はじめに
NHLのフロリダ・パンサーズに、注目のベテラン選手ブラッド・マーシャンドが電撃加入!😲「ラット・パック」とも呼ばれる“クセ強メンバー”とどう絡むのか注目が集まりましたが、意外にも若手との第3ラインが大活躍!🔥
この記事では、そんな異色トリオの躍動ぶりをやさしく解説します🏒✨
参照記事:Florida Hockey Now1「With Brad Marchand, Florida Panthers Have a Third Line to Envy」
驚きのトレード!マーシャンドがフロリダへ🐾
NHLの世界で、ちょっとしたサプライズが起きました。フロリダ・パンサーズが、なんとボストン・ブルーインズのキャプテン、ブラッド・マーシャンドをトレードで獲得したのです!これにはファンたちもビックリ。
チームが驚きの一手を打った直後から、SNSではミーム(ネタ画像)や予想が飛び交い、まさに話題騒然でした👀
「これは絶対、同じく厄介者として知られるマシュー・カチャックとサム・ベネットと並べて、“ラット・パック2”ラインを作るんだろう!」と多くの人が思いましたが……実は違いました。
この3人が一緒にラインを組めば間違いなく「ラット・パック」と呼ばれるでしょうが、実際に彼らが共にプレーしたのは、パンサーズが第1ラウンドでタンパベイ・ライトニングに勝利したシリーズ中のわずかな時間だけでした。
意外にも、マーシャンドはアントン・ルンデルとエートゥ・ルオスタライネンという若手2人と第3ラインを組むことに。しかもこれが大当たり!チームの監督、ポール・モーリスは「この組み合わせ、めちゃくちゃ良いんです」と大絶賛。
第3ラインなのに実質エース!?🔥
マーシャンドが加わった第3ラインは、実はもう“第3”とは呼べないほどの活躍を見せ、実質的に第1ラインのような働きをしているのです。特に4月30日・水曜の夜、ライトニングとのプレーオフ第5戦で、3人がライトニング相手に完全に主導権を握った試合では顕著でした。このラインだけで2ゴール・9ポイントという大爆発💥
相手のタンパベイは強豪チームとして知られていますが、この3人に対抗するマッチアップを用意できなかったのです。ルンデル・ルオスタライネン・マーシャンドの3人は、氷上でキラキラ輝いていました✨
6-3でライトニングを破って勝利を決めた試合後、マーシャンドも「プレーオフを勝ち進んでいく中で、どのラインも大きな役割を果たす瞬間がある。それが求めていることであり、期待されること。毎試合、ベストを尽くす。今日は僕たちの番だった。
誰もがいずれはステップアップする。それが本当に良いチームを作る要素なんだ。みんながそれに頼っている」と語り、チーム全体の底力を強調しました。プレーオフは長く厳しい戦いですが、全員がどこかで主役になる。そんなチームが強いんです💪
試合終了後のマーシャンドのインタビュー映像。以下のようなことを言ってます。
【追記】「今日の勝利、そしてこのシリーズを終えることができたことについて、まずは安堵と喜びを感じている。我々チームとして、常に『試合を終わらせる』ことの重要性を強く意識してきた。今日の試合でも、早い時間帯に得点を重ねることができたが、決してそこで満足せず、最後まで集中を切らさずに攻め続けることができたのが勝因だったと思う。
このシリーズを通して、チームは本当に成長した。各ラインがそれぞれの役割をしっかりと果たし、重要な局面で結果を出してくれたことは、チーム全体の底上げを感じさせるものだ。特に、うちのチームの強みは、層の厚さにあると感じている。誰が出ても、自分の役割を理解し、チームのために貢献してくれる。お互いを信頼し、支え合いながら戦うことができている。
個人的には、チームメイトたちの能力の高さ、特にネット周辺でのプレーのうまさ、そして何よりも堅実な守備力に改めて感銘を受けた。彼らと一緒にプレーすることで、日々多くのことを学んでいる。また、日々の練習から彼らがどれだけハードワークしているか、そしていかに組織的にプレーしているかを目の当たりにし、このチームの一員であることを誇りに思う。
我々のハードワークが、対戦相手にプレッシャーを与え、最終的に勝利に繋がったのだと考えている。ファンの皆さんの熱い応援も、我々の大きな力になった。本当に感謝している。次の戦いに向けて、またしっかりと準備していきたい」。
パンサーズはトロントでイースタン・カンファレンス準決勝を開始する予定(現地時間:5月5日、午後8時試合開始)です。

暴れん坊として数々の武勇伝を残してきたマーシャンドなんで、移籍した当初は不貞腐れて、何もしないんじゃないかと恐れていたにゃ。若手と組んだことによって、「教える喜び・引っ張っていく喜び」に目覚めたのかもしれない。ムード・メーカーだし、馴染めば強い。
「わかってる」コンビにマーシャンドがぴったり🧩
マーシャンドがルンデルやルオスタライネンとうまくフィットしていることは、何ら驚くことではありません。もともとルンデルとルオスタライネンは、フロリダ・パンサーズでも息の合ったコンビ。モーリス監督がチームに来た3年前から、ずっと一緒に起用されてきたペアであり、そのラインでプレーする選手は誰であっても成功してきました。
「僕たちはすぐに呼吸が合った。彼がどこにいるか、もう分かるんだ」とルオスタライネンがラインの連携について語るように、まるでテレパシーでもあるかのようなコンビネーション。そのラインに加わったマーシャンドも、まったく違和感なし!
この第3ラインは守備面での役割をしっかり果たしているだけでなく、水曜日の試合のように攻撃力も発揮でき、まさに“万能”といえる存在になっています。
「彼らは非常にスキルの高い選手たちだ。僕たちはプレースタイルがよく似ていて、非常にダイレクトだし、細かい隙間を見つけるのが上手で、ゴール前でも強い」とマーシャンドもニッコリ😊
ルオスタライネンのインタビュー映像。以下のようなことを言ってます。
【追記】「今日の試合、そしてタンパベイ・ライトニングに勝利し、次のラウンドに進出できたことは非常に嬉しい。僕自身もチームの勝利に貢献できたことを光栄に思っている。特に、僕のゴールは試合の流れを決定づける重要な瞬間であり、チームに安心感を与えることができたんじゃないかな。
チームメイトのブラッド・マーシャンドの活躍は目覚ましいものさ。彼のスピード、スキル、そしてフィジカルの強さは、相手にとって大きな脅威となる。僕自身、マーシャンド、そして僕らのラインの相性の良さを日々実感している。僕らはお互いを理解し、良い連携を生み出すことができている。
今日の試合では、ペナルティキルが非常に重要だった。チーム全体で集中力を高く保ち、相手に得点を許さなかったことが勝利につながったんじゃないかな。また、チームのディフェンスの取り組みも素晴らしかった。相手にシュートチャンスを与えないように、全員が献身的にプレーした。
次のラウンドに進出できたことは喜ばしいことだけど、僕らの目標はさらに先にある。気を引き締め、一戦一戦全力で戦っていきたい。
最後に、セルゲイ・ボブロフスキーの素晴らしいパフォーマンスを称えたい。彼の安定したセーブが、チームを勝利に導いた。また、グスタフ・フォルスリングのプレー時間とディフェンス能力も、チームにとって大きな力となっているね」。
監督もびっくり!?完成されていたライン⚙️
水曜の夜、タンパで語ったモーリス監督は、その第3ラインを組んだことに対して自分の手柄にしたい気持ちはあるが、そうはしないと語りました。このラインの完成度にちょっとした驚きを隠せない様子なのです。
「実は、私が来たときにはもうこの組み合わせがほとんど出来上がってたんだよ」と話すモーリス監督。モーリス監督はさらに説明を続け、特に2022年にメイソン・マーチメントがダラスへ移籍したことで、ルンデルとサム・ラインハートの左ウィングが空席に。そのタイミングで、センターの控えにいたルオスタライネンがチャンスをつかんだのです。
「ルオスタライネンはその時、センターの第4ライン3でプレーしていたんだが、トレーニングキャンプで彼を見て、明らかにトップ9(第1~第3ライン)に入る実力があった」と監督が語るように、ルオスタライネンとルンデルを一緒に起用する変更は最初からバッチリはまりました。
そしてマーシャンドが加わった今、そのラインは守備も攻撃もこなせる“スーパー第3ライン”へと進化しています✨
ポール・モーリス監督のインタビュー映像。今回はあんまり「親父ギャグ」を言わなかったようです。以下が主な内容です。
【追記】「タンパベイ・ライトニングに勝利し、東カンファレンス準決勝に進出できたことを、大変喜ばしく思っている。ルオスタリネンとライアンのラインについては、ルンデルとラインハルトが良い連携を見せていたところに、ルオスタリネンが加わったことで、さらに勢いを増した。
ルンデルの得点能力とブラッドのスキルが、ライン全体の攻撃力を高めてくれたと感じている。ブラッドの性格は、チーム全体に良い影響を与えてくれている。
守備的なチームとして、1点リードを守り抜くことの重要性は常に意識している。セルゲイ・ボブロフスキーの今日のセーブは、まさに圧巻だ。彼の活躍が、試合の流れを大きく左右したと言えるだろう。
サム・ベネットのペナルティはあったが、その後の彼のゴールは、チームにとって大きな意味を持つものだ。マシュー・サモスカベッジは、試合ごとに成長を見せてくれているし、ベネットが彼をよくサポートしてくれていることも心強い。
チーム全体として、今日の勝利は、全員がそれぞれの役割を果たし、最後まで集中力を切らさなかった結果だ。次のラウンドに向けて、気を引き締めて戦っていきたい」。
若手が記録更新!ベテランが火をつけた🔥
マーシャンドの加入が、ルンデルとルオスタライネンの攻撃のスイッチを押したのは間違いありません。
「このラインの基本となるのは、ルオスタライネンとルンデルが非常に守備に責任感のある選手であるということ」とモーリスは続けました。
「でも、それだけじゃない。ルンデルはこのリーグで若くして18ゴールを挙げた選手で、自分に得点力があると信じる必要がある。ブラッド(マーシャンド)は、彼らよりも高いレベルのスキルを持っている――これは敬意を込めて言うが――キャリアの段階が違う。だから彼らは、“優れた守備選手”でありながら“得点もできる選手”として成長し始めているんだ」。
特にルオスタライネンは大活躍!1ゴール・3アシストの4ポイントを記録し、フロリダ・パンサーズのプレーオフ史上、敵地で1試合4ポイントを挙げた初の選手になったのです🏅そのゴールはマーシャンドのアシストによって生まれました。モーリスによれば、マーシャンドが「彼らから何か新しいものを引き出している」のだということなのです。
ベテランのマーシャンドが火をつけ、若手が輝きを放つ。もともと守備の安定感が売りだった2人が、「得点もできる守備の名手」として成長しつつある今、チームにとってこれほど心強いことはありません。
ここまで、すべてが順調に進んでいるのです🔥🏒。
まとめ
マーシャンドの加入によって、第3ラインは守備だけでなく攻撃でも存在感を発揮💥若手との化学反応がチーム全体を押し上げています⬆️経験と勢いが融合したこのラインが、今後のパンサーズのカギを握るかもしれません🐾🔥

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- フロリダ・パンサーズに特化したニュースサイトで、元『The Athletic』の記者ジョージ・リチャーズが運営。試合結果や選手の分析、独占インタビューなど、チームに関する詳しい情報を発信している。ファン向けの有料記事サービス「FHN+」も提供している。
↩︎ - NHLで「Rat Pack」とは、相手を挑発したり、フィジカルで圧をかけたりする“厄介だけど強い選手”たちをまとめて呼ぶニックネームのようなもの。
フロリダ・パンサーズでは、マーシャンド、カチャック、ベネットの3人がこの名で呼ばれることがあり、もし同じラインに並べば相手にとっては悪夢レベルの“攻撃的トリオ”になると話題に。ただし、実際には常に一緒にプレーしているわけではなく、戦術に応じて別々に使われている。
↩︎ - アイスホッケーの第4ラインは、得点よりも守備やフィジカルでのプレッシャーを重視する“エネルギーライン”。主力ではないものの、試合の流れを整えたり相手を疲れさせたりと、チームにとっては重要な存在。出場時間は短めだが、若手の成長や戦術面で欠かせない役割を担っている。 ↩︎