はじめに
仕事が多忙期に入り、新しいノートパソコンに変えたりとバタバタしており、6月に入ってから、なかなかブログに集中できない状況です。それでもスタンレーカップ決勝はチェックしており、第4戦、エドモントン・オイラーズが本来の持ち味を発揮し、やっと1勝を挙げました。
フロリダ・パンサーズの守備のクセを見抜いたのか、それとも単に個人個人の調子が上がってきたのか。コナー・マクデイビッドの攻撃のタクトが冴え渡り、出る選手出る選手みんなが得点したのかと思うくらい、次々と得点を重ねていきました。
さて、そんな派手な決勝の裏で、アリゾナ・コヨーテズのユタ移転が決まり、チームの体勢が少しずつ発表されてきています。このブログでも、この移転について、噂の段階から追いかけていたこともあり、正直言うと、「あっさり決まっちゃったな」感はありますねぇ。
この一件、勘ぐり過ぎかもしれないけど、
だいぶ前からNHLとライアンとアシュリー・スミス会長夫妻の間で、
もう話はついていたんじゃないかと思うにゃ。
アリゾナ州がチームを引き止める気のないのは明白だったし、
「んじゃ、さっさとおさらば」が妥当だからね。
引用元:NHL.com「Utah Hockey Club officially joins NHL, unveils uniforms, logos」
ユタ・ホッケークラブ誕生!
ユタ・ホッケークラブは正式にNHLに加わりました。
NHL理事会が、2024-25シーズンから始まるユタ州でのフランチャイズ設立を承認してから約2か月後、ライアンとアシュリー・スミスが率いるスミス・エンターテイメント・グループは、木曜日に正式に契約を終了し、
4月18日の発表により、ユタ・ホッケークラブ設立となりました。
「新しいNHLフランチャイズ設立が正式に完了したため、今日はユタ州にとって記念碑的な日となりました」と、ユタ・ホッケークラブの会長であり、スミス・エンターテイメント・グループの会長でもあるライアン・スミスは述べています。
「NHLには、このプロセスを通じて信じられないほど協力してもらい、貴重なガイダンスとサポートを提供してくれました。私たちにはやるべきことがたくさんあります-トレーニング・キャンプは100日以内に始まります
–そして、これから何が起こるかについて、これ以上ないほど興奮しています」。
NHLコミッショナーのゲイリー・ベットマンは、「理事会を代表して、ユタ州を正式にナショナルホッケーリーグに迎えることができてうれしく思います。
クラブが10月のパック・ドロップ(サッカーのキックオフの意味。開幕のこと)に向けてエキサイティングな行進を続けていることについて、ライアンとアシュリー・スミス、彼らの組織全体、ユタ州、そしてファンの皆さん、おめでとうございます」。
ユニやロゴ、チームカラーも決定!
ハンドルネーム@UtahHockeyClubによるチームからの最初の投稿には、誇大広告の動画が含まれていました。
その他の投稿には、最初のシーズンを迎えるチームのユニフォーム、ロゴ、チームカラーの配色等も含まれています。
【付記1】上記動画、ユニ等の画像は、引用元参照のこと。
プレスリリースによると、カラーパレットは、山の夜の暗闇とユタ州の砂漠の火山岩を表すロックブラックで構成されています。ユタ州の山頂の雪と有名な塩原の両方を示すソルトホワイト。
そして、ユタ州の豊かなウィンタースポーツの歴史と年間230日以上の晴れた空を表すマウンテンブルー。この特徴的なカラーは、2025-26年のNHLシーズンを前に、チーム名の選定を通じて進化するクラブ・ブランドの礎を確立します。
ユタ州の最初のNHLチームのために選択されたカラーパレットは、同じくSEGの所有するユタ・ジャズのそれを意図的にフォローするものです(ホワイトとブラック)。
先週発表された黒と白以外の色には、マウンテンブルーと同様のスカイブルーが第3の色として含まれていました。
【付記2】ユタ・ジャズも、1990年代半ばにマウンテン・ブルーを使用したユニを着用しており、雪山をイメージするイラストも使用されていた。
ユタ・ホッケークラブのホーム・ユニフォームは、階段状のレタリングで胸全体にUTAHが入ったロックブラックで、両腕、ジャージの裾、靴下にソルトホワイトとマウンテンブルーのストライプが特徴です。
チームのアウェイ・ユニフォームは、同じ階段状のレタリングで胸にUTAHと入ったソルトホワイトになります。アウェイジャージは、ロックブラックとマウンテンブルーのストライプが特徴です。
階段状のレタリング、2枚綾織りツイル、ジグザグステッチダウンのアップリケ、袖と靴下のトリプルストライプを含めることで、ホッケーの伝統が染み込んだ新興クラブのイメージを完成させています。
また、ウェブサイトUtahHockeyClub.com、およびソーシャルメディアチャンネル(@UtahHockeyClub)をX、Facebook、Instagram、TikTok、LinkedInで立ち上げました。
2025-26シーズンのチームは、ファン投票により、ユタ・ブリザード、ユタ・ホッケー・クラブ(ユタHC)、ユタ・マンモス、ユタ・アウトロー、ユタ・ヴェノム、ユタ・イエティの6チームに絞られる可能性があります。
投票は6月20日まで受け付けています。名称選考の最終段階に関する詳細は、今後数ヶ月のうちに発表されます。
ブリザードがイイにゃ!ただ、チーム・マスコットを作りづらいか。
間近に迫ったドラフト、果たしてどうなる?
アリゾナ・コヨーテズの幹部、コーチ、選手の契約を購入したライアンとアシュリー・スミス夫妻は、1991-92シーズンまで、ジャズの本拠地であったソルトレイクシティのデルタ・センターでチームをプレーさせる予定です。
アリゾナのフランチャイズは、1996-97シーズンにウィニペグから移転して以来、グレーターフェニックス地域でプレーした後、現在は活動休止中となっています。
ユタ・ホッケークラブは現在、ラスベガスのスフィアで開催される2024年アッパーデッキNHLドラフトで6位指名権を持っています。
第1ラウンドは6月28日・午後7時(米国東部時間。日本時間では翌日29日・午前9時;ESPN、ESPN+、SN、TVAS)と第2-7ラウンドは6月29日・午前11時30分(東部時間。日本時間では翌日30日・午前1時30分;ESPN+、NHLN、SN、SN1)。
ユタのゼネラルマネージャー、ビル・アームストロングは、今月初めのスカウティング・コンバインで、NHL.comに、ホッケー運営部門のドラフトへの取り組み方は何も変わっていないと語りました。
「彼ら(会長達)がホッケー運営部から全員を招集した理由の1つは、プロセスを同じに保つためだと思うね」とアームストロングは言っています。
「うちのスタッフは、若手有望株を獲得し、ドラフトを経て、短期間でかなりの量の若手有望株をチームに蓄積するという素晴らしい仕事をしたんじゃないかな。
だから彼らは、ここ(アリゾナ)で発展させてきたプロセスや、ドラフトだけでなく、毎年(チームの)エンジンに栄養を与えることのできるスタッフの才能にワクワクしていると思いたいね」。
ディフェンスマンを指名すると見られており、OHLのロンドン所属サム・ディッキンソン、WHLカルガリー所属カーター・ヤケムチュク、デンバー大学のゼーブ・ブイウム、OHLのサギノー所属ゼイン・パレク、
ノルウェーのヴァレレンガ所属スティアン・ソルベルグなどの選手達が、ユタの6位指名予想で注目されるかもしれません。
まとめ
チーム名が正式決定してから、会長夫妻は徐々にスタッフの入れ替えを断行していくのではないでしょうか。 NBAのジャズの方があまり調子良くないので、そちらの強化にまず着手しなければいけないだろうから、10月からの24-25シーズンは、いわば「慣らし運転期間」。
来シーズンで、切るスタッフ・残すスタッフを吟味していく腹づもりだと思います。当然、選手の大幅な入れ替えも考えられる訳で、来シーズンを必死でやらないと、あっさりトレードに出されてしまいます。その辺のチーム内駆け引きが、変な方向に行かねばいいのですが…。
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!