はじめに
開幕からの連勝チーム数が、少しずつ少なくなってきています。オタワのカナディアン・タイヤ・センターで行われた一戦で、セネタースがタンパベイ・ライトニングに5-4で勝利し、ライトニングに今季初の敗北をもたらしました。
試合は序盤から激しい攻防が繰り広げられ、セネタースはパワープレーの成功や見事な連携でリードを奪いました。一方、シアトル・クラーケンはカルガリー・フレームスとの接戦を制し、延長戦での勝利を収めました。フレームスも初めての負けゲームです。
また、ウィニペグ・ジェッツはピッツバーグ・ペンギンズに勝利し、こちらは今シーズン5戦全勝を達成。各チームのパフォーマンスが注目される中、今後の展開に期待が高まります。
ジェッツの好調ぶりばかりが目立つ試合だったにゃ。ペンギンズは全体的にヤバいかも。ベテラン頼みは相変わらずとして、昨シーズンまでどうにか持ちこたえていた守備陣が遂に決壊の様相。これが攻撃陣に守備面での負担となり、サイクルが非常に悪い。
引用元:nhl.com(NHL公式)「Batherson has 3 points, Senators hand Lightning 1st loss」
バザーソンの輝きとチームメイトとの連携
オタワのカナディアン・タイヤ・センターで行われた試合(10月19日〈土〉)で、セネタースがタンパベイ・ライトニングに5-4で勝利し、相手に今シーズン初の敗北をもたらしました。
この試合で注目を浴びたのは、セネタースのドレイク・バザーソン(右ウィング、26歳)で、彼は2ゴールと1アシストを記録し、チームの勝利に大きく貢献しました。
試合は序盤から白熱し、バザーソンが1ピリオド1分50秒に先制ゴールを決めました。彼は仲間のクロード・ジルー(右ウィング、36歳)からのパスを見事に決め、セネタースが1-0のリードを奪います。
ジルーとバザーソンの連携は抜群で、バザーソンも「彼は自分の憧れの選手だったので、一緒にプレーできて本当に嬉しい」と話しました。
セネタースは続けて、ジョシュ・ノリス(センター、25歳)のゴールで2-0とリードを広げました。しかし、ライトニングも負けじと反撃します。ニキータ・クチェロフ(右ウィング、31歳)がゴールを決め、2-1に迫ります。
ライトニングは第2ピリオドの終わりに同点に追いつきましたが、ブレイディ・トカチュク(左ウィング、25歳)がその後すぐにゴールを決め、セネタースが再びリードを奪いました。
セネタース、パワープレーの成功が鍵
この試合で特に注目すべきは、セネタースのパワープレーです。オタワは5回のパワープレーのうち2回を成功させ、チーム全体の連携が素晴らしかったです。ライトニングの選手たちは、「ペナルティで自分たちが崩れてしまった」と反省の弁を述べています。
また、セネタースのゴールキーパー、アントン・フォルスバーグ(31歳)は25セーブを記録し、チームの守備も頼もしいものでした。
フォルスバーグは「バックアップとしてのプレッシャーを感じつつも、チームのために全力を尽くしました」と語り、彼の奮闘がチームの勝利に繋がったことが伺えます。
試合を振り返り、バザーソンは「私たちは長い間一緒にやってきた仲間なので、連携が良い。今後もこの調子で続けていきたい」と意気込みを見せました。
この試合は、若い選手たちが活躍し、チームの団結力を再確認させる内容となりました。今後の試合でも、セネタースのパフォーマンスに期待が高まります。
この試合のハイライト映像です。
【得点経過】
オタワのカナディアン・タイヤ・センターで行われた試合で、セネタースがタンパベイ・ライトニングに5-4で勝利しました。以下は試合の得点経過です。
第1ピリオド
1:50:ドレイク・バザーソンがクロード・ジルーのパスを決め、セネタースが1-0と先制。
13:21:ジョシュ・ノリスがゴールを決め、セネタースが2-0とリードを広げる。
第2ピリオド
1:59:ニキータ・クチェロフがゴールを決め、ライトニングが2-1に。
10:39:ニコラス・ポール(左ウィング、29歳)がゴールを決め、セネタースが2-2の同点に追いつく。
13:20:再びバザーソンが得点し、セネタースが3-2とリード。
18:13:ジェイク・ゲンツェル(センター、30歳)がゴールを決め、ライトニング3-3の同点に。
18:56:ブレイディ・トカチュクがパワープレーでゴールを決め、セネタースが4-3と再びリード。
第3ピリオド
6:17:ノア・グレガー(左ウィング、26歳)がショートハンドで得点し、セネタースが5-3。
8:11:ミッチェル・チャフィー(右ウィング、26歳)がゴールを決め、ライトニングが5-4の1点差に迫る。
試合を通じて、セネタースはパワープレーでの連携が光り、バザーソンとジルーのコンビネーションが特に効果的でした。
引用元:nhl.com(NHL公式)「Eberle, Kraken win in OT, hand Flames 1st loss of season」
クラーケンの延長戦勝利!
(10月19日〈土〉)シアトル・クラーケンがカルガリー・フレームスに2-1で勝利し、相手に今季初の敗北をもたらしました。
この試合は、クラーケンのホームであるクライメイト・プレッジ・アリーナで行われ、オーバータイム(延長線)の48秒でクラーケンのキャプテン、ジョーダン・エバール(右ウィング、34歳)が決勝ゴールを決めました。
試合はとても接戦で、お互いに攻撃のチャンスが限られていました。エバールは試合後、「今日はかなりシンプルな試合だった」と振り返り、フレームスが多くのシュートをブロックし、(クラーケンに)チャンスを与えなかったことを強調しました。
そんな中で、クラーケンは試合をうまく乗り切り、延長戦での勝利を手にしました。
試合の先制点はフレームスのブレイク・コールマン(センター、32歳)によるもので、第1ピリオドの最後にパワープレイで決めました。しかし、クラーケンもすぐに反撃します。第2ピリオドにはチャンドラー・スティーブンソン(センター、30歳)がゴールを決め、試合を1-1に戻しました。
これが彼にとってクラーケンでの初ゴールとなり(ベガス・ゴールデンナイツより移籍)、「肩の荷が下りた感じ」と喜びを表現しました。
クラーケンのキャプテン、チームの団結力を賞賛!
エバールの決勝ゴールは、ブランダン・モントゥール(ディフェンス、30歳)がリバウンドを拾い、エバールにパスを送った結果生まれました。エバールは「モントゥールの素晴らしいプレーで、ゴールを決めるチャンスができた」と称賛しました。
クラーケンのゴールキーパー、ジョーイ・ダコード(28歳)は21セーブを記録し、チームの勝利に貢献。監督のダン・ビルズマも、チームが粘り強く戦ったことを称賛し、「相手に何も与えないために、全員が集中して戦った」と語りました。
フレームスは、今シーズン開幕から4勝を挙げていましたが、この試合で連勝は4でストップしました。監督のライアン・ハスカは、試合後に「パックの扱いがシャープではなかった」と反省の弁を述べました。
この勝利により、クラーケンは今シーズン4勝2敗となり、これで3連勝を達成しました。ファンにとって今後の試合がますます楽しみになる結果となり、次の試合でもクラーケンがどんな活躍を見せてくれるのか、期待が高まります!
クラーケン、開幕前予想では「プレーオフ進出?無理なんじゃない」って言われていたのに、この調子を維持できれば、かなり上位に食い込むんじゃないかにゃ。アップダウンの大きい暴れ大ダコ軍団は、今シーズンこそ安定した泳ぎを見せてもらいたい。
【得点経過】
シアトルのクライメイト・プレッジ・アリーナで行われた試合で、シアトル・クラーケンがカルガリー・フレームスに2-1で勝利し、フレームスは今季初の敗北を喫しました。この試合では、キャプテンのジョーダン・エバールが延長戦の48秒で決勝ゴールを決めました。
第1ピリオド
19:51:ブレイク・コールマンがフレームスのパワープレーでゴールを決め、1-0とリードを奪う。
第2ピリオド
12:25:チャンドラー・スティーブンソンがクラーケンのパワープレーでゴールを決め、1-1の同点に。
延長戦
0:48:ジョーダン・エバールが決勝ゴールを決め、クラーケンが2-1で勝利。
延長戦の一部始終です。
エバールは「試合は非常にタイトで、守りが堅かった」と語り、両チームのディフェンスが光る展開となりました。クラーケンはこれで3連勝、成績は4勝2敗となり、チームの士気も高まっています。
フレームスの監督ライアン・ハスカが「パックの扱いが鈍かった」と語るように、試合の終盤にミスが目立ちました。フレームスは5連勝に失敗し、フランチャイズ新記録には届きませんでした。
この試合のポイントは、エバールの活躍だけでなく、クラーケンの強固なディフェンスと(パワープレイ時の)スペシャルチームのパフォーマンスにもありました。これからの試合でも、クラーケンのさらなる活躍が期待されます。
引用元:nhl.com(NHL公式)「Jets pull away in 3rd against Penguins, stay undefeated」
ウィニペグ、無敗街道を突き進む
(10月20日、)ウィニペグ・ジェッツがピッツバーグ・ペンギンズに6-3で勝利し、今シーズンの戦績を5戦全勝としました。この試合は、カナダ・ライフ・センターで行われ、ウィニペグの選手たちは初めて2点差からタイに持ち込み、逆転勝利となりました。
試合の展開は波乱に富んでおり、ペンギンズが第2ピリオドで先制しました。第2ピリオドの1分30秒、ケビン・ヘイズ(右ウィング、32歳)がパワープレイでゴールを決め、早くもリードを奪いました。
さらに、第2ピリオドの5分21秒にはラース・エラー(センター、35歳)が追加点を挙げ、ペンギンズが2-0とリードしました。この時点で、ウィニペグは厳しい状況に直面していましたが、選手たちは冷静さを保ちました。
ペンギンズ戦の逆転劇
第2ピリオドの中頃、ウィニペグは反撃に転じます。12分18秒、カイル・コナー(左ウィング、27歳)が6対5のパワープレイ1でゴールを決め、1点差に詰め寄ります。
この得点がチームの勢いを引き寄せ、17分36秒にはマーク・シャイフェル(センター、31歳)がリバウンドを押し込み、試合は2-2の同点に。さらに、19分29秒にはウラディスラフ・ナメスニコフ(センター、31歳)がゴールを決め、ウィニペグが3-2と逆転に成功しました。
第3ピリオドに入ると、ペンギンズが再び追い上げを見せます。1分39秒、エラーが鋭い角度からゴールを決め、再び同点に。しかし、アダム・ローリー(センター、31歳)が4分20秒にメイソン・アップルトン(センター、28歳)からのパスを受けてゴールを決め、ウィニペグが再度リードを奪います。
この後もジェッツは攻撃を続け、7分41秒にアップルトンがさらに追加点を挙げ、試合は5-3に。その後、ニーノ・ニーダーライター(右ウィング、32歳)がエンプティネットで得点し、最終的に6-3で試合を締めくくりました。
点の取り合いで面白いっちゃ面白い試合。
ジェッツの強さの秘密は粘り腰にあり
この勝利により、ウィニペグはNHLで唯一無敗のチームとして、その存在感を示しています。ジェッツの監督スコット・アルニエルは試合後、「我々は試合の中で非常に雑なプレーが多かったが、選手たちが逆転に向けて粘り強く戦ったことが重要だった」と語りました。
また、ペンギンズのシドニー・クロスビー(センター、37歳)は、チームの守備に課題があるとし、「守備を改善しない限り、安定して勝つことは難しい」とコメントしました。
この試合の結果、開幕5連勝をしたカナダのチーム2で言えば、今シーズンのウィニペグ・ジェッツで5チーム目となり、今後の試合への期待が高まります。
選手たちの個々のパフォーマンスも注目されており、特にコナーやシャイフェルの得点力3、そしてゴールキーパーのエリック・コムリー(29歳)の39セーブ(今シーズン、初先発)は、チームの勝利に大きく貢献しました。今シーズンのジェッツには、さらなる成功を期待できそうです。
まとめ
今回の試合は、セネタースの若手選手たちが力を発揮し、チームの団結力を示す重要な一戦となりました。バザーソンの活躍が特に印象的で、彼の成長はチームにとって大きなプラスです。また、クラーケンは延長戦での勝利を収め、エバールの活躍によりチームの士気も高まりました。
ウィニペグ・ジェッツは無敗を維持し、今シーズンのタイトル争いにおいて注目の存在となっています。これからの試合でも、各チームのパフォーマンスがどのように変化していくのか、一層の期待が寄せられます。特に若手選手の台頭が、リーグ全体に新たな風を吹き込むことでしょう。
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- この場合は、遅延ペナルティによって発生する。ペナルティを受ける選手が氷上にいる間に、チームがプレーを続けることを可能にするルール。審判が反則を認識した際、選手がペナルティボックスに入るまでの間、プレーを続けることができる。
遅延ペナルティが発生している間、反則を犯したチームは選手が1人少ない状態でプレーすることになり、反則をされた側のチームは通常、ゴールキーパーを外して攻撃の人数を増やす。これにより、6対5の状況が生まれるのである。
↩︎ - 2019-20シーズンのモントリオール・カナディアンズ(9連勝)、2019-20および2021-22シーズンのエドモントン・オイラーズ(各5)、2005-06および2007-08シーズンのオタワ・セネタース(それぞれ6および5)、1994-95シーズンのケベック・ノルディックス(5)となっている。
↩︎ - コナー(4ゴール、1アシスト)、シャイフェル(5ゴール、3アシスト)、ディフェンダーのジョシュ・モリッシー(29歳。1ゴール、6アシスト)はそれぞれシーズン開幕から5試合連続ポイントを挙げており、チームの連勝に大きく貢献している。 ↩︎