はじめに
NHL各チーム、消化試合数も二桁になり、連勝チームの連勝数・連敗チームの連敗数も「うわ〜、そんなに勝つんだ〜(負けるかや〜)」って数になってきました。
でも、下部リーグから呼び戻された若手選手や、ラインの配置転換や戦術変更によって覚醒する選手のおかげで、ガラッとチームが様変わりし、あっという間に上位進出するのが、NHLの面白さです。
さて、今回は「まだ消化試合数も少なく、プレイ・データも少ないが、スーパースター的活躍している選手(長い!)」についての記事です。昨シーズンまで評価の高くない選手が突如覚醒した例もあれば、新監督の起用法がぴたりとハマった選手…。
どの選手にもそれなりにドラマがあるようですよ。
記事で、今後も活躍が続くかどうか
予想しているのも面白いにゃ。
引用元:ESPN.com「NHL small-sample superstars: Predictions on who keeps it up」。
「サンプル・データ数が少ない」スーパースターとは?
NHLのディベートに関して、「サンプル・データ数の少ない」ことが最も信頼できる反論となります。
もし爆発的なスタートを切ったチームがあるとしたら、スタンレーカップの予想外の優勝候補になる兆候を示していると言えるだろうか、「サンプル・データ数が少ない」。
(シーズン前の)「誇大広告」を実現できていないチームがあるとしたら?まだ「サンプル・データ数が少ない」。
同じことがプレイヤーにも当てはまります。どのチームにも、シーズンのわずかな期間で印象的な数字を残した選手がいます。問題は、彼らのゲームを支配する力が最終的に衰えていくのか、それとも、これらのスタートがこれから起こることのほんの一瞬を捉えたモノなのかである。
ここでは、相手を封じ込めるゴールテンダーから、試合ごとにポイントを稼ぐスケーターまで、NHL全32チームの「サンプル・データ数が少ない」スーパースターを紹介します。
※この記事ではさすがに32名の選手紹介は大変なので、ブログ運営者お気に入り3チームと、4デイヴィジョンで首位を行くチームに限定させていただきます。
ブログ運営者お気に入り3チーム
フィラデルフィア・フライヤーズ:カーター・ハート(ゴールテンダー、24歳)
今シーズンの典型的な「スモールサンプル・スーパースター」。最初の8試合で、ハートは6勝0敗2分、セーブ率.946、平均1.97ゴールでキャリアを好転させました。
予想以上にセーブされたゴール数、即ち「Goals Saved Above Expected」(15.9)と、他の選手と比較して、そのプレーヤーがどれほど勝利に貢献するプレーをしたか、即ち「wins above replacement」(2.66)の各部門で、NHLランキングをリードしています。嬉しい復調です。
それは続くでしょうか?
元ESPNのアナリストで、気難しい性格のトルトレラは、オフ・シーズンに彼のディフェンス・スタイルをフィリーに持ち込みました。ハートの好調なスタートは、ジョン・トルトレラ効果によるものなのでしょうか。おそらくそれほどではないだろう。
フライヤーズは、1試合当たりのシュート数がリーグで3番目に多い数字となっています。11試合で、5人対5人・60分あたりの予想失点は3.27、実際の失点は平均2.16であり、ハートがいかに優れていたかが分かります。
他の選手によるシステムがゴールテンダーの好プレーに追いつくのか、それとも眼前での味方のプレーに関係なく、ハートが独りもがき苦しんで味方を妨害していくか、のどちらかだ。
うーん、褒められてるのか貶されてるのか、
イマイチわからないにゃ…。
アリゾナ・コヨーテズ:シェイン・ゴスティスビヒア(ディフェンス、29歳)
コヨーテズのホーム開幕戦を前にしたゴスティスビヒアは、アリゾナでの第2戦を「キャリア復活のチャンス」と見て、パックを動かすディフェンスマンとしての自信を取り戻したと語りました。29歳のディフェンスマンは11試合で10ポイントを獲得しています。
それは続くでしょうか?
はい、理由は2つあります。第一はアンドレ・トゥーリニー監督(48歳)で、ゴスティスビヒアに対して誠実であり続け、成功を後押ししてくれるだろう。
監督がわずか3試合で一旦自分をリンクから遠ざけたのは、自分のゲーム運びが適切であると確認するためだったと、ゴスティスビヒアは語りました。
第二に、ゴスティスビヒアは来年の夏にフリーエージェントになるため、今、テンピを含むどこか他チームとの契約を求めてプレーしているわけであり、これが常にモチベーションの要因となっています。
シアトル・クラーケン:マティ・ベニアーズ(センター、20歳)
クラーケンは、ゴールテンディングが「まあ、別に…どうでもいいよ」レベルのままでも、私たちが期待したようなシーズンを送っています。ベニアーズの登場が大きな理由です。ルーキーは13試合で5ゴールを含む9ポイントを獲得しています。
それは続くでしょうか?
ベニアーズがNHL新人王としてカルダートロフィーを獲得すると予測したのは、シアトルのウィンガー達が、彼に十分な攻撃力を与えると思われるからだ。
ジェイデン・シュワルツ(センター、30歳)とジョーダン・エバール(右ウィング、32歳)、アンドレ・ブラコフスキー(左ウィング、27歳)とジャレッド・マッキャン(左ウィング、26歳)、あるいはその組み合わせが何であれ、ベニアーズはポイントを獲得するだろう。
必要なのは、フェイスオフ・サークルから5人対5人のプレーまで、徐々に守備を改善することです。
ベニアーズは、開幕前から「大活躍する!」って言われてたから、
あんまり不思議はないかにゃ。
ディヴィジョン首位4チーム編
ウィニペグ・ジェッツ(セントラル):ジョシュ・モリッシー(ディフェンス、27歳)
モリッシーは昨シーズン79試合で37ポイントを記録し、キャリアハイを更新するまで、何年もブレイク寸前の状態でした。今シーズンは11試合で11ポイントを獲得し、そのうち10アシストを記録しています。
それは続くでしょうか?
はい。(医師免許はないが、監督就任以来、このロースターの手術に手を染めてきた)リック・ボウネス医師の診断の中には、ジェッツのディフェンス陣がより攻撃的なプレーをしなければならないというものがありました。
モリッシーが平均した強さで力を出せているのは、この戦術変更の直接的な恩恵を受けているからです。ウィニペグの前線の得点能力を考えれば、モリッシーが(悪い方に)変わると信じる理由はありません。
ベガス・ゴールデンナイツ(パシフィック):ローガン・トンプソン(ゴールテンダー、25歳)
シーズンに入って、ゴールデンナイツは、負傷した先発のロビン・レーナー(ゴールテンダー、31歳)の代わりを、チーム内で補充できると考えていました。サラリーキャップの制約上、そうせざるを得なかったのですが、トンプソンの可能性も信じていました。
これまでのところ、彼はチームの信用に報い、セーブ率.934、平均2.01ゴール、予想以上にセーブされたゴール数、即ち「Goals Saved Above Expected」5.4ゴールを記録しています。
それは続くでしょうか?
そう、理由は2つ。ブルースとキャシディです(←意味不明)。ゴールデンナイツの新監督の采配により、ゴールテンディングの前で、チームは強力なディフェンス(13試合で1試合あたり2.08ゴール、NHLで最高)をしています。ナイツは、5人対5人で60分あたりの予想ゴール数が5位です。
このディフェンスが持ちこたえている限り、今シーズン、トンプソンがカルダー・トロフィー(シーズン最優秀新人選手)とジェニングス・トロフィー(最も失点の少ないチームで25試合以上プレーしたゴールキーパーに贈られる賞)に挑戦する可能性があります。
今季のベガスは強い!強すぎる!
穴がないチームに仕上がってるにゃ!
ボストン・ブルーインズ(アトランティック):ハンプス・リンドホルム(ディフェンス、28歳)
ブルーインズのジム・モンゴメリー監督はリンドホルムのプレースタイルを気に入っていますが、「リンドホルムのような特別な選手がいると、チーム構造から外れたことをするだろうが、だからこそ特別なのだ」と認めています。
言い換えれば、ボストンのディフェンスマンは、攻撃的なプレーをする許可を得ており、今シーズンの13試合で13ポイントを獲得しています。
それは続くでしょうか?
リンドホルムはNHLでの2シーズン目(2014-15)以降、60分あたり平均1アシスト以上を記録していません。今シーズン、13試合で平均1.7アシストを記録しています。彼はキャリアの中で、60分あたり平均2ポイントを超えていません。彼は現在平均2.5ポイントを取っています。
しかし、リンドホルムにはいくつかのマイナス要因があり、チャーリー・マカヴォイ(ディフェンス、24歳)がラインナップに戻った時、トップのパワープレイ・ユニットで彼からポジションを奪うかもしれないと仮定しています。
ニュージャージー・デビルズ(メトロポリタン):ニコ・ヒッシャー(センター、23歳)
デビルズには、「サンプル数の少ないスーパースター」タグを付けた複数の候補者がいます。
イェスパー・ブラット(左ウィング、24歳)には申し訳ありませんが、11試合で12ポイントをあげ、すでにセルケ・トロフィー(ベスト・ディフェンシブ・フォワード賞)獲得の話題を呼ぶくらいのディフェンスをし、さらにフェイスオフ勝率60%等のデータに支えられた、ラインメイトのヒッシャーを我々は推しています。
それは続くでしょうか?
それはジャック・ヒューズ(センター、21歳)のために続くのだろうか?それはドギー・ハミルトンのために続くのか?
これらの質問は本質的に今回のヒッシャーへのものと同じで、すべてにおいて彼の健康状態が鍵を握っているからです。デビルスのキャプテンは昨シーズン70試合に出場しましたが、これはルーキーだった2017-18シーズン、82試合すべてに出場して以来の最多出場数でした。※ヒッシャーの弱点は乏しいフル出場経験、つまりスタミナ不足?
特にブラットの脇を固めるなど、ヒッシャーが活躍すればするほど、その存在感は増していくでしょう。※ヒッシャーは自分を目立たせるより、周囲を活かすプレーを得意とする、という意味か。
若き司令塔・ヒッシャーは
今季、大ブレイクすると思うにゃ。
まとめ
NBAもそうなんですが、選手の個人データ欄を見ると、「これ、どういう意味なんだろ?」と思う項目がたくさんあって、少し理解しにくかったです。例えば「Goals Saved Above Expected」なんかは、何となく分かるような感じもするのですが、少ない言葉で簡単に表すのが難しかったです。
この辺は、今後、勉強していきますので、お許しください。
シーズンが進むにつれて、ここで名前の出た選手がどうなっていくのか。それを考えながら見るのも、また一興ですね。20代前半の若手選手は伸び盛りなんで、もっと活躍すると思いますが、20代後半の中堅選手達はライバルも多いでしょうし、ペースを維持していくのは至難の業だと思います。
果たしてどうなる⁉︎
ここまで読んでくれて、
サンキュー、じゃあね!