NHLメイプルリーフス、ジェッツはカップ戦進出?パストルナックの契約は?

NHLチーム紹介

はじめに 

  一つとはいえ、日本の地上波でNFLの情報番組はあります。さらにドラフト前には対象選手の、シーズン開幕前にも選手名鑑が出版されます。一方、NHLは…、もう言わずもがなでしょう。BSあたりで月イチでもいいから番組をやってほしいな、と心の底から思っています。エキサイティングな試合内容は、きっと日本人にもウケるでしょう。 

 NHLでは、ファンの心を離さない工夫がいくつかなされています。その一つが、公式HPで行っているチームや選手への疑問に答えるコーナーです。TwitterをやってるユーザーからのDMに答える形式で、結構際どいというか、答えづらいような質問にも、普通に回答してくれますよ。 

讃岐猫
讃岐猫

アイスホッケー経験者の有名芸能人がいたら、

一気に番組できるように思うんだけどにゃ。

引用元:NHL.com「Mailbag: Stanley Cup window open for Maple Leafs, Jets; Pastrnak contract」。 

スタンレーカップをかかげるのに最も近いカナダのチームはどこか? 

 メープルリーフスは毎年低迷し、カナディアンズはファイナルに進出し、オイラーズはプレーオフで苦戦するのを見てきました。 

 7チーム全てを一番近いチームから一番遠いチームまでランク付けできますか? 

輝く第一位は… 

1.トロント・メープルリーフス:カップへの窓は開いていて、まさに今です。メープルリーフスは最初のラウンドで勝つという困難を乗り越えなければなりません。もしそうなら、気をつけねばなりません。 

 第2ラウンドで勝利するというの壁を乗り越えなければならなかった、コロラド・アバランチのようなものかもしれません。彼らは昨シーズンにそれを実行し、スタンレーカップで優勝しました。トロントが同じことをしても驚かないでしょう。 

2〜3位は… 

2.ウィニペグ・ジェッツ:窓が開けてあるもう一つのチームです。フォワードのブレイク・ウィーラー(右ウィング、36歳)とマーク・シャイフェレ(センター、29歳)、そしてゴールキーパーのコナー・ヘレブイック(29歳)が来シーズンまでしか契約していないため、将来のチームの中核は不透明なままです。 

 しかし、ジェッツは堅実なチームであり、前線と後方共に強く、ヘレブイックのゴールテンディングがあり、この春に彼らは大きく栄光へ前進むことでしょう。 

3.エドモントン・オイラーズ:ゴールテンディングとディフェンスが持ちこたえる必要がありますが、昨シーズン、オイラーズはスタンレーカップのプレーオフで勝てることを示しました。 

 コナー・マクデイヴィッド(センター、26歳)とレオン・ドライザイトル(センター、27歳)はチームに必要なすべてを与えますが、彼らも助けを必要としています。コナーとレオンのショーだけじゃだめです。 

 安定したゴールテンディングと、得点力があり、他のチームのトップ・ラインを攻略できるサード・ラインを示せば、ファンにスタンレーカップを獲得できるチームをお見せできるでしょう。3月3日、2023年NHLトレード・デッドラインまでに追加の補強が行われることを期待しています。 

4〜6位は… 

4.カルガリー・フレームス:トップ6に入るフォワードがもう一人必要ですが、フレームスは堅実な選手、ポイント・プロデューサー、優れたディフェンス、昨シーズンのベジーナ・トロフィー(リーグ戦での最優秀ゴールテンダー賞)最終候補となったGKを擁するベテラン・チームです。 

 なぜ、今シーズンの方が良くないのか、ちょっと謎です。今は勝つために作られたチームとなっています。 

5.オタワ・セネタース:彼らは成長しています。今シーズンのセネタースのディフェンス陣で、プレイオフ・チームになるのは無理があったのです。彼らはその分野でもっと人材を必要としています。 

 フォワードはしっかりしていて、キャプテンのブレイディ・カチャック(左ウィング、23歳)は真のリーダーでありスター選手です。オタワでやっていることの多くは気に入っていますが、ディフェンスには何らかの仕事が必要です。 

讃岐猫
讃岐猫

セネタースは一にも二にも守備なんだにゃ…。

6.バンクーバー・カナックス彼らは優れているので、モントリオール・カナディアンズよりも進んでいますが、チームの方向性がわからないので躊躇しています。フォワードのボー・ホーバット(センター、27歳)がトレードされるのは確実ですか?ブルース・ブードロー監督(68歳)の今後は? 

 カナックスのロスターを見ると、NHLの順位表の中間にあるべきだと示しているのに、順位は下から3番目であり、それはNHLで最悪の場所と言えます。疑問が多すぎます。 

最下位は… 

7.カナディアンズ:再建は始まっている、ただ時間がかかりそうです。 

デビッド・パストルナックの契約状況に関する最新情報は? 

 噂では両者の距離はかなりあると言われていますが、各陣営の仮想している契約オファーはどのようなものになるのでしょうか。匹敵するような契約をしている人は、他にいますか? 

フロントとパストルナックの駆け引き 

 もしあなたがボストン・ブルーインズのファンなら、心配や不安は理解できます。パストルナック(右ウィング、26歳)は、年俸667万ドル(日本円で約8億6千万円)で6年間・4000万ドル(約51億円)の契約の最終シーズンを迎えています。 

 このフォワードは、5月25日に27歳になります。彼は無制限フリーエージェントになる権利を持っています。ブルーインズはそれを許すわけにはいきません。チームはそれを知っているので、私はこれ(契約延長)が実現すると確信しています。いつですか?それは百万ドルの価値のある質問ですね。 

 ブルーインズが最も望んでいないのは、この契約状況を宙ぶらりんにしたままプレーオフに突入することなので、従来の常識では、レギュラーシーズン終了までに契約交渉を終わらせることを提案します。チームは確かに彼をトレードするつもりはないので、実際には彼と契約するか、無料で彼を失うかのどちらかです。後者はオプションではありません。 

 しかし、パストルナックの価値はゲームを重ねるごとに大きくなっていくようなので、時間が経てば経つほど彼に利益をもたらします。NHLでのゴールは2位(32点)、ポイントは4位(58ポイント)です。私の知る限りでは、パストルナックはボストンを好んでいて、ブルーインズは他の場所に彼の行くことを望んでいません。 

 特に、この規模の契約交渉は容易ではありません。この時点で、パストルナック側は、おそらく8000万ドル以上を支払う8年間の契約に値することを理解していると思います。2021年10月15日、ブルーインズは、ディフェンスのチャーリー・マカヴォイと7600万ドル(約97億円。AAV950万・約12億円。AAV=Average annual valueの略で、平均年俸のこと)の8年契約を結びました。 

 それが、(パストルナックにとって)今シーズンの契約交渉のきっかけとなりました。 

 パストルナックの取引はそれを上回るでしょう。ブルーインズはそれを理解していなければなりません。フロントはAAV1000万ドル台を維持しようとしている可能性があり、パストルナック陣営は1200万ドル台を視野に入れている可能性があります。 

讃岐猫
讃岐猫

さすがパスタで像を造ってもらえるだけのことはあるにゃ。

サラリーキャップ制度の影響 

 まったくの推測ですが、私の勘ではお互い中間点を見つけているようです。パストルナックは保留中のフリーエージェント(FA)クラスで最高の選手であり、NHLのサラリーキャップは今後数年で大幅に上がると予想されているため、真の比較対象を見つけるのは難しいです。 

 来季(のサラリーキャップ)は横ばい(100万ドル増)となる可能性が高いですが、2024-25シーズンには400万ドル以上に跳ね上がるかもしれません。これにより、パストルナックがすでにすべてを手にしていると思われる状況で、さらにチーム内で力を発揮することになるのです。 

まとめ 

 今シーズンのパストルナックは、故障で抜けたチームの主軸の穴を埋めるどころか、彼らを超越する働きをしています。今の調子で行けば、ブルーインズは確実にプレーオフに出場するでしょうし、パストルナックはそこでも大活躍して、最優秀選手選出候補の一番手です。 

 チームとしては、好調なチームの勢いを鈍らせないためにも、パストルナックの要求を飲むと思います。大袈裟かもしれませんが、ブルーインズがカップをかかげるか否かに関わる交渉ではないでしょうか。ブルーインズの調子が落ちてきたら、交渉が…なのかも? 

讃岐猫
讃岐猫

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

  

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