はじめに
今日は4つの記事をミックスして📝、ワシントン・キャピタルズのヘッドコーチ、スペンサー・カーベリー🏒がNHLのジャック・アダムズ賞🏆を受賞した感動の瞬間から、彼のコーチングスタイルやチームの劇的な成長について詳しくご紹介します📈。
初めてECHL、AHL、NHLの全てでコーチ・オブ・ザ・イヤーに輝いたカーベリーの魅力や、チームの戦績アップの秘訣に迫ります👀。ファン必見の内容です🔥!
参照記事:media.nhl.com1「Capitals’ Spencer Carbery Wins Jack Adams Award」
🏆カーベリー、ジャック・アダムズ賞を受賞!
ワシントン・キャピタルズのスペンサー・カーベリーが、2024–25シーズンのジャック・アダムズ賞を受賞しました。この賞は、NHLブロードキャスター協会2によって「チームの成功に最も貢献したと認められるコーチ」に贈られるものです。
カーベリーは当初、シーズン終了後のインタビューだと思ってスタジオに座っていましたが、妻や子どもたちを含む家族が突然登場し、サプライズでトロフィーが手渡されました🏆✨
カーベリーは、ワシントンのコーチとしては史上4人目の受賞者です。これまでにはブライアン・マレー3(1983–84)、ブルース・ブードロー4(2007–08)、バリー・トロッツ5(2015–16)が同賞を受賞しています。
さらに彼は、ECHL、AHL、NHLの3リーグすべてで最優秀コーチ賞を受賞した初の人物となりました👏 ECHLでは2013–14シーズンにジョン・ブロフィー賞6(チーム:サウスカロライナ・スティングレイズ)、AHLでは2020–21シーズンにルイス・A.R. ピエリ記念賞7(ハーシー・ベアーズ)を獲得しています。
📈圧倒的な得票で受賞、カーベリーの指導力が評価される
キャピタルズのヘッドコーチ2年目のカーベリーは、圧倒的な得票数でジャック・アダムズ賞を勝ち取りました。103票中81票で1位票を獲得し、合計464ポイントで堂々の1位🎉
2位にはウィニペグ・ジェッツのスコット・アーニール(1位票16、249ポイント)、3位にはモントリオール・カナディアンズのマルタン・サン・ルイ(66ポイント)が続きました。

註釈に得票数一覧を掲載したんだけど、カロライナ・ハリケーンズ監督、ロッド・ブリンダムール監督の名前がにゃい…。フロリダ・パンサーズにコテンパンにやられたとはいえ、それまでは完璧なチーム・マネジメントだったのに。名前に反して、地味なチームっちゃチームなんだけど、ちょっと合点がいかないなぁ。
カーベリーが率いたキャピタルズは、今シーズン51勝22敗9引き分け、勝ち点111という成績を収め、2016–17シーズン以来となるイースタン・カンファレンス首位、そしてリーグ全体でも2位という見事な結果を残しました✨
🚀驚異的な成長とチームの進化
カーベリーが就任した初年度に11ポイントの成績向上を見せたキャピタルズは、今季さらに20ポイントアップ⏫ これは、2023–24シーズンからの成績向上でリーグ3位の伸び率でした(1位はコロンバスの+23、2位はアナハイムの+21)。
得点力でも大きな進化を遂げ、シュートアウトによる勝利を含む総得点は68点増加。2023–24シーズンはリーグ28位の220得点でしたが、今季は堂々の2位・288得点へジャンプアップしました🔥
さらにチームは、
逆転勝利数:リーグ1位(25試合)
アウェイでの勝ち点:1位タイ(53点)
得失点差:3位タイ(+56)
ペナルティキル成功率:5位(82.0%)
ホームでの勝ち点:7位(58点)
総失点数(シュートアウト含む):9位(232点)
と、攻守両面でリーグ上位の実績を残しました🏒
なお、2024–25シーズンのベスト選手・コーチを称える「2025 NHLアワード8」は、スタンレーカップ・ファイナル第4戦の前に、6月12日(木)午後6時(東部時間。日本時間では翌13日〈金〉・午前8時)からTNT(アメリカ)とSportsnet(カナダ)で放送される特別番組内で紹介される予定です📺
ジャック・アダムス賞以外にも決まっている賞があります。
○テッド・リンジー賞(NHL選手会選出の最優秀選手賞):ニキータ・クチェロフ(タンパベイ・ライトニング)
○セルケ・トロフィー(守備的FW):アレクサンダー・バーコフ(フロリダ・パンサーズ)
○マスタートン・トロフィー(最も献身と忍耐を示した選手):ショーン・モナハン(コロンバス・ブルージャケッツ)
○キング・クランシー賞(社会貢献):アレクサンダー・バーコフ
○マーク・メシエ・リーダーシップ賞(氷上でのリーダーシップと地域社会への献身を模範的に見せた選手):アレックス・オベチキン(ワシントン・キャピタルズ)
この番組では、カーベリーを含む今季のNHL各賞受賞者が、リーグ各プラットフォームでのサプライズ発表映像とともに紹介されるとのことです🎬
参照記事:NHL公式サイト「Carbery of Capitals wins Jack Adams Award as top coach」
🎉まさかのサプライズ演出!
ワシントン・キャピタルズのヘッドコーチ、スペンサー・カーベリーが、思いがけない形でジャック・アダムズ賞の受賞を知らされました🏆
6月7日・土曜日、NHLの最優秀コーチに贈られるこの賞の受賞者として、43歳のカーベリーが発表されました。この賞はNHLブロードキャスター協会の投票によって決定されます。
テレビインタビューに応じるためにスタジオを訪れたカーベリー。実はそれはサプライズ演出の一部で、スタジオには彼の家族やチーム関係者がこっそり集結していたんです。ともにスタジオにいたキャピタルズの実況アナウンサー、ジョー・ベニナティ(モニュメンタル・スポーツ・ネットワーク所属)もこの演出に協力していました😊。
カーベリーの妻・ケイシーさんは、「彼はただインタビューを受けに来たと思い込んでいるの📝。絶対びっくりするわよ」と舞台裏でにっこり😊 息子のハドソンくんと娘のヴィヴィアンちゃんも、そばでワクワクしながらその時を待っていました✨。
🏒華やかな成績の裏にあった努力とチームの絆
ベニナティはまず、今季の成功についてカーベリーに質問し、カーベリーがそれに答える形で進んでいきます。キャピタルズは今季、51勝22敗9引き分けという見事な成績を収め😊、イースタン・カンファレンスの首位、NHL全体でも2位に輝くなど、大きな飛躍を遂げました✨
インタビューが終わると、ついにサプライズの瞬間! ベニナティが「この素晴らしいシーズンを祝福したい特別な人たちがいます」と伝えたあと、ジャック・アダムズ賞とともにカーベリーの家族が続々とスタジオに登場。さらに彼の両親、ブライアンさんとケイトさんまで姿を現し、カーベリーは驚きを隠せませんでした😲
「全く知らなかったよ。どうやってみんな来たの?ワシントン州、サウスカロライナ州、カナダのビクトリア、イリノイ州シカゴ、ウィスコンシン州グリーンベイと、北米中からだよ」と驚きながらも感激の様子✨。アメリカ各地やカナダから家族がDCまで来て、この特別な瞬間を一緒に祝ってくれたことを「一生忘れない」と語りました💖
これがドッキリの一部始終です。結構面白いですよ。
📊数字が物語るカーベリーの手腕
2年目のシーズンで、カーベリーはチームを大きく変えました。勝利数は11増え、勝ち点も20ポイントアップ⏫ なんと2018年以来となるプレーオフシリーズ勝利も達成しました😊!
さらに、レギュラーシーズンでは1試合平均得点で昨季のリーグ28位(1試合平均2.63点)から今季は堂々の2位(3.49点)へジャンプアップ⛸️✨ 守備面でも、1試合あたりの失点数が減少し、2023–24シーズンの16位タイ(3.07点)から今季は8位タイ(2.79点)と改善しました。
ペナルティキル成功率はリーグ5位(82.0%)、逆転勝利はなんと25試合とリーグトップ、アウェイでの勝ち点も1位タイ(53点)でした🚨
🏒新戦力の活躍と逆境を乗り越える指導力
シーズン終了後の記者会見で、キャピタルズのGMであるクリス・パトリックは、こう語っています。
「何人もの選手がキャリア最高のシーズンを過ごしましたが、カーベリーの存在が大きかったと思う🚨。彼のコミュニケーションの取り方、選手に責任を持たせる姿勢、各選手に合った役割を見つけ出して、その強みを活かす方法。そうしたすべてが影響しているんだ。今年は選手とコーチの関係性が本当に素晴らしかった」🔥
街頭でのファッションチェックにも、気さくに応えてくれる監督さんです。
カーベリーは、オフシーズンに加入した多くの新戦力から好成績を引き出し、攻撃・守備の両面でチームをレベルアップさせました📈
チームのエース、アレックス・オベチキンが脚の骨折で16試合を欠場した間も、カーベリーは見事に勝利を重ね、チームを好調に保ちました。最終的には、スタンレーカップ・プレーオフの第2ラウンドまで進出する原動力となったのです。
彼の手腕には、リーグ内の他のコーチたちからも賞賛の声が上がっています。タンパベイ・ライトニングのジョン・クーパー監督(リーグ最長の現役コーチ、2020年と2021年のスタンレーカップ優勝者)はこう語っています。
「彼はキャピタルズを、勝利を積み重ねる“四線揃った強豪チーム”に変えたんだ🏒。やるべきことをすべてきっちりこなすし、チームにエゴがない🤝。殿堂入り級のスーパースターを上手に指導しながら、毎試合生き残るために必死な選手たちとも向き合って、全員を一つにまとめている。それが彼のすごさだよ」。
そんな結果が評価され、ジャック・アダムズ賞の投票9では1位票81、合計464ポイントを獲得して堂々の受賞✨。2位以下を大きく引き離しました📈
「チームスポーツの究極形であるホッケーにおいて、コーチとして自分が注目されるのは好きじゃない。でも、この賞はチームみんなの力の証。スタッフや選手たちがいなければ、受賞なんてできなかった」と語ったカーベリーの言葉には、チームへの感謝と誠実さがにじんでいました👏
【その他の参照記事】
USA TODAY「Capitals coach Spencer Carbery wins Jack Adams Award」
NBCWashington.com10「Caps’ Spencer Carbery wins NHL coach of the year」
まとめ
カーベリー監督は、家族やチームスタッフと共に喜びを分かち合いながら、キャピタルズをトップクラスの強豪へと導きました。選手の才能を最大限に引き出し、全員で勝利を目指す彼の指導力は、多くの称賛を集めています。今後の活躍にも期待が高まります。

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- NHLの公式メディア向けサイトで、プレスリリースや試合結果、選手データなど報道関係者が利用する情報を提供している。一般のファンは一部の情報しか見られない場合が多く、認証を受けたメディアのみがフルアクセス可能。
↩︎ - NHLの試合中継に携わる実況・解説者などで構成される団体。
主な役割は以下の通り。
ジャック・アダムス賞の選出:毎年、NHLの最優秀コーチに贈られる「ジャック・アダムス賞」の受賞者を選出。
フォスター・ヒューイット記念賞の選考協力:北米のホッケー放送に貢献した実況アナウンサーに贈られる「フォスター・ヒューイット記念賞」の選考にも関与。
ブロードキャスターの功績を称える:長年にわたりNHLの放送に貢献してきた人々を認識し、その功績を称える役割も担っている。
この協会は、NHLの放送品質向上とブロードキャスター間の交流を促進することを目指している。
↩︎ - Bryan Clarence Murrayは、カナダ出身のプロアイスホッケーの経営者でありコーチ。NHLにおいて、主にオタワ・セネターズを含む複数のチームでGMを務め、ワシントン・キャピタルズやデトロイト・レッドウィングスなどでヘッドコーチも歴任した。
マレーはNHLで600勝以上の勝利を挙げ、ヘッドコーチとしての13シーズンで12回チームをプレーオフに導いた。NHLでのキャリア以前は、AHLやウェスタンホッケーリーグWHLでもコーチを務めている。2017年に死去。ホッケーへの貢献が認められ、オタワスポーツ殿堂入りやセネターズの「リング・オブ・オナー」に名を連ねている。
↩︎ - カナダ出身、選手としては、1975年にトロント・メープルリーフスにドラフトされ、20シーズンにわたりプロとしてプレー。NHLでの出場は限られていたものの、AHL史上屈指の得点者として活躍した。
引退後はコーチに転身し、マイナーリーグで成功を収めた後、NHLでもその手腕を発揮。2008年にはワシントン・キャピタルズのヘッドコーチとして、リーグ最優秀コーチに贈られる「ジャック・アダムス賞」を受賞。その後もアナハイム・ダックス、ミネソタ・ワイルド、バンクーバー・カナックスといったチームを率いた。
現在もジュニアチームのオーナーやアナリストとしてホッケーに関わり続けており、その豊富な経験と知識でホッケー界に貢献している。
↩︎ - カナダ出身、現在はNHLのナッシュビル・プレデターズのGM。守備的なコーチングスタイルで知られ、NHLのコーチング勝利数では歴代3位にランクされている。選手としては、1979〜1982年までWHLのレジーナ・パッツでディフェンスマンとしてプレーし、1980年にはWHLチャンピオンシップで優勝。
NHLでのコーチキャリアは1998年にナッシュビル・プレデターズで始まり、2013年にはNHLで最も長く在籍するヘッドコーチとなった。2018年にはワシントン・キャピタルズを初のスタンレーカップ優勝に導き、その後2018〜2022年までニューヨーク・アイランダーズのヘッドコーチを務めた。
↩︎ - ECHL(イーストコーストホッケーリーグ)において、チームの成功に最も貢献したヘッドコーチに贈られる賞。ECHL各チームのコーチによる投票で選出される。
この賞は1989年に「年間最優秀コーチ」として創設されたが、2003年にリーグで13シーズンにわたりコーチを務め、レギュラーシーズンとポストシーズンでECHL最多となる通算575勝を記録したジョン・ブロフィーの功績を称え、現在の名称に改称された。
↩︎ - AHLのトロフィーの一つで、毎年シーズンで最も優れたコーチに贈られる。受賞者は、AHLのメディア関係者による投票で選出。この賞は、プロビデンス・レッズのオーナーとして長年AHLに貢献したルイ・ピエリにちなんで名付けられた。
1968年に創設されて以来、毎年授与されており、2025年の受賞者はラバル・ロケッツのパスカル・ヴィンセント。
↩︎ - NHLの主な賞について
○最も歴史が古く、権威ある賞は、プレーオフチャンピオンに贈られるスタンレーカップ。
○チームに贈られるトロフィーには、かつて存在したO’Brien Cup、プリンス・オブ・ウェールズ・トロフィー、クラレンス・S・キャンベル・ボウル、そしてレギュラーシーズン最高成績チームに贈られるプレジデンツ・トロフィーなどがある。
○個人賞も多岐にわたり、以下のようなものが含まれる。
ハート記念トロフィー:MVP。
レディ・ビング記念トロフィー:スポーツマンシップと高いプレー水準を両立させた選手。
ヴェジーナ・トロフィー:リーグ最高のゴールテンダー。
コーン・スマイス・トロフィー:プレーオフで最も活躍した選手。
ジム・グレゴリー年間最優秀ゼネラルマネージャー賞:リーグで最も優れたGM。
↩︎ - 2024–25 ジャック・アダムズ賞 投票結果
(ポイント=1位-2位-3位)※ポイント配分=1位票5点、2位票3点、3位票1点
スペンサー・カーベリー(WSH)464ポイント(81-19-2)
スコット・アーニール(WPG)249ポイント(16-52-13)
マルタン・サン・ルイ(MTL)66ポイント(2-12-20)
ジム・モンゴメリー(STL)38ポイント(2-5-13)
ディーン・エヴァソン(CBJ)30ポイント(0-5-15)
トラビス・グリーン(OTT)26ポイント(0-2-20)
ジョン・クーパー(TBL)18ポイント(2-2-2)
ジム・ヒラー(LAK)17ポイント(0-3-8)
ジャレッド・ベドナー(COL)7ポイント(0-2-1)
クレイグ・ベルビ(TOR)5ポイント(0-1-2)
ライアン・ハスカ(CGY)4ポイント(0-0-4)
ピート・デボア(DAL)2ポイント(0-0-2)
ジョン・ハインズ(MIN)1ポイント(0-0-1)
↩︎ - アメリカ・ワシントンD.C.を中心にニュースや天気予報を提供するNBC系列のテレビ局WRC-TVの公式サイト。地域の政治、犯罪、スポーツなど幅広い情報を扱い、スマホアプリや複数のストリーミングサービスでも視聴可能。 ↩︎