はじめに
NHLのゴールスコアラーたちは、いつの時代もどれだけ多くのゴールを挙げたという結果で評価されます。しかし、2026-27シーズン開幕から1か月が近づく中、チームの主力を担うはずの選手たちが期待されたほどの得点を挙げられていないケースが目立っています。
単にシュートが入っていないという表面的な数字だけでなく、彼らがなぜ苦戦しているのか、その背景にあるデータやプロセスを深く検証していきます。
参照記事:The Athletic「Why these 5 NHL stars aren’t scoring and whether it’s time to worry」
🏒 NHLスター選手5人はなぜ得点が止まっているのか?焦るべきか徹底検証!🔥
「ゴールスコアラーに求められるのは、いつの時代も『どう決めたか』ではなく『何点決めたか』のただ一点である」
言ってみれば、NHLは結果がすべての世界です。
しかし、スコアシートでチームを引っ張るはずの主力が、2026-27シーズン開幕から1か月近く経っても思うようにゴールを奪えずにいます。
- モーガン・ギーキー:今季わずか 1ゴール 😢
- ワイアット・ジョンストン:昨季45ゴールでリーグ5位も、ここまで 2ゴール 止まり 📉
- パベル・ドロフェエフ:昨季レギュラーシーズン35ゴール、プレーオフ12ゴールと爆発して新天地へ移籍するも、わずか 3ゴール 🥶
通りの結果が出ていない時こそ、その「プロセス(内容や攻め筋)」に注目しなければなりません!
なぜ出遅れてしまったのか?なぜゴールが奪えないのか?そして、本当に焦るべき状況なのか――? 不振に苦しむ5人の現状を深く掘り下げていきましょう!🔍👀
🎯 ザック・ベンソン(バッファロー・セイバーズ)
📊 成績
- 11試合 0ゴール 😱
🚨 急成長を期待された若手の「0」という数字
昨季65試合で13ゴールを挙げたベンソンは、このリストに並ぶ他の大物たちほど確立された、絶対的スコアラーというわけではありません。
しかし、主力離脱の穴を埋めるべく、セイバーズが彼の急成長に大きく依存していること(それに伴い出場時間も激増していること)を考えれば、11試合で無得点という数字はさすがに心配されても仕方ありません。
🥅 期待ゴール数「4.42」もリーグワースト3位のギャップ
役割が大きくなったことで、ベンソン自身チャンスは多く作れています。 チームメイトのジョシュ・ドアンとは異なり、彼が出遅れているのは遠目からシュートを打っているからではありません。むしろ逆で、以前よりも積極的にゴール前へ突っ込んでいます!
Sportlogiq社のデータによると、彼のシュートの質から割り出される期待ゴール数(xG)は「4.42」にのぼります。
しかし、そのチャンスをひとつも決められていないため、期待値をどれだけ下回っているかを示す指標(Goals Below Expected)ではリーグワースト3位となってしまいました😭
【注釈:期待値をどれだけ下回っているかを示す指標(Goals Below Expected)について】
「期待値をどれだけ下回っているかを示す指標(Goals Below Expected)」とは、アイスホッケーの高度なデータ分析において、選手が「本来なら決まっていてもおかしくないゴール数」に対して、実際にはどれほど得点を逃しているか(不足しているか)を数値化した統計指標です。
この指標を理解するためには、そのベースとなる期待ゴール数(xG:Expected Goals)の概念を知る必要があります。
- 期待ゴール数(xG)とは シュートが放たれた位置(ゴールからの距離や角度)、シュートの種類(ワンタイマーやリバウンドなど)、周囲の状況といった膨大な過去のデータに基づき、「そのシュートがどれくらいの確率でゴールインするはずのものか」を0から1の間(またはパーセンテージ)で数値化したものです。例えば、ゴール至近距離からの決定的なシュートであればxGは高くなり、遠くからの角度のないシュートであればxGは低くなります。選手全体の「シュートの質と量」を正確に測る基準として広く使われています。
- Goals Below Expected(期待値を下回っているゴール数)の意味 選手がこれまでに積み上げてきた「期待ゴール数(xGの合計)」と、「実際のゴール数(Actual Goals)」を比較したときの差を表します。 たとえば、記事中に登場するザック・ベンソン選手の場合、Sportlogiq社のデータに基づいたシュートの質やチャンスの数から算出された期待ゴール数(xG)は「4.42」に達しています。これは、彼の残したチャンスの質・量を考慮すれば、本来なら約4〜5ゴールを挙げていて統計的に自然であるということを意味します。 しかし、実際のゴール数が「0」である場合、期待値(4.42)から実際の得点(0)を引いた数値、あるいは期待値をどれだけ割り込んでいるかを示すこの指標において、大きなマイナスとして記録されます。
この「Goals Below Expected」でワースト上位にランクインするということは、「チームの勝利に直結するような決定機や、質の高いシュートチャンス(xG)自体はしっかりと自分で作り出せているにもかかわらず、不運なシュートミスや相手ゴールキーパーの好セーブ、あるいはシュートを枠外に外してしまうといった要因によって、実際のゴールという結果に全く結びついていない状態」を如実に物語っています。
裏を返せば、チャンスすら作れていないスランプとは異なり、「プロセス(内容)」自体は優れているため、今後シュートの精度や運がかみ合えば一気にゴール量産へ転じるポテンシャルを残している、という重要なサインとしても解釈されます。
ちなみに、この指標でワースト1位のジョエル・エリクソン・エク(ミネソタ・ワイルド)は依然として高ペースでポイントを伸ばしており、4位のジャック・ヒューズ(ニュージャージー・デビルズ)も1試合1ポイント以上のペースで数字を残しています。
⚠️ 単調になる攻撃と消えたワンタイマー
ベンソンは苦境に立つセイバーズの象徴の一人に過ぎません。 バッファローでこの指標がプラスを維持しているフォワードは、ドアン、テージ・トンプソン、ジャック・クインの3人だけ。だからこそ、ベンソンの「0」という数字が嫌でも浮き彫りになってしまうのです。
この低調にはいくつかのアクシデントが重なっています。 5対5の局面で、昨季以上にゴール近くからキーパーを脅かし、シュート数自体も増やしているにもかかわらず、今季のベンソンはシュートを枠外に外す場面が目立ちます。また、シュートに至るプロセスにも変化が見られます。
泥臭くパックを追い回してポゼッションを奪い返し、攻撃時間を引き延ばすベンソンのようなタイプは、ゴール裏やコーナーでのパス回し(サイクルプレー)から相手を崩すのを得意とします。
しかし今季は、攻守の切り替え(トランジション)からチャンスを作れる回数が減り、攻撃が単調になっています。さらに、昨季は全シュートの14%近くを占めていたワンタイマー(ダイレクトシュート)を、今季は一度も放っていません!
💡 復調へのカギ:スロットでのワンタイマー増加
ベンソンはスティーブン・スタムコス(ナッシュビル・プレデターズ)のごとく、サークル付近から強烈なワンタイマーを叩き込むタイプではありませんが、ゴール正面の危険エリア(スロット)からキーパーを脅かす技術を持っています。
5対5ではその位置に構えることが多いため、キーパーのブラインドになったり、シュートのコースを変えたり、リバウンドに詰めたり、ゴール裏に回ってパックを回収したりできます。
味方から彼へもっとワンタイマーのパスが通り、彼自身も素早く振り抜けるようになれば、攻撃に予測不能な怖さが生まれ、一気にゴール量産のきっかけを掴めるはずです!✨
🎯 モーガン・ギーキー(ボストン・ブルーインズ)
📊 成績
- 12試合 1ゴール 😥
📈 過去2シーズンは「実力以上の数字」?相棒の存在と運の偏り
過去2シーズン、ギーキーの得点力が本物かどうかには、常に疑問の目が向けられてきました。
飛躍の年となった2024-25シーズンは、シュートの質の向上とともに、キャリア平均の2倍という「運にも恵まれた高いシュート成功率」に守られていた側面があります。2025-26シーズンには39ゴールでキャリアハイを更新したものの、期待ゴール数(xG)自体は前年のようには伸びませんでした。シュートの質だけで言えば、平均的なスコアラーなら23ゴール前後に留まる内容でした。
その差である「期待値を15.3ゴール上回る数値」は、昨季のリーグトップでした!
一握りのエリートスコアラーは、危険エリアへ切り込む技術と圧倒的なシュート力があるため、常に期待値を上回る結果を出せます。しかしギーキーは、過去2シーズンの数字ほどには、まだその域に達していません。
彼を陰で引き上げていたのは、リーグ屈指の司令塔であり、自身も一流スコアラーのダヴィド・パストゥルニャークでした。
👥 パストゥルニャーク離脱の影響と枠内シュート率の急降下
ギーキーの得点ペースが落ちるのは、決まってパストゥルニャークと別のラインに回された時です。
昨季を例にとると、彼が5対5で挙げた23ゴールのうち17ゴールは、パストゥルニャークとセットを組んでいた時のもので、そのペースは60分換算で1.78ゴールでした。しかし彼と離れると、その数字は60分あたりわずか0.69ゴールへ急降下しました📉
パストゥルニャーク自身が「自分で決めることも、パスで崩すこともできる」強烈な脅威であることを考えれば、これは当然と言えます。相手守備陣は、彼がリンク上にいる時は最優先で警戒しなければなりません。ギーキーが独立したラインを引っ張る立場になると、相手のマークが彼自身に集中し、自由な時間とスペースを削られてしまうのです。
しかし今季は、パストゥルニャークと組ませても、ギーキー復調の兆しが見えません💦
ふたりが一緒にプレーしている時間帯でさえ、ギーキーはシュートを枠に飛ばすことすら苦戦しています。 過去2シーズン、5対5でのギーキーのシュートの約68%が枠をとらえていました。しかし今年、彼のシュートが枠に飛ぶ割合は40%未満にまで落ち込んでおり、これこそが得点から遠ざかっている最大の要因と言えます。
💡 復調へのカギ:シュート試行数を増やすこと
名誉のために付け加えると、彼は別の形で貢献しようとしています。 スロットへのパスを増やして味方の決定機を演出しており、パストゥルニャークと同ライン時のシュート率が上がっているのはその恩恵かもしれません。
しかし、彼がセカンドラインを任されている現状を打破するほどの決定打にはなっていません。
解決の鍵は、数少ない決定機で確実に決めようと力むのではなく、単純にシュートの「試行数」を増やすことにあるのかもしれません。 確率の揺り戻し(レグレッション)は避けられないにせよ、ここまで極端に数字が冷え込む必要はないはずです!💪
5人の中で、最も評価の難しいのはギーキーかも。クラーケン時代とは比べ物にならないくらい成長した選手ではあるが、チームの屋台骨を背負う=一人でチームの危機を救える選手にはなっていない。
🎯 ワイアット・ジョンストン(ダラス・スターズ)
📊 成績
- 9試合 2ゴール ⚡
🚀 開幕7試合ノーゴールからのシュートラッシュ!
ジョンストンはお約束のように、開幕から7試合連続でノーゴールに封じ込まれました。しかし、ゴールから遠ざかれば遠ざかるほど、彼は貪欲にシュート数を増やしていきました!💥
- 最初の5試合:全局面で計34本(1試合平均6.8本)
- シカゴ・ブラックホークス戦:9本
- ボストン・ブルーインズ戦:11本ものシュートを乱れ打ち!
そして先週の木曜日、ウィニペグ・ジェッツ戦で待望の今季初ゴールを挙げると、日曜日のニューヨーク・アイランダース戦でも連発してみせました!🎉
📊 5対5での素晴らしい内部データ
ギーキーやポイントといった選手とは違い、ジョンストンの内部データには心配されるような落ち込みが見られません。それどころか、7試合のノーゴール期間があったにもかかわらず、データ上は非常に良い兆候を示しています✨
昨季の彼の得点において、パワープレー(PP)がいかに大きかったかを考えれば、ジョンストンの出遅れがスターズのPP苦戦によるものであれば、話は別でした。昨季、彼は45ゴールのうち27ゴール、86ポイントのうち42ポイントをPPで荒稼ぎしていたからです。
しかし今季は、ゴールの出遅れとは裏腹に、5対5の局面ですでに前向きな変化が見られます!
ミッコ・ランタネンがスロットへのパスを増やし、トランジションで巧みにパックを動かしていることで、ジョンストンのスロットからのシュート試行は「60分あたり9.67本」という高い数値を記録しています📈
💡 復調へのカギ:すでに理想的な軌道!
これこそが、木曜日に生まれたジョンストンの今季初ゴールを演出したプレイでした。ディレイード・ペナルティの場面、ランタネンの鮮やかな横断パスを受けたジョンストンは、十分な時間とスペースを持ってゴールを陥れました。日曜日にも、ニルス・ルンドクヴィストのお膳立てからスロットで合わせてネットを揺らしています。
【注釈:ディレイード・ペナルティ(Delayed Penalty)について】
「ディレイード・ペナルティ」とは、アイスホッケーにおいて反則を行ったチーム(守備側)の選手に対して、レフェリーがすぐに試合を止めず、ペナルティの宣告を「遅らせる(ディレイする)」ルールのことです。
- ルールと運用の仕組み
アイスホッケーでは、パックを保持しているチーム(攻撃側)の選手が相手から反則を受けた場合、レフェリーは直ちにホイッスルを吹いてプレーを止めません。攻撃側が引き続きパックの支配権を完全に維持している間は、プレーを続行させます。反則をしたチームの選手がパックに触れた(触れると予想される)時点で初めて、レフェリーがホイッスルを吹いてペナルティが宣告されます。 - 攻撃側にとっての絶好のチャンス
このディレイード・ペナルティが適用されている間、攻撃側は圧倒的に有利な状況を作り出せます。なぜなら、ゴールキーパーをベンチへ下げて「代わりの追加のフォワード」を氷上に投入し、一時的に「6対5の人数的優位(エキストラアタッカー)」を作ることができるからです。
相手チームの選手は反則をしたため、万が一パックを自陣のゴールに入れてしまっても得点として認められません。そのため、攻撃側は失点のリスクを気にすることなく、キーパーを下げて果敢に攻め込むことができます。
記事中にあるワイアット・ジョンストンの初ゴールは、まさにこのディレイード・ペナルティの場面で生まれました。守備側の反則によって試合が一時中断される直前の、プレッシャーがわずかに緩んだ絶好のタイミングで、味方からの横断パスを受けて十分な時間とスペースを確保し、余裕を持ってゴールを陥れることに成功しています。
今季の5対5でのチャンス増加とPPでの貢献度を掛け合わせると、彼の期待ゴール数(xG)は約5ゴールに相当し、これは82試合換算で「約46ゴールペース」となります(欠場した2試合を除く)。
直近2試合の勢いを維持できれば、スターズが思い描く通りの理想的な軌道に乗っていると言えるでしょう!🔥
昨シーズンのワイアット・ジョンストンの個人ゴール集です。彼は、まあ、放おっておいても標準以上の成績を残すでしょう。心配無用。
🎯 ブレイデン・ポイント(タンパベイ・ライトニング)
📊 成績
- 11試合 2ゴール ⚠️
📉 スランプか衰えか?失われた「トップギア」
3シーズン連続で40ゴール以上を叩き出した後、昨季のブレイデン・ポイントは63試合で18ゴール(82試合換算で23ゴールペース)と不完全燃焼に終わりました。
果たしてあれは怪我と不運に泣かされた一時的なスランプだったのか、それとも衰えの始まりだったのでしょうか?
今季の立ち上がりを見る限り、不安を払拭することはできません。11試合で2ゴールという成績は、シーズン換算(84試合)でわずか15ゴールペースです😨
ライトニングがパワープレーの修正に手間取っていることも、一因なのは間違いありません。しかし、5対5の局面で懸念されるのは、ここ1年ほど彼のスケーティングから爆発力が失われている点です。
あらゆる局面において、時速18〜20マイルの加速率は長年安定していますが、時速22マイルを超える「トップギア」への加速回数がここ数シーズンで減少傾向にあります。
【注釈:「加速率(スピードの段階的計測)」について】
記事中の「時速18〜20マイルの加速率」「時速22マイルを超える『トップギア』への加速回数」における「加速率」とは、NHL公式の高度選手トラッキングシステム(NHL EDGEなど)を用いて、選手がリンク上で「どれほどの速度域に達するダッシュ(スピードバースト)を、1試合あるいは1シーズンの中で何回記録したか」を分類・集計した頻度のことを指します。
アイスホッケーのデータ分析において、この指標は単に「最高時速が何キロだったか」という一瞬の数値だけでなく、スピードの度合いをいくつかのゾーン(速度帯)に細かく区切って評価します。
- 速度帯の分類基準
- 時速18〜20マイル(約29〜32km/h)のゾーン:味方のパス回しに合わせたり、ポジション移動を行ったりする際の、比較的安定した実用的なスケートスピードです。
- 時速22マイル(約35.4km/h)以上のゾーン:プロの試合の中でもごく一部のエリート選手しか到達できない、圧倒的な爆発力を伴う「トップギア(最高速度域)」のダッシュです。
- 「加速率(頻度)」が意味するもの 記事の文脈におけるブレイデン・ポイント選手の場合、通常の運動量やベースとなる「時速18〜20マイルのスピードを出す頻度(加速率)」自体は長年安定して維持されています。しかし、ディフェンスを置き去りにしたり、カウンター(ラッシュ)から決定的なチャンスをこじ開けたりするために不可欠な、「時速22マイルを超える爆発的なトップギアへギアチェンジする回数(高速度域の加速率)」がここ数シーズンで減少傾向にあることを示しています。
つまり、ここで言う「加速率」とは、単なるスピードの測定値そのものではなく、「試合の中でエリートレベルの最高速度へどれ高頻度で到達できているか」という、選手の爆発力や瞬発的な運動能力のバロメーターを意味しています。
🩹 膝の怪我とスロット進出率の低下
ライトニングは陣容全体、特にディフェンス陣においてスピードで押し切るタイプのチームではありません。だからこそ、その流れを破って爆発的なスピードでプレーできるポイントの存在は、タンパベイにとって強烈なアドバンテージとなっていました⚡
昨季負った膝の負傷がスケーティングに影響を与え、結果としてカウンター(ラッシュ)からのチャンス創出力を鈍らせている可能性があります。
今季のポイントは、得点という結果こそ出ていないものの、トランジションからのチャンス創出率自体は持ち直しつつあります。ただ、課題はゴール前(スロット)へ泥臭く切り込めるかどうかです。
11試合を終えた時点で、5対5での彼のシュートのうちスロットからのものはわずか54%。 42ゴールを挙げた2024-25シーズンには、実に70%のシュートをその危険地帯から放っていました!🎯
💡 復調へのカギ:再びトップギアを取り戻すこと
再びあのトップギアを取り戻し、相手ディフェンスを引き離すことができれば、本来の強みを存分に発揮してゴールを連発してくれるはずです!🔥
🎯 パベル・ドロフェエフ(ニューヨーク・レンジャーズ)
📊 成績
- 14試合 3ゴール 🗽
💰 大型契約と新天地での壁
パベル・ドロフェエフがレンジャーズへトレードされ、年俸1,100万ドル(7年契約)という破格の大型契約を結んだ際、最大の関心事は「ベガス・ゴールデンナイツという常勝軍団を離れても、変わらぬパフォーマンスを維持できるのか」という点でした。
レギュラーシーズンで2年連続35ゴール以上、昨春のプレーオフでも12試合で圧巻のプレイを見せ、一流スコアラーとしての才能を証明してきた彼ですが、ベガスの盤石な攻守の組織構造と優れた司令塔たちの存在が彼を引き上げていたのも事実です。そしてレンジャーズには、当時と同等の手厚いサポート体制が整っていません。
シーズン18ゴールペースに留まる「開幕14試合で3ゴール」という滑り出しは、懸念が現実に変わったかのように思えます💦
🔄 パス供給元の変化(右利きから左利きへ)
しかし、状況はそこまで悲観的ではありません! 結果こそついてきていないものの、プレーの「プロセス」自体は確実に良い方向へ向かっています✨
少なくともドロフェエフは、5対5の局面で多彩な形から決定機を量産しています。60分あたりのスロットシュート試行数「10.1本」はウィル・カイリーに次ぐチーム2位であり、これにはカウンターとサイクルプレーの両方から生まれたチャンスが含まれます。彼は昨季よりもゴールに近い位置からシュートを放っており、枠をとらえる確率も上がっています!
ただ、ひとつ昨季と異なるのは「シュートに至る直前のプレー」です。
💡 昨季のデータ ドロフェエフが挙げたレギュラーシーズンのゴールのうち20個は、ミッチ・マーナー(13個)、マーク・ストーン(8個)、ジャック・アイチェル(2個)という「右利き」の選手たちから供給されたものでした。
しかし今季、彼はイーブンストレングスの大半を、J・T・ミラーとタイ・カーティという2人の「左利き」フォワードと組んでプレーしています。これにより、パスを受ける角度やタイミングにわずかなズレが生じているのです🤔
💡 復調へのカギ:シュート成功率7%からの逆襲!
ドロフェエフが左利きの選手と組むと活躍できないわけではありません。ベガス時代にもトーマス・ヘルトルやイヴァン・バルバシェフのパスからネットを揺らしています。
ただ、チームの戦術変更に加え、最近はイーブンストレングスやパワープレーでの頻繁なセット替え(ラインシャッフル)が続いており、環境へのアジャストに時間を要しているのが現状です。彼に最適な配置を見極めるためのセット替え自体は理解できますが、それがドロフェエフにとって、チームへのフィットや連携(ケミストリー)の構築を難しくしている面は否めません。
それでも、目まぐるしい変化の中で、チャンスを作り続けている姿勢は見逃せません!
月曜夜の試合を迎えた時点で、ドロフェエフの期待ゴール数(xG)は「5.47」を記録していました。
プロセスがこのまま維持され、チャンスを作り続けさえすれば、スコアシート上の数値も自ずとついてくるはずです。彼ほどの凄腕スコアラーが、シュート成功率7%のままシーズンを終えることなどあり得ないのですから!🔥🏒

どの選手も、たまたま今調子悪いだけであって、最終的には「それなりの成績」を収めて、チームの勝利に貢献してると思うにゃ。
ザック・ベンソンの場合、昨シーズンのチームの勢いに押された感が多分にあって、相手に研究されてきた今シーズン、チームの勢いがイマイチなら、彼も比例してイマイチなのは火を見るより明らか。
逆に好調レンジャーズの波に乗って、ドロフェエフはペース上げてくるでしょう。
まとめ
今回の検証から、ゴール数が伸び悩む選手たちであっても、期待ゴール数やスロットからのシュート試行数といった内部データでは、必ずしも深刻な下降を示していないケースがあることが分かります📢。一方で、味方との相性や戦術の変更、さらにはスケーティングの変化といった構造的な課題が影響している側面も見えてきました。
結果が出ていない現状の裏で、プロセスがどのように機能しているかを見極めることが、各選手の今後のパフォーマンスを評価する上で重要なポイントとなります✨。

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!


