ブラックホークス20歳ベダードが今季50ゴール達成の快挙

現役スター選手紹介

はじめに

 シカゴ・ブラックホークスの20歳スーパースター、コナー・ベダードがオタワ・セネターズ戦でNHL通算50ゴールを達成!21歳未満での快挙はチーム史上7人目となります。ルーキーイヤーにカルダー・トロフィー(最優秀新人賞)を獲得しながらも2年目に苦戦したベダードですが、オフシーズンの徹底トレーニングでスピードと強さをさらに進化。

 3年目シーズンも好スタートを切り、さらなるマイルストーン達成が期待されています🏒✨。

🌟ベダード、21歳未満で通算50ゴール達成!

参照記事:Yardbarker1Blackhawks’ Connor Bedard Scores 50th NHL Goal

 シカゴ・ブラックホークスの20歳のスーパースター、コナー・ベダードが10月28日のオタワ・セネターズ戦でNHL通算50ゴールを達成しました(160試合で50ゴール・88アシスト・138ポイント)。この試合での2点目が50ゴール目で、今季2025-26シーズンではすでに5ゴールを記録しています。

 ベダードは21歳になる前に50ゴールを達成したチーム史上7人目の選手2となりました。これまでの達成者には、エディ・オルチック、ジェレミー・ロイニック、ジョナサン・トウーズ、ボビー・ハル、ドニ・サヴァード、パトリック・ケインがいます。若干20歳にして、2年目のシーズンにすでに大きな節目を達成するというのは、非常に立派な偉業です。


🏒ベダードのNHLスタートとルーキーシーズンの活躍

 ベダードは2023年のNHLドラフトでブラックホークスに全体1位指名され、同年7月17日に契約を結びました。ちょうど18歳の誕生日にサインしたことになります😊。

 ドラフトイヤー直後の2023-24シーズンから再建中のブラックホークスで即戦力としてプレー。ルーキーイヤーながら22ゴール・39アシスト・61ポイントを記録しました。顎の骨折で14試合を欠場3したにもかかわらず、全NHLルーキー中トップの成績を収め、ルーキー最優秀選手に贈られるカルダー・トロフィーを獲得しました🏆。

⚡2年目のシーズンでの苦戦

 2024-25シーズン、全ての注目がベダードに集まりました😊。ルーキーイヤーの勢いを維持できるかが試される年でしたが、期待通りの活躍とはいきませんでした。

 再建中のチームでサポートも十分でなかったこともあり、19歳になったベダードは自信を失いがちに4。パックを持ちすぎたり、シュートすべき場面でパスを選んだり、シンプルにプレーできない場面が見られました。その結果、シュートを1本も打てない試合も多くありました。

📊シーズン最終成績と期待とのギャップ

 それでも、ベダードはチーム内得点ランキングで2位タイ(23ゴール)に入り、アシスト44、合計67ポイントでチームトップとなりました。全82試合に出場したことで、前シーズンの68試合よりも数字を上回っています😊。

 しかし、全体1位指名としては高い基準が求められます。ホッケー界全体、そして本人ももっと多くの成果を期待していたことでしょう。

💪オフシーズンの努力と2025-26シーズンの好スタート

 ベダードは5月の世界選手権を辞退し、オフシーズンをすべてトレーニングに充てることを決意。地元バンクーバーでスピードと瞬発力の強化に取り組みました😊。

 その成果は今シーズンに表れ、より速く、より強くなったプレーが数字でも裏付けられています。さらにプレーに粘り強さも加わり、世代を代表する才能であることを証明するべく邁進中です。

 現在、ブラックホークスの得点リーダーはベダードの5ゴールで、10ポイントはチームメイトのフランク・ネイザーと並んでいます。3年目シーズンも素晴らしいスタートを切り、今後さらなるマイルストーン達成が期待されています🏒✨。

どんなに批判を受けようとも、そのスティックさばきは超一級品。顔つきも精悍になってきた。

🏒ブラシル監督のシンプルなメッセージと序盤の勢い

参照記事:Bleacher Nation5Blackhawks 7, Senators 3 — Three Stars, Key Takeaways

 日曜日の夜、ブラックホークスはキングスに敗北しましたが、ジェフ・ブラシル6監督の選手たちに伝えたメッセージはとてもシンプルでした。「連戦の2試合目となる相手には、決して手を抜くな。そしてチャンスをしっかりものにしろ🏒😊」ということです。

 キングス戦では第1ピリオドを支配しながらも、わずか1得点に終わったブラックホークス。しかしこの夜は違いました😊。ところがこの夜は違いました。第1ピリオド終了までに3点を奪い、試合の流れを完全に掴みます😊。

 ピリオド終了のブザーが鳴ると、ユナイテッド・センター7の観客は大きな拍手👏で選手たちを称えました👏。

😰4点リードからの急転直下

 ブラックホークスは序盤に4-0とリードを広げました。その4点目は、「こんなに簡単に決まることは滅多にない」と言えるほどのゴールでした。そうとはいえ、チームに勢いをもたらしました😊が、その後の流れは一変します😰。

 4分58秒にジェイク・サンダーソン、7分09秒にマイケル・アマディオ、そして8分31秒にティム・ステュッツレが立て続けに得点。先ほどまで歓声に包まれていたユナイテッド・センターは一転して静まり返り、不安な空気が漂いました。

 4点あったリードは、わずか1点差にまで縮まってしまったのです。第2ピリオド終了まで、リードはそのまま1点差でキープされました。

🌟コナー・ベダードが魅せた!初ハットトリック達成🎩

 第3ピリオド、コナー・ベダードがついに「まだやっていなかったことリスト」を1つ埋めました😊。彼のこの日3点目のゴールでチームは再びリードを広げます🌟。さらにそのリバウンドをライアン・ドナートが押し込み、ブラックホークスの6点目を追加。ようやく試合に余裕が生まれました。

ベダード、キャリア初のハットトリック達成!もう、とっくに達成してると思った。

讃岐猫
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⭐スター・オブ・ザ・ゲーム81:コナー・ベダード

 第1ピリオドのパワープレーでベダードが決めたシュートは、まさに「これぞベダード」という完璧な一撃でした。今季4ゴール目をマーク🎩。続く2点目も見事なコース取りでゴールネットを揺らしました。

 そして続く2点目も見事なコースを突くシュートで、NHL通算50得点目。ただし――オタワ・セネターズの守備はあまりに緩く、まるで「解雇されてもおかしくない」と言われても仕方がないほどの無抵抗ぶり。ベダードはリンクを端から端まで悠々と滑り、2点目を決めました⭐。

 そしてその後の3点目で、ついにNHL初のハットトリックを達成しました!🎉相手のラフプレー(安っぽい反則)も止まりませんでしたが、ブラックホークスも得点の手を緩めません。そして今度はしっかりと勝利をつかみ取ったのです😊🎉。

⭐スター・オブ・ザ・ゲーム2:ルイ・クレヴィエ

 クレヴィエは今夜、キャリア初期の苦戦9を忘れさせる活躍を見せました😊。これまで通算64試合でわずか9ポイントしかなかった彼ですが、この日は、第1ピリオド開始12分06秒の時点で2ポイントを記録。チームに勢いを与えました⭐。

 しかし、第2ピリオドでは膝にショットを受けて倒れましたが、体重をかけられない様子でベンチへ戻ってしまいます。そのままロッカールームに直行したため心配されましたが、幸いにも彼は再び試合に戻ることができました😊。フィジカルなプレーと積極的な攻撃参加😊でチームを支えました💪。

⭐スター・オブ・ザ・ゲーム3:コルトン・ダック

 今季序盤、ファンから「ダックがあのリバウンドを決めてくれたら…」というファンの嘆きを何度も耳にしました。そう言われ続けたダックも、この日は期待通りの活躍⭐。第1ピリオドで見事においしいリバウンドを押し込みゴール!ついに結果を出します。

 さらにダックはフィジカル面でも存在感を見せました。公式にはヒット1回と記録されていますが、実際には何度も体を張ったプレーでチームを勢いづけました💪。

ダックをはじめとするブラックホークス若手選手達を扱った記事は、こちら。

📋試合のキーポイント📋

 ライアン・ドナートはこの試合、とてもフィジカルなプレーを見せました😊。第2ピリオドだけで3度の強烈なヒットを記録し、第3ピリオドのゴールでは観客にようやく安堵の息をもたらしました😮‍💨😮‍💨。

 アンドレ・ブラコフスキーを第1パワープレーユニットに加えた采配も、見事に的中。第1ピリオド終盤に彼の見事なパスからベダードのゴールが生まれ😊、また第3ピリオドでも、ドナートのゴールに繋がるセカンドアシストを記録。チームの勝利に大きく貢献しました。

🚨ネイザーのショートハンドゴールと試合の流れ

 残り7分16秒、フランク・ネイザーが空のネットにショートハンドゴール(数的不利での得点)を決めました😊! 第1ピリオドではベダードのパワープレーゴールにもアシストしており、この試合で攻守にわたる活躍を見せました👏。

 第1ピリオド終了時点で、ブラックホークスは5対5の状況で「コーシーフォー10(攻撃指標)」が25対11と圧倒的に優勢。フェイスオフも18回中10回(56%)を制し、ネイザーは8回中4回、ジェイソン・ディッキンソンは6回中3回を勝ち取り😊、序盤から主導権を握りました😊🚨。

 しかし、第2ピリオドは悪夢のような展開に。オタワが勢いを取り戻し、5対5のコーシーフォーで19対9、フェイスオフでも18回中15回を制しました。この中盤の失点が試合の流れを大きく揺るがしました👏。

💥最終ピリオドの巻き返しと記録づくしの夜💥

 この試合の第3ピリオドは、キングス戦のときとはまるで正反対の展開となりました。セネターズがフィジカルなプレーで圧力をかけると、ブラックホークスもそれにしっかり反発。ゴール前でチャンスをを作れば確実に決め切り🙌、最後まで集中を切らさずに勝利をつかみ取りました🙌。

 アリチョム・レフシュノフはベダードの2点目にアシストし😊、20歳の誕生日(10月28日)🎂にうれしいプレゼントをゲット🎂。さらに第1ピリオドでのダックのゴールでは、ニック・フォリーニョがセカンドアシストを記録し✨、NHL通算600ポイントを達成しました✨。

 一方、オタワの3点目はオフサイドの疑いでブラックホークスがチャレンジしましたが、リーグの判定は「オフサイドではない」というものでした。その詳細な説明も後に発表されています。

まとめ

 ベダードは3年目シーズン序盤から好調を維持し、チームを牽引する存在に成長中です。オフシーズンの努力で得たスピードと瞬発力、さらに加わった粘り強さがプレーに反映され、得点やアシストでチームに貢献。

 チームメイトのフランク・ネイザーと並ぶポイントリーダーとして、今後も新たな記録やマイルストーンを目指す姿は、ファンにとって見逃せないものとなっています🏒🔥。

讃岐猫
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【註釈】

  1. アメリカ・カリフォルニア州バーリンゲームを拠点とするスポーツニュースおよびエンターテインメント情報のデジタルメディア企業。2006年に創設され、スポーツファン向けに最新のニュース、分析、コメントを提供している。

     公式ウェブサイト「yardbarker.com」では、NFL、NBA、MLB、NHL、サッカー、ゴルフ、テニスなどの主要スポーツリーグに関する情報を幅広くカバー。

     Yardbarkerは、オリジナルコンテンツの制作に加え、サードパーティのコンテンツ配信パートナーを通じて情報を発信。また、ニュースレター「The Morning Bark」や「Quiz of the Day」などを配信し、読者とのエンゲージメントを図っている。

     過去には、Fox Sports InteractiveやYB Media LLCなどの企業に買収されており、現在はPlaymaker Capital Inc.の傘下にある。

     同社は、スポーツファンが自らの意見を発信できるプラットフォームを提供しており、ブログやコメント機能を通じてファン同士の交流を促進。これにより、Yardbarkerはスポーツニュースの情報源として、特にアメリカ国内で広く認知されている。
    ↩︎
  2. Eddie Olczyk
     シカゴ郊外出身の米国人フォワードで、1984年に全体3位でブラックホークスに指名された後、16シーズンにわたってNHLでプレー。通算1,031試合で342ゴール452アシストを記録し、1994年には史上初となるプロキャリア中にスタンレーカップを制覇した。引退後はヘッドコーチやテレビ解説者としても活躍し、2013年に米国ホッケー殿堂入り。

    Jeremy Roenick
     ボストン出身のアメリカ人フォワードで、1988年に全体8位でブラックホークスから指名。19歳でNHLデビューし、1991〜94年には3年連続で100ポイント以上をマーク。通算513ゴール703アシストを記録し、2024年にホッケー殿堂入りを遂げた“米国を代表する選手”のひとり。

    Jonathan Toews
     カナダ出身のフォワードで、2007年にブラックホークス入り。若くしてキャプテンに就任し、チームを3度のスタンレーカップ優勝に導いたリーダー。攻守にわたるバランスの取れたプレースタイルで、繰り返しファンの信頼を得た。

    Bobby Hull
     「ゴールデンジェット」の異名を持つレジェンドフォワード。ブラックホークス黄金期を築いた先駆者で、1961-62シーズンに70試合で50ゴールを記録。強烈なスラップショットと爆発的なスピードで知られ、NHL史上屈指の得点力を誇る。

    Denis Savard
     カナダ、ケベック州出身のフォワードで、1980年ドラフト3位でブラックホークス入り。『スパヴァルド・スピン-オラマ』と呼ばれる回転ドリブルで有名となり、通算1,338ポイントを達成。1998年には同クラブに背番号18が永久欠番として登録され、2000年にホッケー殿堂入り。

    Patrick Kane
     アメリカ出身の右ウィングで、2007年にブラックホークスから全体1位指名。2010・2013・2015年の3度のスタンレーカップ優勝に貢献し、2016年にはNHL得点王とMVPを同時受賞。アメリカ人選手として史上初の快挙を複数回達成。
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  3. 2024年1月5日、ベダードはNew Jersey Devils戦の第1ピリオド中、Brendan Smithのクリーンなショルダーチェックを受けてあごの骨を骨折し、手で口元を押さえながら退場。この怪我により手術を受け、当初チームからは「6〜8週間欠場の見込み」と発表された。

     復帰までの間、彼は通常の練習や接触プレーを控えながらリハビリを行い、体力維持と安心して試合復帰できる状態の構築に努めた。骨折から約6週間後の復帰戦では、まったく影響を感じさせないプレーぶりを見せ、復帰後2試合で合計3ポイント(1ゴール2アシスト)を記録し、9本のシュートを放つなど、衰えを一切見せなかった。
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  4. 2年目のシーズンを迎えたベダードには、1年目の好成績を受けて「次のステップを踏めるか」という大きな期待がかかっていた。改めて82試合に出場し、23ゴール・44アシスト・67ポイントを記録したものの、実際には成長というより停滞あるいは後退との見方が多かった。

     特に、マイナス36という“±(プラスマイナス)”指標といった防守やチーム全体の苦戦に起因する数値が目立ち、個人の能力だけでは補えないチームの再建状況が露呈。

     評価を整理すると、肯定的な面としては「フルシーズン出場」「得点・アシストともに前年超え」といった成長の兆しが挙げられる。一方で否定的な評価では「シュート数の減少」「判断の遅れ」「チームサポートの乏しさからくるパフォーマンスの波」「周囲の期待に応えきれなかった」という点が多く指摘された。

     総じて言えば、ベダードは“潜在能力の高さ”は改めて示しましたが、“期待された爆発的飛躍”という観点ではまだ課題が残ると多くの分析者が見るシーズンだったと言える。チーム環境や個人の成熟が整えば、3年目以降に本格的なブレークが来ると予想する声が強い一方で、2年目として「思惑ほどの変化を見せられなかった」という評価がやや多めだった。
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  5. 略称BNは、シカゴを拠点とするスポーツニュース・噂・分析のウェブサイトで、特にChicago Blackhawks、Chicago Cubs、Chicago Bulls、Chicago Bearsなど地元チームを中心に幅広くカバーしている。公式「About Us」ページによれば、「インターネット上で最も人気のある非公式プロスポーツニュース・噂・分析サイトの一つ」であり、シカゴスポーツ専門の情報源としての地位を確立。

     サイトでは、試合レポートや選手インタビューだけでなくトレード噂、統計分析、ファンタジースポーツ向けコンテンツ、法的ベッティング関連の記事も取り上げられており、単なる速報型メディア以上の深掘りを提供している。
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  6. ミシガン州デトロイト生まれで、フェリス州立大学ではゴールテンダーとして活躍し、1994年にはルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、1997年にはセントラル・カレッジ・ホッケー・アソシエーション(CCHA)のオール・アカデミック・チームに選出された。

     1999年にフェリス州立大学のアシスタントコーチとしてキャリアをスタートし、その後マイアミ大学、インディアナ・アイス(USHL)、ウェスタン・ミシガン大学などで指導経験を積む。特にウェスタン・ミシガン大学では、2010–11シーズンにCCHAチャンピオンシップゲームとNCAAトーナメントに進出し、コーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞。

     2012〜2015年までAHLのグランド・ラピッズ・グリフィンズのヘッドコーチを務め、3シーズン連続でカルダー・カップ・プレーオフに進出し、2013年にはグリフィンズ初のカルダー・カップ優勝を達成した。

     その後、デトロイト・レッドウィングスのヘッドコーチに就任し、2015–16シーズンから21–22シーズンまで7シーズンにわたり指導。レッドウィングスでは通算204勝261敗72分の成績を記録し、プレーオフ進出は1度のみ。
     ブラシルは、2009年の世界ジュニアAチャレンジ、2009年の世界ジュニアアイスホッケー選手権、2017年のIIHF世界選手権など、アメリカ代表のコーチングスタッフとして参加している。
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  7. United Centerはイリノイ州シカゴのニア・ウエストサイドに位置する大型屋内アリーナで、Chicago Bulls(NBA)とChicago Blackhawks(NHL)の本拠地。1994年8月18日に開館し、収容人数はバスケットボールで約20,900人、アイスホッケーで約19,700人、コンサートでは最大23,500人に及ぶ。

     建設費は1億7,500万ドル(2024年換算では約3億7,100万ドル)で、設計はスポーツ施設を専門とするArchitect Group “Populous”(旧HOK Sport)が担当。外観には旧本拠地「Chicago Stadium」を彷彿とさせるデザインが採用されており、場内音響も旧スタジアムの熱気を再現する仕様である。

     また、スポーツ以外にもコンサート、政治集会(例:1996年・2024年の民主党全国大会)やエンターテインメントイベントの会場としても多く利用される、シカゴを代表するマルチユースアリーナ。
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  8. NHLの「Star of the Game(スター・オブ・ザ・ゲーム)」とは、試合ごとに最も活躍した選手を表彰する制度。各試合終了後に、試合のパフォーマンスや得点、アシスト、守備面での貢献などを総合的に評価して、一般的には3名の選手が「第一スター」「第二スター」「第三スター」として選ばれる。

     選出基準は主に試合中の統計データや目立った活躍、勝利への貢献度で決まるが、観客やメディア、チームの公式評価に基づく場合もあり、必ずしも得点王が選ばれるとは限らない。スターに選ばれることで、その試合におけるチームや個人のパフォーマンスの象徴として認知されると同時に、ファンや報道でも注目される対象となる。
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  9. 2020年NHLドラフトで第7ラウンド188位という低い順位で指名され、NHLデビュー後も通算64試合で9ポイントという成績で分かるように、かなり伸び悩んでいた。特に出場機会や得点機会に恵まれず、プロの世界で求められる即戦力という期待に応えるまでには至っていなかったと言える。

     ただし、大柄(身長6’8″)で守備力に特徴がある選手として認識されており、得点面では苦戦しながらも成長の余地を持つ若手として期待されていた。
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  10. Corsi Forとは、アイスホッケーにおける先進的な分析指標のひとつで、主に5対5(同人数)でのプレー中における「攻撃側のシュート試行数」と「被攻撃側のシュート試行数」の差を示す。

     この「シュート試行」には、枠内へのシュート(ショットオンゴール)、枠外へのシュート(ミスショット)、および相手にブロックされたシュートがすべて含まれており、攻め込んでいる時間が多ければ「コーシー・フォー」が大きくなる。

     「コーシー・フォー」が相手を大きく上回る状況、たとえば25対11という差は、そのチームがリンク上で圧倒的に主導権を握り、攻撃をしかける回数が多かったことを示しており、実際にゴールを狙うチャンスを多く作り出していたことを示す有力なデータとされている。

     ただし、コーシー・フォーはあくまで「シュート機会の量」を測る指標であり、シュートの質(例えばGK近くからの強烈な一撃かどうか)や得点に直結したかという観点までは反映していないため、単独で評価するのではなく、他のデータや試合状況と併用することが多い。
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