レンジャーズ連勝の鍵!ボトム6の層の厚さと激しいフォアチェック

現役スター選手紹介

はじめに

 ニューヨーク・レンジャーズの開幕3試合における、下位6人(ボトム6)フォワード陣の活躍を分析します🏒 オフシーズンにGMのクリス・ドラリー氏が行った積極的な補強により、今季は非常にバランスの良い陣容となりました✨ 昨季の主力が抜けた穴を感じさせず、堅実な守備と効果的な攻撃で直近2連勝の原動力となっています。

 本記事では、チームの戦力層を底上げする第3・第4ラインの貢献度を詳しく見ていきます。

参照記事:The Hockey Writers「Rangers’ Bottom-6 Forwards Off to a Strong Start」

🏒 レンジャーズの下位6人(ボトム6)が好調な滑り出し!🔥

 昨シーズンのニューヨーク・レンジャーズはフォワードの層が薄く、調子の上がらなかったコナー・シアリーを頻繁に上位2ライン(トップ6)で起用せざるを得ない状況が続いていました😰

 しかし、GMのクリス・ドゥルーリーが今オフに積極的な補強を行ったことで、チームの戦力バランスは見違えるほど改善!✨ その結果、下位6人のフォワード(ボトム6)陣が好調なスタートを切り、直近2連勝の大きな原動力となっています💪

🛡️ 第3ライン:ウィル・カイル、ノア・ラバ、エエリ・トルヴァネン

⚡ ハードワーカー、カイルの躍動とオフェンスでの貢献

 昨シーズン、ハードワーカーとして第2ラインで多くの時間を過ごしたウイングのウィル・カイルは、新戦力パヴェル・ドロフェエフ(ベガス・ゴールデンナイツから移籍)とオリバー・ビョークストランド(タンパベイ・ライトニングから移籍)の加入により、今季開幕から第3ラインへ回りました🏒

 優れたスケート技術を持つ彼は、スピードとパワーを活かしてフォアチェックで激しくプレッシャーをかけ、パック争奪戦を制してターンオーバーを誘発しています💥

📊 直近の活躍&得点経過

  • 10月1日 vs タンパベイ・ライトニング戦(5-1で勝利) 🏆
    • ゴール前へ猛然と切れ込んだ際、彼に出されたパスが相手DFに当たってネットへ吸い込まれ、チームの得点を演出!👏
  • 10月2日 vs デトロイト・レッドウィングス戦(2-0で勝利) 🏆
    • 鮮やかなクロスアイスパスでアシストをマーク!🎯

10月1日のタンパベイ・ライトニング戦(5-1で勝利)の公式ハイライト動画です。第3ラインのウィル・カイルがゴール前へ切れ込んだ際に、相手DFに当たってゴールが生まれたシーンや、新加入のエエリ・トルヴァネンのゴール・フォアチェックの活躍が見られます。

🛡️ 攻守に存在感を放つ新戦力&若手コンビ

 レンジャーズが1年150万ドル(約2億2,500万〜2億3,700万円)で獲得したエエリ・トルヴァネン(シアトル・クラーケンから移籍)も、開幕から素晴らしいパフォーマンスを見せています🌟

 23歳のセンターノア・ラバと同様に、彼もフォアチェックで圧倒的な存在感を放ち、堅守の要となっています🛡️ トルヴァネンはすでに今季3試合で2ゴールを挙げ、ラバも1アシストを記録中です!🥅

 リードしている場面でもビハインドの場面でも、カイル、トルヴァネン、ラバの3人なら安心して氷上に送り出せます🤝 守備意識が非常に高く、なおかつオフェンスでもしっかりと結果を残せるためです✨

💡 第3ラインの強みまとめ

  • 体格、スピード、パワーを兼ね備え、相手のトップ6と真っ向勝負が可能🔥
  • 3人全員がペナルティーキル(数的不利)ユニットを担当!
  • 今季科された10回のペナルティーをすべて無失点(100%成功率)でクリア!👏
  • 相手のシュートを外側へ追いやり、決定的なスロット(危険エリア)からのシュートを阻止🚫
【讃岐猫😼の深堀りコラム】レンジャーズ第3ラインは「守備の3列目」ではない――Cuylleを正しい場所に戻したSullivanの狙い

「第3ライン降格」が、実はレンジャーズ最大の戦力アップだった

 レンジャーズの第3ライン、ウィル・カイル、ノア・ラバ、エエリ・トルヴァネンを評価する際、「守備ができる3人」と見るのは本質を外している。2026-27シーズン序盤の彼らの価値は、むしろ「第3ラインに置くことで、トップ9全体の質を引き上げられる」点にある。

 マイク・サリバン監督は開幕前、カイルについて「ラバと組んだときにベストのホッケーをしていた」と評価し、第3ラインに置くことで「得点力、フィジカル、ライン全体のバランス」が向上すると説明していた。昨季のカイルは第2ラインでより重い役割を担わされた結果、その長所であるフィジカルと運動量を最大限に生かせない場面があった。今季は上位6人の補強によって、カイルを本来の強みが最も出る場所へ戻せるようになったのである。

 実際、カイルは開幕3試合で1アシストながら、8本のシュート、11ヒットを記録している。得点だけを見れば目立たないが、彼の役割はスコアラーではなく、相手DFに時間とスペースを与えない「前進役」である。2026-27年の3試合では1試合平均約14分40秒をプレーし、PKでも平均1分22秒を担当している。

 つまりカイルは、第3ラインに落ちたのではなく、「攻撃と守備の両方を担う中間層のスペシャリスト」として再配置されたと見るべきである。

ラバの成長が、このラインを「本物」にする

 さらに重要なのがセンターのラバである。サリバンが開幕前からラバに求めていたのは、単なる第3ラインのセンターではない。昨季トロチェックが担っていた守備ゾーンでのフェイスオフやPKでの役割を引き継ぎ、より大きな守備責任を背負わせる構想であった。

 ここが、このラインを評価するうえで見逃せないポイントである。

 ラバは23歳で、6フィート3インチ、約218ポンドの大型センターである。しかも2026-27シーズンは年俸945,000ドルの契約最終年で、シーズン終了後にはRFAとなる。つまりレンジャーズにとっては、低コストで守備的なセンターを育成しながら、将来的な契約価値まで見極められるシーズンでもある。

 開幕直後の数字だけを見ると、ラバの5対5におけるxGF%(Expected Goals For Percentage、期待得点率)はまだ39%と決して良好ではない。したがって、「すでにリーグ屈指の第3センター」と評価するのは早すぎる。しかし、この数字こそ逆に重要である。レンジャーズがラバに守備ゾーンのフェイスオフやPKを任せ、トップ選手の負担を減らすことを優先している以上、単純な得点やポゼッションだけでは彼の価値を測れないからである。

 実際、開幕3試合でレンジャーズが受けた10回のPKをすべて成功させており、サリバンは主力のJ.T.ミラーやアダム・フォックスをショートハンドの負担から極力解放する方向へ動いている。これは第3ラインが「相手の第1ラインと戦う」だけではなく、チームのスター選手に5対5の攻撃エネルギーを残すための装置になっていることを意味する。

トルヴァネンは「1年150万ドル」の掘り出し物になるか

 このラインで最も興味深い存在がトルヴァネンである。レンジャーズは9月に彼と1年150万ドルで契約した。2025-26シーズンはシアトルで78試合36ポイントを記録し、178ヒット、81ブロック、PK平均1分2秒という数字を残している。つまり、得点だけでなく身体的なプレーとスペシャルチームまでこなせる選手を、かなり低いコストで獲得したのである。

 しかも現在の契約は2026-27シーズン終了後に満了し、トルヴァネンはUFAとなる。これは短期的にはレンジャーズにとって非常に都合がいい。もし今季、彼が第3ラインで安定して得点しながらPKでも機能すれば、チームはシーズン終了後に再契約を検討できる。一方で市場価値が上昇すれば、他チームとの競争に巻き込まれる可能性もある。

 しかも彼が9月まで契約先を決められなかった背景も見逃せない。シアトルで23ゴールを記録した2024-25シーズンから一転、昨季は12ゴールに落ち込み、シュート成功率も8.5%まで低下したため、市場評価が伸びなかったと報じられている。つまりレンジャーズは「実績のある選手を高値で買った」のではなく、市場が一度値下げした選手を150万ドルで拾ったのである。

 そして開幕3試合ではすでに2ゴール。10月2日のデトロイト戦では決勝点ではなくエンプティネットへの追加点ながら、前日のタンパベイ戦に続く連続ゴールとなった。ラバからのパスを受けて得点したタンパベイ戦を含め、少なくとも現時点では「低価格の守備型ウイング」という当初のイメージを超える攻撃的な貢献を見せている。

本当の武器は「相手のトップ6を第3ラインで消耗させる」こと

 この3人の組み合わせが面白いのは、役割が重複していないことである。カイルはスピードとフィジカルで前から圧力をかけ、ラバが中央で守備の基準点となり、トルヴァネンは身体を使いながらパックを前へ運び、フィニッシュにも参加する。

 この構造なら、相手のトップ6に対して「守るために下がる」必要がない。むしろフォアチェックによって相手の最初のパスを狂わせ、敵陣で攻撃を完結させることができる。ここに第3ラインとしての最大の価値がある。

 開幕戦こそボストンに0-3で敗れたものの、タンパベイ、デトロイトには連勝。デトロイト戦ではレンジャーズが9ピリオド中8ピリオドでリードまたは同点を維持し、2失点しか許していない。開幕直後の小さなサンプルではあるが、「試合終盤に守備要員を投入して逃げ切る」のではなく、4ラインを使って相手に攻撃の時間を与えない方向へチームが変化していることは注目に値する。

 したがって、この第3ラインを「下位ライン」と呼ぶのは少し違う。むしろレンジャーズが目指しているのは、上位6人だけに得点を依存しない「トップ9」の構築である。開幕前からNHL.comも、カイルを第3ラインへ置くことでライン全体を伸ばす狙いを指摘していた。今季のレンジャーズにとって、カイルが第2ラインから第3ラインへ移ったことは戦力低下ではなく、むしろ選手配置の最適化なのである。

 もちろん、まだ3試合程度のサンプルであり、ラバの5対5指標などには改善の余地がある。したがって、このラインを現時点で「リーグ最強」と断定するのは早計である。しかし、カイル、ラバ、トルヴァネンがPK、守備ゾーン、フォアチェック、5対5のフィジカルという複数の仕事を引き受けることで、ミラーやフォックスらの負担を軽減できるなら、その価値は得点表には表れない。

 今季のレンジャーズが本当に復活するかどうかを見極めるうえで、注目すべきなのはトップ6のスター選手だけではない。むしろ第3ラインが相手のトップ6と互角以上に戦い、主力をフレッシュな状態で終盤へ運べるか。ここが、レンジャーズの「選手層が厚くなった」という評価が本物かどうかを測る試金石になるのである。

出典リスト

💥 第4ライン:タイ・カーティ、ジョー・ヴェレノ、ヤロスラフ・フメラル / マット・レンペ

🧠 守備型センター、ヴェレノと泥臭く狙うカーティ

 今オフ、1年120万ドルで加入した守備型センターのジョー・ヴェレノ(約1億8,000万〜1億9,000万円)は、昨季モントリオール・カナディアンズで61試合2ゴール・3アシストにとどまったものの、信頼できる第4ラインとして重宝されていました👍

 ニューヨークでの最初の3試合でまだポイントはありませんが、フォアチェックやペナルティーキルで抜群の効果を発揮しています⚡ 状況判断が非常に冷静で、レッドウィングス戦の第3ピリオドでは、1点リードを守り抜く上で最高の仕事を見せました🔒

10月2日のデトロイト・レッドウィングス戦(2-0の完封勝利)の公式ハイライト動画です。カイルによる鮮やかなクロスアイスパスのアシストや、守備型センターのジョー・ヴェレノが第3ピリオドで1点リードを守り切る堅実な働きをしたこと、チーム全体でペナルティーキルを無失点に抑えた様子が分かります。

 また、タイ・カーティも昨季24試合で5ゴール・9アシストをマークした実績通り、今季も身体を張ったプレースタイルで貢献中!💪 強烈なフォアチェックから、ディフレクション(軌道変更)やリバウンドからの泥臭いゴールを積極的に狙っています🏒

🧱 フィジカル自慢のウイング陣

 フィジカルが持ち味のウイング陣も、相手の脅威となっています💥

  • マット・レンペ: 9月29日の開幕戦(ボストン・ブルーインズ戦 0-3で敗戦)に出場🏒
  • ヤロスラフ・フメラル: 直近の2試合(ライトニング戦・レッドウィングス戦)に抜擢!✨

 どちらもペナルティーキルこそ担当しないものの、鋭いフォアチェックで相手のビルドアップを寸断し、堅実なディフェンスを披露しています🛡️

 第4ラインは第3ラインほど派手な得点力はありませんが、圧倒的なフィジカルを武器に、相手トップラインを徹底的に封じ込める重要な役割を果たしています🔥

🔮 今季の躍進を握るボトム6の存在感

 昨シーズンのチーム得点源であった、アルテミ・パナリン(ロサンゼルス・キングスへ移籍)とビンセント・トロチェック(ユタ・マンモスへ移籍)の抜けた穴は非常に大きいものの、今年のレンジャーズにはそれを補って余りある選手層の厚さがあります📈

 開幕3試合を終えた段階ですが、下位6人のフォワード陣が堅い守備でチームを支えつつ、オフェンス面でも確かなアクセントを加えています✨

 接戦が増える今シーズン、彼らボトム6の存在こそが、レンジャーズを勝利へと導く最大の武器となりそうです!🚀

讃岐猫
讃岐猫

まとめ

 開幕3試合を通して、レンジャーズのボトム6は高い守備意識とフィジカルを活かし、チームの勝利に貢献しています💪 第3ラインはペナルティーキルで100%の阻止率を誇り、オフェンス面でも結果を残しています。また第4ラインも相手トップラインのシャットダウン役として機能しています🛡️

 接戦が多く予想される今シーズンにおいて、彼ら下位ラインの層の厚さがチームの成否を分ける重要な要因となります。

讃岐猫
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