はじめに
シアトル・クラーケンのゴーリー、ジョーイ・ダコードは、現在28歳でカナダ、アメリカ、スイスの3カ国の市民権を持ち、将来の国際大会で代表としてプレーする可能性が注目されています。
特に、カナダ代表が2025年の「4ネイションズ・フェイスオフ」での起用を検討している中で、ダコードの代表選択には複雑な背景があることが報じられています。本記事では、ダコードの成長や選択肢、そしてカナダ代表のゴーリー事情について詳しく紹介します。
また、カナダ代表ゴールキーパー選考を巡り、偉大なOBマーティン・ブロデューアは「誰を選んでも結果は同じかもしれない」と語ります。選考における難しさと、選手の成長への期待を示す一方、選ばれる選手に大きな可能性があることを強調しています。
ダゴードの場合、年齢がね、意外とネックになるかもしれないにゃ。28歳で国際試合での経験がほとんど無いとなると、代表監督もなかなかピックしづらい。おまけに、今シーズンの調子がいいと言っても、それを何年か続けた経験もない。難しいんじゃないかな。
引用元:espn.com(ESPN公式サイト)「Could Seattle’s Joey Daccord be Canada’s savior in goal?」
ダコードの成長
シアトル・クラーケンのゴーリー、ジョーイ・ダコードは、将来の国際大会で、カナダ代表としてプレーする可能性がある選手として注目されています。
現在28歳のダコードは、アメリカ、カナダ、スイスの市民権を持ち、これにより3カ国のいずれかを選んで代表としてプレーする資格があるとされています。
特に、ホッケーカナダ(カナダ代表)が2025年の「4ネイションズ・フェイスオフ」でダコードを起用することを検討していることが報じられていますが、彼の適格性にはいくつかの疑問があります。
ダコードは、2015年にNHLドラフトで7巡目指名を受けてオタワ・セネタースに入団1し、その後、2020年の拡張ドラフトでシアトル・クラーケンに移籍。
2023-24シーズンにNHLで本格的にプレーを始め、50試合に出場して19勝を挙げており、そのセーブ率(.916)と平均失点率(2.46)は評価されています(25試合以上出場したゴーリーの中でそれぞれ6位)。
今シーズンも好調で、MoneyPuckによると、5.9のゴールセーブ率(予想より多くのゴールを防いだ2)を記録しています(リーグ10位)。
スーパーセーブ!相手選手が呆気にとられている様子が分かります。
ダコードの生い立ち
28歳のダコードは、ボストン大都市圏で生まれ育ち、アメリカの市民権を持ちながら、カナダとスイスの市民権も有しています。彼の両親はアメリカ国外で生まれ、父親はカナダで育ち、母親はスイスで育ちました。
11月初旬、ダコードはESPNに対し、三カ国からの公式な書類を持っていることを明かしています。また、国際アイスホッケー連盟(IIHF)は、11月末にESPNに送ったメールによると、ダコードがカナダを代表してプレーする資格があることを確認しています。
「ダコードが市民権を持つ国の資格要件を満たしており、過去に他の国を代表していない場合、彼はその国を選ぶ資格がある」とIIHFはメールに記載しています。「これは二重国籍を持つ選手全員に当てはまる」。
では、ダコードは「4ネイションズ・フェイスオフ」や2026年のオリンピックでどの国を代表することになるのでしょうか?それは少し複雑です。
IIHFの規定3によると、ダコードは3カ国の市民権を持ちながらも、いずれかの国で16ヶ月以上プレーしていればその国を代表する資格を得ることができます。ダコードはアメリカを代表したことはなく、カナダでプレー経験もあるため、代表を選ぶ際に柔軟性があります。
ダコードはこれまで、IIHFが主催する大会でアメリカを代表したことはありません。そのため、彼は現時点で、どちらの国の代表としてもプレーする資格があり、IIHFの公式大会で1試合でもプレーするまではその選択肢を持ち続けることができるのです。
ダコードの意向と将来の選択肢
「誰からも何も聞かれていないし、誰とも話していない」とダコードは11月にESPNに語りました。「スイスが検討したみたいだけど、僕はそこに住んだこともプレーしたこともないので、ダメだと言われたと聞いている」。
今回の4ネイションズ・フェイスオフはNHLとNHLPAが主催するイベントで、IIHFには認可されていないため、ダコードはアメリカかカナダのいずれかでプレーすることができ、IIHF主催の大会に出場する前に、気が変わって代表を変更する自由もあります。
ダコードはESPNに対し、スイス・アイスホッケー連盟が17歳の時からコンタクトを取ってきたことを明かしました。自分がスイス系であるかどうかについても、ダコードは過去に公に話しており、彼のマスクのバックプレートにはカナダ、アメリカ、スイスの国旗が描かれています。
スイス連盟は1年以上前に、2026年のオリンピックでダコードがIIHFに承認されればスイス代表としてプレーする可能性について話を持ちかけました。ダコードはその時、スイス代表への参加にオープンな姿勢を示しましたが、まだ決断は下していません。
もしダコードがスイス代表として出場する資格があった場合、スイスはIIHFランキングで5位の強力なチームを形成することができます。チームにはニコ・ヒッシャー、ケビン・フィアラ、ロマン・ヨシ、ティモ・マイヤー、ニノ・ニーダーライターといったNHL選手が中心となるでしょう。
もしホッケーカナダがダコードに声をかけた場合、彼はどのようなアプローチを取るでしょうか?
「わからないね。それについては本当に考える必要がある」とダコードは答えました。「正直、どうすべきかはまだわからないよ。自分が三つの国籍を持っていることを誇りに思っているし、どの国を代表しても誇らしく感じるだろう」。
カナダ代表のゴーリー状況
カナダ代表は、4ネイションズ・フェイスオフの優勝候補として大会に臨みます。シドニー・クロスビーやコナー・マクデヴィッド、ネイサン・マキノンなどのスーパースターが揃う中で、ゴーリー陣に不安を抱えているという課題があります。
現在、カナダが4ネイションズ・フェイスオフで選択可能なゴーリーは、ジョーダン・ビニントン、アディン・ヒル、ダービー・クンパー、サム・モンテムボール、スチュアート・スキナー、キャム・タルボット、ローガン・トンプソンなど多岐にわたりますが、ダコードはその選択肢の一つとして検討されています。
一方、アメリカ代表やフィンランド、スウェーデンなどの強力なゴーリー陣と比較すると、カナダのゴーリーはやや見劣りがあるとの意見もあります。
現在、NHLとNHL選手会は、44ネイションズ・フェイスオフの選手の資格に関して、IIHFのガイドラインに基づいて判断を下す可能性があるとされていますが、ダコードの状況については調査が進んでいないため、最終的な決定は未定です。
ダコードが好調なので、マスコミには結構取り上げられています。でも、この映像だと、NHLによるタンパリング(不正な交渉)取り締まり強化の方が面白いです。
引用元:nhl.com(NHL公式サイト)「Canada goalie projection for 4 Nations Face-Off hard to predict, Brodeur says」
カナダ代表ゴールキーパー選考に関するブロデューアの見解
マーティン・ブロデューア5は、カナダ代表が4ネイションズ・フェイスオフに向けて選ぶゴールキーパーについて、確信を持って予測できないと語りました。
ホッケー・ホール・オブ・フェイム(ホッケーの殿堂)入りゴールキーパーであるブロデューアは、候補者リストに挙がっているゴールキーパーに特別な好みがないようです。
カナダ代表ゴールキーパー候補
カナダ代表のゴールキーパー候補には、ワシントン・キャピタルズのローガン・トンプソン、ベガス・ゴールデンナイツのアディン・ヒル、セントルイス・ブルースのジョーダン・ビニントン、デトロイト・レッドウィングスのキャム・タルボット、
モントリオール・カナディアンズのサム・モントンボー、エドモントン・オイラーズのスチュアート・スキナーが含まれていますが、「彼らが素晴らしいゴールキーパーになれないわけじゃない。ただ、全員が同じ立場にあるということだ。誰を選んでも結果は同じになるかもしれない」とし、どの選手にも可能性があると述べました。
カナダ代表の最終的な選手選考とロースターは、12月4日・水曜日に発表される予定6で、同様にフィンランド、スウェーデン、アメリカのロースターも公開されます。選考発表はNHLネットワークによるライブ番組で行われ、ESPNでも放送される予定です。
大会は来年2月12日から20日までモントリオールとボストンで開催されます。
ブロデューアは、カナダのゴールキーパーについて、「最初は3人の名前を挙げることすら難しかった」と言い、今後はカナダのゴールテンダーの成長が重要だと感じています。
近年、NHLのゴールキーパーはヨーロッパやアメリカ出身の選手に支配されつつあるため、カナダのゴールキーパーが再び注目される時期だと考えています。選ばれたゴールキーパーが大会で活躍することを期待しつつ、「誰を選んでもカナダは勝てる」と強調しました。
特に3人に絞ると…
また、ブロデューアは、現在選ばれているゴールキーパーには信頼できる選手が多いと評価しています。特に、ローガン・トンプソンとアディン・ヒルはキャリアでの実績があり、どちらも優れた選手だと認めています。
「彼らは勝利を収め、良いチームでプレーしてきた」とし、プレーに関して心配する必要はないと述べています。しかし、かつてのカナダ代表にはパトリック・ロワ7やカーティス・ジョセフ8、ブロデューア自身、ケアリー・プライス9などの著名なゴールキーパーがいたことを考えると、現在のカナダのゴールキーパー陣に関しては少し物足りなさを感じているようです。
さらに、ブロデューアは、ミネソタ・ワイルドのマルク=アンドレ・フルーリーを3番手ゴールキーパーとして、カナダ代表に選ぶ可能性についても言及しました。フルーリーは40歳であり、今シーズンがNHLでのラストシーズンとなる可能性がありますが、彼が大会に出場するかどうかは不明です。
それでも、フルーリーの経験と人柄から、3番手として選ばれる可能性10はあるとし、そのアイデアには賛同しています。「フルーリーはまだプレーできるし、練習でも選手たちをリードできる」と評価し、彼の国際舞台での経験がカナダにとって大きなプラスになると考えています。
ゴールキーパー陣への忠告と期待
ブロデューアは、ゴールキーパーの成功には守備陣との連携と、監督のジョン・クーパーが採用するシステムの理解が重要だと強調しています。システムに適応できるかどうかが、短期間で行われる大会での成績に大きく影響すると述べました。
「ディフェンダーは状況に応じてプレーが異なるため、ゴールキーパーは守備陣と連携し、システムに精通する必要がある。また、システムを理解しないと、思わぬシュートに対応できなくなる」とし、特に守備陣とゴールキーパーの相性が成功の鍵を握ると指摘しています。
また、ブロデューアは、カナダがゴールデンナイツの(ディフェンス)アレックス・ピエトランジェロとシェイ・セオドアを選べば、ゴールキーパーにとって大きなアドバンテージになると考えています。ヒルやトンプソンが選ばれた場合、ゴールデンナイツでの経験が生きると予想しています。
特に、ヒルとトンプソンはゴールデンナイツでプレーしていたことから、ピエトランジェロやセオドアとの連携が有利に働く可能性があります。
ブロデューアの意見は、カナダの最も実績あるゴールキーパーの一人として説得力があります。
彼は3度のスタンレー・カップ優勝を果たし(ニュージャージー・デビルズ)、NHLの歴史の中で最多の勝利数(691)、セーブ数(28,928)、シュートアウト(125)、出場試合数(1,266)を記録しています。
また、2002年ソルトレイクシティオリンピックと2010年バンクーバーオリンピックで金メダルを獲得し、1996年と2005年のIIHF世界選手権では銀メダルも手にしています。
これまでのキャリアの中で培った経験と実績を元に、現在のカナダ代表のゴールキーパー陣を評価し、予測が難しい状況を驚きながらも受け入れているようです。
「ダグ(アームストロング。セントルイス・ブルーズとカナダ代表のGM)とも話したけど、彼も同じことを言っていたよ。『今、ここにいる6人のゴールキーパーが、みんな同じくらい素晴らしいなんて信じられない』ってね」。
【追記】本日、4ネイションズ・フェイスオフの代表ロースターが正式発表されました。カナダ代表は以下の通りです。
Forwards (13)
Sam Bennett, Florida Panthers
Anthony Cirelli, Tampa Bay Lightning
Sidney Crosby, Pittsburgh Penguins*
Brandon Hagel, Tampa Bay Lightning
Seth Jarvis, Carolina Hurricanes
Travis Konecny, Philadelphia Flyers
Nathan MacKinnon, Colorado Avalanche*
Brad Marchand, Boston Bruins*
Mitch Marner, Toronto Maple Leafs
Connor McDavid, Edmonton Oilers*
Brayden Point, Tampa Bay Lightning*
Sam Reinhart, Florida Panthers
Mark Stone, Vegas Golden Knights
Defensemen (7)
Cale Makar, Colorado Avalanche*
Josh Morrissey, Winnipeg Jets
Colton Parayko, St. Louis Blues
Alex Pietrangelo, Vegas Golden Knights
Travis Sanheim, Philadelphia Flyers
Shea Theodore, Vegas Golden Knights
Devon Toews, Colorado Avalanche
Goalies (3)
Jordan Binnington, St. Louis Blues
Adin Hill, Vegas Golden Knights
Sam Montembeault, Montreal Canadiens
うーん、ゴーリーの粒が小さい(^_^;)。調子悪いチーム(ブルースとカナディアンズ)から2人ってのはちょっと…。ディフェンスはマカール出ている時ならいいけど、後がねぇ。マカールとモリッシーでファースト・ラインかな。
フォワード陣は、こうしか選べないでしょ。あえて言えば、ペンギンズのベテラン2人のどちらかが落ちるかな、と思っていたのですが、やはり相手への威圧感(いろんな意味で)という点では外せなかったか。
代表監督がライトニング監督なんで、どのポジションにも入れてくるかと予想しましたが、代表戦後のシーズンをにらんでか、フォワード3人に抑えた?逆にベガスの監督、怒ってるだろうなぁ、「ウチの選手、使い過ぎじゃ!」って。
4カ国のロースターを見る限り、やはりアメリカ代表が一歩抜きん出ていると思うにゃ。攻撃陣はカナダもイケてるんですが、攻守のバランスでは、どう見てもアメリカでしょう。他にも出てほしい国はあるんだけど…。
こんな感じで代表は発表され、議論されます。ネットでは、ジェッツのマーク・シェイフリの名前がないことと、やはりゴーリーに難アリと言ってます。
まとめ
ダコードは、どの国を代表するかを決定する重要な時期に差し掛かっています。彼のパフォーマンスや選手としての成長は確かに評価されており、どの国でプレーしても大きな影響を与える存在となるでしょう。
しかし、彼の最終的な選択がどこになるかは、今後の話し合いや自身の意向による部分が大きいと言えます。いずれにせよ、ダコードが選ぶ国での活躍は、アイスホッケー界に新たな歴史を刻むことになるでしょう。
また、ブロデューアは現代のゴールキーパー陣が全体的に素晴らしい実力を持ち、選ばれる選手に期待していると同時に、誰が選ばれてもカナダ代表は十分に強いと自信を見せています。カナダ代表の活躍に期待しましょう。
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- ダコードはアリゾナ州立大学を退学後、オタワ・セネタースとプロ契約を結び、2シーズンをカナダで過ごしている。
彼は2019-20シーズンにセネタースのAHLおよびECHLのアフィリエイトチームであるベルビル・セネタースとブランプトン・ビーストでプレーした。2020-21シーズンにはベルビルとオタワでプレーした。
↩︎ - 「Goals Saved Above Expected(GSAx)」のこと。ゴールキーパーが「期待されるゴール」をどれだけ防いだかを示すものである。xG(expected goals)は、シュートの位置や種類に基づいて予測されるゴール数を計算し、GSAxは実際のセーブ数と予測されるゴール数の差として求められる。
GSAxがプラスであれば期待以上にゴールを防いだことを意味し、マイナスであれば期待を下回ったことを示す。これはゴールキーパーの実力を評価する際に重要であり、セーブ率や失点数だけではわからないショットの難易度や守備の影響を反映する。
GSAxを使うことで、ゴールキーパーがどれだけ難しいシュートを防いだか、チームの守備がどれだけサポートしているかが明確になる。
↩︎ - IIHFの男子選手権または男子オリンピック競技に参加しようとする選手が二重以上の市民権を持っている場合、その選手は10歳の誕生日以降、求める国のリーグで16ヶ月以上、つまり2シーズン連続でプレーしていることを証明する必要がある。
さらに、男子選手が市民権を移動しようとする場合、その変更は少なくとも16ヶ月または480日前にIIHFによって承認されなければならない。
↩︎ - NHL副コミッショナーのビル・デイリーは、月曜日にESPNに送ったメールで、4ネイションズ・フェイスオフの主催者であるNHLとNHL選手会は、選手の資格について「独自の事実と状況に基づいて検討することができる」と述べている。
デイリーは、ダコードの状況については「調査の必要は今のところない」としつつ、「すべての事実を確認し、適切な判断を下す」と説明。
NHLが4ネイションズ・フェイスオフのための資格ルールを持っているのか、またはIIHFのガイドラインに従うのかについて問われた際、デイリーは「NHLはIIHFの規定に縛られない」としながらも、「IIHFが重要視する多くの要素を考慮するだろう」と述べている。
↩︎ - 1972年生まれ、アイスホッケー史上最も偉大なゴールキーパーの一人。特にニュージャージー・デビルズでの成功が光る。1991年にデビルズでキャリアをスタートし、ほとんどのキャリアを同チームで過ごした。
NHL史上最多の691勝を記録し、3度のスタンレー・カップ(1995年、2000年、2003年)を制覇。4回のヴェジーナ・トロフィー(最優秀ゴールキーパー)も受賞。「第3のディフェンダー」としてパックを遠くまでクリアするプレースタイルは、後のゴールキーパーたちに多大な影響を与えた。
2015年に現役引退後は、デビルズのフロントオフィスで活躍。2018年にはホッケーの殿堂入りを果たし、背番号「30」はデビルズの永久欠番。
↩︎ - フィンランドとスウェーデンの選手発表は、NHLネットワークが制作するライブ番組で行われ、全世界配信。また、ESPNは午後2時(東部時間)の「スポーツセンター」で発表。
午後6時30分(東部時間)には、カナダとアメリカのロースターがスポーツネットとTNTのライブ番組で発表される。2025年2月、各ネットワークでダブルヘッダーの試合が放送される予定。
↩︎ - 1965年生まれ、NHLのゴールキーパーとして革新をもたらした選手で、モントリオール・カナディアンズとコロラド・アバランチで活躍。1984年にカナディアンズに加入し、1986年にスタンレー・カップを制覇。
その後、1993年にもカナディアンズで優勝し、1995年にアバランチへ移籍、1996年と2001年にもカップを獲得した。ロワは、ゴールキーパーの新しいスタイル「バタフライ・スタイル」を確立。
キャリア通算551勝、プレーオフ151勝は共にNHL歴代2位、また3度のヴェジーナ・トロフィーを受賞。引退後はコーチとしても活躍し、2006年にはホッケーの殿堂入りを果たした。
↩︎ - 1967年生まれ、NHLのゴールキーパーとして、セントルイス・ブルーズ、エドモントン・オイラーズ、トロント・メープルリーフスなどで活躍。1990年代から2000年代初頭にかけて、安定したセーブと冷静なプレーで高い評価を受け、特に一対一の状況で強さを発揮した。
キャリア通算454勝を記録し、2002年のソルトレークシティオリンピックではカナダ代表として出場。2009年に引退後は、若手選手への指導などでホッケー界に貢献。
↩︎ - 1987年生まれ、2007年にカナディアンズにデビューし、1巡目(5位)で指名されてから長年にわたりチームのエースゴーリーとして活躍。2015年にはヴェジーナ・トロフィーを受賞するなど、数々の栄誉を手にしました。
選手時代晩年は膝の手術や精神的健康の問題に悩まされた。
↩︎ - ブロデューアは、以下のように語っている。「彼はまだプレーできるし、練習で選手たちを挑戦し、雰囲気をリラックスさせるのが得意なんだ。悪いアイデアだとは思わないよ。完全に賛成さ。
ゴールキーパーはスケートや練習をしたいと思っているだろうし、1番手や2番手のゴールキーパーはエネルギーを温存したいと思っているはずさ。でも、ゴールキーパーたちはホッケーが大好きで、そういったスキル向上を楽しんでいる。それが彼らが優れたゴールキーパーである理由だ。
3番手の選手もきっと出場するだろうが、フルーリーはスタンレー・カップを獲っており、国際舞台での経験も豊富。今シーズンが彼のラストシーズンであれば、キャリアの集大成として素晴らしい成果になるかもしれないな」。 ↩︎