来年のNBAオールスター、NHL成功に学ぶ国別対抗戦の可能性

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はじめに

 2025年のNBAオールスターゲームがサンフランシスコで開催され、トーナメント形式が新たに導入されました🏀✨結果として視聴率が減少。

 来年、NHLの成功した「国別対抗戦」からヒントを得た、新たなオールスターゲーム開催の噂もありますが、ファンや選手たちの期待を超えることができるか、来年のオールスターゲームがどんな進化を遂げるのか注目です👀💭

 NHLのように、NBAもより魅力的な形式を模索しています!

参照記事:SportsBusiness Journal1NBA could mirror NHL’s national competition at All-Star Game in ‘26

来年のNBAオールスターゲームに新しい変化が?

 来年のNBAオールスターゲーム2が、ミラノ・コルティナオリンピックの真っ只中(2026年2月6日から2月22日までイタリアのミラノとコルティナダンペッツォで開催予定の第25回)にNBCで放送されることが決まりました!🏀

 このタイミングで、NBAのコミッショナーであるアダム・シルバー3は、リーグがNHLのように「国別チーム競技形式」を採用する可能性があることを示唆しました。

 シルバーは記者会見で、今年2月(14~16日)のトーナメント形式のオールスターゲーム4が「少し失敗だった」と認め、リーグが再考していることを明かしました。特に「国対国」の対戦形式については、これまでも議論されてきましたが(例えばアメリカ対世界のオールスターゲーム)、ロースターの不均衡が原因で実現しなかった過去があります。

 しかし、シルバーは新たに、フランス、カナダ、アメリカなどの国別チームが参加する形のトーナメントに向けた可能性をほのめかしています(ただし、明言はしませんでした)。🌍

オールスターゲームの未来に向けて

 来年のNBAオールスターゲームは、約11か月後にロサンゼルスのインテュイット・ドームで開催予定ですが、まだ具体的な詳細は決まっていません。唯一確実なのは、NBCのオリンピック中継を活用して、オリンピック競技がオールスターゲームの前座となり、(オールスター)終了後も引き続き(オリンピックが)放送されるという点です。

 シルバーは「来年のオールスターゲームはNBCで放送されるタイミングが、冬季オリンピックの最中であるため、オリンピックがオールスターゲームの前座となり、その後は(夏季オリンピックが)ロサンゼルスで行われる予定です」と語りました。

 オリンピック競技の影響を受け、新たな(オールスターの)アイデアとして「国別の競技」化が進む可能性があります。💡また、シルバーは、NHLが2025年のオールスターイベントで行った「国別チーム競技(4ネイションズ・フェイスオフ)」の成功に注目しており、NBAでも異なる国のチーム同士が競い合う形が実現するかもしれないと示唆しています。🏒

讃岐猫
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失敗を乗り越え、次回はどうなる?

 シルバーは今年2月のサンフランシスコでのオールスターゲームについても言及し、今回のイベントが「少し良くなったが、失敗だった」と認めました。彼は「誇りに思えるオールスター体験を作るにはまだ足りない」とし、選手たちもその不完全さを感じていることを指摘しました。

 「競争を提供するのが私たちの使命です。選手たちは、全力を尽くしていない時にそのことを認識しています」とシルバーは語りました。

今年のオールスターゲームで行われたセレブリティ・マッチ。元選手だけでなく、俳優やプロレスラーが参加。

 また、今年のオールスターゲームがエンターテインメントに重点を置いて調整されたことがうまくいかなかったと反省しています。特に、長すぎる休憩時間5については「誰にとっても良くなかった」と述べ、次回の改善点としてしっかり反映させるべきだとしています。

まとめ

 シルバーは、来年のオールスターゲームに向けて、より競争性の高い、そしてエンターテイメント性も兼ね備えたイベント作りを目指しているようです。次回のオールスターゲームでは、どんな新しい試みが見られるのか、今から楽しみですね!🎉

讃岐猫
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【註釈】

  1. スポーツ業界のビジネスニュースを提供するアメリカの主要メディア。スポーツマーケティング、スポンサーシップ、放送、メディア契約など、業界の最新情報や分析を掲載している。読者層はスポーツチーム、スポンサー、メディア、投資家など、スポーツビジネスに関わる専門家で、業界の動向を把握するために必須のリソース。
    ↩︎
  2. 2026年2月16日に開催予定の「NBAオールスターゲーム2026」は75回目のオールスターにあたり、ロサンゼルス・クリッパーズの本拠地となるカリフォルニア州イングルウッドのインテュイット・ドームで行われる。

     同ドームは2024年8月にオープンし、2024-25シーズンからクリッパーズのホームアリーナとして使用されている。過去にロサンゼルスでオールスターは6回開催(1963年、1972年、1983年、2004年、2011年、2018年)されており、7回のオールスター開催は過去最多となる。

     また、過去のロサンゼルスでのオールスターはロサンゼルス・レイカーズの本拠地として開催されてきたため、クリッパーズのホームで開催されるのは今回が初めて。
    ↩︎
  3. 62歳。2014年からNBAのコミッショナーを務め、リーグの国際化や選手の社会問題への対応を推進してきた。彼の指導の下、NBAは新たなビジネスモデルを導入し、デジタルメディアの活用を強化。

     また、オールスターゲームなどの形式改革を行い、リーグの進化を促している。シルバーは、透明性と選手・ファンとのコミュニケーションを重視したリーダーとして評価されている。
    ↩︎
  4. 2025年のNBAオールスターゲームはサンフランシスコのチェイス・センターで開催され、トーナメント形式を導入。オールスター選手、ライジングスターズなどが参加し、試合は盛り上がりを見せたが、視聴率は前年よりも減少。特に、新フォーマットの影響で視聴者数は470万人にとどまった。
    ↩︎
  5. TNTによる23年間のオールスター運営が今シーズンで一旦終了し、NBCに引き継がれ、来年のオールスターゲームは同局で放送される。そのこともあり、TNTがオールスターゲームを放送を祝うイベントが行われたため。 ↩︎
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