はじめに
ついつい注目チームのフライヤーズやクラーケン、そしてコヨーテズの試合経過に目を奪われがちな昨今ですが、NHL公式HPは各チームの様々な話題を取り上げていて、毎日見てても、何らかの新発見があります。
以前のレトロ・ジャージの記事にしても、米国四大スポーツの中で厳格なイメージを持つNHLにしては、ユニークかつ斬新な企画だと思います。ただ、あのジャージの順位には納得していませんが…。
さて、今回は、開幕から調子の上がらないバンクーバー・カナックスについて取り上げましょう。といっても、試合の内容ではなく、チームのプロモ・ビデオについて。
映画『スパイダーマン』に出演していたコービー・スマルダーズの起用にまず驚かされましたが、わずか3分足らずとはいえ、さすが映画文化を大切にする北米らしい豪華で、作品への愛情を感じさせる造りになっています。
こういうの日本でも作って、映画館で流せばいいのにゃあ…。
引用元:「Smulders stars in Canucks’ spy movie-themed hype video」。
コービー・スマルダーズとは?
バンクーバー・カナックスの今シーズンは「映画」のようです。そして、それを証明する「予告編」があります。
バンクーバー出身の女優、コービー・スマルダーズ(カナックスの大ファンで有名)は、映画「アベンジャーズ」やテレビ番組でマリア・ヒル捜査官役を数多く演じており、そのスーパースパイぶりを、カナックス2022-23NHLシーズンの(誇大?)プロモ・ビデオでも発揮しています。
スマルダーズのWikiはこちら。
トム・クルーズも「完璧」と絶賛!コビー・スマルダーズは骨折してても出演熱望
最近、スポーツ観戦ばかりで、映画を観てないにゃあ…。
「映画の予告編」を見よう!
2分35秒の「予告編」は「カナックス:パワーライジング」と題され、アクション映画をテーマにして撮影されています。また、「パート1」とも表記されています。
スマルダースはチームの責任者であるエージェントを演じ、未知のミッションについてチームに説明し、彼らを送り出します。
そこで、いくつかのマーベル映画へのオマージュと、いくつかの『ミッション:インポッシブル』へのオマージュを織り交ぜながら、彼らは「ミッション:インポッシブル」をこなします。そしてジェームズ・ボンドも少し登場します。
※上記引用元の英文タイトルをクリックしていただくと、「予告編」が見られるページに飛びます。ページに公式Twitterが貼り付けてあって、そこに「予告編」がありますので、あとはプレイ・ボタンを押すだけ!
氷上で映画のようなアクションと、選手たちの迫真のアクションシーンが交互にフラッシュ映像で流されます。
このカナックスの予告編がどれだけかっこいいかを見てから、私たちは今すぐ第2部のチケットを予約したいと思っています。
見た感想
マーベル映画はあまり見ていないので、どこにオマージュがあるのかよく分からなかったのですが(^^;、全体的に『ミッション:インポッシブル』に近いノリだと思います。で、全然チャチな作りじゃなくて、かなり本格的!
カナックスの選手達も多数出演していますが、ガタイがイイから、いろんなファッションが似合い過ぎ!これカナックスのことを知らずに見た人は、本当に「映画の予告編」と間違うかもしれません。
しかも、続編まで用意されているみたいですから、カナックスのチーム全体でノリノリと言っていいのか、悪ノリと言っていいのか…。
続編にもスマルダーズは出演するのでしょうか、できるなら彼女以外のバンクーバー出身の俳優さんや、NHLファンだったり、自分もアイスホッケーをやっていた(あるいは、今もやっている)俳優さんの登場があったらいいな、と淡い希望を抱いています。
ところで、映像の中でカナックスと試合をしているのはボストン・ブルーインズ、チラッと映る後ろ姿の男がしていたタトゥーは、バッファロー・セイバーズのエンブレムでした。
セイバーズとカナックスの関係についてはよく分かりませんが、一方のブルーインズは、2011年にカナックスとスタンレーカップ・ファイナルを戦い、カップを勝ち取っています。そのことが、カナックスのフロントの頭に有ったのでしょう。
ブルーインズに必ず勝ってやる!という気持ちの表れだにゃ!
まとめ
カナックスは現在ウェスタン・カンファレンスでダントツ最下位、まだ今季初勝利も挙げていません。スマルダーズもさぞヤキモキしていることでしょう。まだ6試合を消化したばかりで、全然これからなんですけどね。
連敗仲間だったシャークスも初勝利を挙げてから、少しずつ持ち直して来ているので、カナックスもまずはアグレッシブに試合をして初勝利を掴めば、ガラッと変わるかもしれません。何たって「パワーライジング」ですから!
カナックスの次の相手はハリケーンズ。
現在8位とはいえ、混戦のイースタンでは全く問題ない位置。
カナックスの厳しい戦いは続く…。
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!