はじめに
来年2月18日、ノースカロライナ州立大学・カーターフィンレースタジアムにて、カロライナ・ハリケーンズとワシントン・キャピタルズの対戦が組まれていることは、以前お伝えした通りです。野外での試合なのですが、もう1試合、お正月の時期に野外試合が組まれています。
それが「2023 ディスカバーNHLウィンタークラシック」で、来年1月2日、ボストン・ブルーインズvs.ピッツバーグ・ペンギンズ、お正月気分が抜けきらない中(?)で激突します。今回は、その試合用ジャージについての公式発表です。
いつもより記事は短いのですが、ユニ・フェチ、ジャージ・フェチとして見過ごせない話題なので、取り上げてみました!
ユニ・フェチは、古いものであればあるほど、
収集意欲が燃えるんだにゃ!
引用元:NHL.com「Winter Classic jerseys for Bruins, Penguins unveiled」。
※以下の文章で、両チームのユニについて表現しているつもりですが、いかんせん文字だけでは表現の限界があるので、必ず上記のリンク元・引用元を見てくださいね。
今回のユニ(ジャージ)もアディダス担当です!
アディダスとNHLは本日(11月26日)、1月2日(月)にボストンのフェンウェイパークで行われる2023 ディスカバーNHLウィンタークラシック(午後2時~、TNT、Sportsnet、TVA Sports)でボストン・ブルーインズとピッツバーグ・ペンギンスが着用する特別仕様のジャージーを発表しました。
※フェンウェイパーク=ボストン・レッドソックスの本拠地。
※TNT=ワーナー・ブラザース・ディスカバリー傘下のワーナー・ブラザース・ディスカバリー・ネットワークスが運営するアメリカ合衆国の衛星放送およびケーブルテレビ向けベーシックチャンネル。
※Sportsnet=カナダ・英語のスポーツ専門チャンネル、1998年に設立。
※TVA Sports =カナダ・フランス語スポーツ専門チャンネル。
ジャージ販売店について
これらのジャージは、12月1日、adidas.com、adidas.ca、NHLShop.com、NHLShop.ca、ProShop powered by 47、すべてのペンズギア・ストアの場所、マンハッタンウェストのNHLショップNYC等の小売店で販売される予定です。
それぞれのサイトは、以下の通りです。
adidas.ca=https://www.adidas.ca/en
NHLShop.com=https://shop.nhl.com/
NHLShop.ca=https://www.nhlshop.ca/en/
’47=MLB等多くのスポーツシーンでパートナー提携を結ぶブランド。日本では、東北楽天ゴールデンイーグルス、千葉ロッテマリーンズが提携しています。
ボストンを本拠地とする2チーム、ボストン・ブルーインズとNBAのボストン・セルティックスの公式ショップはこちら→ https://www.tdgardenapps.com/boston-proshop/
ペンズギア・ストア=ペンシルベニア州 ピッツバーグのスポーツウェア専門店。こちらはホームページのトップ・ページに、今回のジャージーを大大的にフィーチャーしています→https://pensgear.com/
マンハッタンウェストのNHLショップNYC=https://www.nhl.com/fans/nhl-shop
日本では簡単に入手できそうにないにゃあ…。
ブルーインズのジャージについて
ブルーインズのNHLウィンタークラシックのジャージは、歴代のブルーインズに関する様々なデザインからインスピレーションを得ています。ブラックベースの大きく大胆なゴールドストライプは、紛れもなくボストンらしいセーターになっています。
装飾にはヴィンテージホワイト(古いスケートショップの奥のトランクから、この服を見つけたかのような、古びた染織物を連想させる薄いベージュ色)のタッチがあります。
「BOSTON」のワードマークはアディダスによって作成されたカスタム書体で、1948年に着用されたオリジナルのspoked-B(ブルーインズのチームの紋章のこと)にインスパイアされています。
アーチ型のワードマークは、ニューイングランドのアマチュアホッケーにちなみ、クラシックな(大学などの)代表チームのデザインをさりげなく表現しています。
※ニューイングランド=メイン州、バーモント州、ニューハンプシャー州、マサチューセッツ州、コネチカット州、ロード アイランド州からなる、米国北東部の地域。マサチューセッツ州のボストンはニューイングランドを代表する都市。
ボストンベアーのロゴは、ブルーインズのセカンド・ロゴとして最もよく知られており、ユニフォームの肩当ては1976年に始まり、1990年初頭まで着用されたものです。
クマの色を変え、ボストンのアーチ型のワードマーク「BOSTON」と組み合わせることで、完璧な都市名とマスコットの創造的マッチングを生み出しています。
フロントの紋章、選手名、番号の装飾は、ヴィンテージフェルトによる飾り縫いで構成されています。アディダスは、NHL史上初めて、これらの装飾に特別な修復刺繍を細かい部分にまで追加しました。
ペンギンズのジャージについて
ペンギンズのNHLウィンター・クラシックのユニフォームは、ピッツバーグのNHLフランチャイズの元となった1925年のピッツバーグ・パイレーツにインスパイアされています。
※実は、1925〜1930年まで、ピッツバーグに「パイレーツ」という名前のNHLチームがありました。
「P」の紋章はピッツバーグとペンギンを等しく表しており、ピッツバーグの豊かなプロスポーツの歴史にインスパイアされています。
その形状はオリジナルのパイレーツセーターから拝借したものです。セーターはヴィンテージホワイトをベースに、黒とゴールドの色使いが施されています。
フロントの紋章と選手名・ナンバーの装飾は、2層になっていて、ヴィンテージフェルトによる飾り縫いで構成されています。
アディダスはピッツバーグの橋(どの橋を指しているのか不明。トラス構造を用いているとなると、フォート・ピッド橋?リバティ橋?)のトラス構造(複数の三角形による骨組構造のこと)を連想させる特別な飾り刺繍を細かい部分にまで追加しました。
バックネック内側の青と白の市松模様は、ウィリアム・ピットとピッツバーグの街にちなんでいます。
※ウィリアム・ピット(1708~78)=ピッツバーグという地名の由来担った人物。18世紀半ばのフレンチ・インディアン戦争の際、この地で活躍した、イギリスの貴族で政治家のウィリアム・「ピット」にちなんで「ピッツ」が付けられました。また、「バーグ」はドイツ語の「城砦」から取られました。
なお、市松模様ですが、おそらくピッツバーグ市の市章のちょうど真ん中部分、ここが市松模様になっていること、もう一つはウィリアム・ピットがイギリス人で、チェスを好んでいたことから、チェスの盤面→市松模様となったのではないでしょうか。
ペンギンズのジャージのことを調べていたら、
ピッツバー市の歴史の勉強になったにゃ!
ディスカバーNHLウィンタークラシックにみんなも参加しよう!
2023年のディスカバーNHLウィンタークラシックは、ブルーインズにとって、NHLレギュラーシーズン屋外試合に出場するのは5回目、ペンギンズにとっては6回目となります。フェンウェイ・パークでのNHL屋外試合は、これで2回目になります。
その他のディスカバーNHLウィンタークラシックの情報については、NHL.com/WinterClassicを参照してください。ファンは公式ハッシュタグ「NHL#WinterClassic」を使って、他のファンとの意見交換に参加できます。
まとめ
冒頭に書いたハリケーンズとキャピタルズの試合と比べて、お正月に開催されるビッグ・イベントの割には、生中継する放送局数が少ないような…。それはともかく、現在好調なブルーインズが、年明けまで調子を維持できてるかどうかは興味深いところです。
個人的には、ノスタルジックなボストンベアーをフィーチャーした、ブルーインズのユニの方に購買意欲をそそられます。日本で簡単に入手できないのは寂しい限りですが、来年のお正月、ユニはなくともNHL.TVでの配信を見ながら、「アイスホッケーまみれ、NHL三昧の一年にするぞ〜!」と新春の誓いを立ててみたいと思ってます!
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!