアクには契約があと1年残っており(年俸460万ドル=約7億円)、シアトルはトレードを受け入れる可能性があります。ただし、彼の契約には16チームとのトレード禁止リストがあり、移籍先は本人が決めることになります。

 オレクシアクの獲得に興味を示しているのはメイプルリーフスだけではありません。『The Fourth Period』3は、エドモントン・オイラーズとダラス・スターズもオレクシアクの獲得に動いていると報じました。

 もしメイプルリーフスがオレクシアクを獲得したい場合、サラリーキャップの関係で他の選手を放出する必要があるかもしれません。トレード期限まであと1ヶ月を切り、メイプルリーフスがどんな動きを見せるのか注目です!

引用元:mapleleafsdaily.com(MAPLE LEAFS DAILY)「Three Teams Reportedly Pushing to Acquire Nick Robertson From Maple Leafs

ロバートソン、トレードの現状と関心を示す3チーム

 トロント・メイプルリーフスの若手ウィンガー、ニック・ロバートソンに関するトレードの噂が再び浮上しています。最近、彼に対してウェスタン・カンファレンスの3チームが関心を示しているとの報道がありました。

 2月1日・土曜日夜、メイプルリーフスは、エドモントンでオイラーズに勝利し、久しぶりの勝点を得ました。

 この試合では、勝利の立役者ジョセフ・ウォル(ゴールテンダー、26歳)が48本のシュート中45本をセーブする素晴らしいパフォーマンスを見せ、マシュー・ナイズ(センター、22歳)、ミッチ・マーナー(右ウィング、27歳)、オースティン・マシューズ(センター、27歳)が得点を記録しました。一方、ロバートソンは出場時間10分26秒でシュートを2本放つも得点はありませんでした。

 ロバートソンは最近5試合で1ポイントも記録しておらず、再びトレードの噂が浮上しています。

兄のジェイソン同様、華のある選手なんですけどね、ひと皮むけないなぁ。

ロバートソン放出の決断を下す日が来るのか?

 『The Fourth Period』によると、スタンレーカップを目指して動いている中、トロントはロバートソンをアップグレードのためのトレード要員として利用し、ミッドシックス(中堅選手層)の強化を目指しているとのこと。関心を示しているチームはダラス、シアトル、アナハイムだと報じられています。

 ロバートソンは今夏、トロントからのトレードを希望していましたが、最終的に制限付きフリーエージェントとして1年契約延長に合意し、トレーニングキャンプの開始を逃すことなくシーズンに臨みました。

 しかし、兄のジェイソンが所属するダラス・スターズともつながりがあり、今後、メイプルリーフスがロバートソンをトレードし、今シーズン中、彼に新たなスタートを切らせるかどうか注目が集まります。

讃岐猫
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引用元:mapleleafsdaily.com(MAPLE LEAFS DAILY)「Maple Leafs Player Makes Puzzling Decision Ahead of Upcoming 4 Nations Face-Off

ハカンパ、なぜ「58」を選んだ?

 トロント・メイプルリーフスから4人の選手が「4ヵ国対抗戦」に出場することが決まりましたが、その中の1人が非常に謎めいた決断を下したと話題になっています。

 1月30日・木曜日、その中で、オースティン・マシューズはアメリカ代表のキャプテンに任命され、ウィリアム・ナイランダー(右ウィング、28歳)もスウェーデン代表でアシスタントキャプテンを務めることが発表されました。

 この発表は大きなニュースでしたが、翌金曜日、TSN4のクリス・ジョンストンが、トーナメントに出場する選手たちのジャージ番号5公開の投稿をシェアしました。

 トロント・サン紙6のテリー・コーシャンは、マシューズ、ナイランダー、ミッチ・マーナーがそれぞれ通常の(NHLプレイ時の)34番、88番、16番を着ることを素早く指摘しました。

 しかし、フィンランド代表のヤニ・ハカンパは、通常の28番(アナハイム、トロント)や2番(ダラスで着用)ではなく、なんと58の番号を着ることになったと報じました。この番号は、2020-21シーズンにカロライナでわずか15試合出場した際に使っていた番号です。

 この状況で最も興味深いのは、ハカンパの28が空いていることです。フィンランド代表の他の選手がこの番号を使っていないため、28は実質的にハカンパの番号として使える状態です。

 それに、もしハカンパが58を希望しているのであれば、トロントでも空いている番号であり、実際にこの番号はマイケル・バンティング(左ウィング、29歳。現在、ピッツバーグ・ペンギンズ在籍)が以前着ていた番号で、ハカンパがメイプルリーフスに加わる前にバンティングが退団しているため、今は誰も使っていません。非常に謎めいた選択です。

健康面の不安、トーナメント出場はリスクか?

 さらに、ハカンパがこのトーナメントに出場すること自体に疑問の声も。今シーズン、彼はメイプルリーフスでわずか2試合(ゴール、アシスト共にナシ。プラス/マイナス評価-1)しか出場しておらず、健康面での問題を抱えています。

 ファンからは、まずはトロントのために健康を取り戻すことが優先では?あるいは、この状態で、無意味なトーナメントに参加してさらなる怪我のリスクを冒すことに意味があるのか?という意見もあり、無理に出場することにリスクが伴うのではないかと心配されています。

ケガさえ治れば、まだまだイケるんですけどねぇ…。

引用元:sports.yahoo.com(yahoo!sports)「Why The Maple Leafs Recalled Defenseman Dakota Mermis And Sent Fraser Minten Back To Marlies

エクマン=ラーソン負傷の影響、急遽マーミスが昇格

 トロント・メイプルリーフスは、ダコタ・マーミス(ディフェンス、31歳)を西海岸ロードトリップ(2月4日~8日、カルガリー→シアトル→バンクーバー)に帯同させることを決定しました。マーミスは、フレイザー・ミンテン(センター、20歳)と入れ替わる形で(下部組織チーム、トロント・マーリーズ=AHLへ)、2月3日・月曜日に昇格し、カルガリーでの練習に参加しました。

 この決定は、2月1日・土曜日、オリバー・エクマン=ラーソン(ディフェンス、33歳)がエドモントン・オイラーズ戦(4-3の勝利)で下半身を負傷したことを受けたものです。エクマン=ラーソンは5分ほどの出場で試合を離れ、その後はベンチを離れ、メンテナンスデーとなりました。

 メイプルリーフスによると、エクマン=ラーソンとミッチ・マーナーはメンテナンスデーを取っているとのことです。

マーミスのキャリアとトロントでの役割とは?

 マーミスは、マーリーズで12試合に出場し、3アシストを記録していたディフェンスマン。トロントは、シーズン開始前に31歳の彼と1年契約(75万ドル=約1億2千万円)を結びましたが、トレーニングキャンプで顎を骨折し、長期IR(故障者リスト)入りしていました。

 復帰後、トロントはマーミスをウェイバーで放出し、AHLでプレーさせようとしましたが、12月12日にユタ・ホッケークラブが彼をクレーム(claim)7。ユタでは1試合出場した後、1月初旬に再度ウェイバーにかけられ、その後トロントが再び彼をクレームし、マーリーズに割り当てられました。

 過去2シーズンで、マーミスはミネソタ・ワイルドでキャリアハイの47試合に出場し、3ゴール・5アシストの8ポイントを記録しています。NHLでの通算成績は75試合出場で4ゴール・8アシスト、平均14分25秒の出場時間となっています。

 練習では、マックス・ドミ(センター、29歳)はマーニーの代わりにトップラインで滑り、ジェイク・マケイブ(31歳)とクリス・タネフ(35歳)は再びディフェンスでコンビを組みました。マーミスは月曜日のカルガリーでの練習ではエクストラ・ディフェンダーとして参加しました。

フレイムズとの一戦は、6-3でリーフスの勝利。マーミスは出場せず、エクマン=ラーソンはアイスタイム22分以上と活躍。

ミンテンの再降格と今後の調整

 マーミスをNHLロースターに加えるため、メイプルリーフスは別の選手をマーリーズに送らなければなりません。

 ミンテンはNHLで4試合出場した後、ポイントを挙げることはできず、再びAHLに戻ります。20歳のミンテンは今シーズン、メイプルリーフスで2ゴール・2アシストを記録しており、AHLでは16試合で5ゴール・5アシストを挙げています。

 マーリーズは最近、西海岸でのロードトリップ(1月10日から、ずっとアウェイゲーム!)を終えたばかりで、次の試合は2月7日・金曜日にコカコーラ・コロシアム(マーリーズのホーム。トロントにある多目的イベント施設、エキシビション・プレイス内にある。トロント・アイランド空港に近い)でラヴァル・ロケットを迎えて行われます。

 メイプルリーフスは、今後の試合に向けて重要な選手たちの調整を進めています。

まとめ

 メイプルリーフスはトレード期限を前に、大きな決断を迫られています。氷上のセンターと強固なディフェンスマンを求める中で、サラリーキャップの制約をどう乗り越えるかがカギに。特にニック・ロバートソンのトレード話は、チームの今後を大きく左右する可能性があります。

 さらに、ヤニ・ハカンパがトーナメントに出場し、謎の番号変更が話題に。健康面の不安がある中での出場にファンの懸念も。オリバー・エクマン=ラーソンの負傷を受け、ダコタ・マーミスが急遽昇格するなど、メイプルリーフスの動きが注目を集めています!

讃岐猫
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【註釈】

  1. トロント・メープルリーフスに特化したスポーツニュースサイト。チームの試合結果や選手動向、戦術分析を提供し、ファン向けのインタビューや特集記事も掲載している。
    ↩︎
  2. 3年間のスターズ在籍後、FAとなったハカンパは、2024年7月2日にメープルリーフスと2年・300万ドルの契約を結んだと報じられた。しかし、膝の怪我の懸念が続いているため、ハカンパの契約は遅れ、正式サインされなかったことが明らかになっている。同年9月11日、正式に1年契約を結んでいる。
    ↩︎
  3. NHLの最新ニュースや選手の移籍情報を中心に報道するメディア。特にトレードや契約交渉に関する速報が早く、試合の分析や選手パフォーマンスに関する深い洞察も提供している。選手のオフアイスの話題やインタビューもカバー。
    ↩︎
  4. The Sports Networkの略称。カナダの主要なスポーツ専門テレビネットワークで、アイスホッケー、カナディアンフットボール、NBA、NFLなど幅広いスポーツをカバー。リアルタイムの速報、試合中継、専門的な分析を提供し、カナダ国内で高い信頼性と人気を誇る。
    ↩︎
  5. 大会の主催がNHLであるため、ほとんどの選手は、現所属に限らず、NHLチームの背番号を着けることが可能。ただし、デトロイト・レッドウィングスで71番を着用しているディラン・ラーキンが、空いている71番でなく、アメリカ代表で着用している21番を選んでいる。
    ↩︎
  6. カナダ・トロントを拠点とする日刊新聞で、主に地域ニュース、スポーツ、エンタメ、政治を扱う。保守的な編集方針を持ち、タブロイド形式で提供されることが特徴。スポーツやオピニオン記事に強みがあり、オンラインでも最新情報を発信している。
    ↩︎
  7. 選手がウェイバーリストに載った際、他のチームがその選手を獲得する手続きを指す。クレームを行ったチームは、選手の契約を引き継いで獲得できる。なお、ウェイバーとは、選手が所属するチームがその選手を解雇(もしくは移籍)する際に、他のチームに選手を獲得する機会を与えるプロセスを言う。 ↩︎
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