ヒューストンかオースティンか?NHLテキサス新チーム構想の全貌

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はじめに🏒

 前回の記事では、ヒューストンが第33のNHL都市として最有力視される理由をお届けしましたが、今回はその続編です!✨

 本記事では、複数都市から検討を進めるフリードキン氏の参入アプローチや、ライバル都市オースティンとの市場比較を深掘りします。

 さらに、アリゾナ・コヨーテズの復活構想やテキサス新チーム誕生に伴う「ディビジョン再編」、そしてコロラド・アバランチへ及ぼす意外な影響まで徹底解説します!💡

参照記事(1):Houston Chronicle「Why Houston’s bid for an NHL expansion team is different behind Dan Friedkin’s ‘persistent approach’

参照記事(2):Mile High Sticking「NHL Expansion could force Avalanche into another division

これまでとは異なるNHLの拡張🏒

 NHLが33番目となる新規チームを加えるプロセスは、過去の事例と比べても非常に異例なものとなっています。デイリー副コミッショナーによると、複数の都市候補から柔軟に選択したいというオーナー側の要望に対し、リーグ側は全体の状況を考慮した上で、この二本立てのアプローチを受け入れることにしました。✨

 歴史的にNHLの拡張は複数チーム同時が基本でした。1967年に6から12チームへ倍増した例や、その後も2チーム単位で追加されたケースが多く存在します。

 しかし、ミネアポリス・セントポールとオハイオ州コロンバスにチームを加えた2000年以降、単独での新規参入は2017年のラスベガスと2021年のシアトルの2例のみで、近年は個別参入の形もリーグに定着しつつあります。💡

 デイリー氏は「1996年に就任した頃と比べプロセスが変化している」と話し、「そのことは、ラスベガスが単独チームでの拡張だったという事実からも明らかです。シアトルについては、(ベガスと)関連する拡張だと考えた人も多かったかもしれませんが、実現したのは数年後でした。

 そして、それは我々にとってうまくいきました。ですから、今後もそのような形で進めていくことになります」👍

 一方、ベットマン氏は4月、ニューヨークでスポーツ担当編集者のグループと会った際、NHLの拡張には4つの主要な条件があると説明しました。安定したオーナーシップ、アリーナ、適切な市場、そして新たなフランチャイズがリーグをより強くすることです。

 フリードキン氏のように2つの市場から選ぶ異例の手続きであっても、この4つの柱は変わらないとデイリーは語りました。重要視されるのは最先端施設の有無や、リーグへ価値をもたらせるかという点です。今回、本当に変わるのは、オーナーシップではなく市場そのものなのです。🏒

オースティンで最初の存在になるか、それともヒューストンで4番目になるか?🏒

 これまでNHLはカリフォルニア州サンノゼ、ノースカロライナ州ローリー、オハイオ州コロンバス、そしてラスベガスなどの新市場へ参入する際、その地域で「最初の4大プロスポーツチーム」として旗を立ててきた実績があります。新都市での展開を図る上で、地域初のメジャーチームとなる戦略はリーグにとって伝統的なアプローチの一つでした。

 新候補地のオースティンには、これまで4大プロスポーツ(NFL、MLB、NBA、NHL)のチームが存在していません。ただし2021年からMLSのオースティンFCが活動しており、MLB拡張に関心を示す実業家もいます。完全なスポーツの空白地帯というわけではなく、独自のスポーツ文化が育ちつつあります。⚽

MLSのオースティンFCのホーム、Q2 Stadiumの映像です。新しいスポーツ文化がグングンと形成されている街、こっちを選ぶと、熱狂的なファンがつきそうな感じしますけどね。

 一方で州都オースティンには、テキサス大学というスポーツ界の巨大な存在が控えています。強豪大学がある都市で唯一のプロチームとして活動するNHL都市は、ローリー(カロライナ・ハリケーンズ)やコロンバス(コロンバス・ブルージャケッツ)など他にも例があり、大学スポーツとの関わり方が注目されます。🏫

【讃岐猫😼の深掘りコラム】巨大学校の影と急成長都市のポテンシャル:オースティン参入を巡る北米メディアの眼差し

 テキサス州第2のNHLフランチャイズ誕生に向け、ダン・フリードキン氏率いる投資グループとの枠組み合意が進む中、候補地の一つであるオースティンへの拡張性とその実現可能性について、北米メディアや専門家の視点は「絶大な市場ポテンシャル」と「大学スポーツという巨人の存在」の間で揺れている。

 オースティンが持つ最大の強みは、全米屈指の急速な人口増加とIT企業の集積による、富裕層・企業スポンサーの獲得余力である。MLSのオースティンFCがホーム戦で連日の満員を記録し、地元のスポーツ熱の高さを実証した通り、4大プロスポーツ不在の街における潜在需要は極めて高い。

 さらに、近隣のシーダーパークを拠点とするAHL(NHL下部リーグ)のテキサス・スターズが、長年にわたり高い集客力と熱狂的なファンベースを築いており、地域におけるアイスホッケー文化の土台はすでに完成している。

 一方で、最大の障壁としてメディアが一貫して指摘するのが、テキサス大学ロングホーンズの圧倒的な存在感である。全米メガ大学スポーツの筆頭格である同校は、フットボールを中心に地域住民のアイデンティティと週末のエンタメ消費を長年独占してきた。

 プロホッケーチームが冬から春にかけてのレギュラーシーズンを生き抜く上で、チケット収入やローカルTV放映権、企業のスポンサー枠を競合することに対する懸念は根強い。

 こうした理由から、ビル・デイリー副コミッショナーをはじめとするリーグ首脳陣や北米有数のホッケーメディアは、既存のインフラや都市規模に勝るヒューストンを「最優先の移籍先」と位置付けつつも、オースティンを「対抗馬としての高価値な選択肢」として評価する二本立てのスタンスを取っている。

 新アリーナ建設費用を含む35億ドル規模の巨額投資に耐え得る市場として、オースティンが大学スポーツの影を乗り越え、初の4大プロスポーツ旗手として君臨できるかどうかが、今後の本格交渉における最大の論点である。

出典:

Pro Hockey Rumors, “NHL Eyeing 2029-30 For Texas-Based Expansion Team To Debut“, August 22, 2026

The Hockey News, “Houston ‘Priority’ Over Austin As NHL Eyes 33rd Franchise Commitment By December“, August 22, 2026

The Daily Texan, “Texas Ice Hockey, Texas Stars solidify Austin as a home for hockey“, July 28, 2026

 2000年にブルージャケッツ参入時のGMを務めたマクリーン氏は、巨大学校であるオハイオ州立大学のある市場での競合を「間違いなく、フランチャイズにとって最大の挑戦だった」と振り返ります。「オハイオ州立大学は当時も今も、本当に巨大な存在です」とマクリーン氏は語りました。

 「驚くほどの規模でした。……簡単なことではありませんでしたし、今でも課題ではあります。しかし、ブルージャケッツは自分たちの地位を築くという点で、本当に素晴らしい仕事をしてきました」💡

ヒューストンには既存の大規模スポーツ市場とToyota Centerという背景があります。巨大な既存スポーツ市場を感じさせる街・ダウンタウン映像がこちら。

大学スポーツか、プロのライバルか:どちらの市場が有利か?🏒

 大学スポーツの強豪と競うか、ヒューストンで4番目のプロチームになるかを聞かれたマクリーン氏は「ヒューストンでの競合を恐れない」と語ります。現在のNHLはNBAやNFLとは異なりますが、ファンや企業を引き付ける魅力があり、選手もリーグの魅力発信に寄与しているため、強豪大学と競うよりプロ同士で勝負したいと強調します。

 「はっきり言いますが、オハイオ州立大学と競争するくらいなら、いつでもNFLと真っ向から勝負するほうを選びます」💬

 1993年にベットマン氏がコミッショナーへ就任して以来、NHLが4番目の主要チームとして参入した市場はマイアミ(1993年)、ダラス(1993年)、デンバー(1995年)、フェニックス(1996年)、アトランタ(1999年)、そしてミネアポリス・セントポール(2000年)の6例あります。

 これらの都市への進出は、すでに他の主要スポーツが存在する巨大市場で、NHLがどのように地位を確立するかという試みでもありました。📊

 上記の進出例のうち、フェニックスとアトランタを除く市場ではチームが定着し成功を収めました。一方で移転を余儀なくされた2都市についても、その一因は市場の競合というより、オーナーシップやアリーナに関連する内部的な問題が大きかったとされています。

 そのため、プロチームが乱立する環境自体は決定的打撃ではないと言えます。🏢

【讃岐猫😼の深掘りコラム】過密市場を制する「第4の枠組み」――激突する巨大資本と立地戦略の舞台裏

 ゲイリー・ベットマンコミッショナー就任以降、NHLが展開してきたサンベルト(南部・西海岸地域)および巨大都市圏への進出戦略は、北米スポーツビジネスにおける最も挑戦的な実験であった。

 MLB、NFL、NBAが既に強固な支持層とスポンサー網を確立している過密市場において、後発の「第4のプロスポーツ」であるNHLがどのように定着を図ったのか。北米の主要スポーツメディアやアナリストは、これを「競技の普及」ではなく、「不動産開発とメディア権獲得を融合させた高度な資本戦略」と分析している。

 評論家の間で共通して指摘されるのは、過密市場におけるNHLの成否を分けた最大の要因が「アリーナの立地」と「親会社(オーナーシップ)の財務基盤」であるという点だ。

 ダラス(スターズ)やデンバー(アバランチ)が成功を収めた背景には、都市の中心部(ダウンタウン)または交通の要所に最先端アリーナを整備し、他競技との共用(NBAチームと同拠点を構える等)によって稼働率を最大化した戦略が存在する。

 都市中心部に拠点を構えることで、ビジネス層の接待需要(コーポレート・チケット)を確実に取り込み、巨大競合都市における安定した収益源を確保したのである。

 一方で、フェニックス(コヨーテズ)やアトランタ(スラッシャーズ)での撤退・移転劇について、スポーツ経済アナリストは「市場の飽和ではなく、インフラと経営体質の構造的欠陥」と断じる。

 コヨーテズは中心部から離れたグレンデールへの移転が裏目に出てファン層の離脱を招き、スラッシャーズは親会社(アトランタ・スピリット社)の内部対立とアリーナ運営の紛糾によって自滅した。

 両都市ともに人口規模や企業基盤自体は申し分なく、実際、2026年現在でも北米メディアでは「適切な新アリーナ計画と強固なオーナーシップさえ揃えば、アトランタやフェニックスは依然として拡張候補の最筆頭である」と評価され続けている。

 過密市場におけるNHLの地位確立は、他競技との直接対決を避けつつ、都市の再開発事業と連動して「エンターテインメントの拠点」としての存在感を高めるアプローチによって果たされてきた。プロスポーツが乱立する都市であっても、緻密な立地戦略と盤石な経営基盤さえ伴えば勝利を収められることを、過去30年の歴史が証明している。

出典:SportsPro, “What the data says about the NHL’s US$6.5bn business“, October 21, 2025

NHL.com, “Bettman says NHL ‘revenue is growing’ ahead of Stanley Cup Final“, June 02, 2026

Spectors Hockey, “NHL Morning Coffee Headlines – August 20, 2026“, August 21, 2026

 デイリー副コミッショナーはエンタメ費用の奪い合いを考慮要素としつつも、テキサス第2のチーム設立に不可避な障害とは考えていません。大学スポーツとプロスポーツの競争を区別せず「競争は競争」と広く捉えており、オースティンの大学文化もヒューストンのプロ文化も同様の競合環境としてフラットに評価しています。💡

消えゆく「非伝統的ホッケー市場」というレッテル🏒

 ヒューストンやオースティンは長らく「非伝統的なホッケー市場」とされてきましたが、そうした境界線は薄れつつあります。

 近年のスタンレーカップ王者7チームのうち、温暖なサンベルト地域以外は1チームのみであり、南フロリダからラスベガスまでホッケーはもはや珍しい存在ではなく、地域の文化として根付いています。☀️

 デイリー副コミッショナーも、地域ごとに長所や短所はあるとしつつも「市場をホッケー市場と非ホッケー市場に分類する時代は過去のもの」と語っています。気候や地域性による偏見はもはや存在せず、あらゆる都市で新規フランチャイズの展開と成功が可能であるとリーグ側も考えています。✨

テキサス新チームとコヨーテズ復活の可能性🏒

 夏の初めに触れたNHL拡張構想では、2030年頃をめどにテキサス州へ2つ目のチームが誕生する可能性へ注目しました。現時点で詳細は未定ですが、参入を狙うオーナー候補グループが、新チームの本拠地としてヒューストンとオースティンのどちらが適しているか、を慎重に見極めている段階です。📍

 一方で、アリゾナ・コヨーテズという「新しい古参チーム」が復活を果たすシナリオも残されています。

 厳密に言えば、NHLには現在33チーム存在していることになるため、もしヒューストンなどで新フランチャイズが正式に誕生することになれば、リーグにとって34番目のチームとして組み込まれる見込みです。✨

コヨーテズ復活とテキサス新チームが引き起こす「ディビジョン再編」🏒

 コヨーテズがユタへ移転した際、コヨーテズのオーナーだったアレックス・メルーロ氏は商標権などの知的財産権を保持していましたが、後にNHLへ返還しました。これにより、現在はリーグ側が権利を所有しており、アリゾナ州で再参入を目指す新たなオーナー候補が現れれば、コヨーテズのブランドを再び使用できる状態となっています。💡

※アレックス・メルーロ氏の現状および経緯について

1. NHLからの撤退と権利の完全放棄

 アレックス・メルーロ氏は、2024年7月にアリゾナ・コヨーテズに関する一切の権利(商標権、ロゴ、歴史などの知的財産権および再参入権利)をNHLへ正式に返還する書類に署名し、フランチャイズの所有権および再建プロジェクトから完全に撤退した。

2. 撤退に至った最大の要因(アリーナ建設の頓挫)

 当初、メルーロ氏は5年以内に新アリーナを建設することを条件に、コヨーテズのブランド権利を保持したまま再参入を目指す合意をNHLと交わしていた。しかし、新アリーナ建設予定地であったノースフェニックスの州有地競売が2024年6月にアリゾナ州土地局によって急遽中止された。

 アリーナ確保の道筋が完全に断たれたことで、メルーロ氏はこれ以上の建設施策の継続を断念し、オーナー業からの撤退を決断した。

3. 現在の立場

 権利返還手続きが完了したことにより、同氏はコヨーテズおよびNHLの経営関係者ではなくなった。将来的にアリゾナ州へNHLチームが再参入する動きが進む場合も、メルーロ氏がそれに関与することはなく、完全に新しい所有者(オーナーグループ)のもとでプロセスが進められる状態となっている。

 もしアリゾナでの復活とテキサス新チームの誕生が同時に実現すれば、セントラル・ディビジョンに2チームが追加されます。しかし、他が8チームの中で同地区だけを10チームにする配置は、日程編成の観点から非常に困難です。そのため、チーム数の偏りを解消するための本格的なディビジョンの再編が不可欠となります。🗓️

 再編案の候補として、中部時間帯に位置するナッシュビル・プレデターズの、イースタン・カンファレンス移籍が挙げられます。ただ、移籍先がアトランティックかメトロポリタンかという配置の問題が浮上します。かつてのサウスイースト地区のような枠組みが存続していれば、スムーズに収まっていたかもしれません。🔍

 同様の再編論議はミネソタ、ダラス、セントルイス、ウィニペグ、ユタ、シカゴなどにも影響を及ぼします。その中で、マウンテン時間帯にあるコロラド(アバランチ)をパシフィック・ディビジョンへ移動させる案は理にかなっているのか、そしてその移籍がチームにどのような影響を与えるのかが大きな焦点となります。⚡

※「中部時間帯」および「マウンテン時間帯」について

1. 時間帯(タイムゾーン)の基本概要

 北米大陸には複数の標準時が存在し、NHLのチーム配置やディビジョン分けには、移動負担やテレビ中継の時間設定を最適化するため、各拠点の属する時間帯が大きく影響している。

2. 中部時間帯(Central Time Zone / CT)

概要: 北米大陸の中央部をカバーする時間帯。協定世界時(UTC)からマイナス6時間(夏時間はマイナス5時間)の位置にある。

該当するチームの例: ナッシュビル・プレデターズ、ミネソタ・ワイルド、セントルイス・ブルース、シカゴ・ブラックホークス、ダラス・スターズ、ウィニペグ・ジェッツなど。

再編における文脈: プレデターズが属するイースタン・カンファレンスのチームのほとんどは東部時間帯(Eastern Time Zone / ET:UTC-5)に本拠地を置くため、中部時間帯にあるプレデターズをイースタンへ移動させると、遠征時の時差や試合開始時刻の調整が課題となる。

3. マウンテン時間帯(Mountain Time Zone / MT / 山岳部時間帯)

概要: 北米大陸のロッキー山脈周辺および西部の内陸部をカバーする時間帯。協定世界時(UTC)からマイナス7時間(夏時間はマイナス6時間)の位置にある。

該当するチームの例:コロラド・アバランチ、ユタ・マンモス、カルガリー・フレームス、エドモントン・オイラーズなど。

再編における文脈:アバランチは現在セントラル・ディビジョンに所属しているが、地理的・時間帯的にはさらに西寄りのパシフィック・ディビジョン(Pacific Time Zone / PTに所属するチームが多い地区)のチームとも比較的時差が少ない(時差1時間)。

 そのため、カンファレンスやディビジョンのチーム数を均等化する再編案において、パシフィックへの配置転換候補として名前が挙げられる。

讃岐猫
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アバランチは実際、パシフィック・ディビジョンでうまく戦える🏒

 コロラド・アバランチのパシフィック・ディビジョン移籍は、チームに大きなメリットをもたらす可能性があります。現在のパシフィックはセントラル地区ほど層が厚くなく、絶対的な強豪が不在なため、移動が実現すれば、アバランチが地区内で圧倒的な強さを発揮して優位に立つ展開が十分に期待できます。🏆

 過去にベガス・ゴールデンナイツがパシフィックを勝ち抜いて、カンファレンス決勝でアバランチを下しましたが、これはベガスのほうがコロラドよりも、自分たちのディビジョンを比較的楽に勝ち抜くことができたからにすぎません。もしベガスが2回戦で強豪エドモントン・オイラーズと対戦していたなら、決勝進出の行方は分からなかったという見方も存在します。🏒

 総じて、ダラスやミネソタ、セントルイス、ユタといったセントラルのライバルとの対戦が減ることはプラスです。代わりにシアトル、カルガリー、バンクーバー、ロサンゼルスなどとの対戦が増えれば、アバランチにとって戦いやすい環境が整い、今後のシーズン運用で大きな優位性を得られるでしょう。✨

もうひとつの移動候補地:地理的要因とコロラドの優位性🏒

 セントラル・ディビジョンからの移動候補としてウィニペグも挙げられます。かつての初代ジェッツは、オイラーズやカナックス、フレームス、キングス、シャークスが在籍し、1993年に廃止された旧スマイス・ディビジョンに所属していました。歴史的には西側の地区とのゆかりがあるチームです。🏒

※「旧スマイス・ディビジョン」について

1. 基本概要

 スマイス・ディビジョン(Smythe Division)は、NHLに1974–75シーズンから1992–93シーズンまでの19年間にわたり存在したディビジョンの名称である。クラレンス・キャンベル・カンファレンス内に設置され、主に北米西部のチームを中心に構成されていた。

 名称はトロント・メイプルリーフスの歴史的経営者・オーナーであったコン・スマイス(Conn Smythe)氏に由来する。

2. 地理的・歴史的特徴

 1981–82シーズンの大規模な地区再編以降、同ディビジョンは主にカナダ西部およびアメリカ西海岸のチームによって形成された。

主な所属チーム(1980年代以降):Edmonton Oilers、Calgary Flames、Vancouver Canucks、Los Angeles Kings、San Jose Sharks(1991年加入)、およびWinnipeg Jets(初代)。

初代ウィニペグ・ジェッツとの関わり:1979年にWHA(ワールド・ホッケー・アソシエーション)からNHLへ編入された初代ジェッツは、1981–82シーズンの中途変更を経てスマイス・ディビジョンに配置され、1992–93シーズンに同ディビジョンが解体されるまで西部の強豪チームと同地区で凌ぎを削った。

3.ディビジョンの特徴と廃止の経緯

 1980年代のスマイス・ディビジョンは、ウェイン・グレツキーらを擁して王朝を築いたエドモントン・オイラーズやカルガリー・フレームスが君臨し、非常に攻撃的で過酷なライバル関係が展開されたことで知られる。

 その後、1993–94シーズンにNHLが従来の歴史的人名冠から地理的な名称(太平洋、中央、大西洋、北東など)へと地区名を一括変更したことに伴い、スマイス・ディビジョンは発展的に解消され、その構成チームの多くは「パシフィック・ディビジョン(太平洋地区)」へと引き継がれた。

 しかし、実際の地図を確認すると、デンバー(コロラド)はウィニペグよりも明らかに西側に位置しています。地理的なバランスを優先して地区再編が行われるのであれば、将来的にはコロラドが移動対象に選ばれ、予想外の恩恵を受ける可能性も十分に考えられます。🗺️

まとめ🏒

 今回は、テキサスでのNHL新規参入をめぐる市場比較と、将来の拡張がもたらすディビジョン再編の可能性について解説しました!✨

 異例の柔軟性を持つテキサス参入劇はもちろん、コヨーテズ復活や地区再編はアバランチなど既存チームの勢力図をも大きく変える要素を秘めています。今後どの都市に新フランチャイズが誕生し、リーグ全体にどんな変化をもたらすのか、不透明ではあるものの楽しみです!👍

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