🇱🇻粘り強さが持ち味!ラトビア代表の精鋭たち
チェコ代表と同じく、ラトビアホッケー連盟も2026年冬季オリンピックに向けた代表メンバーを火曜日に発表しました。今回のラトビアチームは、6人の現役NHLプレーヤー、4人のAHLプレーヤーを中心に、経験豊富なベテランと勢いのある若手がバランスよくミックスされた非常に興味深い構成になっています。
まずは、主要なメンバーをポジション別にチェックしてみましょう。
ゴールキーパー(3名)
エルヴィス・メルズリキンス(コロンバス・ブルージャケッツ、NHL)
アルトゥールス・シロフス(ピッツバーグ・ペンギンズ、NHL)
クリステルス・グドリェフスキス(ピンギンズ・ブレーマーハーフェン、ドイツ)
ディフェンスマン(8名)
ウーヴィス・バリンキス(フロリダ・パンサーズ、NHL)
アルバーツ・シュミッツ(ユクリット・ミッケリ、フィンランド)
ラルフス・フリーバーグス(HCヴィトコヴィツェ、チェコ)
ヤーニス・ヤクス(HCエネルギー・カルロヴィ・ヴァリ、チェコ)
ロバーツ・マムチクス(HCエネルギー・カルロヴィ・ヴァリ、チェコ)
クリスティアンス・ルビンス(HCシュコダ・プルゼニ、チェコ)
クリスタプス・ジーレ(ビリ・ティグリ・リベレツ、チェコ)
オスカルス・チブルスキス(ヘルニン・ブルー・フォックス、デンマーク)
フォワード(14名)
テオドルス・ブルーガーズ(バンクーバー・カナックス、NHL)
ゼムグス・ジルゲンソンズ(タンパベイ・ライトニング、NHL)
ロドリゴ・アボルス(フィラデルフィア・フライヤーズ、NHL)
カスパルス・ダウガヴィニシュ(セルバー・ヴォルフ・ハスキーズ、ドイツ2部)
ルドルフス・バルチェルス(ZSCライオンズ、スイス)
マールティンス・ズィエルカルス(HCスパルタ・プラハ、チェコ)
ハラルズ・エグレ(HCエネルギー・カルロヴィ・ヴァリ、チェコ)
レナールス・クラステンベルグス(HCオロモウツ、チェコ)
オスカルス・バトニャ(ラハティ・ペリカンズ、フィンランド)
ロバーツ・ブカルツ(HCパイオニアーズ・フォアラルベルク、オーストリア)
エリクス・マテイコ(ハーシー・ベアーズ、AHL)
ダンス・ロチメリス(プロビデンス・ブルーズ、AHL)
エドゥアルズ・トラルマクス(グランド・ラピッズ・グリフィンズ、AHL)
サンディス・ヴィルマニス(シャーロット・チェッカーズ、AHL)
非常に興味深い構成
ラトビアの2026年冬季オリンピック男子アイスホッケーチームは、NHL選手を6人擁する豪華な顔ぶれとして国際メディアで大きく取り上げられている。これは、2014年ソチ大会以来初めてNHL選手が集うラトビア代表となることも意識された評価であり、エルヴィス・メルズリキンスやアールトゥルス・シロフスなど経験豊富なゴールテンダーを中心に据えた布陣は、「専門家が予想する以上に競争力のあるチーム」だと報じられている。
特にメルズリキンスはNHLでの実績を背景にチームを牽引する存在として期待されており、強豪国と並んでも勝利を狙えるメンバー構成との分析も出ています。(SI)
さらに、ロドリゴ・アボルスやゼムグス・ギルゲンソンスといったフォワード陣も国際経験豊富であり、特にギルゲンソンスはかつてNHLオールスターに選出された実績を持つなど、攻撃面での貢献が期待されている。これによりメディアは「ラトビアは単なる弱小国ではなく、歴史的にホッケー文化が根付いており、多くのスター選手を輩出してきた」という観点からも高評価をしている。
実際、ラトビアは過去に世界選手権で銅メダルを獲得するなど、近年国際舞台で力を付けてきたチームとして認識されており、その延長線上でオリンピックでも健闘が予想されている。
また若手選手に対しても注目が集まっており、エリクス・マティエコのような20歳前後の選手にもスポットライトが当たっている。彼はAHLで安定したプレーを見せており、「ラトビア代表が単にベテラン頼みではなく、将来のスターを育成できるポテンシャルを持ったチーム」であるという評価が出ている。(hersheybears.com)
ベテランのリーダーシップと若手の台頭
ラトビア代表は、前回の北京オリンピックからの復帰組が12人も含まれる経験豊富なチームです。中でも注目は、少なくとも3度目のオリンピック出場となる選手が2人もいることです。
34歳のディフェンスマン、ラルフス・フリーバーグスと、今回が4度目のオリンピック出場となる37歳のキャプテン、フォワードのカスパルス・ダウガヴィニシュです。
ダウガヴィニシュは、元オタワ・セネターズとボストン・ブルーインズの選手で、昨シーズンに一時的にホッケーから引退しましたが、ラトビア代表に復帰し、ここ数年間チームキャプテンを務めています。
また、北米で「テディ・ブルーガー」として親しまれているテオドルス・ブルガーズも選出されました。シーズン第2戦以降、下半身の怪我によりバンクーバー・カナックスでの出場がありませんでした。しかし、報道によると、近日中のアウェイゲームに合わせてチームに合流する可能性があります。
「テディ・ブルーガー」
ラトビア代表フォワードのTeodors Bļugersは、北米では「Teddy Blueger」という名前で知られており、これは彼のラトビア語の本名を英語圏の発音・綴りに合わせた“anglicized(英語化)”バージョン。彼はラトビアの首都リガ出身で、本名の「Teodors Bļugers」は発音が英語話者には難しいため、若手時代から「Teddy」というニックネームで親しまれてきた。
この呼び名はアメリカやカナダのメディアやファンの間で広まり、彼自身もその名前でNHL公式記録やチーム発表に登場している。
Teddy BluegerはNHLのバンクーバー・カナックスでプレーしているが、2025–26シーズン序盤は下半身の怪我に苦しんでいる。この怪我はオフシーズン中の手術を要するもので、トレーニングキャンプでも完全参加が遅れたほか、シーズン開幕後も出場機会を逸している。本人やチームは「一歩ずつ回復している」とコメントしており、練習復帰時には他の選手と同じメニューをこなしているとの報道もある。
怪我の正確な詳細は公表されていないが、下半身手術からの復帰途上であることが明らかで、そのリハビリは慎重に進行していると伝えられている。
このような背景から、代表入りは一部で驚きとともに歓迎されており、怪我が回復次第チームに合流し、ペナルティキルやディフェンシブな役割を担える選手として期待が寄せられている。彼はNHLでも安定した“2ウェイプレーヤー(攻守両面に強い選手)”として評価されており、この経験がオリンピックのような短期決戦での重要な役割に活きる可能性が指摘されている。
一方で、18歳の若手ディフェンスマン、アルバーツ・シュミッツのような新しい力も加わっています。シュミッツは、ミネソタで行われた世界ジュニア選手権でラトビア代表としての出場を終えたばかりです。
アルバーツ・シュミッツ
ラトビア代表にも選出された18歳のディフェンスマン、Alberts Šmitsは、国際メディアや関係者の間で「将来性豊かな逸材」として高い評価を受けている。Šmitsはリガ生まれの大型ディフェンスで、身長約191cm、体重約93kgの恵まれた体格に加え、フィンランド最上位リーグ「Liiga」での早熟な活躍が特に注目されている。
彼は2021–22シーズンにフィンランドへ渡り、ジュニアを経てJukuritのトップチームでプロデビューを果たした。その後のシーズンではLiigaの舞台で主力として出場し、6ゴール・12ポイントを記録するなど同年代を大きく上回る実績を積んでいる。これらの成果により、2026年のNHLドラフトにおける1巡目指名候補として、複数のドラフトランキングで高評価を得ている。(エリートプロスペクツ)
特に、世界ジュニア選手権(U20)での活躍は彼の評価をさらに押し上げた。2025年大会では5試合で5ポイントを記録し、チームの中心として大舞台でも存在感を示している。大会後の報道では、ラトビアU20代表のコーチが「彼はもはや“少年”ではなく成熟した選手だ」と評したように、戦術理解・決断力・安定した守備意識が同年代の中でも突出しているとの評価が出ている。
これにより、オリンピックというさらに高いレベルの舞台への適応力についても期待が高まっている。(The Hockey News)
さらに、スカウトの視点からもŠmitsの評価は高く、海外のスカウト分析では堅実な守備とパックプレーの正確さ、冷静なプレー選択能力が同世代のディフェンスマンの中でも秀でていると報告されている。彼は優れたスケーティングとタクティカルな判断力を併せ持ち、試合を通じて安定したパフォーマンスを見せることができる選手と評されている。
これらの特性は、トップレベルの国際試合やプロリーグでも通用する要素として評価されており、将来のラトビア代表の核となる可能性も示唆されている。(ドラフトプロスペクツホッキー)
ゴールキーパーのクリステルス・グドリェフスキスは北京オリンピックのラトビア代表にも選ばれましたが、出場しませんでした。そして今回も、NHLゴールキーパーのアルトゥールス・シロフスとエルヴィス・メルズリキンスの後ろに回ることになり、同じ運命を辿る可能性があります。
2023年の世界選手権で初の銅メダル(ラトビアが主要なIIHFイベントで初めて獲得したメダル)を獲得した際のメンバーも多く残っており、ラトビアのアイスホッケー史上最も勢いに乗っている世代と言えるかもしれません。
豪華なNHL勢に、団結力の強いベテランと若手がどう絡んでいくのか、非常に楽しみなチームです!
これもワールドジュニアの映像から。ラトビアのジャージが一番好き、カッコいい!
まとめ:2026年ミラノ・コルティナ大会を楽しみに!
今回のチェコ代表とラトビア代表のロースター発表を見てみると、どちらのチームも非常に気合が入っていることが伝わってきますね。
チェコ代表は、1998年の長野大会以来となる金メダル獲得という大きな目標を掲げています。攻撃陣は世界トップクラスの才能が集まっており、守備の不安を圧倒的な得点力と鉄壁のゴールキーパー陣でカバーできるかが勝利へのポイントになりそうです。
一方のラトビア代表も、2023年の世界選手権で銅メダルを手にした勢いそのままに、NHLで活躍する選手と経験豊かなベテランたちが一丸となって上位進出を狙っています。
氷上の格闘技とも呼ばれるアイスホッケー、その世界最高峰の戦いがオリンピックで見られるのは本当にワクワクしますね🏒。皆さんはどの選手、あるいはどのチームを応援しますか?2026年の冬、ミラノで繰り広げられる熱い戦いを応援しましょう!

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!


