NHL、レギュラーシーズンの試合数「82」→「84」に拡大か!?

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はじめに 

  この年末押し迫った時期に、日本ラグビーのプロ・リーグ、リーグ・ワンがやっと開幕しました。 

 ラグビーはアイスホッケーと同じくらい好きなスポーツで、トップ・リーグ時代からずっと観てきたのですが、レギュラー・シーズンの試合数をはじめとするルールがコロコロ変わり過ぎて、さすがに「何とかならんかな」と思ってしまいます。 

 サッカー以上に代表戦を重んじるスポーツであるため、国内公式戦が後回しになってしまうのは仕方ないにしても、国内ファン増加に苦戦するのは明らかです。 

 ここ数年、NHLは新型コロナの影響で試合数を減らしたり、対戦方法を変更したりしてきました。今シーズン、レギュラー・シーズンの進行も久しぶりに落ち着き、アリーナも活気に包まれていますが、ここに来て、新たな議論が起き始めています。 

 現行の82試合を84試合に拡大するという議論です。果たして、その理由は何なのでしょうか。 

讃岐猫
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試合数が増えるのはファンとして嬉しいけど、

ハードなスポーツなので、選手の体調管理が心配だにゃ。

引用元:ESPN.com「Sources: NHL considering 84-game regular-season schedule」。 

事の発端 

 NHLは、より多くの地域のライバル・チームとの対戦カードを組むために、レギュラーシーズンを82試合から84試合に拡大することを検討していると、情報筋はESPNに伝えました。 

 リーグは、ライバル・チームとの地域シリーズ(ディビジョンゲーム)の試合数が不均衡であると、一部のチームから苦情が出たことを受け、現在の日程の代替案を検討しています。 

現在の試合数の配分 

 現在は、各チームが地区別(ディヴィジョン)の対戦相手と3試合または4試合、計26試合を行っています。彼らは自分たちのカンファレンス内で地区外チームと3試合を行い、合計24試合を行っています。 

 そして、他のカンファレンスの対戦相手とホーム&アウェイの2試合を行い、合計32試合を行っています。 

 例えば、メトロポリタン・ディビジョンで、ニューヨーク・レンジャーズは、ライバルのニューヨーク・アイランダーズとフィラデルフィア・フライヤーズとそれぞれ3回しか対戦しません。 

 12月22日のレンジャーズ対アイランダーズ戦が、両チームが2022-23年のレギュラーシーズンで対戦する最後の試合なってしまいます。 

讃岐猫
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北米の場合、広大な国土のおかげで、

同一カンファレンス内で対戦しようにも、

移動するだけで大変なんだよにゃ。

2試合増加の利点 

 レギュラーシーズン2試合が追加することで、NHLは現在のスケジュール形式を維持することが可能になり、すべてのチームが他のすべてのチームと最低1回対戦する一方で、地区のライバル・チーム同士が毎シーズン4試合対戦することになります。 

 一説には、プレシーズンの日程を短縮して、その分を追加試合で補う案もあります。地域(ディヴィジョン)のライバルとの試合は、通常、より多くの観客を、全国放送や地方放送において、より多くの視聴者をそれぞれ集めます。 

 NHLのあるゼネラルマネージャーは「エドモントンでカルガリーと10回も対戦したら、チケット全部売れてしまった。クレイジーだよ」と述べました。 

讃岐猫
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NHLの場合、トレーニング・キャンプが短い分、

プレシーズン・マッチで補ってる感じするけど、

ちょっと多いかにゃ。

今後、どう検討されていくのか 

コミッショナーは乗り気? 

 レギュラーシーズンを84試合に拡大することは議論の段階にあります。フロリダ州パームビーチで開催された今週の理事会ではこの話題に言及されていませんでしたが、2023年3月のゼネラルマネージャー会議で議論される予定です。 

 NHLのコミッショナーであるゲイリー・ベットマンは、スタンレーカップのプレーオフにチームを追加することには断固反対していますが、ある情報筋がESPNに語ったところによると、ベットマンはレギュラーシーズンの拡大を検討するかもしれないと語っています。 

過去に「84試合」のシーズンがあった 

 NHLの関係者は「本当に最もシンプルな方法だと思う」と述べました。 

 NHLは以前1992-94年に84試合のレギュラーシーズンがあり、リーグとNHLPAは、各チームのスケジュールに「中立地」での試合を2試合追加することに合意していました。 

移動を減らせば経費節減 

 レギュラーシーズンの拡大は、スケジュールにライバルとのゲームを追加するために検討されている1つの解決策にすぎません。 

 NHLのゼネラルマネージャーらは先月、トロントで開催された会合で、移動を減らしてライバルチームとの試合を増やすスケジュールの作成方法について話し合いました。 

 これには、遠征で対戦相手と複数のゲームをプレイすることも含まれており、NHLは2020-21年シーズンにCOVID-19のパンデミックの影響で56試合に制限されていた時に実施しています。 

 あるゼネラルマネージャーはESPNの取材に対し、「議論の中心となったのは、例えばエドモントンは今シーズン、カルガリーと[3回]しか対戦していないという事実です」と述べ、「ライバル関係を利用し、地区内での試合数を増やしたり、中継地ごとの試合数を増やしたりして経費を節約してはどうか。COVIDの時のスケジュールは、うまくいったようですし」。 

 Sportico(スポルティコ、スポーツビジネスを扱うニュースサイト)は、トロント会議での議論について最初に報じました。

讃岐猫
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過去に84試合制の年があったとはいえ、

1シーズンだけってのが気になるにゃ。

そん時の経緯が知りたい。

NHLが恐れるのは 

 NHLはコメントを控えました。スケジュールの変更にはNHLPA(NHL選手組合)の承認が必要です。

 84試合のシーズンに関しては、チームが82試合以上プレーすることをCBA(Collective Bargaining Agreement、団体協約。NHLとNHL選手組合との間に交わされた選手契約や待遇などに関する協約)が制限しているため、増加する可能性がある場合は選手の承認が必要となるのです。 

まとめ 

 選手会の承認を得なければならない、この点が一つの鍵になるでしょう。かつてストライキが長引き、シーズンを棒に振った経験が NHLにはあるだけに、ここは慎重に対処するでしょう。 

 一部のチームの意見だけを聞いて動くと、不公平感が出てしまい、いらぬ対立を生みかねません。 

 とはいえ、ファンとしては、より面白くて興味深い対戦が増えることを期待していますし、それによって、チームを持つ地元が潤えば、全てがウィンウィンの関係になる可能性は高いです。たかが2試合、されど2試合。NHLがどう舵を切るか、注目です。 

讃岐猫
讃岐猫

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

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