はじめに
2026-27シーズン開幕を控えるタンパベイ・ライトニングは、10年連続のプレーオフ進出のみならず、1回戦突破と王座奪還という明確な至上命令を抱えています 🏒。名将ジョン・クーパー監督のもと、主力陣の個人賞獲得や新加入ジョン・カールソンの補強、若手の台頭など戦力構造は着実に変化を遂げています ⚡️。
本記事では、チームが抱える課題やラインナップ分析に加え、直近のプレシーズン戦における詳細なデータを検証します。
🏒タンパベイ・ライトニング シーズンプレビュー(プレーオフでの成功を取り戻せるかが最大の焦点)
参照記事:NHL公式サイト「Lightning season preview: Return of playoff success paramount」
- 昨季成績: 50勝26敗6分(アトランティック・ディビジョン2位 / イースタン・カンファレンス1回戦敗退)
- 監督: ジョン・クーパー(就任14年目)
🔥最大の課題:目指すは「出ること」ではない、「勝ち上がる」ことだ!
ライトニングは、3年連続でスタンレーカップ・ファイナルに進出した2022年を最後に、プレーオフでイースタン・カンファレンス決勝以降のステージへ進出できていません。
したがって、彼らの最大の課題は、10年連続のプレーオフ進出を果たすという周囲の期待を背負いつつ、何としても「イースタン・カンファレンス1回戦の壁を突破すること」に集約されます。
選手たちやジョン・クーパー監督に言わせれば、「それは順序が逆だ(馬の前に馬車を繋ぐようなものだ)。NHLでプレーオフに進出すること自体が非常に難しく、決して当たり前のことではない」と反論するでしょう。彼らの言い分は100%正しいと言えます。
しかし、タンパベイにとっての本当のチャレンジは、単にポストシーズンへ足を踏み入れることではありません。そこで勝ち上がることこそが、全てなのです。それを達成できなければ、どんなシーズンであれ大きな失望となってしまいます。
【讃岐猫😸の深掘りコラム】「王朝」の黄昏か、一時的な踊り場か:ライトニングを阻む「1回戦の壁」の深層
2020年・2021年のスタンレーカップ連覇、そして2022年のファイナル進出という金字塔を打ち立てたタンパベイ・ライトニングが、今や「プレーオフ1回戦」という高い壁の前に足踏みを続けている。
レギュラーシーズンでは常連として悠々とプレーオフ進出を決めるものの、短期決戦に入った途端に牙を抜かれる——この近年の急変に対し、北米のメディアは主に2つの致命的な構造要因を指摘している。
第一の要因は、「主力依存度の過度な高まりとボトム6(下位ライン)の弱体化」である。サラリーキャップ制限の厳しい煽りを受け、かつて連覇を支えた強力な深み(奥行き)は年々削ぎ落とされてきた。
昨季2025-26シーズンもニキータ・クチェロフがハート・トロフィー(MVP)に輝き、アンドレイ・ヴァシレフスキーが最優秀GK賞(ヴェジーナ・トロフィー)を獲得するなど、トップスターの個の輝きは健在である。
しかし、プレーオフの激しいマークの下で上位ラインが抑え込まれた際、流れを変える「第3・第4ラインからの得点力」が著しく枯渇している点は多くの評論家が警鐘を鳴らす部分だ。
第二の要因は、「スペシャルチームの沈黙と接戦における勝負弱さ」である。レギュラーシーズンで威力を発揮するパワープレーが、プレーオフの強度においては封殺されるパターンが定着しつつある。
昨季のモントリオール・カナディアンズとのカンファレンス1回戦(第7戦までもつれ込む大激戦)でも、全7試合が1点差勝負という僅差でありながら、要所でのスペシャルチームの不発や不運な失点が響き、ホームで勝ち切れない脆弱性を露呈した。
10年連続のプレーオフ進出という偉業への期待が重圧となる中、ジョン・クーパー監督率いる名門が再びイースタン・カンファレンスの上位ステージへ返り咲くためには、今オフに補強したベテランのジョン・カールソンや、台頭するサム・オライリーら若手新戦力がボトム6の層をどこまで底上げできるかが真の鍵となる。
出典
- NHL.com, “Lightning eliminated from playoffs, evolution of Panthers among culprits”, 2024年4月30日(https://www.nhl.com/news/why-2023-24-tampa-bay-lightning-are-eliminated-from-postseason)
- NHL.com, “Lightning eliminated from playoffs due to lack of offense from top players”, 2025年5月1日(https://www.nhl.com/news/why-tampa-bay-lightning-are-eliminated-from-2024-2025-postseason)
- The Hockey News, “Lightning Left in Disbelief After Fourth Straight First-Round Exit”, 2026年5月4日(https://thehockeynews.com/nhl/tampa-bay-lightning/latest-news/lightning-left-in-disbelief-after-fourth-straight-first-round-exit)
⚡️プレーオフ進出への道:揺るぎなき勝利の青写真
2012-13シーズン、残り16試合の段階でクーパー監督が就任して以来、ライトニングは常に同じ勝利の青写真(ブループリント)を描き続けてきました。
定期的にロースターの入れ替えが行われながらも、ライトニングはNHL屈指の得点力を誇る強豪として圧倒的な一貫性を保ち、トップクラスのスペシャルチーム、そしてエリート級のゴールテンディングを維持し続けています。今季も、そのスタイルに一切のブレはありません。
昨シーズン、チームはアワード(個人賞)を総なめにしました。
- 🏆 ニキータ・クチェロフ: チームで最も価値のある選手に贈られる「ハート・トロフィー(MVP)」を獲得
- 🧤 アンドレイ・ヴァシレフスキー: リーグ最優秀ゴールテンダー賞「ヴェジーナ・トロフィー」を受賞
- 👔 ジョン・クーパー監督: 最優秀監督賞「ジャック・アダムス賞」を初受賞
- 🛡️ アンソニー・シレリ: 最優秀守備的フォワードに贈られる「セルケ・トロフィー」の投票で2位
今シーズン、この4人全員が再び同じ賞の候補に挙がったとしても、誰も驚かないはずです。
さらに、35歳を迎えるビクター・ヘドマンが、再びNHLトップクラスのディフェンスマンとしての圧倒的なパフォーマンスを取り戻すことができれば、タンパベイはさらに恐ろしいチームへと進化する可能性があります。ヘドマンは昨季、3月20日からシーズン終了まで個人的な休養に入るまで、重なる怪我に苦しめられていました。
今オフ、70ポイントを叩き出して大ブレイクを果たしたディフェンスマンのダレン・ラディッシュがチームを去りましたが、その穴を埋める存在として実力派のジョン・カールソンが加わりました。フォワード陣には、ジェフリー・ヴィールとイリヤ・ミヘエフが新たに加入し、攻撃の層を爆発的に厚くしています。
また、注目のルーキーであるサム・オライリーをはじめとする若き血が、ラインナップへ注入される可能性も大いに秘めています。
※2026-27シーズン開幕に向けたタンパベイ・ライトニングの補強・動向を踏まえ、4選手について解説
ジョン・カールソン(John Carlson)
- ポジション / 役割: ディフェンスマン(D)/ 右打ち
- 経歴・解説: 長年にわたりワシントン・キャピタルズなどの主力として活躍し、リーグ屈指の攻撃的ディフェンスマンとして名を馳せてきたベテラン実力者である。2025-26シーズンはキャピタルズとアナハイム・ダックスの2チームに所属し、71試合の出場で60ポイント(14ゴール、46アシスト)という高い攻撃成績を残した。
- タンパベイ・ライトニングは2026年7月1日、2年総額1,700万ドル(年平均850万ドル)でカールソンを獲得した。これは、今オフに70ポイントを記録してトロント・メープルリーフスへ移籍したダレン・ラディッシュの穴を埋めるための補強である。5対5の局面ではJ.J.モーザーとペアを組むと見られており、パワープレー(PP)の場面でも右打ちのポイントシューターとしてラディッシュと同等の高い攻撃貢献が期待されている。
ジェフリー・ヴィール(Jeffrey Viel)
- ポジション / 役割: フォワード(F)
- 経歴・解説: タフなプレースタイルとフィジカル面での強さを兼ね備えたフォワードである。ライトニングのフォワード陣の層を厚くするために新たに加入した新戦力の一人である。 チームのボトム6(第3・第4ライン)での起用が予想されており、2026-27シーズンの開幕予想ラインナップでは、ゼムガス・ギルゲンソンズやポントゥス・ホルムベリと共に第4ラインの一角を担うポジションとして組み込まれている。身体を張ったプレーでチームに活力を与える役割を担う。
イリヤ・ミヘエフ(Ilya Mikheyev)
- ポジション / 役割: フォワード(F)
- 経歴・解説: スピードと高いホッケーIQを持ち合わせたフォワードである。新戦力としてライトニングに加わり、攻撃陣に深みとスピードをもたらしている。 2026年9月のプレシーズンマッチ(フロリダ・パンサーズ戦)では、アタッキングゾーンからの見事なドロップパスでジャンセン・ハーキンスのゴールをアシストするなど、早速実力を発揮している。
- 2026-27シーズンの開幕予想ラインナップでは、エースのブレイデン・ポイントやニキータ・クチェロフと並び、トップライン(第1ライン)のレフトウイングとしての起用が有力視されている。
サム・オライリー(Sam O’Reilly)
- ポジション / 役割: フォワード(F)/ ルーキー
- 経歴・解説: チームが大きな期待を寄せる20歳の注目の若手ルーキーフォワードである。攻守に隙がない「ツーウェイプレー」を得意としており、首脳陣からは主力フォワードのアンソニー・シレリに似たタイプとして高く評価されている。ジュニア最高峰であるメモリアルカップを2度制覇し、前シーズンには同大会のMVPを獲得するなど勝負強さも兼ね備えている。
- 主力フォワードであるヤニ・グールド(股関節手術で12月まで離脱)とドミニク・ジェームズ(手の骨折で開幕から数週間離脱)の負傷離脱に伴い、第3ラインの即戦力として開幕ロースター入りを掴む大きなチャンスを得ている。2026年9月のプレシーズンマッチでは、コナー・ギーキーのゴールを見事にアシストするなどの活躍を見せた。ペナルティキル(PK)での貢献も含め、主力復帰後も定位置を確保できる可能性を秘めたブレイク候補である。
💣 最も興味深い補強:ジョン・カールソンにかかる巨大な期待
ライトニングは7月1日、ジョン・カールソンと2年総額1700万ドル(年平均額850万ドル)の契約を締結しました。これは、6月19日にトロント・メープルリーフスへトレードされ、その後8年契約を結んだダレン・ラディッシュの実質的な後任補強です。
昨季のラディッシュは、まさに圧巻のキャリアハイを連発しました。
- ゴール: 22
- アシスト: 48
- ポイント: 70
- プラスマイナス: +21
- パワープレーゴール: 10
- パワープレーポイント: 26
- 決勝ゴール(GWG): 6
- シュート数: 212本
- 1試合平均出場時間: 22分42秒
カールソンには、この巨大な穴を埋めることが求められます。しかし、36歳を迎えたこのベテランは、昨季のラディッシュと同等の数値を長年叩き出し続けてキャリアを築いてきた実績があります。
2025-26シーズン、カールソンはワシントン・キャピタルズとアナハイム・ダックスの2チームで計71試合に出場し、60ポイント(14ゴール、46アシスト)を記録しました。5対5の等人数(イーブンスレングス)ではJ.J.モーザーのペアに入り、違和感なくスムーズにフィットすると見られています。
さらにパワープレー時には、ラディッシュ同様に右打ちのポイントシューターとして、鋭い一撃をもたらしてくれるはずです。
【讃岐猫😸の深掘りコラム】短期決戦を勝ち抜くための「即効薬」:ジョン・カールソン獲得に秘められたジュリアン・ブリスボアGMの計算
タンパベイ・ライトニングがダレン・ラディッシュの後任として、ジョン・カールソンと結んだ2年総額1700万ドルの契約は、ベテランDFの補充にとどまらない、明確なチーム戦略のあらわれである。
北米メディアの評価において最も際立っているのは、カールソンの等人数(5対5)における驚異的なオフェンス創出能力だ。2025-26シーズン、キャピタルズからトレード期限(3月5日)でダックスへ移籍する波乱を経験しながらも、計71試合で60ポイント(46アシスト)を記録した。
注目すべきは、その46アシストの多くが等人数下で生まれた点にある。5対5の得点関与において、彼は昨季リーグ全体のDFでも、エヴァン・ブシャールやケイル・マカーといった一握りのトップ層に次ぐ数値を叩き出しており、単なる「PP(パワープレー)の専門家」ではないことを実証している。
ライトニングのジュリアン・ブリスボアGMは、ブレイクを果たしたラディッシュに対し、8年という長期間の大型契約をリスクと判断し、トレードを選択した。
その代役として、同じ年平均850万ドル(AAV)でありながら、契約期間を「2年」に留めたカールソンをFAで獲得した手腕は、現地でも「優勝ウィンドウ(勝利を狙える期間)に完全に合致した見事なピンポイント補強」と極めて高く評価されている。
また、ニキータ・クチェロフが指揮する強力なPP第1ユニットにおいて、右打ちのカールソンがポイント(ブルーライン付近)に位置することは、相手守備陣に巨大な脅威を与える。17年のキャリアで培った卓越したゲーム読解力とホッケーIQは、年齢によるスケーティング速度の衰えを補って余りある。
36歳を迎えたベテランに対し、一部メディアからは長期的なスタミナや守備面での不安要素も指摘されているが、J.J.モーザーという機動力溢れる若手パートナーとのペアリングや、2018年にワシントンでスタンレーカップを掲げた圧倒的な勝者としての経験値は、近年のプレーオフ1回戦敗退から抜け出したいチームにとって不可欠な要素である。
まさに開幕を直前に控えた現在、彼は1stペアリングおよびPPの司令塔として、チームに即効性のある変革をもたらすキーマンと目されている。
出典:
- Sports Illustrated, “The Tampa Bay Lightning Made the Right Choice in Signing John Carlson”, 2026年7月3日https://www.si.com/nhl/lightning/onsi/news/the-tampa-bay-lightning-made-the-right-choice-in-signing-john-carlson-01kwk0a0ytgx
- Last Word On Sports, “John Carlson Signs In Tampa”, 2026年7月2日https://lastwordonsports.com/hockey/2026/07/02/john-carlson-signs-tampa/
- RotoWire, “Atlantic Division 2026-27 Fantasy Hockey Preview for Every Team”, 2026年9月18日https://www.rotowire.com/hockey/article/atlantic-division-2026-27-fantasy-hockey-preview-135031
💥最大のサプライズ候補:20歳サム・オライリーに巡ってきた千載一遇の好機
20歳のサム・オライリーは、純粋な実力だけでも開幕ロースター枠を勝ち取っていたかもしれません。しかし、フォワードのヤニ・グールドとドミニク・ジェームズの負傷離脱により、3ライン目の即戦力として開幕からインパクトを残す大チャンスが巡ってきました。
グールドは、オフに行われた股関節の手術の影響で12月まで復帰できず、ジェームズも手を骨折したため、レギュラーシーズン開幕後の最初の数週間を欠場する見込みです。
オライリーは彼らの代役として十分すぎる働きを見せるポテンシャルがあり、主力2人が復帰した後も、フルタイムの定位置を勝ち取る可能性があります。
アシスタントGM兼ホッケー運営部門ディレクターのジェフ・タンベリーニ氏によると、オライリーはアンソニー・シレリに似た、攻守に隙のない効果的なツーウェイプレースタイルを持っているとのことです。ペナルティキル(PK)の常連となりつつ、グールドのように攻撃面でもポイントに貢献することが期待されます。
オライリーはジュニア最高峰のメモリアルカップを2度制しており、昨季は同大会のMVP(最優秀選手)にも選出されている真の勝負師です。
※サム・オライリー(Sam O’Reilly)の選手歴
- 基本プロフィールとアマチュア時代: 2006年3月30日生まれ、カナダ・オンタリオ州トロント出身のフォワード(センター/右ウイング)。ジュニアユース時代はヴォーン・キングス(Vaughan Kings U16 AAA)などでプレーし、得点力の高さと守備意識の強さを兼ね備えた「ツーウェイフォワード」として頭角を現した。
- OHL(オンタリオ・ホッケー・リーグ)での台頭: 2022-23シーズンにOHLの強豪ロンドン・ナイツ(London Knights)に入団。本格参戦となった2023-24シーズンにはレギュラーシーズン68試合で56ポイント(20ゴール、36アシスト)を記録し、チームの柱へと成長した。
- 2024-25シーズンもロンドン・ナイツで62試合・71ポイント(28ゴール、43アシスト)を挙げるなど、リーグトップレベルの選手として存在感を示した。2025-26シーズン途中にキッチナー・レンジャーズ(Kitchener Rangers)へ移籍し、そこでも主将・主力としてチームを牽引した。
- メモリアルカップ2度制覇とMVP選出(偉業達成):カナダの主要ジュニアリーグ(CHL)の王者を決める最高峰の大会「メモリアルカップ」において、圧倒的な実績を残した。
- 1度目の優勝:ロンドン・ナイツ時代(2024-25シーズン等)
- 2度目の優勝とMVP(最優秀選手):キッチナー・レンジャーズへ移籍して迎えた2025-26シーズンのメモリアルカップにて、4試合で8ポイント(3ゴール、5アシスト)の大活躍を見せ、チームを優勝に導くとともに大会MVP(Stafford Smythe Memorial Trophy)を獲得した。
- NHLドラフトとタンパベイ・ライトニングへの移籍: 2024年のNHLドラフト1巡目(全体32位)でエドモントン・オイラーズから指名を受けた。その後、ライトニングへの移籍を経てプロ契約を結んだ。
- 2026-27シーズン(現在)の立ち位置: ジュニアでの目覚ましい実績をひっさげ、2026年9月のプレシーズンからタンパベイ・ライトニングのラインナップに加わっている。攻守に隙のない完成度の高さから、20歳という若さながら開幕ロースター入りを果たし、NHLのトップリーグで即戦力(第3ラインやペナルティキル)としてブレイクすることが強く期待されている。
🚀貢献の準備が整った選手:コナー・ギーキー、覚醒の時!
22歳のフォワード、コナー・ギーキーは、いよいよフルタイムのNHLプレイヤーへとステップアップする時が来ました。昨シーズンの大半をAHL(アメリカン・ホッケー・リーグ)で過ごした経験は、彼の成長にとって、まさに必要なプロセスだったのかもしれません。
ギーキーは、AHLのシラキュース・クランチで中心選手として君臨し、57試合で59ポイント(17ゴール、42アシスト)という素晴らしい成績を残しました。昨季ライトニングでは14試合に出場し、3ポイント(1ゴール、2アシスト)を記録。
2シーズン前にはタンパベイで52試合に出場して14ポイント(8ゴール、6アシスト)を挙げており、NHLのスピードと強度に対応できることは実証済みです。トッププロスペクトとして期待を集めてきた逸材が、ついにライトニングのトップ9(上位3ライン)でプレーできる能力を証明する、最高の舞台が整いました。
※コナー・ギーキー(Conor Geekie)のNHL昇格までの選手歴
- ジュニア時代の台頭(WHL):カナダ・マニトバ州出身の大型フォワード(センター)。2019年にWHL(ウエスタン・ホッケー・リーグ)ドラフト全体2位でウィニペグ・アイス(Winnipeg Ice)に指名され入団。2021-22シーズンには63試合で70ポイント(24ゴール・46アシスト)を記録し、才能を開花させた。
- NHLドラフト1巡目指名(2022年):2022年のNHLドラフトにて、アリゾナ・コヨーテズから1巡目(全体11位)で指名を受けプロ入り権を獲得。指名後もWHLでのプレーを継続し、ウィニペグ・アイスやウェナッチー・ワイルド、スウィフトカレント・ブロンコスで中心選手として活躍。2024年のU20世界ジュニア選手権にはカナダ代表として出場した。
- タンパベイ・ライトニングへのトレード移籍(2024年):2024年6月、大型トレード(ミハイル・セルガチェフとの交換等)により、権利がコヨーテズからタンパベイ・ライトニングへ移籍した。
- NHLデビューとプロ経験の蓄積(2024-25シーズン): 2024-25シーズンにタンパベイ・ライトニングでNHLデビューを果たした。同シーズンはNHLで52試合に出場して14ポイント(8ゴール・6アシスト)を記録したほか、傘下のAHLシラキュース・クランチでも24試合に出場(20ポイント)し、プロとしての適応を進めた。
- AHLでのブレイクとフルタイム昇格(2025-26〜2026-27シーズン): 2025-26シーズンは主にAHLシラキュース・クランチに所属し、57試合で59ポイント(17ゴール・42アシスト)というチームの中心としての圧倒的な成績を残した。
- 同シーズンもライトニングで14試合に出場(3ポイント)して、トップレベルの強度に対応できることを示し、2026-27シーズンに向けてトップ9(上位3ライン)に入る、フルタイムのNHLプレイヤーとしてのステップアップを果たした。
📊 ファンタジーで注目したい選手(EDGEスタッツ):J.J.モーザー
J.J.モーザー(D)
26歳のモーザーは昨季、5対5でのゴール数(79試合で7ゴール)、5対5でのポイント(26ポイント)、シュート数(111本)、1試合平均出場時間(21分34秒)のすべてでNHLキャリアハイを更新しました。
自身2度目となったプレーオフでも存在感を高め、ライトニングのディフェンスマンで最多となる3ポイント(1ゴール、2アシスト)を記録。モントリオール・カナディアンズとのイースタン・カンファレンス1回戦・第2戦で叩き込んだ、劇的な延長戦サドンデスゴールは、ファンを歓喜させました。
4シーズン連続で70ブロック以上を記録している守備の要であり、ヘドマンの復帰やカールソンの加入後も、チーム内で大きな役割を担い続けることは間違いありません。
NHL EDGEスタッツの最新データによれば、モーザーは昨季、シュート位置に基づく3つの主要カテゴリーすべてにおいて、リーグのディフェンスマン上位の数値を叩き出しています。
- 🎯 ハイデンジャーゾーンからの枠内シュート: 10本(87パーセンタイル)
- 🎯 ミドルレンジからの枠内シュート: 27本(85パーセンタイル)
- 🎯 ロングレンジからの枠内シュート: 63本(87パーセンタイル)
今季一気に覚醒するブレイクアウト候補であり、ファンタジーリーグではドラフト後半のラウンドで獲得可能です(平均ドラフト順位:134.2位)。
【讃岐猫😸の深掘りコラム】新時代のトップ4ディフェンスマン:J.J.モーザーを巡る北米ホッケー界の熱視線
タンパベイ・ライトニングの守備陣において、J.J.モーザーの存在感はもはや脇役の域を遥かに凌駕している。2025-26シーズンに記録したプラスマイナス「+41」や、自己最多の29ポイントというボックススコア上の数字だけでは、彼がチームに与えた本質的な影響力を計り知ることはできない。
モーザーが高く評価されている真の理由は、5対5の同人数下における圧倒的なオンアイス指標にある。
『Pro Hockey Rumors』の分析によると、昨季のモーザーはチーム内のディフェンスマンにおいてCF%(ポゼッション貢献度)で57.8%というトップクラスの数値を叩き出し、彼が氷上にいる際チームの得点割合を示す「On-ice Goals%」は73.8%に達した。
これはリーグ最高のディフェンスマンと称されるケイル・マカーの72.7%すら上回る快挙であり、200分以上出場したリーグ全ディフェンスマンの中でもトップに君臨する驚異的なスタッツである。
この驚異的なアドバンスド・スタッツと高い安定性を、フロント陣も見逃してはいない。ライトニングGMのジュリアン・ブリーズボアは、2025年12月27日の時点でモーザーに対し、2026-27シーズンから8年総額5400万ドル(AAV 675万ドル)という大型長期契約を即座に締結した。
ビクター・ヘドマンやライアン・マクドナーの負傷離脱期に見せた「トップ4の主軸」としての牽引力は、今後のサラリーキャップ上昇を踏まえても、「近年のリーグで最もコストパフォーマンスに優れた契約(バーゲン)」になると高く評価されている。
シュート力と守備のハードワークに加え、高度な位置取りと攻守のトランジション能力を兼ね備えたモーザー。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表チーム(スイス代表)でも見せたその国際級のパフォーマンスは、ヘドマンや新加入ジョン・カールソンら重鎮が並ぶライトニング守備陣にあっても、決して陰ることはない。
2026-27シーズン、彼が名実ともにリーグ屈指のエリートDFとして定着するかどうか、評論家たちの視線は熱を帯びている。
出典リスト
- Pro Hockey Rumors, “Lightning Sign J.J. Moser To Eight-Year Extension”, 2025年12月28日 (https://www.prohockeyrumors.com/2025/12/lightning-to-sign-j-j-moser-to-eight-year-extension.html)
- Tampa Bay Lightning Official Site, “Lightning sign defenseman J.J. Moser to an eight-year contract extension”, 2025年12月27日 (https://www.nhl.com/lightning/news/tampa-bay-lightning-sign-defenseman-j-j-moser-to-an-eight-year-contract-extension)
- Hockey-Reference.com, “J.J. Moser Career Statistics”, 2026年9月確認 (https://www.hockey-reference.com/players/m/moserja01.html)
📋 開幕予想ラインナップ
【フォワード陣】
- イリヤ・ミヘエフ — ブレイデン・ポイント — ニキータ・クチェロフ
- ブランドン・ヘーゲル — アンソニー・シレリ — ジェイク・ゲンツェル
- ゲイジ・ゴンサルベス — コナー・ギーキー — サム・オライリー
- ジェフリー・ヴィール — ゼムガス・ギルゲンソンズ — ポントゥス・ホルムベリ
【ディフェンス陣】
- J.J.モーザー — ジョン・カールソン
- ビクター・ヘドマン — マックス・クロジエ
- ライアン・マクドナー — エリック・セルナーク
【ゴールテンダー】
- アンドレイ・ヴァシレフスキー
- デニス・ヒルデビー
NHL公式が配信している、2026-27シーズン開幕に向けたタンパベイ・ライトニングの全ゴール・公式総集編動画です。ニキータ・クチェロフ(MVP獲得)、アンドレイ・ヴァシレフスキー(最優秀GK獲得)、アンソニー・シレリ、ビクター・ヘドマンといった主要コアメンバーの昨季の躍動を、一挙に振り返ってみましょう!

ライトニングのイメージって、「非の打ちどころの無い感じのチームなんだけど、勝負所になると、なんか脆いんだよなぁ」なんだにゃ。一時期が無敵な強さだっただけに、その脆さ感が倍増しているのかも。そろそろ監督交代かなぁ、と思っていたら、クーパー残留には少し驚いたなぁ。代表監督と兼任して、相当疲弊してるんじゃないの?と思ってたのに。次から次へと戦術やチームづくりの方法が浮かび上がってくる人なんだろうな。
🏒ハーキンスと若手ボルツが反撃を牽引!木曜のプレシーズン激闘録
参照記事:NHL公式サイト「Harkins, young Bolts lead comeback effort in Thursday preseason loss」
9月24日(木)に行われたフロリダ・パンサーズとのプレシーズンマッチにおいて、タンパベイ・ライトニングの複数の選手たちが、開幕ロースター入りに向けた強烈な猛アピールを継続しました。
ライトニングは、フォワードのジャンセン・ハーキンスが怒涛の2ゴールを挙げ、さらに今プレシーズンで猛烈な存在感を放つ若手トリオが鮮やかな1ゴールを奪い、何度もビハインドを追いつく粘り強さを見せました。しかし、フロリダが第3ピリオドにリードを守り切り、最終スコア5-3で決着しました。
※「ジャンセン・ハーキンス」および「今プレシーズンで猛烈な存在感を放つ若手トリオ」についての解説
ジャンセン・ハーキンス(Jansen Harkins)についての注釈
- 人物像と経歴: 29歳のベテランフォワード(F)。これまでに複数のNHLチームでキャリアを重ね、スピード、粘り強さ、泥臭くパックを追いかけるスタイル(ツーウェイプレースタイル)を武器とする選手である。
- プレシーズンでの躍動と役割: 2026-27シーズンの開幕前にタンパベイ・ライトニングへ加わり、開幕ロースター(公式出場枠)の枠を勝ち取るために強いアピールを続けている。
- 当該試合(9月24日パンサーズ戦)での活躍:
- 1点目: 第2ピリオド、アタッキングゾーンでイリヤ・ミヘエフからドロップパスを受け取ると、左ハッシュマークまで一気に攻め込み、相手キーパーの左ポスト内側を打ち抜く鋭いスナップショットで2-1と追撃のゴールを決めた。
- 2点目: 第3ピリオド残り14分31秒の局面で、ライアン・マクドナーのシュートのリバウンドを泥臭く押し込み、3-3となる同点ゴールを記録した。
- 試合結果と評価: 2ゴール(マルチゴール)を記録する大活躍を見せ、チーム内での信頼を獲得するとともに、試合の選出選手「1st Star(最優秀選手)」にも選出された。
今プレシーズンで猛烈な存在感を放つ若手トリオについての注釈
当該プレシーズンマッチにおいて、ライン(同一シフトでプレーするグループ)を組み、高いエネルギーと息の合った連携でチームに大きな好影響を与えている若手選手3名のトリオ(コナー・ギーキー、サム・オライリー、ベンジャミン・ラウティアイネン)を指す。
ジョン・クーパー監督からも「溢れんばかりのエネルギーと興奮を生み出していた」と高い評価を受けている。このトリオの一角を担うベンジャミン・ラウティアイネンについての詳細は以下の通りである。
ベンジャミン・ラウティアイネン(Benjamin Rautiainen)
- 人物像と経歴: フィンランド出身(2005年6月12日生まれ)の若手フォワード(F)。フィンランドのトップリーグ(Liiga)タッパラ(Tappara)などで実績を積み、2025年のNHLドラフト4巡目(全体108位)でタンパベイ・ライトニングから指名を受けたプロスペクト(期待の若手選手)である。2026年5月にライトニングと3年間のエントリーレベル(ルーキー)コントラクトを締結した。
- プレイスタイル: 高いホッケーIQとパスセンスに定評があるプレーメイカー型の選手で、泥臭いルーズパックの奪い合い(バトルの勝利)にも積極的に飛び込む泥臭さを併せ持つ。
- 当該試合(9月24日パンサーズ戦)での決定的なプレー:
- 第2ピリオド、ニュートラルゾーンで粘り強い競り合い(ルーズパックの争い)に勝ち、オープンなフリースペースへ巧みにパックを浮かせて通すアシストの起点となる見事なプレーを披露した。
- このプレーによって、味方のサム・オライリーとコナー・ギーキーによる「2対0(相手ゴールキーパーと野手2人だけになる完全なノーマーク状態)」の決定的なチャンスを生み出し、2-2の同点ゴールを演出した。
- 当該試合では同点弾の起点となっただけでなく、スペシャルチーム(パワープレー/ペナルティキル)のユニットとしても起用され、貴重なアイスタイムを経験して存在感を高めた。
ジャンセン・ハーキンス(Jansen Harkins)についての注釈
- 人物像と経歴: 29歳のベテランフォワード(F)。これまでに複数のNHLチームでキャリアを重ね、スピード、粘り強さ、泥臭くパックを追いかけるスタイル(ツーウェイプレースタイル)を武器とする選手である。
- プレシーズンでの躍動と役割: 2026-27シーズンの開幕前にタンパベイ・ライトニングへ加わり、開幕ロースター(公式出場枠)の枠を勝ち取るために強いアピールを続けている。
- 当該試合(9月24日パンサーズ戦)での活躍:
- 1点目: 第2ピリオド、アタッキングゾーンでイリヤ・ミヘエフからドロップパスを受け取ると、左ハッシュマークまで一気に攻め込み、相手キーパーの左ポスト内側を打ち抜く鋭いスナップショットで2-1と追撃のゴールを決めた。
- 2点目: 第3ピリオド残り14分31秒の局面で、ライアン・マクドナーのシュートのリバウンドを泥臭く押し込み、3-3となる同点ゴールを記録した。
- 試合結果と評価: 2ゴール(マルチゴール)を記録する大活躍を見せ、チーム内での信頼を獲得するとともに、試合の選出選手「1st Star(最優秀選手)」にも選出された。
今プレシーズンで猛烈な存在感を放つ若手トリオについての注釈
当該プレシーズンマッチにおいて、ライン(同一シフトでプレーするグループ)を組み、高いエネルギーと息の合った連携でチームに大きな好影響を与えている若手選手3名のトリオを指す。ジョン・クーパー監督からも「溢れんばかりのエネルギーと興奮を生み出していた」と高い評価を受けている。このトリオの一角を担うベンジャミン・ラウティアイネンについての詳細は以下の通りである。
ベンジャミン・ラウティアイネン(Benjamin Rautiainen)
- 人物像と経歴: フィンランド出身(2005年6月12日生まれ)の若手フォワード(F)。フィンランドのトップリーグ(Liiga)タッパラ(Tappara)などで実績を積み、2025年のNHLドラフト4巡目(全体108位)でタンパベイ・ライトニングから指名を受けたプロスペクト(期待の若手選手)である。2026年5月にライトニングと3年間のエントリーレベル(ルーキー)コントラクトを締結した。
- プレイスタイル: 高いホッケーIQとパスセンスに定評があるプレーメイカー型の選手で、泥臭いルーズパックの奪い合い(バトルの勝利)にも積極的に飛び込む泥臭さを併せ持つ。
- 当該試合(9月24日パンサーズ戦)での決定的なプレー:
- 第2ピリオド、ニュートラルゾーンで粘り強い競り合い(ルーズパックの争い)に勝ち、オープンなフリースペースへ巧みにパックを浮かせて通すアシストの起点となる見事なプレーを披露した。
- このプレーによって、味方のサム・オライリーとコナー・ギーキーによる「2対0(相手ゴールキーパーと野手2人だけになる完全なノーマーク状態)」の決定的なチャンスを生み出し、2-2の同点ゴールを演出した。
- 当該試合では同点弾の起点となっただけでなく、スペシャルチーム(パワープレー/ペナルティキル)のユニットとしても起用され、貴重なアイスタイムを経験して存在感を高めた。
指揮官のジョン・クーパー監督は、この試合の戦いぶりと選手たちの評価について、次のように語っています。
💬 ジョン・クーパー監督
「私が見ているのは、彼らが正しいことをしようとしているかどうか、そして激しく泥臭く競り合っているかという点です。それができているなら、あとは自分自身の準備を整えるだけです。全体として試合を見たとき、私は最終的なスコアボードの数字だけを気にしているわけではありません。
レギュラーシーズン開幕戦(第1戦)に向けた準備のやり方は、選手それぞれで異なります。マインドセットが違うのです。ですから監督として、彼らのやり方の邪魔をしたくありません。10月1日にしっかりチューニングが整っていることを確認するだけです」
⚡️ 第1ピリオド:息詰まる投手戦からパンサーズが先制
第1ピリオドは両チームとも堅守が光り、攻撃のチャンスが極めて少ない展開となりました。両者合わせて放った枠内シュートは、わずか9本にとどまります。
重苦しい均衡が破れたのは第1ピリオド終了間際、残り15秒の局面でした。フロリダのフォワード、ボコンジ・イママがゴール前でシュートのコースを鮮やかに変え、パンサーズが先制点を奪って第1ピリオドを終えました。
⚡️ 第2ピリオド:若手トリオ覚醒!怒涛の反撃で同点に追いつく
第2ピリオドに入ると試合展開は一変し、タンパベイが猛反撃に出て試合を振り出しに戻しました。
パンサーズは、第2ピリオド開始2分29秒、ライトニングのゴール前で発生した不運なバウンドからチャンスをものにし、リードを2点に広げます。しかし、タンパベイは直後に連続ゴールを叩き込んで、即座に応戦してみせました。
失点から1分も経たないうちに、絶好調のハーキンスが反撃の狼煙を上げます。
29歳のベテランフォワードは、アタッキングゾーンでイリヤ・ミヘエフから見事なドロップパスを受け取ると、左ハッシュマークまで一気に滑り込み、鋭いスナップショットを一閃!フロリダの守護神クーパー・ブラックの左ポスト内側を完璧に打ち抜き、2-1と1点差に迫るゴールを決めました。
続いて歓喜の瞬間をもたらしたのは、勢いに乗る「若手ボルツ」のラインでした!
フォワードのベンジャミン・ラウティアイネンがニュートラルゾーンのオープンなスペースへ巧みにパックを浮かせると、サム・オライリーとコナー・ギーキーによる完全な2対0(ノーマーク)の大チャンスが発生! オライリーが左ポスト際にいたギーキーへ絶妙なパスを送ると、ギーキーが第2ピリオド残り6分51秒の場面で落ち着いて沈め、2-2の同点に追いついて見せました!
【讃岐猫😸の深掘りコラム】次世代を背負う「ヤングボルツ」:指揮官が惚れ込む若手トリオの相乗効果と完成度
タンパベイ・ライトニングがレギュラーシーズン開幕を間近に控える中、北米メディアの注目を集めているのが、ベンジャミン・ラウティアイネン、サム・オライリー、コナー・ギーキーからなる若手ラインの存在である。
プレシーズン限定の試運転にとどまらず、地元では、彼らが持つ独特のシナジーと高いゲームIQに対して絶賛の声が相次いでいる。
現地メディア『The Hockey News』などの分析によると、このラインの最大の強みはフォアチェックの激しさとトランジションにおける判断力の速さにある。ラウティアイネンが巧みなボディーコンタクトやニュートラルゾーンでの先導で相手の隙を突き、オライリーが持ち前の高いホッケーIQと視野の広さでパックの供給役に回る。
そして最後に、圧倒的なシュート力と得点感覚を備えたギーキーが確実に仕留める、という明確な役割分担が成立している。トップチームの主力FWブレイデン・ポイントも「オライリーをはじめとする彼らはゲームを読む能力が極めて高く、展開の先回りをするスマートさを備えている」と評し、その実力に太鼓判を押している。
さらに北米ジャーナリストたちが特に注目しているのが、彼らがスペシャルチーム(PP/PK)の双方で重宝されている点である。通常、若手選手には攻撃専念か守備専門のいずれかの役割が与えられるケースが多い。
しかし、アソシエイトコーチのロブ・ゼトラーが「オライリーは相手のプレーを予測できる抜群の勘を持っており、素晴らしいPKキラーとしての素質を備えている」と称賛しているように、守備での信頼感も折り紙付きである。
怪我で離脱中のヤニ・グールドらの穴を埋める暫定的な措置を超え、トップ9のレギュラーポジションにそのまま割り込む可能性は極めて高い。
勢いだけでなく、高水準な戦術理解度を証明したこの「ヤングボルツ」ラインは、ライトニングの今季の攻撃陣に計り知れない層の厚さと勢いをもたらす、確固たる戦力として高く評価されているのである。
出典:
・TampaBayLightning.com、Sam O’Reilly joins NHL-laden group before Lightning preseason opener、2026年9月20日(https://www.nhl.com/lightning/news/forward-sam-o-reilly-joins-nhl-laden-group-before-tampa-bay-lightning-preseason-opener)
・The Hockey News、Lightning Get an Early Look at Prospects in Preseason Opener、2026年9月21日(https://thehockeynews.com/nhl/tampa-bay-lightning/latest-news/lightning-get-an-early-look-at-prospects-in-preseason-opener)
同点弾を奪ったギーキーは試合後、次のようにコメントしています。
💬 コナー・ギーキー
「とにかく必死にパックに向かっていくことですね。あと一つの競り合いに勝つこと。今日はベニー(ラウティアイネン)がニュートラルゾーンで素晴らしいプレーをしてくれました。僕はたまたま、それを最後に押し込む役になっただけです。僕自身がそこで特別なことをしたわけではありませんが、もう一つの競り合いに勝つことが、僕たちに大きなチャンスを与えてくれるんです」
なお、ラウティアイネン、オライリー、ギーキーの若手3人はこの日、ライトニングのスペシャルチーム(PP/PK)のユニットとしても起用され、貴重なアイスタイムを経験しました。
クーパー監督も、このヤングトリオの躍動に目を見張っています。
💬 ジョン・クーパー監督
「若手たちが素晴らしいゴールを決めましたね。あの3人のトリオは最高でした。普通、若手を3人一緒に組み合わせると、溢れんばかりのエネルギーと興奮が生まれます。長くリーグでプレーしているベテラン選手たちと同じような準備をしているわけではありませんが、彼らの動きは実に素晴らしかったと言えます」
⚡️ 第3ピリオド:ハーキンスの2打目も及ばず…激闘の末に惜敗
第3ピリオドも、激しいゴールの奪い合いとなりました。
パンサーズがスピードに乗った速攻から再びリードを奪ったものの、またしてもハーキンスがチームを救います。ライアン・マクドナーが放ったシュートが、ゴール前にポジションを取っていたハーキンスのブレードに収まると、ハーキンスがリバウンドを泥臭く押し込み、残り14分31秒の場面で、自身この夜2点目となる3-3の同点ゴールをねじ込みました!
マルチゴールで強烈な存在感を放ったハーキンスは、自身のスタイルと熱い想いを語っています。
💬 ジャンセン・ハーキンス
「僕のプレーの持ち味はスピード、粘り強さ、泥臭くパックに向かっていくこと、そして競り合いのバトルに勝つことです。ゴールを決めたいですし、ゴールを決めるのは本当に楽しいです!今日は心からプレーを弾けさせることができましたし、ファンのみなさんも素晴らしかった。
ライトニング側のアリーナに立てたのは、本当にクールな体験でした。ここはいつだって熱気に溢れるエレクトリックなアリーナ(電気の檻)ですからね。正直に言って、僕は自分をラインナップに入れさせ、そしてラインナップに残り続けるために必要なことだけに集中しています。
足を絶え間なく動かし続けること、パックを持っているときにチームから信頼されるプレーをすること、そして相手にとって対処しづらい選手になることです。でも、もちろんゴールを決めたいですし、得点でもチームに貢献したいですね」
しかし、勝利の女神が微笑んだのはフロリダでした。ハーキンスの同点弾からわずか6秒後、一瞬の隙を突いたブレークアウェーからパンサーズが勝ち越しゴールを奪い、これがそのまま決勝点となります。パンサーズはさらに試合終了直前の残り1分間に、エンプティネットへの追加点を奪い、5-3で決着をつけました。
【讃岐猫😸の深掘りコラム】新王者フロリダがみせた「6秒間の衝撃」――勝負強さを支える戦術的成熟度と選手層の厚み
同点弾直後の電撃戦が物語る構造的強さ
同点に追いつかれたわずか6秒後、一瞬の隙を突いて勝ち越しゴールを奪い去ったフロリダ・パンサーズのプレーは、プレシーズンのラッキーパンチではない。この得点シーンこそが、現在のパンサーズが誇る「精神的タフネス」と「戦術的成熟度」を象徴する一幕として高く評価していい。
相手が同点弾の余韻に浸り、配置や集中力が乱れた刹那を見逃さず、瞬時に縦へのトランジション(攻守の切り替え)を仕掛けて仕留める判断の速さは、王者たるチーム文化が末端にまで浸透している証左である。
主力温存下で見せたボトム6候補の圧倒的パフォーマンス
この試合で真に北米アナリストたちを感嘆させたのは、パンサーズがコアメンバーを温存したロースター編成でありながら、タンパベイ・ライトニングの主力級ラインナップを相手に、ゲームをコントロールし続けた点にある。
先制点を挙げたボコンジ・イママや、2ポイントを叩き出してチームを牽引したコール・ラインハート、カイ・シュヴィントといった下位ライン候補・若手陣が見せた運動量と泥臭い泥仕合での強さは、チーム全体の層の厚さを雄弁に物語っている。
新シーズンの開幕に向けてラインナップ争いが激化する中、ポール・モーリス監督が掲げる「激しく、隙のないホッケー」を、プレシーズンの段階から控え組が体現してみせた意味は極めて大きい。
アメラント・バンク・アリーナでの最終戦へ向けた北米メディアの眼光
土曜日にアメラント・バンク・アリーナで行われるプレシーズン最終戦での再戦に向け、パンサーズ側は「完全な完成形」へとギアを上げてくると見られている。ライトニングが若い才能と新戦力の融合で反撃を狙うのに対し、パンサーズは強固なフォアチェックと圧倒的な選手層の深さで相手のプレッシャーをいなし、試合の主導権を握り続けるアプローチを崩さない構えだ。
同点からわずか6秒で試合を決定づけたあの速攻は、ライバル関係にある両チームに対し、パンサーズが今季もいかに隙のない恐ろしい存在であるかを強烈に印象づけるメッセージとなった。
出典:
- Miami Sports Wire, “Panthers 2026-27 Season Preview: The Tkachuk Brothers, and a Franchise Getting Its Health Back”, 2026年9月3日
https://miamisportswire.com/analysis/nhl-preview-miami-panthers/ - Yardbarker, “2026-27 Florida Panthers Season Preview”, 2026年8月29日
https://www.yardbarker.com/nhl/articles/2026_27_florida_panthers_season_preview/s1_17076_44209162
この試合、新加入のジョン・カールソンはチーム最多となる23分51秒の氷上出場時間を記録し、攻守に健在ぶりを示しました。また、ライトニングは実に8人の異なる選手がポイント(ゴール/アシスト)を記録するという層の厚さを発揮。守護神アンドレイ・ヴァシレフスキーは、ゴール前で20セーブをマークしました。
ライトニングは土曜日にプレシーズン最終戦を迎えます。敵地アメラント・バンク・アリーナへと遠征し、宿敵パンサーズとの再戦に挑みます!
9月24日(木)に行われた、フロリダ・パンサーズ対タンパベイ・ライトニングのプレシーズンマッチ(5-3)の公式ハイライト映像です。ジャンセン・ハーキンスの2ゴールや、若手トリオ(ラウティアイネン、オライリー、ギーキー)による同点ゴールシーンなど、どうぞ。
⭐️ ベンジャミン選出の3スター(Benjamin’s Three Stars)
- 🥇 1st Star: ジャンセン・ハーキンス(タンパベイ・ライトニング)— 2ゴール
- 🥈 2nd Star: コール・ラインハート(フロリダ・パンサーズ)— 1ゴール、1アシスト
- 🥉 3rd Star: カイ・シュヴィント(フロリダ・パンサーズ)— 1ゴール、1アシスト
まとめ
ライトニングの今季の成否は、ベテラン陣の復調と新戦力の迅速なフィット、そして若手層の厚みに大きく依存しています 📊。ダレン・ラディッシュ離脱の穴を埋めるジョン・カールソンの起用や、プレシーズンでマルチゴールを記録したジャンセン・ハーキンスらのアピールは、ロースター競争の激しさを物語っています 🏆。
強固な戦術的ベースを維持しつつ、過密日程と負傷者の穴をいかに組織力で補うかが、プレーオフを勝ち抜く鍵となります。

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

