はじめに
開幕戦、タンパベイ・ライトニングがまさか…、ここからはネタバレになるので、やめておきましょう。とにかく波乱含みの方がシーズンを面白く見られるに違いありません…って、もう大体お分かりですよね(^^;。
今回は、そのライトニングと、昨シーズンのスタンレーカップ決勝を戦ったコロラド・アバランチの話題。サラリー・キャップ制度が始まってから、なかなか連覇をするのが難しくなってきているNHL。コロラドが達成できるかどうか、大きな見所です。
開幕に向けての景気づけというか、開幕日直前に優勝記念リング授与のパーティーを行ったコロラド。そのリングの詳細と選手達の感想等をお届けします。
引用元:ESPN.com「Colorado Avalanche’s Stanley Cup rings ‘pretty incredible’」。
サラリー・キャップ制はいろいろ言われてるけど、
レギュラー・シーズンを面白くしてる一因ではあるニャ。
コロラドが手にした「オシャレなリング」
コロラド・アバランチはスタンレー・カップでの優勝の瞬間を記念して、おしゃれなリングを手に入れました。
669個のダイヤモンド、18個のカスタムカットサファイア、さらに2個のラウンドサファイア、42個のルビーという数字はどうだろうか。総合すると、その宝石の重さはおよそ18.5カラットです。
リングだけでなく、付属の箱も目を引きます。開くと、昨シーズン6月、第6戦でタンパベイ・ライトニングを破り、フランチャイズ3回目のスタンレーカップ優勝を祝うために、アバランチの選手達が氷の上を飛び跳ねるビデオが再生されます。
選手、コーチ、チーム・メンバーは10日(月曜日)の夜、プライベートな夕食会で記念品を受け取りました。
ポストシーズンMVPとしてコーン・スマイス賞(NHLプレーオフにおける最優秀選手賞)を獲得したディフェンスのケール・マカール(24歳)は「信じられないくらい素晴らしい」とし、「これ以上完璧にはできないと思います。驚くほど素晴らしい仕上がりです」。
もう1つの祝賀会が待っています。12日(水曜日)の夜、シーズン開幕となるシカゴ戦の前に、ボール・アリーナ(アメリカコロラド州デンバー。NBAのデンバー・ナゲッツのホームでもある)で満員の観客を集めた横断幕(旗を掲げる?)パーティーです。その後、もう祝い事はありません。
リングも見たいけど、箱も見たいにゃ!
開幕に向けて
コロラドのFWミッコ・ランタネン(右ウィング、副キャプテン、25歳)は「スイッチを切り替えて準備しなければならない」と語りました。
スタンレーカップ防衛の難しさは証明されています。2005年から始まった「サラリー・キャップ時代」において連覇を果たしたのは、タンパベイ(’20、’21)とピッツバーグ(’16、’17)の2チームだけです。
ランタネンのチームは、木曜日、カルガリーでかつてのチームメイトであるナゼム・カドリ(センター、32歳。昨シーズンまでコロラドに在籍)と対戦します。
ランタネンは「長いシーズンと短いオフシーズンを過ごした後、新しいシーズンに向けて準備するのは非常に難しい」と語りました。「レーザーで焦点を合わせていくだけです。…私たちは昨年何をしたのか、そして勝つためにどうする必要があるのかを知っています」とも述べています。
このリングの詳細について
ジャスティンズ(アメリカの記念品メーカー。スポーツのチャンピオン・リングの制作で有名)によって作られたジュエリーは、(チームの歴史に関する)あらゆる詳細な部分にまで敬意を表しています。
雪の中に19個のダイヤモンドがロゴに向かって動いているのは、チームの元フォワードであり、殿堂入りした幹部のジョー・サキック(チームのキャプテンとしてスタンレーカップを2度獲得〈1996、2001〉した他、MVP獲得多数。オリンピック〈ソルトレークシティー〉でもカナダ代表として金メダル)の功績を称えたものです。
これらのダイヤモンドは0.22カラットで、22年間、クロエンケ・ファミリー(イングランドのサッカー・プレミアリーグ、アーセナルのオーナーを務める大富豪一族)がチームを所有してきたことへのオマージュです。
赤紫色の「A」は6つのルビーでできており、コロラドがタンパベイを相手に6試合でカップを獲得したことを示しています。右側の背景には、NHL史上最多タイとなるレギュラーシーズンとプレーオフを合わせた72勝を表す72個のダイヤモンドがあります。
また、96年と01年のスタンレーカップ優勝を意味する2つのサファイアもあります。
「とても美しい。それを説明するのは難しいです」とランタネンは言いました。「(リングについて)私は本当に何を期待すべきかわかりませんでした。思っていたよりずっと良かったです。私はそれを見て、とてもうれしかったです」 。
マカールも同じです。
「明らかに良い記念品であり、思い出として永遠に持っているものだ」 とマカールは言いました。「うまくいけば、私たちは(リングの)コレクションを追加し続けることができます」。
リングというより、いろんな仕掛けがいっぱいの
おもちゃ箱みたいだにゃ…。
まとめ
クロエンケ・ファミリーについては、いろいろ言われているようでして、ヨーロッパ・サッカーの強豪だけを集めた「スーパーリーグ」を画策している黒幕とも言われています。それはともかく、ある日突然「NHLに関わるの、やーめた!」なんて事にならないよう、お願いしますよ!
コロラドの選手達もいよいよ本番です。今シーズンも優勝候補の筆頭に挙げられており、選手からも「優勝リングのコレクションが増えそうだ」という発言が出るくらいですから、チーム内も充実しているのでしょう。昨シーズンのやり方をさらに発展させて、連覇に挑むはずです。
記事内でも触れていますが、開幕カードは10月12日(水曜日)、現地時間で午後9時30分(日本時間で13日・午前10時30分)開始、ホームでシカゴ・ブラックホークスを迎え討ちます。プレシーズン・マッチで、あまり調子のよくなかったシカゴ相手に、どこまで王者の貫禄を示すのか。いい試合をして欲しいですね。
シカゴに頑張ってもらって、
番狂わせが見たいにゃ!
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!