理由その2:リンクのどこからでもゴールを狙える決定力!🏒
パナリンがキングスを助けてくれる2つ目の理由は、リンクの広い範囲からゴールを狙える「ペリメーターシュート」の凄さにあります。トレード前のデータでは、パナリンはフォワードの中でロングレンジからのシュートオンゴール数が43本と、なんとリーグ1位に輝いていました。
面白いことに、2位は新しいチームメイトとなるアドリアン・ケンペの40本で、他のフォワードには32本を超える選手が一人もいなかったんです。つまり、リーグ最強クラスの「遠距離シューター」が二人も揃うことになります🎯。
さらに、パナリンはミドルレンジ(中距離)からのゴールも11得点を挙げており、これはNHL全体で10位タイという素晴らしい成績です。ロングレンジからのゴールも3得点を記録し、フォワードの中で5位タイにつけていました。
昨シーズンを振り返ってみても、パナリンはフィアラやウィリアム・ニランダーと並んで、中距離からのゴール数でリーグ最多の19本を叩き出していたんです。
今シーズンのパナリンは、中距離からのシュートオンゴール数でも66本を数え、フォワードの中で上位2%(98パーセンタイル)に入っています。一方で、これまでのキングスは中距離からのシュート数がリーグで2番目に少なく(378)、ゴール数も32チーム中26位とかなり苦労していました。パナリンが加わることで、この弱点がガラリと変わるかもしれませんね✨。
パナリンが加わることで、この弱点がガラリと変わるかもしれませんね
キングスにとってパナリン加入の最大のメリットは、単純な得点力以上に「攻撃ゾーンでプレーを継続できる能力」にある。NHLの分析では、攻撃ゾーン滞在時間が長いチームほどシュート数と期待得点(xG)が増加し、試合の主導権を握りやすいことが知られている。
パナリンはパック保持能力が非常に高く、ボード際でも簡単に奪われず、ディフェンスを引きつけながら味方にスペースを生むタイプのプレーメーカー。そのため、キングスのように攻撃ゾーン時間が短く、流れを作れないチームにとっては、リンクの傾きを一気に相手側へ押し戻す存在になり得る。
一方でデメリットとしては、パナリンが攻撃特化型のフォワードであるため、守備負担が増えるライン編成になる可能性があり、特にトランジション局面ではパナリンの背後のスペースをどうカバーするかが課題になる。また、パックを多く持つ選手であるがゆえに、チーム戦術がパナリン中心に寄り過ぎると、他のフォワードの関与度が下がるリスクもある。
つまりパナリンは「攻撃ゾーン支配力」という明確な武器をもたらす一方で、それを最大化するには周囲の守備意識と役割分担が不可欠であり、チーム全体の戦術設計が問われる存在でもあると言える。
理由その3:相手を逃がさない!攻撃ゾーンでの圧倒的な支配力🏒
3つ目の理由は、攻撃ゾーンでの圧倒的なインパクトです。パナリンは2019-20シーズンにレンジャーズに加入して以来、パワープレーでのアシスト数が155回(5位タイ)、ポイント数が202点(6位)、シュート試行数が667回(8位)と、常にリーグのトップクラスに君臨してきました。
今シーズンのキングスは、パワープレーの時に5人のフォワードを並べる作戦をよく使っていますが、パナリンの加入はこの勢いをさらに加速させてくれそうです。
たとえチームが苦しい状況にあっても、パナリン個人のパフォーマンスは落ちません。今シーズン、レンジャーズがプレーオフ争いから脱落してしまった時でも、彼は「攻撃ゾーンに滞在している時間の割合」が46.5%と、フォワードの中で上位5%(95パーセンタイル)に入る驚異的な数字を残していました。
昨シーズンも、チームがプレーオフを逃したにもかかわらず、パワープレー時の攻撃ゾーン滞在時間はリーグ3位(66.6%)という高水準だったんです。
これまでのキングスは、攻撃ゾーンに留まれる時間の割合が40.6%でリーグ21位と、下位半分に沈んでいました。パナリンは、まさにこの「攻めの時間」をぐっと引き上げてくれる救世主になってくれるはずです🚀。
データの力で勝利を掴め!キングスが目指すさらなる高み🏒
最後に、最新のデータ分析ツール「NHL EDGE IQ」が注目する「アイス・ティルト」という指標についてご紹介します。これは、試合中のある時点でどちらのチームがどれくらい優勢に進めているかを数値化したものです。
「NHL EDGE IQ」が注目する「アイス・ティルト」
試合中のある時間帯において、どちらのチームがリンクのどちら側でより長くプレーしているかを基準に、試合の主導権=テリトリアル・アドバンテージ(陣地支配)を数値化した指標。
具体的には、攻撃ゾーンでのパック保持時間、ショット試行数、ゾーンエントリー回数などのトラッキングデータを統合し、「この時間帯はどちらのチームが相手陣内で試合を進めていたか」をリアルタイムで評価する。
従来のホッケー分析では、シュート数やCorsi(シュート試行割合)などが主流だったが、Ice Tiltはそれをさらに発展させ、「今この瞬間、リンクの傾きがどちらに向いているか」を視覚的に示す指標として設計されている。
この数値が高いチームほど、試合の流れを握り、守備よりも攻撃に多くの時間を費やしていることを意味し、実際にIce Tiltが優勢な時間帯は、その後の得点期待値(xG)が上昇しやすいことも分析で示されている。
つまりIce Tiltは、スコアボードには表れない「試合の空気」や「流れ」を、データとして客観的に捉えるための、現代NHLを象徴する新しいゲームコントロール指標だと言える。
実はキングス、今シーズンの第1ピリオドにおけるこの数値がリーグで下から2番目(8:55)と、立ち上がりの悪さが課題になっていました。試合の序盤から自分たちのペースでプレーを進めるためには、まだまだ改善の余地があるようです。
ただ、キングスには強みもたくさんあります。チーム全体でパックを支配する力はリーグでもトップクラスで、5対5の状況でのシュート試行数の割合はリーグ5位(52.9)を記録しています。
さらに、ダーシー・クンパーとアントン・フォースバーグという頼もしいゴーリー(守護神)コンビが守るゴールは、チームセーブ率.900でリーグ6位と非常に安定しています。
一方で、今シーズンのキングスにとって大きな悩みだったのが、5対5の状況でのシューティングパーセンテージ(決定率)が7.8と、リーグで3番目に低かったことです。チャンスは作れているのに、なかなかゴールが決まらない……。
そんなもどかしい状況を打破してくれるのが、パナリンです。彼が持つエリート級のプレーメイキング能力と、確実にゴールを仕留めるフィニッシング能力が加われば、チームは一気に進化するでしょう。
このトレードによって、キングスはベガス・ゴールデンナイツや、現在連覇中の西カンファレンス王者エドモントン・オイラーズといった強豪たちを脅かす「ダークホース」へと変貌を遂げるかもしれません。新しく生まれ変わるキングスの戦いから、ますます目が離せませんね!✨
強豪たちを脅かす「ダークホース」へと変貌を遂げるかもしれません
キングスは、2026年2月5日のゴールデンナイツ戦で序盤から流れを引き寄せることができず、第1ピリオドにわずか5分半あまりでゴールデンナイツに4点を奪われるという苦しい展開になった。
マーク・ストーンやジャック・アイチェル、パベル・ドロフェエフといった相手の主力に効率よく攻撃を仕掛けられ、ゴールデンナイツは最初の6本のシュートで4得点につなげている。この展開はキングスの守備面だけでなく、キングス自身の攻撃がほとんど勢いを持てなかったことを示している。
キングスはトレード前に低かった5対5でのシューティングパーセンテージや得点力不足がこの試合でも露呈し、パワープレー機会も生かせず5回のチャンスで無得点に終わった。攻撃においては、リンク内で試合を支配する時間が限定的で、チャンス創出に至る前にゴールデンナイツの守備的な対応に阻まれる場面が多く見られた。
試合後の記録では、King’sは33本のシュートを放ったものの、決定力不足が響いて全体の攻撃効果を高められず、ゴールデンナイツが1点に抑え込む展開となっている。
このように、キングスが抱えていた「シューティングパーセンテージの低さ」「攻撃の精度不足」といった課題はこの日の試合でも解消されることなく、試合序盤に大量失点したことが敗北につながったと言える。
日本時間:2月6日に行われたベガス・ゴールデンナイツvs.ロスアンゼルス・キングス戦のハイライト映像。ベガスは4点取った後、五輪に向けて調整気味にプレー?キングスの攻撃の効率が良くないことを読まれてたかな。
まとめ
アイスホッケー界注目のパナリン選手の移籍は、得点力不足に悩むキングスにとって、まさにプレーオフ進出への「切り札」となる大きな補強です。
高度なデータ分析「NHL EDGE」が示す彼の圧倒的なシュート速度や攻撃支配力が、チームにどのような変化をもたらすのか。新しく生まれ変わるキングスの戦いを、ぜひデータと共に見守っていきましょう!

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

