はじめに
NHLファンの皆さん、こんにちは!アイスホッケー好きにはたまらない季節、NHLの開幕です!10月4日にチェコのプラハで行われたNHLレギュラーシーズンの開幕戦では、ニュージャージー・デビルズがバッファロー・セイバースを4-1で圧倒しました。
この試合では、新加入選手たちの活躍や、歴史的な瞬間もありました。今回は、この試合の見どころや選手たちのパフォーマンスについて詳しく振り返ってみたいと思います。試合のハイライトや選手たちのドラマを一緒に楽しんでいきましょう!
遂に2024-25シーズンの開幕だにゃ!お正月!元旦(意味不明)!この日を迎えるまで、長かったような短かったような…。これから来年4月まで長い戦いが繰り広げられます。その間には代表戦もあるし、いつも以上にお楽しみでいっぱいだ!
引用元:espn.com(ESPN公式サイト)「Devils top Sabres 4-1 in NHL regular-season opener in Prague」
24-25シーズン、遂に開幕!
金曜日(10月4日)、チェコの首都(英語ではチェコ共和国として広く知られている)で行われたNHLレギュラーシーズン開幕戦で、ニュージャージー・デビルズがバッファロー・セイバーズを4-1で下しました。
ジェイコブ・マークストローム(ゴールテンダー、34歳)が30セーブを記録し、ポール・コッター(センター、24歳)はニュージャージーでのデビュー戦でエンプティ・ネットを揺らし、ゴールとアシストを挙げています。
元NHLの偉大な選手ヤロミール・ヤーガー1がセレモニアル・パック2を落とした後、ステファン・ノーセン(右ウィング、31歳)がシーズン最初の得点を8分39秒で決め、ニュージャージーに先制点をもたらしました。
今シーズン初得点は意外な男でした。
ディフェンスマンのジョナサン・コバチェビッチ(ディフェンス、27歳)もデビルズ・デビューを果たし、2-0に。さらにニコ・ヒッシャー(センター、25歳)が第2ピリオドの早い段階で得点し、その後、オーウェン・パワー(ディフェンス、21歳)が第3ピリオド中盤にセイバーズに得点をもたらしています。コッターが4点目を決め、試合は終わりました。
「最終的に、チーム全体が団結し、今夜は高いレベルで競い合いたいという気持ちがあったと思います。試合の開始からすぐに攻めていきました」とデビルズのシェルドン・キーフ監督は述べています。「オープニングのフェイスオフの対決から10秒以内にゴール前に迫っていました」。
チームの金曜日と土曜日の試合は、NHLグローバル・シリーズ3の一部です。さらに、11月1日と2日にフィンランドのタンペレで、スタンレーカップ王者のフロリダ・パンサーズがダラス・スターズと対戦する国際試合が2試合行われます。
NHLがヨーロッパで試合を行うのはこれで11シーズン目で、ホッケー熱の高いチェコ、スウェーデン、フィンランドなどの国々でファン層を拡大する努力の一環です。
セイバーズ監督、あっさり負けを認める
バッファローのウッコ=ペッカ・ルッコネン(ゴールテンダー、25歳)は19セーブを記録しました。
セイバーズは、今シーズン、13シーズンぶりのプレーオフの低迷に終止符を打つことを目指しています。2011年、最後のポストシーズンに導いたリンディ・ラフ監督が、ニュージャージーを解雇された後、今シーズンに戻ってきました。
1997年から2012年までの彼の前の任期中、バッファローは8回プレーオフに進出し、1999年にはスタンレーカップ決勝に到達しています。
「試合のスタートが、今回の試合における最大の違いだったと言えるでしょう」とラフ監督は語りました。「彼ら(デビルズ)はルーズパックに対して一歩早く反応し、早い段階で50-50の争いに勝っていました。それが試合の違いだと思いました」。
開幕戦あれこれ
この試合の重要なポイント
デビルズ:12シーズンで10回目のプレーオフ進出を逃したニュージャージーは、新加入選手たちが貴重な貢献をしています。シェルドン・キーフ監督はトロント・メープルリーフスから解雇された後、2024年5月に就任しました。
ステファン・ノーセンは2016〜2019年にニュージャージーでプレーした後、(数チームを渡り歩き、)今シーズンにチームと再び契約した選手です。
ジョナサン・コヴァチェビッチはモントリオール・カナディアンズとのトレードで獲得され、ポール・コッターはベガス・ゴールデンナイツとのトレード、ジェイコブ・マークストロームはカルガリー・フレームスとのトレードで加入しました。
セイバーズ:バッファローは4回のパワープレイの機会を活かせていません。
重要なシーン
パックが氷上に落とされる前に、選手たちと観客はジョニー・ゴードローを偲んで13秒間の黙祷を捧げました。コロンバス・ブルージャケッツのフォワードである彼は、8月29日、ニュージャージーで自転車に乗っている際に弟マシューと共に命を落としたのです。
重要な統計結果
昨シーズン、ニュージャージーは283ゴールを許し、32チーム中27位でした。マークストロームがこの守備のカテゴリーでチームを助け、プレーオフ進出に欠けていた必要なピースになるとデビルズは信じています。
「彼がここに来たのには理由がある。勝ちたいと思っている」とキーフ監督は語りました。「信じられないほど素晴らしい人間であり、素晴らしい性格と個性を持っています」。
次回の予定
両チームは土曜日(10月5日)にプラハでシリーズを終了します。※グローバル・シリーズ第2戦は終了しており、デビルズが3-1でセイバーズに連勝している。
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引用元:nhl.com(NHL公式サイト)「Markstrom, Devils top Sabres in Global Series opener in Prague」
デビルズ、プレマッチで出た課題を克服
ジェイコブ・マークストロームが30セーブを記録し、ニュージャージー・デビルズがファステナル4主催2024 NHLグローバルシリーズ・チェコでバッファロー・セイバースを4-1で下し、NHLレギュラーシーズンの幕を開けました。この試合はO2アリーナ5で行われました。
ジョナサン・コヴァチェビッチとポール・コッターは、それぞれデビルズデビューでゴールとアシストを記録しました。また、ニコ・ヒシャーとステファン・ノーセンも得点し、シェルドン・キーフ監督はニュージャージーの監督として初勝利を飾りました。
「私たちは一生懸命に取り組んできました」とキーフ監督は語りました。「さっきも言ったように、プレシーズンではうまくいかなかった部分もありました(9月22日のプレシーズン・マッチ開幕から4連敗)。しかし、良い兆しは見えていました。
プレシーズン・マッチが終了してから非常に良い練習ができており、選手たちはプレーすることにワクワクしていました。それが試合に表れました」。
セイバーズ・キャプテン、チームに危機感
オーウェン・パワーが得点し、ウッコ=ペッカ・ルッコネンは19セーブを記録しました。リンディ・ラフは、4月22日にバッファローの監督に就任して以来、初めてのレギュラーシーズンの試合を指揮しました。
「彼ら(デビルズ)はチャンスを得点に結びつけ、しっかりと活かしていた」とセイバーズのキャプテン、ラスムス・ダーリン(ディフェンス、24歳)は述べました。
「僕らも早い段階でいくつかのチャンスがあったし、試合のスタートはどちらに転んでもおかしくなかったけど、僕らにとっては良い教訓になったよ。僕らはこれからも成長し続けなければならない。やるべきことがいくつかある」。
デビルズが元々攻撃に自信を持っているチームとはいえ、セイバーズの守備がどうも機能していないんだにゃ。あっという間にゴール近くまで持っていかれる。ダーリンの言う「やるべきこと」は、チーム内で守備時のフォーメーションの再構築ではなかろうか。
北米以外でNHLのレギュラーシーズンが開幕したのは、2022年にO2アリーナでナッシュビル・プレデターズがサンノゼ・シャークスに4-1で勝利して以来のことでした。
「素晴らしい試合だった」と、チェコ・フリデク=ミステク6出身のデビルズのフォワード、オンドレイ・パラト(左ウィング、33歳)は語りました。
「素晴らしい経験をした。たくさんの家族や友人が応援に来てくれたよ。本当に良い試合だった。今日は勝てて本当に嬉しい。明日に向けて準備をしなければならないね」。
得点経過詳細
この試合のダイジェスト映像です。
オフシーズンに制限なしのフリーエージェントとして契約したノーセンは、第1ピリオド・8分39秒、スロットからのスナップショットでデビルズに1-0のリードをもたらしました。
15分38秒、コバチェビッチがポイントからのスラップショットを放ち、相手のスティックに当たってゴール左上隅に決め、2-0としました。このディフェンスマンは、6月30日、モントリオール・カナディアンズとのトレードで獲得されました。
「(ヨナス)シーゲンターラーが左側に見えたので、ボールを受け取ったときに中央に動き始めました」とコバチェビッチは語りました。「フォアハンドにしてシュートを打ったんだ。言いたくないけど、相手の選手に当たって入ったと思う。でも、それは重要じゃないよ」。
キーフ監督は、コバチェビッチが成果を出したことについて喜んでいました。
「『コベチキン』のゴールのことかい?」とキーフは、ディフェンスマンからの得点を期待していることについて尋ねられた際、アレックス・オベチキンをほのめかしながら言いました。
「間違いなく、彼は本当に一生懸命働いている選手の一人で、このチャンスを活かしたね。そして、もちろん、ディフェンスにもどんどん関与してほしいと思っているよ」。
6月19日、カルガリー・フレームスとのトレードで獲得したマークストロームは、1分19秒後に、ニコラス・オーブ=キューベルのシュートを、左ポスト近くで右に体を伸ばしながら、スティックのパドル7で防ぎ、試合を2点差に抑えました。
デビルズとセイバーズは、土曜日(10月5日)にもここで再度対戦し(東部標準時午前10時=日本時間で6日、午前0時;NHLN8、SN=Sportsnetの略、カナダのスポーツ専門テレビネットワーク、MSGSN9、MSG-B10)、その後、北米に戻ります。
「それは、ポイントからファーサイドにシュートされて、僕がファーサイドにスライドしたところでティップされて、ショートサイド11に行って、ボードから跳ね返ったんだ。ただただ必死だったよ」とマークストロームは言いました。
「運が良かったのは、僕のスティックに当たったこと。いいタイミングで、運が良くなってくれたね」。
第2ピリオド・3分29秒、ヒッシャーはリードを3-0に広げました。ネイサン・バスティアンがセイバーズのゴールの裏でルーズパックを拾い、デビルズのキャプテンにパスを出しました。
そのキャプテンは、ハイスロット12からのリスト・ショット(手首を使ったシュート)でゴールを決めました。
第3ピリオド・10分07秒、(セイバーズの)ジェイソン・ザッカーからゴール裏のパスを受けて、パワーが右フェイスオフ・サークルの上(サークルの外周に近い位置)からリスト・ショットを決め、3-1に点差を縮めました。
6月29日、コッターは、ベガス・ゴールデンナイツからデビルズがトレードで獲得した選手で、17分28秒にエンプティネット・ゴールを決め、最終スコアは4-1となりました。
ラフ監督は「これが我々のリーグの特徴だと思う。どれだけリーグ内の実力が接近しているか」と述べ、「早い段階でのチャンスを活かして相手を追い込むか、そうでないかのどちらかだ。
彼ら(デビルズ)には大いに評価するべき点がある、いくつかの早いチャンスを上手く活かしていた。我々のチームも素晴らしいチャンスをいくつか作り出してはいたのだが」と続けていました。
開幕戦あれこれ(NHL公式サイト版)
ノート:
セイバーズはパワープレー4回で5本のシュートを放ち、無得点でした。デビルズも2回のパワープレーで得点なしでした。
… デビルズのディフェンスマン、シェイマス・ケイシーは、NHLデビュー戦で13分14秒の出場時間中に2回のヒットと1回のブロックショットを記録しました。
… ノーセンは、北米以外の過去2回のレギュラーシーズン・ゲーム(2018年スウェーデンのグローバルシリーズと今回)で、2回ともデビルズの選手として得点しています。
… 元NHLフォワードのヤロミール・ヤーガーは、故郷からのビデオ・トリビュートと熱烈な拍手の後、セレモニアル・パックをドロップしました。2017年、ヤーガーはリーグの100周年記念を祝う際に「100人の偉大なNHL選手」の一人に選ばれました。
… 試合開始フェイスオフ前には、ジョニーとマシュー・ゴードローのための13秒間の黙祷が捧げられました。8月30日、ゴードロー兄弟は、ニュージャージー州で自転車に乗っている際に車にはねられて亡くなりました。
13番は、ジョニー・ゴードローがフレームスとコロンバス・ブルージャケッツで着用していたジャージ番号を表しています。
まとめ
この度のNHL開幕戦では、ニュージャージー・デビルズが素晴らしいパフォーマンスを見せ、バッファロー・セイバーズを相手に勝利を収めました。久しぶりのプレーオフ進出を狙うセイバーズには厳しい船出と言えるでしょう。
デビルズ新加入選手たちの活躍がチームに新たな風を吹き込み、特にジェイコブ・マークストロームのセーブや、ポール・コッターの得点は印象的でした。また、試合前には故ジョニー・ゴードロー選手への追悼が行われ、選手たちの絆も感じられました。
次回の試合も楽しみですね!デビルズとセイバーズだけでなく、他のチームが繰り広げる熱戦もぜひチェックしてみてください。アイスホッケーの魅力に浸りながら、新シーズンを応援していきましょう!
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- ホッケー界のレジェンド。1972年2月15日、チェコスロバキア(現在のチェコ)出身。1990年のNHLドラフトでピッツバーグ・ペンギンズに全体5位指名されて加入。
ヤーガーはNHLで20シーズン以上プレーし、その間にスタンレーカップを2度獲得(1991年、1992年)、ハート・トロフィー(最優秀選手賞)やアート・ロス・トロフィー(最優秀得点王賞)を数回受賞しました。また、彼はNHLでの得点数において歴代2位。
NHLから離れても、母国チェコのリーグでプレーを続行した鉄人。チェコ代表としても活躍し、1998年の長野オリンピックでは金メダルを獲得。
↩︎ - アイスホッケーの試合開始前に行われる「始球式」。通常、著名な人物や特別なゲストが氷上に登場し、公式な試合の開始を祝うためにパックをドロップする。
↩︎ - 2017年に初開催されたNHLの国際的なアイスホッケーイベントで、北米以外の地域での試合を通じて、ホッケーの人気を広めることを目的とする。
特にホッケーが盛んな国々、例えばチェコ、スウェーデン、フィンランドなどで試合を行うことで、地元のファンとの絆を深め、次世代のホッケー選手たちに夢を与えることを目指している。各国での試合は、通常のレギュラーシーズンの試合と同形式で開催される。
地元の文化や特色を取り入れた演出が行われ、ファン向けのイベントやサイン会、選手との交流イベントなども開催される。リーグは新しい地域への拡大を計画しており、アジアや南米など、ホッケーがまだあまり普及していない地域での試合も視野に入れている。
↩︎ - アメリカを拠点とする工業用品のディストリビューター。1967年に設立され、主にネジ、ボルト、工具、保護具などの産業用製品を提供している。同社は、全国規模で多数の店舗を展開しており、顧客のニーズに応じた在庫管理や供給チェーンのサービスも行っている。
↩︎ - チェコのプラハにある多目的アリーナ。2004年開場、最大で約18,000人を収容可能。チェコのプロ・アイスホッケーチームであるHCスパルタ・プラハの本拠地。プラハ市内からのアクセスも良好。
↩︎ - フリデクとミステクという二つの地域が合併してできた都市。フリデク=ミステクは、中世にさかのぼる長い歴史を持ち、フリデクは13世紀に設立された城から発展し、ミステクは17世紀に商業の中心地として栄えた。
市内には美しいバロック様式やルネサンス様式の建物が点在し、特にフリデクの中心部には歴史的な広場や教会がある。美しい自然環境に囲まれており、ハイキングやサイクリングに適したエリアが多く、チェコの国立公園やスキーリゾートにもアクセスしやすい。
↩︎ - ゴールキーパーが使用するスティックの一部で、スティックのブレードに対して横に広がった部分。
↩︎ - National Hockey League Networkの略で、NHL関連のコンテンツを提供する専門のテレビネットワーク。NHLの試合の生中継やハイライト、ドキュメンタリー、分析番組などを放送。
↩︎ - Madison Square Garden Sports Networkの略で、主にニューヨークを中心に放送されるスポーツ専門チャンネル。NHLのニューヨーク・レンジャーズの試合を主に中継。
↩︎ - MSG Networksの一部である「MSG SportsZone」「MSG Plus」のこと。NHLの試合中心だが、それに加えて、ニューヨーク・ニックスのNBAの試合中継も行う。
↩︎ - パックがゴールに向かって進んでいるとき、ゴールキーパーの身体の近くにあるサイドのこと。たとえば、左側からの攻撃に対して、ゴールキーパーの左側がショートサイドとなる。
↩︎ - ゴールに近いエリアの一部で、ゴールラインから約15フィート(約4.5メートル)ほどの距離に位置する場所。具体的には、ゴールの中心から見て、両サイドのハッシュマークの上あたりの位置。 ↩︎