無敵・ジェッツの連勝記録とレンジャーズの苦戦について考えてみた!

NHLチーム紹介

はじめに

 2024年11月12日(火)、ニューヨーク・レンジャーズは、マディソン・スクエア・ガーデンでウィニペグ・ジェッツとの一戦に臨みます。シーズン序盤からの調子に波があり、最近は苦しんでいるレンジャーズにとって、この試合はチーム立て直しの重要なタイミングとなります。

 ジェッツは圧倒的な強さを誇り、現在の成績はリーグトップ。レンジャーズがジェッツにどう立ち向かうか、今後のシーズンに大きな影響を与える試合です。

 2025年の「4 Nations Face-Off」では、カナダ代表に多くのノバスコシア州出身のスター選手が選ばれていることが話題です。シドニー・クロスビーやネイサン・マキノン、ブラッド・マーシャンドといった著名な選手たちは、地元の誇りを胸にカナダを代表して戦います。

 さらに、代表選手の中には、選考に影響を与える選手や話題の選手も多く、今年の大会は特に注目の一戦となるでしょう。

讃岐猫
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引用元:nypost.com(N.Y. POST)「Rangers need show they belong in biggest test yet against NHL-best Jets

レンジャーズの現状と課題

 2024年11月12日(火)、マディソン・スクエア・ガーデンで行われるニューヨーク・レンジャーズ対ウィニペグ・ジェッツ戦(東部時間で午後7時試合開始。日本時間で13日(水)午後9時)は、今シーズンの中でも特に重要な試合となる可能性が高いと言われています。

 レンジャーズは最近2週間半にわたって1調子を落としており、この試合を通じてその立て直しを図らなければなりません。

 この試合がシーズンを左右する「崖っぷちの一戦」でないことは明白ですが、レンジャーズにとって重要なポイント2であることに違いはありません。先週、セイバーズに大敗したレンジャーズは、ホーム・ゲームで強い姿勢を見せ、再びリーグトップの実力を証明する必要があります。

 よって、大きな取りこぼしさえしなければ、レンジャーズは十分トップに立てるわけだが、今シーズン、無敵のジェッツにどこまで食い下がれるかが、今後を占う意味でも重要なのである。

 もしこの試合で十分なチームの努力の跡が見られなければ、それは大きな失望を招くことになるでしょう。

 ジェッツと対戦するに当たり、レンジャーズのディフェンダー、ブレイデン・シュナイダー(23歳)は「これが今シーズン最大の試練だ」と語り、「強力な相手に対してどれだけ自分たちが通用するかを示すべき」と述べています。

 シュナイダーは、攻撃時のエラーやディフェンスの課題を修正し、ジェッツのような力強いチームに立ち向かう準備を整えなければならないことを強調しています。

レンジャーズに求められる改善点

 レンジャーズはシーズンの出だしでは好調を維持していましたが、最近は攻撃力や構造、そしてエネルギーが落ちてきたように見えます。特にセイバーズとの試合では明らかに力を発揮できず、そしてレッドウィングス戦(11月9日〈土〉、5-0で勝利)では一時的に劣位に立たされる場面3もありました。

 シーズン初めのような強いプレーを取り戻さなければ、ジェッツとの一戦は大きな試練となるでしょう。また、レンジャーズの5対5のコルシー4(Corsi)は、10月下旬から急激に低下しており、得点機会やシュートを放つ回数も減少しています。

 これらはチームが最近あまりパックを保持できていないことを示しており、その結果、相手チームにパックを渡してしまう時間が増えています。

 フォワードのクリス・クレイダー(左ウィング、33歳)は、プレーのプロセスを改善する必要性について言及し、ブレイクアウトの精度を高め、フォアチェックを賢く行うことが大切だと語りました。

 また、過剰なくらいオッドマンラッシュ(攻撃側の選手がディフェンス側の選手よりも多くいる状況)を許さないようにし、ゴールキーパーへの負担を軽減することも重要だとしています。

ジェッツの圧倒的な強さ

 一方、ジェッツは現在、シーズン初の15試合中14勝という圧倒的な成績を収めており、昨季のプレーオフでの不振(ファースト・ラウンド、コロラド・アバランチに1勝4敗で敗退)を乗り越えた強いチームとして、今シーズンも高いレベルを維持しています。

 レンジャーズにとって、ジェッツは「No.1のチーム5」であり、彼らとの対戦は自分たちの実力を再確認する絶好の機会となります。

 シュナイダーは、ジェッツの強さを認めつつも、「僕らも最高のプレーをすれば、ジェッツと互角に戦えるはずだ」と自信を見せました。レンジャーズにとって、この試合でジェッツにどれだけ食らいつけるか、そしてそれを60分間持続できるかがカギとなりそうです。

 レンジャーズが本来の力を取り戻すためには、今この瞬間が絶好のタイミングです。NHL最強のチームに対して、どれだけ良いパフォーマンスを発揮できるかが、チームの今後に大きな影響を与えるでしょう。

讃岐猫
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ハイライト映像も熱い!

引用元:nhl.com(NHL公式サイト)「Zizing ‘Em Up: Nova Scotia to be well-represented at 2025 4 Nations Face-Off

ノバスコシア州ハリファックスは名選手の宝庫

 2025年の「4 Nations Face-Off」で、カナダ代表のメンバー6として選ばれた選手のうち、半数がノバスコシア州ハリファックス7周辺出身であることが注目されています。

4 Nations Face-Offの詳細は、こちらをどうぞ。

 シドニー・クロスビー(ピッツバーグ・ペンギンズ)、ネイサン・マキノン(コロラド・アバランチ)、ブラッド・マーシャンド(ボストン・ブルーインズ)は、いずれもこの地域の出身で、地元の誇りを胸に、カナダ代表の一員として国際舞台に立つことになります。

 クロスビーは地元のコールハーバー8出身で、その実力と功績は地元コミュニティにも深い影響を与えています。クロスビー、マキノン、マーシャンドは、夏のトレーニングでしばしば一緒に練習し、競り合いながらも強い絆を築いてきました。

 マキノンはクロスビーをアイドル視しており、クロスビーもマキノンを非常に尊敬しています。これらの選手たちが一緒にプレーするのは、ノバスコシア出身者にとって特別な意味を持ち、地元のファンにとっても大きな誇りとなっています。

 カナダ代表の他のメンバーには、エドモントン・オイラーズのコナー・マクデイビィッド、タンパベイ・ライトニングのブレイデン・ポイント、コロラド・アバランチのケイル・マカーも選ばれています。

 クロスビーは、ノバスコシアの小さな地域からこれだけの才能を輩出したことに対して大きな誇りを感じており、「これまでの大会ではよく負けていたが(2022年の北京開催の冬季五輪は6位、2024年のチェコ開催のワールド・チャンピオンシップは4位)、今度は自分たちが勝つ番だ」と語っています。

 また、カナダ代表チームの編成に関しては、限られた練習時間しかない中で、選手同士の相性やチーム内での役割分担が重要視されています。カナダのアシスタントGMであるジム・ニル(ダラス・スターズGM)は、同じチームの選手同士を組み合わせることで、プレーの熟成度を高める方針を採っています。

 ちなみに、アメリカ代表のGMであるビル・ゲリン(ミネソタ・ワイルドGM)は、選手同士の親密さよりも、役割を果たす能力を重視しています。

代表選考の当落選上にいる選手たち

 なお、現在進行中の「4 Nations Face-Off」に向けた選手選考では、アメリカ代表でタージ・トンプソン(バッファロー・セイバーズ)の活躍が目立っています。

 トンプソンは、今季15試合で17ポイント(10ゴール、7アシスト)を記録しており、そのサイズ(身長6フィート6インチ、体重220ポンド)とスピードを兼ね備えたプレースタイルが高く評価されています。

 彼は通常センターとしてプレーしていますが、アメリカ代表の選考ではウィングとしての起用も検討されています。

 一方、カナダ代表候補であるニック・スズキ(モントリオール・カナディアンズ)は、最近のパフォーマンスが不調であり、4試合連続でポイントを挙げられていません。このままでは、カナダ代表入りに影響を及ぼす可能性もあります。

パトリック・ケイン、アメリカ代表選外

 35歳となったパトリック・ケインは、確かにそのキャリアのピークを過ぎた選手であり、現在のパフォーマンスはかつての輝きを失いつつあります。しかし、彼はアメリカの若手選手たちにとって、今なお大きなインスピレーションとなっている存在です。

 例えば、オースティン・マシューズはケインをアメリカ出身選手の中で最も好きな選手だと何度も語り、ケインから多大な影響を受けてゴール・スコアリングの才能を磨いてきたと明かしています。ケインがアメリカ代表のロッカールームに与える影響や存在感は非常に大きいでしょう。

 しかし、問題はケインがアメリカ代表に選ばれた場合、どの選手とポジションを入れ替えるかということです。アメリカには才能ある選手が揃っており、ケインがその中でポジションを確保するのは容易ではありません。

 現在、ケインはデトロイト・レッドウィングスで14試合を終えて2ゴール・8ポイント、プラス/マイナス評価が-4という成績であり、そのパフォーマンスが代表選出にどう影響するかが議論されています。

 ケインが持つリーダーシップと経験は重要ですが、若いアメリカ代表のチームにどれだけ貢献できるか、または彼が入ることで他の選手が外れることの影響をどう考えるかが、大きな決断を迫られる局面となっています。

来年のHockey Hall of Fame入りするのは彼だ!

 次に、来年のHockey Hall of Fame(ホッケーの殿堂)に名を連ねそうな選手を紹介します。過去20年間、NHLで最も影響力のあるフリーエージェント契約をした選手として、ズデノ・チャラ(元ボストン・ブルーインズ)が挙げられています。

 チャラは2006年にボストンと5年契約を結び、その後14年間にわたりブルーインズのキャプテンとして活躍しました。彼の圧倒的な身体能力と守備力は、ボストンの成功に大きく貢献し、NHL全体におけるディフェンスのプレースタイルに変革をもたらしました。

 特にその長いリーチを生かした守備は、相手チームにとって非常に難攻不落であり、ゲームの戦術に多大な影響を与えました。

チャラについては、以前このブログで取り上げました。

 また、彼の他に、2025年のホッケーの殿堂に名を連ねる可能性のある選手たちも注目されています。ライアン・ゲッツラフ、ジョー・ソートン9、ダンカン・キース10、ケイリー・プライス11といった名選手たちが候補に挙がっています。これらの選手たちがホッケー殿堂に名を刻むことが期待されています。

ゲッツラフについても、以前このブログで取り上げました。

コナー・マクデイビィッドの現在と今後について

 エドモントン・オイラーズのスーパースター、コナー・マクデイビッドがトロントで試合を行う時、その会場には特別な雰囲気が漂います。マクデイビッドのような世代を超えた選手は、どこでも注目を集める存在であり、特に彼の故郷であるトロントでの試合は、地元ファンにとって一層特別な意味を持つのです。

 マクデイビッドは、オンタリオ州ニュー・マーケット出身で、トロントから車で35マイルほどの距離に住んでいます。トロントには深い愛情を抱いており、オフシーズンにはトレーニングを行うため、またプライベートの時間を過ごすために地域を訪れています。

 彼は、かつてNHLの選手からスーパー・トレーナーに転身したゲイリー・ロバーツ12の指導の下で夏季のトレーニングを行い、湖畔の別荘も所有している。この夏にはその地域で結婚式を挙げるなど、トロントとの絆を強調している。

 2015年2月、マクデイビッドが18歳の時に行ったインタビューでは、もしトロント・メープルリーフスでプレーする機会があれば、それが「絶対に夢の実現」だと語りました。

 彼は「トロント出身なので、リーフスのファンであるのは当たり前。毎週土曜夜の『ホッケーナイト・イン・カナダ』13が楽しみで、初めてリーフスの試合を観た日のことは今でも忘れられない」と振り返っています。

 現在、マクデイビッドはエドモントン・オイラーズでキャプテンとして活躍しており、昨季のスタンレーカップ・ファイナルではフロリダ・パンサーズにあと一歩及ばなかったものの、エドモントンのファンに深く愛され、チームの中でも重要な存在となっています。

 彼の契約は2025年に満了し、その後の進退については注目が集まっていますが、彼はファンや組織への忠誠心とともに、「勝利への欲求」を最も重要視していると言われています。

 また、エドモントンのチームメイトであるレオン・ドライサイトルも、2027年まで契約を結んでおり、マクデイビッドとの長期的なプレーの可能性も囁かれています。

 しかし、マクデイビッドがリーフスに移籍するという憶測はまだ早すぎるというのが現実であり、彼自身は「ここにいる今の瞬間に集中している」と語っています。

こんな感じで、移籍問題は絶えずネットの話題になっています。

 トロントでの試合について、オイラーズのファンがSNSで不安を感じることもありますが、これに対して冷静に考える必要があります。現在のマクデイビッドは、ただの少年時代の憧れを超えて、今はエドモントンのために全力を尽くしている選手であり、次の試合も自分のベストを尽くすことを心掛けています。

 トロントでの試合は、彼にとって故郷に帰るような気持ちであり、家族や友人の前でプレーすることは、特別な動機づけとなっているのです。

 過去10回のトロントでの試合では、マクデイビッドは16ポイント(3ゴール、13アシスト)を記録しており、特に2020年1月にメープルリーフス相手に決めた素晴らしいゴールは、ウエイン・グレツキーを感動させたほどです。

このスティックさばき!天才的!

 トロントの観客の前でプレーすることは、彼にとって非常に意義深いものであり、今後のキャリアにおいてもその重要性は変わりません。

 今後2年間、エドモントンでの契約延長の可能性や、トロントでプレーする選択肢が出てくるかもしれませんが、それに関する憶測は現段階で無意味です。すべての32チームがマクデイビッドを迎え入れたいと思っていますが、今の彼は個人の記録や契約問題よりも、スタンレーカップ制覇に全力を注いでいるからです。

 試合が進むにつれて、その魅力はますます高まり、ファンにとっては一試合一試合が歴史的な瞬間となるのです。

 マクデイビッドがトロントでプレーする姿を観ることができるこの土曜日、ファンは過度な推測や心配をせず、単純に一人の偉大な選手がアイスホッケーの最高舞台でプレーする様子を楽しむことが大切です。

まとめ

 レンジャーズがジェッツとの試合で実力を示し、しっかりとしたプレーを見せられるかどうかが、今後のチームの成績に直結します。チーム全体での改善が求められる中、ジェッツ戦での結果がシーズンの行方を大きく左右する可能性があります。

 レンジャーズが本来の実力を取り戻すためには、今が絶好のチャンスと言えるでしょう。

 「4 Nations Face-Off」に向けて、カナダ代表には多くの注目選手が集結しており、その強力なラインナップと連携が大会の鍵を握ります。特に、ノバスコシア州出身のスターたちが地元の誇りを背負って戦う姿は、多くのファンにとって特別な意味を持つものです。

 また、アメリカ代表の選手選考や今後のホッケー殿堂入り、そしてマクデイビッド移籍を巡る議論も、今後のNHLの動向に大きな影響を与えるでしょう。

讃岐猫
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【註釈】

  1. この期間、5勝3敗とまずまずの成績。しかし、調子の上がらないバッファロー・セイバーズに1-6と大敗(11月7日〈木〉)。

     絶好調のフロリダ・パンサーズ(10月24日〈木〉、1-3)とワシントン・キャピタルズ(10月29日〈火〉、3-5)にも内容的に完敗と、チームの調子に波のある感は否めない。
    ↩︎
  2. 現在、レンジャーズはイースタン・カンファレンス内メトロポリタン・ディビジョンの4位。トップのニュージャージー・デビルズと勝ち点差3であり、離されているわけではない。

     しかも、デビルズの試合消化は18試合で、これはレンジャーズの13試合と比べてもかなり早い。これはチェコで行われたグローバル・シリーズ(10月4日〈金〉・5日〈土〉)の影響で、デビルズは他チームより早く開幕したからである。
    ↩︎
  3. シュート数では、レッドウィングスの37本に対し、レンジャーズは24本と大差を付けられている。特に第2ピリオドは19対8とシュートを打たれまくっており、防戦一方だった(それでも2ゴール決めているのだが)。

     ファイス・オフの勝率がレッドウィングスの55.2%に対し、レンジャーズは44.8%と圧倒されている。パックを保持できなければ攻撃されるのは当たり前で、この状態が続くと、ジェッツ戦は大差で敗北の可能性もある。
    ↩︎
  4. 選手やチームのプレーが攻撃的または防御的にどれだけ積極的であったかを測るための統計的指標。特に、選手やチームの攻撃力や守備力を数値化する際に広く用いられる。コルシーは、シュートを放った回数、あるいはシュートを受けた回数に関連している。

     コルシーの主な目的は、選手やチームが試合中にどれだけ積極的に攻撃を仕掛け、逆にどれだけ守備的なポジションを取っていたかを分析することである。コルシーはシュートの数に基づいており、シュートを多く放った選手やチームが必ずしも得点に繋がるわけではないが、積極的に攻撃を仕掛けていることを示す。

     コルシーは「コルシー・フォー(Corsi For, CF)」と「コルシー・アゲインスト(Corsi Against, CA)」という2つの指標に分けて測ることもある。
    Corsi For(CF):選手やチームが放ったシュート数。
    Corsi Against(CA):選手やチームが相手に放たれたシュート数。

     これらを用いて、選手やチームの「コルシー差(Corsi Differential)」を計算できる。この差がプラスであれば、その選手やチームは攻撃的に有利な立場にあることを意味し、逆にマイナスであれば守備的な傾向が強いことになる。
    ↩︎
  5. ジェッツは15試合を消化し、14勝1敗。オーバータイムまでもつれ込んだ試合は無い。ポイント獲得率.933、得点67、得失点差+36は32チーム中単独トップ。失点31はレンジャーズに次いで2位。現在6連勝中である。
    ↩︎
  6. 2024年6月28日、NHLは各チームの最初の6人の選手を発表し、残りの選手は11月29日から12月 2日の間に発表される予定。1チームは23人。2025年のNHLオールスターゲームの暫定的代替大会に位置づけられている。

     またIIHFと合意していないため、トーナメントにはNHL以外の選手を含めることはできない。
    ↩︎
  7. ハリファックスはカナダ・ノバスコシア州の州都で、大西洋沿岸に位置する歴史ある都市。1749年に設立され、重要な軍事拠点として発展した。港湾が有名で、商業・貿易の中心地としても重要。

     観光名所にはハリファックス・シタデルや公共庭園があり、文化的にも多様で、音楽や芸術のイベントも盛況である。ダルハウジー大学などの教育機関があり、学術都市としても知られる。
    ↩︎
  8. カナダ・ノバスコシア州ハリファックス市の郊外に位置する住宅地で、豊かな自然環境と海に面した景観が魅力。元々漁業と農業の地域だったが、近年は住宅地として成長。特にファミリー層に人気があり、ハリファックス市中心部へのアクセスも良好。
    ↩︎
  9. NHLの歴史に名を刻むパスの達人で、特にサンノゼ・シャークスでの活躍が光る。1997年にボストン・ブルーインズから全体1位で指名され、その後シャークスに移籍。ここで圧倒的な視野と精度でアシストを重ね、2006-07シーズンには120アシストでアシスト王に輝く。

     キャリア通算では1,000アシスト以上を記録し、オールスターに6回選出。2016年にはシャークスをスタンレー・カップ決勝に導き、最終的にピッツバーグ・ペンギンズに敗れるも、チームの中心選手として大きな影響を与えた。
    ↩︎
  10. 1983年7月16日、カナダ・マニトバ州生まれ。シカゴ・ブラックホークスで長年活躍したNHLの名ディフェンダー。2002年のNHLドラフトでシカゴから全体54位で指名され、2005年にデビュー。優れたスケーティング能力と守備力で注目を集め、攻撃面でも大きな貢献を果たした。

     特に、2010年、2013年、2015年のスタンレー・カップ制覇において中心選手として活躍。2010年にはノリス・トロフィー(最優秀ディフェンダー)、2015年にはコンスミス・トロフィー(プレーオフMVP)も獲得。引退前にはシカゴ・ブラックホークスのレジェンドとして広く認識された。
    ↩︎
  11. 1987年8月16日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州ヴァンクーヴァー出身。2005年のNHLドラフトでモントリオール・カナディアンズから全体5位で指名され、2007年にプロ入り。モントリオールのゴールテンダーとして長年活躍し、特にその冷静なプレー、優れた反射神経、ポジショニングで高く評価された。

     2015年にはベジーナ・トロフィー(最優秀ゴールテンダー)とハート・トロフィー(最優秀選手)を受賞。また、2014年のソチオリンピックではカナダ代表として金メダルを獲得。キャリア通算350勝以上を記録し、NHL屈指のゴールテンダーとして名を馳せた。
    ↩︎
  12. 1966年5月23日、カナダ・オンタリオ州出身。1984年にカルガリー・フレームスから全体12位で指名され、NHLキャリアをスタート。パワーフォワードとして活躍し、1989年にはスタンレー・カップを制覇。その後、トロント・メープルリーフスやカロライナ・ハリケーンズ、フロリダ・パンサーズなどでプレー。

     引退後、ロバーツはフィットネスとトレーニング分野に進出。自身の経験を生かし、アスリート向けのトレーニングプログラム「ゲイリー・ロバーツ トレーニングシステム」を展開。選手や一般人の健康・パフォーマンス向上をサポートしている。
    ↩︎
  13. 毎週土曜日の夜にNHLの試合を生中継する長寿番組。1952年にCBC(カナダ放送協会)で放送が開始され、その後長年にわたりカナダ全土で愛され続けている。現在はロジャースメディアが放送を担当しており、NHL全試合の中継権を所有。

     番組は、試合のライブ中継に加え、試合前のプレビューや後の分析なども行われ、解説者やアナウンサーによる詳細な情報提供が特徴。特にカナダの人気チームの試合(トロント・メープルリーフスやモントリオール・カナディアンズなど)は高い視聴率を誇る。 ↩︎
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