はじめに
記事タイトルを見て、「また若手選手発掘ですか…」と言わないでくださいね^^;。今シーズンより、NHL.TV導入で本格的に見始めた自分としては、今後長くリーグ戦を楽しんでいくためには、やはり伸びしろの多い若手選手に目が行ってしまうのです。
オベチキン・クラスのレジェンドによる熟練した技を見るのも、これまた一興なのですけどね。
毎週、ESPN.comで発表されている全32チームのパワー・ランキング、今回はランキングの他に、期待の若手選手(25歳以下)をピックアップしたコメントが付されています。トップラインでバリバリやっている選手の名もあれば、「え、こんな選手いたんだ」って発見も。
あまのじゃくな私のこと、24位にランキングされている我らがフライヤーズから、最下位32位のチームまでチョイスさせていただきました。下位と侮るなかれ、逸材が揃っていますよ!
シーズンも終盤に差し掛かり、ランキングの変動は少ないにゃ。
今週、負けの混んでいるフライヤーズは一気に順位を落としそう…。
引用元:ESPN.com「NHL Power Rankings: 1-32 poll, young talent for each team」。
パワー・ランキングとは
トレード期限が1週間後に迫っており、若手選手の中にはより目立つ役割を担う選手や、ベテラン選手を獲得するためのトレード要員になる選手も出始めています。
今週のパワーランキングでは、NHL各クラブの才能ある若い人材を詳しく見ていきます。これには、NHLの登録選手名簿に記載されている25歳以下の選手が含まれていますが、マイナー、NCAA、ジュニア、または海外リーグの有望選手は含まれていないことに注意してください。
ランク付けの方法:ESPNのホッケー解説者、アナリスト、記者、編集者からなるパネリストが、試合結果、負傷者、今後のスケジュールを考慮しながら、チームを互いに評価し、それらの結果を集計して、ここで紹介するリストを作成します。
注:各チームの過去のランキングは、2月17日に発行された最新版を参照しています。ポイントのパーセンテージは木曜日の試合までのものです。
32〜30位のチームはここだ!
32.アナハイム・ダックス
前回ランキング:32
ポイント率:36.44%
次の7日間:@CAR(2月25日)、vs.CHI(2月27日)、vs.WSH(3月1日)
※ @=アウェイ・ゲーム、vs.=ホーム・ゲーム。
アナハイムにとって、未来がすべてです。その若者たちの活躍が本格化するのも納得がいきます。トレバー・ゼグラス(センター、21)とトロイ・テリー(右ウィング、25)の素晴らしいホッケー・スタイル、メイソン・マクタビッシュ(センター、20)の安定した貢献、
※ポジションの後に記載されている数字は、年齢。
そしてマックス・コントワ(左ウィング、24)、マックス・ジョーンズ(左ウィング、24)、アイザック・ルンドストローム(センター、23)の深みあるサポートのできる選手が主役となっており、ダックスには羨ましいほど多くのライザー(上昇気流に乗った選手達)が揃っているのです。
※トロイ・テリーの実質上決勝点となった、チーム3点目。
31.コロンバス・ブルージャケッツ
前回ランキング:30
ポイント率:35.34%
次の7日間:vs.EDM(2月25日)、@MIN(2月26日)、@BUF(2月28日)
コロンバスの怪我による不運は、その若いコアになるべき選手をより際立たせています。コール・シリンガー(センター、20)とケント・ジョンソン(センター、20)が前線で重要な役割を果たし、キリル・マルチェンコ(左ウィング、22)は貴重な得点源であることが証明され、
アダム・ボクヴィスト(ディフェンス、22)はザック・ウェレンスキ不在の中でブルーライン上で成長を遂げました。パトリック・レイン(右ウィング、24)もコロンバスの25歳以下のユニットでリーダーとして活躍しており、これらの才能はまだまだあるのです。
※ここは「リーダー」こと、パトリック・レインの得点シーンを(第2ピリオド、チーム4点目)。チームも点の取り合いを制した!
30.シカゴ・ブラックホークス
前回ランキング:31
ポイント率:39.47%
次の7日間:@SJ(2月25日)、@ANA(2月27日)、@ARI(2月28日)、vs.DAL(3月2日)
シカゴは依然としてベテラン中心のチームで、春には特定の17歳(コナー・ベダードという名前)の獲得を目指しています。今シーズン、ブラックホークスの25歳以下の選手で、最も周囲に衝撃を与えたのは、フィリップ・クラシェフ(センター、22)とテイラー・ラディシュ(右ウィング、24)でした。
コール・ガットマン(センター、23)は先週、NHL初ゴールを決め、さらなるチャンスを掴む可能性を秘めています。
※コール・ガットマンの、第1ピリオド、1−1の同点に追いつくゴールを(今季2点目)。
29位〜25位のチームはここだ!
29.アリゾナ・コヨーテズ
前回ランキング:29
ポイント率:42.24%
次の7日間:vs.NSH(2月26日)、vs.CHI(2月28日)、@DAL(3月1日)
アリゾナは、若手有望株で構成される印象的な集団です。クレイトン・ケラー(右ウィング、24)がクラブ得点力をリードし、マティアス・マッチェリ(左ウィング、22)とバレット・ヘイトン(センター、22)が攻撃的なパフォーマンスを発揮し、JJ・モーザー(ディフェンス、22)がブルーラインからキックインしています。
また、19歳のディラン・ギュンター(右ウィング)も、「コヨーテズの未来」として見守りたい存在の一人です。
ケラーとモーザーはもう若手の有望株じゃない、
完全な主力だにゃ!ケラーいなかったら、攻撃が形にならん!
※バレット・ヘイトンの延長戦を制する決勝ゴールを!
28.サンノゼ・シャークス
前回ランキング:28
ポイント率:39.83%
次の7日間:vs.CHI(2月25日)、vs.MTL(2月28日)、vs.STL(3月2日)
サンノゼは若手の「注入」を必要としています。マリオ・フェラーロ(ディフェンス、24)を除けば、シャークスは、今シーズン、25歳以下の選手にほとんど頼っていません。サンノゼにとって、幸運なことに、この時期は「急成長する脅威の基盤」をより強固なものにする絶好の機会なのです。
※シャークス守備陣が、好調クラーケンを完封!
27.モントリオール・カナディアンズ
前回ランキング:26
ポイント率:45.61%
次の7日間:@PHI(2月24日)、vs.OTT(2月25日)、@SJ(2月28日)、@LA(3月2日)
モントリオールは、若手選手のプールが最も深い最有力候補です。リストを確認しましょう:2022-2023年の全体1位であるジュラジ・スラフコフスキー(左ウィング、18)をはじめ、カイデン・グーレ(ディフェンス、21)、アーバー・ジェカイ(ディフェンス、22)、コール・コーフィールド(右ウィング、22)、カービー・ダッチ(センター、22)、
ニック・スズキ(センター、23)、ケイデン・プリモー(ゴールテンダー、23)など。このような選手たち—そしてそれ以上の選手たち—の登場で、カナディアンズが将来的に強豪となる可能性があることに異論はないだろう。
ここに名前の挙がっている選手のほとんどが、
故障離脱中なのだにゃ…。
それでもどうにかこうにか戦えているカナディアンズは、
やっぱ地力があるんだにゃ。
※第2ピリオド、ニック・スズキのほぼ勝利を決定づける3点目!
26.バンクーバー・カナックス
前回ランキング:27
ポイント率:43.97%
次の7日間:vs.BOS(2月25日)、@DAL(2月27日)、vs.MIN(3月2日)
バンクーバーのクイン・ヒューズ(ディフェンス、23)とエリアス・ペターソン(センター、24)のワンツーパンチは、カナックスの25歳以下の選手たちの活躍を最もよく表しています。
ジャック・スタドニカ(センター、23)とニルス・アマン(センター、22)は、NHLに何度も招集されることで履歴書を作り続けており、ニルス・ホグランダー(左ウィング、22)も浮き沈みを繰り返しています。
※ジャック・スタドニカ=昨年10月、ボストン・ブルーインズからトレードで新加入。移籍前までは下部リーグのAHLとNHLの間を行ったり来たりしている状態だったが、カナックス移籍後はNHLに定着しつつある。
※ニルス・アマン=コロラド・アバランチから2020 NHLエントリードラフトの6巡目、全体で167番目指名。下部組織のスウェーデンのクラブ・チームであるレクサンズIFでプレイ、フリーエージェントとなったため、今季からエントリー・レベル契約でカナックスに新加入。
※ニルス・ホグランダー=2019 NHLエントリードラフトの2巡目、全体40位で、カナックスから指名。ローン移籍で母国スウェーデンのクラブ・チームであるレーグルBKでプレイ。一昨シーズンあたりからNHLに定着しつつあるが、現在負傷離脱中。
カナックスのメンバーはシーズンを通して変動しているので、これらの将来有望株の何人かが、クラブの次の章にどのようにうまく適合するかを見ることになるでしょう。
※オーバータイム、エリアス・ペターソンの決勝点!
25.オタワ・セネターズ
前回ランキング:23
ポイント率:51.79%
次の7日間:@CAR(2月24日)、@MTL(2月25日)、vs.DET(2月27日)、vs.DET(2月28日)、@NYR(3月2日)
オタワは、賢く内部からロスターを成長させています。ジェイク・サンダーソン(ディフェンス、20)、ティム・スタッツル(左ウィング、21)、ジョシュ・ノリス(センター、23)、ブレイディ・トカチュク(左ウィング、23)らは、まだ潜在能力の表面しか見せていない、(今後の)セネターズにとって欠かせない駒なのです。
同じく今シーズンも好調な数字を残しているドレイク・バサーソン(右ウィング、24)。彼らは皆、オタワを新たなプレーオフ候補とすることに役立つかもしれません。
※第3ピリオド、ドレイク・バサーソン、今シーズン18ゴール目でカナディアンズを突き放す!
24位に…、我らがフライヤーズだ!
24.フィラデルフィア・フライヤーズ
前回ランキング:24
ポイント率:47.46%
次の7日間:vs.MTL(2月24日)、@NJ(2月25日)、vs.ニューヨーク(3月1日)
フライヤーズには、すでに刺激的な名前が並んでいます。ゴールテンダーのカーター・ハート(24)はもちろん、シーズンを通してフィラデルフィアの屋台骨を支えてきたと言えます。
一方、オーウェン・ティペット(右ウィング、23)は過去最高のホッケーをしており、モーガン・フロスト(センター、23)は活躍し始め、カム・ヨーク(ディフェンス、22)はゲーム内容によってより強く見えるようになりました。
フィラデルフィアにとって今後のことが全てであり、彼らの才能ある選手達–加えて周りの人達は–彼らがまだ上昇中であるから–何年にも渡り満足する可能性があります。
※1点をめぐる攻防!カーター・ハートがフライヤーズの守備を支え、シュート・アウトで見せてくれた!
まとめ
このランキングでも、リーグ戦でも下位に甘んじているチームばかりなのに、シャークス以外はべた褒めなのですが…^^;。今シーズンのシャークスって、マジで守備崩壊してて、見るも無残な試合が多すぎます。
ん?最近のフライヤーズもそうだろ!って声が聞こえますねぇ(;´Д`)。
そのシャークス、2月26日、デビルズとの間で大型トレードを成立させました。今シーズン終了後のドラフト1巡目指名権、そして左ウィングの即戦力ファビアン・ゼッターランド(23歳)を手に入れたシャークス。このパワー・ランキングでの指摘が薬になったのでしょうか。
何気にロシア人ディフェンダーの有望株、シャキール・ムハマドゥーリン(21歳)も獲得していて、抜け目ないなというか、フロントも少し本気になったかな、という感じ。来季、この辺の若手選手がどう成長しているか、楽しみではあります。
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!