NHLヘレバイクトレードの波及効果と各チームの次なる補強戦略

NHLチーム紹介

はじめに

 こんにちは、NHLファン必見の最新移籍情報をまとめたニュースをお届けします!

 今回は、大きな話題となった大物ゴーリーのトレード裏側をはじめ、スター選手の移籍の行方、そして名門チームのまさかの大解体シナリオまで、盛りだくさんの内容を分かりやすく整理してお伝えします🏒 。

参照記事:The Hockey Writers「NHL Rumours: Hellebuyck Trade Aftermath, Larkin Might Waive for Habs & Penguins Sell-Off」

🥅 ヘレバイクはデビルズへ!他チームの次なる一手は?

 長らく去就が注目されていたコナー・ヘレバイクのトレードがついに決着し、ウィニペグ・ジェッツからニュージャージー・デビルズへの移籍が実現しました。 この超大物ゴーリーの獲得を逃したライバル・チームたちは、急遽補強戦略の立て直しを迫られています。

デビルズの代償とジェッツの判断

 デビルズが放出したのは、ドーソン・マーサー、ニコ・ドーズ、ニック・ビュグスタッド、有望株のアレックス・コマンドに加え、2つのドラフト指名権です。 デビルズにとっては納得の投資であり、複雑な事情を抱えていたジェッツにとっても非常に価値のある見返りとなりました。

🏒NHLデビルズが名GKヘレバイク獲得!大型トレード査定と影響を解説 🔥
コナー・ヘレバイクがニュージャージー・デビルズへ移籍したNHLの大型トレードを徹底解説します。両チームのフロントオフィスの手腕や査定、今後のチーム運営やシーズンへの影響が深くわかります。

ジェッツとデビルズの間で行われたトレードについて、こちらをご覧ください。

セイバーズとマンモスの動向

  • バッファロー・セイバーズ:オフの間は獲得の本命と見られていましたが、現在はウッコ=ペッカ・ルウコネンを正GKとして育成・信頼していく方針を固めました。ルウコネン本人も「首脳陣からトレードの噂は気にするなと言われた」と明かしています。
  • ユタ・マンモス:正GKのカレル・ヴェイメルカへの信頼に不安があり、戦力アップを模索して水面下で動いていました。

ハリケーンズにとって痛恨の結末

 カロライナ・ハリケーンズも、移籍成立の瞬間までヘレバイク獲得を狙っていました。 ブランドン・ブッシとピョートル・コチェトコフのコンビに手応えを感じつつも、ヘレバイクの加入が圧倒的な強化につながると踏んでいたためです。

【讃岐猫😺の深掘りコラム】🥅 ヘレバイク争奪戦の敗者たち――3チームのゴーリー事情と誤算

 コナー・ヘレバイクを獲得できなかったバッファロー・セイバーズ、ユタ・マンモス、カロライナ・ハリケーンズ。しかし、3チームが抱える問題はそれぞれ異なる。セイバーズは若い守護神への信頼を貫き、マンモスは正GKの安定性と控えの育成を模索する。一方、優勝を狙うハリケーンズにとって、ヘレバイクはゴーリー陣の不確実性を減らす切り札だった。

🦬 セイバーズ――ルウコネンへの信頼は正しいのか

 ウッコ=ペッカ・ルウコネンを正GKとして起用し続けるセイバーズの判断には、合理的な根拠がある。2025-26シーズン、ルウコネンは35試合で22勝9敗3延長負け、防御率2.52、セーブ率.910を記録。アレックス・ライオンも36試合で防御率2.77、セーブ率.907と健闘し、ゴーリー陣全体で安定した成績を残した。

 しかし、プレーオフではルウコネンのセーブ率が.876まで低下。ライオンもカナディアンズとの第2ラウンドで.847にとどまり、首脳陣は両者を交互に起用せざるを得なかった。レギュラーシーズンの好成績を、短期決戦でも再現できるとは限らないのである。

 ここで注目したいのが、セーブ率だけでは測れないゴーリーの能力だ。シュートの難易度や守備陣の働きを考慮する「期待失点を上回る阻止得点(Goals Saved Above Expected)」などの指標も、実力を評価するうえで重要となる。ゴーリー自身の能力と守備システムの相互作用を見なければ、成績の良し悪しを正確には判断できない。

 2026-27シーズン序盤のルウコネンは、セーブ率が.860台、防御率が3.50前後と苦戦している。ただし、試合数が少ない段階で実力低下と断定するのは早計である。

 契約は2028-29シーズンまで残り、年平均年俸は475万ドル。高額な対価を支払ってヘレバイクを獲得するより、ルウコネンを育てながら他のポジションを強化する選択にも合理性はある。

 問題は、ルウコネンがプレーオフでも安定した働きを見せられるかどうかだ。セイバーズは将来への投資を優先したが、その判断が正しかったかは今季の成績が証明することになる。

🏔️ マンモス――ヴェイメルカの勝利数だけでは測れない実力

 ユタ・マンモスのカレル・ヴェイメルカは、2025-26シーズンに64試合へ出場し、38勝20敗3延長負け、防御率2.75、セーブ率.896を記録した。勝利数はリーグ2位であり、正GKとして十分な実績を残したといえる。

 ただし、マンモスは昨季、1試合平均3.27得点という攻撃力を備えていた。勝利数はチームの得点力にも左右されるため、それだけでゴーリーの実力を評価することはできない。

 プレーオフでも課題が残った。ラスベガス・ゴールデンナイツとの第1ラウンドでは、最後の3試合で合計14失点を喫した。相手が弱点を分析し、攻撃を集中させる短期決戦では、レギュラーシーズン以上の対応力が求められるのである。

 2026-27シーズン序盤も、ヴェイメルカの成績は変動している。10月中旬には6試合で4勝1敗、防御率2.46、セーブ率.895を記録したが、10月下旬には防御率が3点台、セーブ率が.870台まで低下した。少ない試合数で結論を出すべきではないものの、安定感が課題であることは否定できない。

 もう一つの焦点は、控えのセバスチャン・コッサだ。AHLで経験を積んできた若手だが、NHLでの実績は限られている。ヴェイメルカの負担を軽減しながらコッサを育てられるかどうかが、長いシーズンを戦ううえで重要になる。

 ヘレバイクを獲得できていれば、マンモスは正GKの能力を引き上げると同時に、ゴーリー陣の不確実性を減らせた可能性がある。しかし、現有戦力で戦う以上、ヴェイメルカの安定とコッサの成長を両立させなければならない。

🌪️ ハリケーンズ――最後まで追い続けた理由

 3チームのなかで、ヘレバイク獲得の失敗が特に惜しまれるのがカロライナ・ハリケーンズである。優勝を狙える戦力を備えながら、ゴーリー陣の安定性という課題を抱えていたからだ。

 『The Athletic』のピエール・ルブラン記者によれば、ハリケーンズは数カ月にわたって交渉を続け、成立直前まで獲得を諦めていなかった。さらに、Sportsnetのエリオット・フリードマン記者は10月24日、別チームからフォワードを獲得し、その選手をジェッツへ送る取引案まで検討していたと報じた。

 これは、単に提示額を引き上げるだけでなく、相手が求める選手を別の取引で確保しようとする複雑な交渉だった。しかし、カロライナはセス・ジャービス、ローガン・スタンコーベン、ジャクソン・ブレイクらを放出することには慎重だった。ゴーリーを強化するために攻撃の中核や将来の主力候補を失えば、チーム全体の競争力が損なわれるからである。

 現有戦力にも明暗がある。ブランドン・ブッシは2025-26シーズンのレギュラーシーズンで31勝6敗2延長負け、防御率2.47、セーブ率.895を記録。プレーオフでも防御率1.60、セーブ率.931と好成績を残した。一方、ピョートル・コチェトコフは下半身の負傷と手術の影響で、昨季の出場が9試合にとどまった。

 2026-27シーズン序盤、コチェトコフは6試合で6勝、防御率1.98、セーブ率.899を記録した一方、ブッシは6試合で2勝、防御率3.27、セーブ率.865だった。コチェトコフの好調は朗報だが、ブッシの数字には不安が残る。ただし、わずか6試合の成績で今後の序列を決めるのは早い。

 それでも、ヘレバイクの獲得を目指した理由は明白だ。複数回のヴェジーナ賞受賞歴を持つ彼は、長年にわたって高い水準を維持してきた実績がある。若手の成長や復調を待たずに、ゴーリー陣の安定性を高められる可能性があったのである。

 もっとも、ヘレバイク自身も2025-26シーズンのセーブ率は.895にとどまり、トレード成立前にはトレーニングキャンプに参加していなかった。過去の実績だけで、加入直後から最高のパフォーマンスを発揮できると考えるのは危険である。

 それでも、カロライナが最後まで交渉を続けた事実は、ゴーリー陣の課題を首脳陣が認識していたことを示している。ヘレバイクを逃した今、ブッシとコチェトコフが継続的な安定感を示せるかどうかが、チームの優勝争いを左右するだろう。

🔍 問われるのは現有戦力の再現性

 3チームの課題は明確に異なる。セイバーズはルウコネンへの投資を正当化できるか、マンモスはヴェイメルカの安定とコッサの育成を両立できるか、ハリケーンズはブッシとコチェトコフのコンビで優勝を狙えるかが問われる。

 ゴーリーの成績は、シュートの質や守備陣の連係にも左右される。高額なスターを獲得すれば必ず優勝に近づくわけではない。しかし、プレーオフでは難しいシュートを止め、失点後も冷静さを保てる守護神の存在が、勝敗を分けることがある。

 ヘレバイク獲得に失敗した3チームに必要なのは、補強の機会を逃したことを嘆くのではなく、現有戦力でその差を埋めることである。今季のプレーオフは、それぞれのゴーリー戦略が正しかったかどうかを測る試金石となる。

出典リスト

以下は、今回のコラムで参照した記事である。依頼で指定された『The Hockey Writers』の2026年10月24日付記事は使用していない。

1. セイバーズのゴーリー事情

出典:NHL.com(Buffalo Sabres公式サイト)、Justin Alpert「Evaluating Sabres’ goalie depth entering training camp」、2026年9月10日。昨季のルウコネン、ライオンらの成績と、ゴーリー陣全体のセーブ率・期待失点を上回る阻止得点に関する分析。
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出典:NHL.com、「3 questions facing Buffalo Sabres」、2026年8月掲載。ルウコネンとライオンのプレーオフ成績、ゴーリー起用をめぐる課題。
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出典:NHL.com(Buffalo Sabres公式サイト)、「UKKO-PEKKA LUUKKONEN」、2026-27シーズン選手情報。契約は2028-29シーズンまで、年平均年俸475万ドル。
契約・選手情報

2. マンモスのゴーリー事情

出典:NHL.com、「3 questions facing Utah Mammoth」、2026年8月掲載。ヴェイメルカの昨季成績、プレーオフでの失点、コッサの育成状況。
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出典:NHL.com、「NHL Super 16 Power Rankings focus on goalie play」、2026年10月15日。ヴェイメルカのシーズン序盤の成績とマンモスのゴーリー事情に関する評価。
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3. ハリケーンズとヘレバイクの交渉

出典:Sportsnet、「Hurricanes tried trading for forward to flip to Jets for Hellebuyck」、2026年10月24日。エリオット・フリードマン記者による、ハリケーンズが別チームを介した取引まで模索していたという報道。
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出典:Sportsnet、「Scout’s Analysis: Breaking down the Connor Hellebuyck blockbuster」、2026年10月23日。ジェイソン・ブカラらによる、ヘレバイクの実績、直近の成績、トレードのリスクに関する分析。
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出典:NHL.com、「3 questions facing Carolina Hurricanes」、2026年8月5日。ブッシとコチェトコフの実績、コチェトコフの負傷歴、ゴーリー陣の不確実性に関する開幕前分析。
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『The Athletic』のピエール・ルブラン記者の分析: 「ハリケーンズは数ヶ月にわたり納得のいくオファーを出し続けていただけに、同地区のライバルチームへ横取りされたショックは計り知れない。彼らは最後の瞬間まで獲得への執念を見せていた」

⭐️ ラーキンがカナディアンズ移籍を決断する可能性は?

 モントリオール・カナディアンズが獲得を熱望しているディラン・ラーキン。 現在も彼が提示する「移籍容認リスト」にカナディアンズの名前は含まれていません。

ファン熱狂も、まだ慎重な姿勢

 本拠地ベル・センターで巻き起こった「ラーキンを呼べ!」の大合唱や、チームが本格的な強豪へと成長している環境を考慮しても、本人はまだ移籍を決断していません。 エレーヌ・セント・ジェームス記者の取材では、現時点で許容される10チームのなかにカナディアンズは入っていません。

徐々に高まる移籍の可能性

 しかし、ポッドキャスト番組『The Chris Johnston Show』に出演したクリス・ジョンストン記者は、次のように見解を語っています。

クリス・ジョンストン記者のコメント: 「前向きな兆しが見えてきた。明日すぐモントリオールに移籍するわけではないが、絶対になし(完全拒否)という空気感でもない。カナダのチームへの移籍可能性がゼロとは到底言い切れない」

 本人の気持ち次第で、カナディアンズ側はいつでも強力な猛アプローチをかけられる準備を整えています。

【讃岐猫😺の深掘りコラム】ラーキンはなぜカナダを避けるのか? モントリオール移籍を阻む壁と本命候補

🇺🇸 カナディアンズを選ばない理由は何か

 ディラン・ラーキンの移籍問題で注目すべきなのは、モントリオール・カナディアンズが獲得に関心を示している一方、本人が移籍先として認めていない点である。

 2026年10月20日、ESPNのグレッグ・ウィシンスキー記者は、ラーキンが移籍を容認する候補を10チームに拡大したと報じた。フロリダ、ミネソタ、ベガス、ダラス、カロライナ、コロラド、ニュージャージー、タンパベイ、ユタ、ワシントンである。いずれも米国のチームであり、カナディアンズは含まれていない。

 なぜカナダのチームを避けているのか。考えられるのは、生活環境や家族への影響、税負担、そして優勝を狙えるチームかどうかという複数の条件である。モントリオールは熱狂的なファンと豊かな伝統を持つ一方、選手に向けられる注目も大きい。ただし、ラーキン本人がメディアの注目や税制を理由にカナディアンズを除外したと裏付ける発言は確認されておらず、これらはあくまで一般的に考えられる要因である。

 より重要なのは、本人が移籍先に何を求めているかだ。長年プレーしてきたデトロイトを離れる以上、単に環境を変えるのではなく、スタンレーカップを現実的に狙えるチームへ移ることが重要になる。候補を10チームに増やしたのも、そうした条件に合う移籍先を探るためと考えられる。

🏆 有力候補はユタ、カロライナ、ワシントン

 候補10チームの中でも、ユタ・マンモス、カロライナ・ハリケーンズ、ワシントン・キャピタルズは、それぞれ異なる強みを持つ。

 ユタの魅力は、トレードの対価として提示できる若手有望株やドラフト指名権などの資産である。デトロイトが求める見返りを用意できれば、交渉を進めやすい。ラーキンをトップセンターとして迎えられれば、チームの攻撃力を高める大きな補強となる。

 カロライナは、サラリーキャップ面で有利な立場にある。theScoreの分析では、当時の候補10チームの中で、ラーキンの年平均額870万ドルを、同額の給与を持つ選手の放出なしに受け入れられる唯一のチームとされた。若手選手やドラフト指名権を交渉材料にできる点も強みである。

 ワシントンには、アレックス・オベチキンの現役最終シーズンに優勝を狙いたいという動機がある。ラーキンを加えられれば、攻撃陣の強化につながる。ただし、デトロイトが納得する見返りを提示できるかが課題となる。

 一方、ミネソタ・ワイルドはクイン・ヒューズ獲得のために主要なトレード資産を費やしており、交渉材料の確保が難しい。タンパベイ・ライトニングもセンター陣を強化できる魅力的な候補だが、サラリーキャップや選手のトレード保護条項が障壁となる。

 つまり、本人が移籍を望むだけでは話はまとまらない。移籍先が契約を受け入れられるか、デトロイトが十分な見返りを得られるかという条件も重要なのである。

💰 契約とトレード拒否条項が交渉を難しくする

 ラーキンは2023年にデトロイトと8年総額6960万ドルの契約を結んだ。年平均額は870万ドルで、契約は2030-31シーズンまで続く。

 この契約にはトレード拒否条項があるため、デトロイトが他チームと条件面で合意しても、本人の承認なしに移籍を成立させることはできない。候補10チームへの拡大は交渉の可能性を広げるものだが、カナディアンズが自動的に候補へ加わるわけではない。

 デトロイト側も、単に高額契約を手放すことを望んでいるわけではない。The Fourth Periodの2026年10月21日付報道によると、チームはNHLで貢献できる若手選手に加え、将来のドラフト指名権や有望株を含む見返りを求めている。

 したがって、交渉成立には三つの条件が必要となる。ラーキン本人が移籍先を認めること、獲得側がサラリーキャップの制約をクリアすること、そしてデトロイトが納得できる対価を得ることである。

🔍 モントリオール移籍はまだ可能なのか

 カナディアンズ移籍の可能性が完全に消えたわけではない。

 2026年10月21日、TSNのピエール・ルブラン記者は、ラーキンの周囲にモントリオールを本人に適した移籍先と考える人物がいると伝えた。ただし、周囲の評価と本人の意思は別であり、ラーキンがカナディアンズを候補に追加したことを意味するわけではない。

 さらに10月22日には、デトロイトがカナディアンズの状況を調査しているとの報道も出た。本人の考えが変われば交渉できるよう、チーム側が準備を進めている可能性がある。ただし、こうした調査活動だけでトレード成立が近いとは判断できない。

 ラーキンには、モントリオールが獲得を望むだけの実力がある。2025-26シーズンには自己最多の34ゴールを記録し、2026-27シーズンも10月23日時点で8試合に出場して5ポイントを挙げている。開幕前の上半身の負傷で最初の2試合を欠場したものの、復帰後は主力センターとしてプレーしている。

 カナディアンズにとっては、攻撃の中心を担える選手を獲得する好機である。しかし、チーム側の関心だけでは移籍は実現しない。最大の焦点は、ラーキン自身がモントリオールを移籍先として認めるかどうかにある。

📈 移籍の鍵を握るのは本人の意思

 ラーキンは2014年のドラフトでデトロイトから指名されて以来、同チーム一筋でプレーしてきた。しかし、長年プレーオフ進出が限られてきたこともあり、2026年6月には移籍希望が明らかになった。その後、トレーニングキャンプには参加したものの、キャプテンの座を失っている。

 現状では、ユタはトレード資産、カロライナはサラリーキャップ、ワシントンは優勝を狙う明確な動機という強みを持つ。それぞれに課題はあるが、ラーキンの希望とデトロイトの要求が一致すれば、交渉が進む可能性はある。

 モントリオールについては、本人の意思が変わるかどうかがすべての出発点となる。周囲の好意的な評価やチーム側の調査は、可能性が残されていることを示す材料ではある。しかし、移籍を決断したと判断できる段階ではない。

 ファンの「ラーキンを呼べ!」という声がどれほど大きくても、最終的に移籍先を決めるのは本人である。モントリオール移籍は依然として不透明だが、完全に閉ざされた道でもない。今後は、本人が候補を変更する兆候と、デトロイトが求める見返りを各チームが用意できるかが焦点となる。

出典リスト

1. ESPN — Greg Wyshynski, “Source: Red Wings’ Dylan Larkin stretches list of trade options to 10 teams” — 2026年10月20日
候補10チーム、契約の年平均額、移籍希望の経緯、カナダのチームを希望していないとの報道。
ESPNの記事

2. theScore — Josh Wegman, “Ranking the 10 teams on Larkin’s reported trade list by viability” — 2026年10月24日
候補チームの獲得資産、サラリーキャップの余裕、補強意欲を比較した分析。
theScoreの記事

3. The Fourth Period — “LARKIN EXPANDED TRADE LIST REVEALED” — 2026年10月21日
候補10チームの内訳、デトロイト側が求めるトレードの見返り、サラリーキャップ上の課題。
The Fourth Periodの記事

4. Dose.ca — Pablo Herrera-Vergara, “Dylan Larkin: His inner circle thinks Montreal is a good ‘fit’ for him” — 2026年10月21日
ピエール・ルブラン記者が伝えた、ラーキンの周囲にモントリオールを好意的に評価する人物がいるとの情報。
Dose.caの記事

5. theScore — Bryan Mcwilliam, “Report: Red Wings scouting Canadiens with Larkin available” — 2026年10月22日
デトロイトが、ラーキンの考えが変わる可能性も踏まえてカナディアンズを調査しているとの報道。
theScoreの記事

6. NHL.com — Nicholas J. Cotsonika, “Larkin makes season debut for Red Wings against Senators” — 2026年10月6日
開幕前の負傷と復帰状況、トレード希望、チーム内での立場に関する報道。
NHL.comの記事

讃岐猫
讃岐猫

3日前に、クリス・ジョンストンがラーキンについて語った映像です。この記事にはないチームの名前も語られています。

ディラン・ラーキンのトレードリスト

 ディラン・ラーキンはデトロイトからのトレードを希望していますが、トレード成立を待ちながらプレーを続けています。そして彼はトレード容認リスト(希望移籍先リスト)を拡大しました。さてCJ、彼が何を狙っているのか、行間を読むまでもなく一目瞭然ですね。

 ええ、一番のポイントとして、通常ディラン・ラーキンのように10チームすべてが公に報じられることは滅多にありません。そしてこれは、一人の人間の視点を通して見る必要があります。つまり、これはディラン・ラーキン本人が「トレードを承諾(GOサインを)する」相手チームということです。

 彼が最も重視しているのは、もしこの10チームのいずれかがデトロイト・レッドウィングスと交渉に乗り出した場合、自分に勝利(優勝)のチャンスがあると思える場所かどうか、ということです。何よりもまず、ラーキン自身がスタンレーカップ(王者)を狙えるチャンスがあると信じている都市です。

 第二の理由として、現在この10チームのリストにカナダを拠点とするチームが一つも含まれていないことです。まあ、これはごく些細なセカンド要因だと思いますが。しかし、興味深いのはリストに含まれて「いない」いくつかのチームです。

 センター(FW)を喉から手が出るほど必要としているロサンゼルス・キングスですが、戦術面ではフィットするものの、現時点でラーキンの希望には合致していません。ボストン・ブルーインズもラーキン獲得に乗り出す価値のあるチームだと思いますが、彼自身は今のところ興味を示していません。

 そして私が注目しているのは——先ほどお話ししたスズキの負傷ニュースとは無関係なのですが——モントリオール・カナディアンズです。彼らはまだ諦めていません。ラーキンがこの10チーム以外にもリストをさらに拡大し、カナディアンズが入る可能性に期待を寄せています。カナディアンズは明らかにここ1年〜1年半の間、トップ6(上位ライン)の補強を模索しており、かなり積極的に動いています。

 また、彼らはこのようなトレードを成立させるためのピース(ドラフト指名権、プロスペクト、さらには若手の現役選手)も備えています。ですから、もしラーキンが将来的にモントリオールでプレーすることを視野に入れることがあれば、それも検討すべき選択肢の一つとなるでしょう。

 とはいえ、現在提示されているリストは非常に興味深く、今季明らかに勢いのあるニュージャージー、ワシントン、あるいはユタ・マンモスの選出など、予想外のチームもいくつか含まれています。

🐧 不振にあえぐペンギンズ、大型チーム解体の危機へ

 昨シーズンは終盤までプレーオフ争いを繰り広げ、ベテランを温存して見事に進出を果たしたピッツバーグ・ペンギンズ。 シドニー・クロスビーを擁するチームとして、プレーオフ進出は常に果たすべき義務でした。

苦しい序盤戦とチームの現状

 しかし迎えた2026-27シーズンは、開幕から大きくつまずいてしまいました。 11試合を終えて4勝6敗1延長負け(4-6-1)と低迷し、早くもプレーオフ圏外へと転落しています。これが本格的な主力放出(ファイヤーセール)の引き金になるかもしれません。

放出候補となる主な主力選手たち

 チームが方針を転換し、将来のドラフト指名権や若手有望株(プロスペクト)を対価として受け入れる場合、以下の選手たちが魅力的なトレード市場のターゲットとなります。

  • 今季限りのFA予定者(レンタル要員候補)
    • フォワード:エフゲニー・マルキン、ジャスティン・ブレイゾー、アンドレイ・クズメンコ
    • ディフェンス:エリック・カールソン、サム・ジラード、スペンサー・スタスニー
  • 来季終了後に契約が切れる放出候補
    • ブライアン・ラスト、リカルド・ラケル、クリス・ルタン

 TSNの『Insider Trading』にて、ダーレン・ドレガー記者は、チームがさらに低迷すれば、こうした大規模な売り出しトレードが現実味を帯びると指摘しています。

🏒NHL最新ニュース!人気番組コラボ&マルキン獲得トレード案
北米アイスホッケーやNHL情報に関心がある方向けに、スター選手が出演したTV番組の裏側と、オイラーズのマルキン獲得トレード案を解説。最新の異色コラボ事例とチーム戦力強化の動向が把握できます。

マルキンのトレード案については、こちらをどうぞ。

キャプテン・クロスビーの未来

 これほどの大放出の噂が飛び交うなかでも、シドニー・クロスビーの名前だけは完全に除外されています。 チームがどのような壊滅的な状況に陥ろうとも、彼がトレードに出される可能性は皆無であり、ペンギンズの誇り高き象徴としてそのまま現役を引退することは間違いありません。

まとめ

 ヘレバイクのデビルズ移籍に伴い、セイバーズやハリケーンズをはじめとする各チームは、それぞれのゴーリー体制や補強計画の再構築を余儀なくされました。一方で、モントリオール・カナディアンズによるディラン・ラーキンへのアプローチの可能性など、選手の意志とチームの交渉を巡る駆け引きも水面下で活発化しています。

 さらに、開幕から躓きを見せるピッツバーグ・ペンギンズにおいては、シドニー・クロスビーを除くベテラン勢やFA予定者の大規模な資産売却が現実味を帯びてきました。これらの動向は、今後の勢力バランスや各球団の長期的な再建方針を左右する重要な転換点となります。

讃岐猫
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