NHLワシントンのオベチキン、不調から脱して5試合連続ゴール!

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はじめに 

 北米4大スポーツの内、MLBにあまり興味わかないのですが^^;、大谷選手の活躍くらいは知っています。年齢的に考えても、まだまだ周囲を仰天させる偉業を、彼は成し遂げそうな雰囲気いっぱいです。日本人選手がメジャーでホームラン王だなんて、昔は夢のまた夢だったのに…。 

 さて、NHLにも大記録を目指す38歳のベテラン選手がいます。ワシントン・キャピタルズの絶対的フォワードであり、キャプテンでもあるアレックス・オベチキンがその人で、通算ゴール数の歴代1位を目指し、日々奮闘を繰り広げているのです。 

 しかし、今シーズンはどうも波に乗れていません。年齢的なものも当然あるのですが、新監督就任、同僚の移籍、そしてキャプテンとしての重責等が、自由に彼を動かしてくれないようです。ここに来て、明るい兆しが見えてきているようですが…。 

讃岐猫
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引用元:NHL.com「Ovechkin heating up with goals in 5 straight after slow start

キャプテンに復活の兆し

 アレックス・オベチキンには、結局、もう少し目標が残っているのかもしれません。

 オベチキンは、2024年のNHLオールスター・ウィークエンド中断前にはあまりうまくいきませんでしたが、ワシントン・キャピタルズのキャプテンは再び得点し始めています。

 2月11日・日曜日、バンクーバー・カナックスとの延長戦にて3-2で敗れたものの、連続ゴールを5試合に伸ばしています

 そしてそれは、昨シーズン、2014年以降初めてスタンレーカップ・プレーオフ進出を逃し、プレーオフ出場権獲得戦線への復帰を目指しながら、常に僅差の戦いを強いられているキャピタルズにとって、とても良いことです。

 「我々は彼を必要としているので、これ(連続ゴール)は前向きな一歩だ」とキャピタルズのスペンサー・カーベリー監督は言いました。

 「我々がゴールを量産していく上で、よく知られていることだろ。彼が調子を上げてきたこと、そしてゴールを決めた状況にしても、勝利に結びつくものばかりじゃないことは承知しているけど、ゴールしてくれるのはポジティブなことさ。

 ゴールが入って、そして少しずつ調子を上げていくたびに、彼が自信を深めていくのを感じることができるんだ」。

得点できない苦渋の日々から抜け出せたのは…

 NHL史上2位の835ゴールを記録した選手が、ネットにパックを突き刺す能力に自信を失うと考えるのは奇妙ですが、オベチキンが今シーズン開幕からの43試合でわずか8ゴールしか決められなかったとき、そのように見えました。

 38歳の彼にとって、11月22日から12月20日までの14試合ノーゴールは、NHLキャリア19シーズンで最長となり、それと2024年1月3日から24日までの8試合のノーゴール(1月13日から16日まで、下半身の怪我のため3試合欠場)を耐え忍んでいたのです。

 しかし、1月27日のダラス・スターズ戦、延長戦の末に5-4で敗れた試合の最後の2分間、1ゴール1アシストを記録したオベチキンは、ポジティブな気持ちでオールスター休みに入りました。

 そして、妻のナスタシアと2人の息子と一緒にドバイで休暇を楽しんだ後、彼は新たな自信を持って休憩から戻ってきたのです。

 「うん、パックが入るのはいいことだと思うよ」とオベチキンは言いました。

 オベチキンの運命が変わったと思われる最新の兆候は、日曜日の第2ピリオド7分37秒、キャピタルズに2-1のリードをもたらした彼のゴールでした。

 左サークルでディラン・ストロームからドロップパス(タイミングをずらしたり等、相手選手を欺くようなパス)を受けたオベチキンは、T.J.オシエにパスすると見せかけて、ゴールを狙おうとしました。

 パックはカナックスのフォワード、ニルス・アマンの右スケートに当たって跳ね返り、カナックスのゴールキーパー、サッチャー・デムコをすり抜けていきました。

 オベチキンは、今シーズン序盤、そのような形で相手ゴールを割ることはなかったのです。

 「パックが(アマンの)スケート靴に当たるか、そのまま中に入るか、バックドア(パックがある位置と逆側。 パスを撃つと見せかけてゴール前を横切るパスを出し、バックドアからシュートを撃たれると、ゴールテンダーは嫌がる)で打っていたか、どれかだ」とオシエは言いました。

 「いずれにせよ、ゴールはゴールさ。でも、大男が転がっているのを見るのは面白いよね。彼(オベチキン)を止めるのが難しいってことがはっきりしただろ」。

バンクーバーvs.ワシントン、ハイライト映像です!
讃岐猫
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オヴィを甘く見ちゃいけないよ

 このゴールにより、オベチキンはウェイン・グレツキーのNHL記録である894にあと59と迫っています。今シーズンはまだ13ゴールであり、彼の苦闘ぶりを見て、グレツキーの記録を追いかけるだけの力が残っているのかどうか疑問視する声もありました。

 しかし、対戦相手たちは、オベチキンについて、簡単に考えないほうがいいことを知っています。

 2016年と2017年のピッツバーグ・ペンギンズ、2018年のコロンバス・ブルージャケッツとのプレーオフでオベチキンと激闘を繰り広げたカナックスのディフェンスマン、イアン・コールは「聞いてくれ、彼はNHL史上最高のゴールスコアリングにおける金字塔だ」と語りました。

 「ウェイン・グレツキー、確かに彼は偉大な人さ。最高だよ。しかし、オヴィ(オベチキンの愛称)がプレーした期間に成し遂げたことは、絶対、注目に値する。それをどれだけ尊敬しているかなんて、十分に言い尽くせないよ。

 特に毎年、長いプレーオフ・シリーズで彼と対戦した経験のある人たちは、多くの尊敬の念を抱いているよ」。

 「そして、このリーグにおいて、複数の意味で、確実にゴールを決めるという意味で、力を発揮し続ける彼の能力は素晴らしい。彼の一流選手としての生命の長さ、それは信じられないほどさ」。

今の好調さなら強豪にも勝てる!

 2月13日・火曜日(東部時間午後7時) 、キャピタルズのホームで行われるコロラド・アバランチ戦で、オベチキンは自分の役割を継続する必要があります。

 ワシントン(23勝20敗8延長負け)は31試合を残し、イースタン・カンファレンスからプレーオフ進出できるワイルドカード2位にいるデトロイト・レッドウィングスを6ポイント差で追っています。ワシントンは、1試合平均2.37ゴールを記録してNHL30位です。

 今シーズン序盤、オベチキンは得点を奪えなかったことが一因となりましたが、彼の最近の復活はチームに希望を提供しています。5試合連続ゴールに加え、6試合連続ポイント(5ゴール、3アシスト)、直近15試合で16ポイント(7ゴール、9アシスト)を記録しています。

 「彼がパックを本当にうまく撃っているのは、間違いないよ」とオシエは言いました。

 「彼は本当に小さなことをたくさんやっていて、ディフェンス面で我々を助けてくれていると思うし、それが彼のオフェンスやオッドマン・ラッシュ(相手チームよりも人数の多い状態で、アタッキング・ゾーンに入ること)につながっている。

 彼はディフェンス・ゾーンに戻ってきて、良いエリアにポジショニングしてる。5人全員がそれをやっていると、チームを成功に導くことができるはずさ」。

 この週末、キャピタルズ待望の「弾み」がもたらされました。彼らは6連敗(0-5-1)していましたが、2月10日・土曜日、勝ち点73ポイントでNHL2位のボストン・ブルーインズに3-0で勝利しています。

 そして、日曜日、延長戦残り4.8秒、J.T.ミラーがターンオーバーを生かして勝ち越しゴールを決めるまで、76ポイントでNHLトップに立つカナックス(35勝12敗6延長負け)と65分近く対決しました。

 「あれは本当に戦いと言うべきものだった」とオベチキンは言っています。「いい試合だったけど、僕らは堅実なプレーをしたと思うし、残念ながら勝ち点を失ったけど、良いことがたくさんあったよ」。

讃岐猫
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来シーズン以降も頑張ってもらわなきゃ!

 キャピタルズは、3月8日の2024年NHLトレード・デッドラインまでに難しい決断を下す必要があるかもしれませんが、その前に、(プレーオフ進出をめぐる)レースに復帰するためにやるべきことがまだたくさんあります。

 来シーズン以降のさらなる成功に向けて、期限付きで選手を売却するとしても、オベチキンがまだチームの成功の一翼を担えることを証明しています。

 そして、グレツキーの記録はまだ安全ではありません。

 「彼(オベチキン)は今、ホットだ」とキャピタルズのゴールキーパー、ダーシー・クンパーは言いました。

 「もちろん、彼がゴールを決めていることは分かっているし、連続ゴール記録を刻んでいることも我々にとって本当に助けになる。我々は皆、それを見ることができてうれしいんだよ」。

まとめ

 とかく大記録を目指す選手がチーム内にいると、他の選手だけでなく、監督やスタッフまで気を使っちゃって、チームのバランスが崩れやすいものです。今シーズン前半のワシントンはモロにそうなってしまっていて、かなり危機的な感触を持って見ていました。

 オベチキンは昔からあまり守備の得意な選手でなかったし、それを補ってあまりある攻撃力でチームに貢献してきた選手。しかし、キャプテンとなり、ここ数シーズン、彼のチームプレーへの意識がだいぶ変わってきたように思います。

 グレツキーの大記録更新を目指しながら、チームを勝たせ続ける難行に挑むには、オベチキン一人だと相当の苦労を要します。チームもそれを重視しているものの、3月までの移籍市場で、彼を助ける「新たな相棒」探しを本気で進めていく必要があるようです。

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