NHLに輝く3つの星を見よ!パナリンだ!カールソンだ!ケラーだ!

現役スター選手紹介

はじめに 

 オールスター・ブレイク明けのNHL、前半戦から好調キープのチームは相変わらず強く、下位低迷チームはやはり…な感じ。 

 応援しているフライヤーズは勝ったり負けたり、勝率5割近辺をフラフラ(昨年よりはマシか)、コヨーテズは、GMの姿勢(選手は資産運用のコマ)同様?にマイペースを維持しています^^;。 

 後半戦一発目の NHL「スリー・スター」が発表となり、このブログでも「上位チームに通用しない?」と話題にしたパナリン、絶好調のカールソン(チームは超低空飛行だが)、そして何人か移籍するのでは?と言われる中、攻撃の屋台骨を支えるケラーという顔ぶれ。 

 結構話題性に富んだ3人が、キラ星のごとく後半戦のスタートを飾ってくれました。   

讃岐猫
讃岐猫

開幕の頃と比べて、コヨーテズのチーム力は上がっていると思うにゃ。

でも、噂通りに選手が何人か抜けると、来シーズンが不安…。

引用元:NHL.com「Panarin leads 3 Stars of the Week」。

オールスター・ブレイク明け、スリー・スター発表! 

 最近、FLAライブ・アリーナで行われた2023年のHonda NHLオールスター・ウィークエンドに出場した、ニューヨーク・レンジャーズの左ウィング、アルテミ・パナリン、サンノゼ・シャークスのディフェンスマン、エリック・カールソン、アリゾナ・コヨーテズの右ウィング、クレイトン・ケラーが、2月12日までの週におけるNHL「スリー・スター」に選ばれました。 

スリー・スター=週間及び月間最優秀選手3名のこと。ちなみに、画像等で星の数の少ない選手が上位にランクされているが、「ファースト・スター」だからである。

ファースト・スター-アルテミ・パナリン、左ウィング、ニューヨーク・レンジャーズ 

 南フロリダで初めてオールスターゲームに出場したパナリンは、4試合で4ゴール・5アシスト・9ポイントとNHLをリードし、レンジャーズ(31-14-8、70ポイント)をパーフェクト・ウィークに導き、1月27日まで5連勝を達成しました。 

 2月6日、カルガリー・フレームス戦では、5-4と延長戦で勝利を収め、2アシストを記録しました。その後、パナリンは、2月8日のバンクーバー・カナックス戦での4-3の勝利と、2月10日のシアトル・クラーケン戦での6-3の勝利の両方で、各1回、チームの得点機会を演出し貢献しました。 

 2月11日のカロライナ・ハリケーンズ戦では、キャリアハイの4ゴール(チームを勝利に導く、流れるように自然な形でのハットトリックを含む)と自己最高の5ポイント(最近の達成は2022年3月12日、ダラス戦:1ゴール・4アシスト、5ポイント)を記録し、6-2で勝利して、この週を締めくくりました。 

讃岐猫
讃岐猫

絶好調のチーム、ハリケーンズからハットトリック決めたことは大きいにゃ。

「上位チームに通用しない」と言われたパナリン、やはり実力はピカイチ!

パナリンの現時点での成績 

 31歳のパナリンは、土曜日に通算200ゴール(561GP〈Games Played〉、203ゴール・425アシスト、628ポイント)を上回っており、今季53試合で通算16ゴール・43アシスト、59ポイントでニューヨークのチーム内でトップに立っています。 

 アシスト数(9位:43)、パワープレイ・アシスト数(10位:19)、ポイント数(20位:59)でもリーグのトップクラスにランクインしています。

セカンド・スター-エリック・カールソン、ディフェンス、サンノゼ・シャークス 

 オールスターに7度出場しているカールソンは、3試合に出場して、2ゴール・5アシスト、7ポイントを挙げて、チームの守備陣をペースアップさせ、シャークス(17-26-11、45ポイント)に2勝をもたらしました。 

 2月7日のタンパベイ・ライトニング戦、カールソンはティモ・マイヤー(右ウィング、26歳)の延長戦勝利のゴールを演出するプレーを見せ、自身も1ゴール・2アシスト、3ポイントをマークし、チームは4-3で勝利しました。 

 シーズン53試合目(2月9日、フロリダパンサーズに4-1で敗戦)でプレーしたカールソンは、サンノゼ唯一のゴールをアシストし、1988-89年のポール・コフィー(45GP〈Games Played〉 ピッツバーグ・ペンギンズ)以降では最速となる、70ポイントを達成したブルーライナー(ディフェンスマンの別称)になりました。 

ポール・コフィー=80年代半ばのオイラーズ黄金期を代表するディフェンス・マン。守備の選手でありながら、全キャリアで1531ポイントを記録し、抜群の攻撃能力を備えていたことで知られる。 

 1985-1986シーズン、年間138ポイント(48ゴール、90アシスト)を上げ、NHLディフェンス年間獲得ポイント数で第2位。また、ゴール数48はNHLディフェンス・ゴール数としては歴代最多。 

カールソンの現時点での成績 

 カールソンはその後、2月12日のワシントン・キャピタルズ戦で4-1で勝利し、2022-23シーズンで8回目のスリーポイント・パフォーマンスとなる1ゴール・2アシストを記録し、この週を終えました。 

 ノリス・トロフィー(年間最優秀ディフェンス選手賞)を2度受賞した32歳の彼は、今季54試合に出場して、ゴール(18)、アシスト(55)、ポイント(73)でチームの守備陣をリードしています。 

 また、アシスト数では全選手(フォワード、ディフェンスを含む)中2位、ポイント数では5位につけています。

サード・スター-クレイトン・ケラー、右ウィング、アリゾナ・コヨーテズ

 キャリア3回目のオールスターゲーム(2019年、2022年も)でスケーティングを披露したケラーは、コヨーテズ(17-28-8、42ポイント)の順位を決める6ポイントのうち4ポイント獲得(1-0-2)に貢献し、自身も3試合を通じて3ゴール・4アシスト、7ポイントをマークして、NHL2位の成績を挙げました。

6ポイントのうち4ポイント獲得=試合の結果、勝ちチーム(延長戦及びシュートアウト含む)に勝ち点2、60分での負け0、延長戦及びシュートアウトの負けに1が与えられる。コヨーテズは3試合で1勝・延長負けが2なので、4ポイントとなる。

 2月6日のミネソタ・ワイルド戦では1アシストを挙げ、チームも3-2で勝利しました。ケラーはその後、連続した3ポイント・パフォーマンスで週を締めくくっています。

 2月10日のシカゴ・ブラックホークス戦では1ゴール・2アシスト、3ポイント(NHLでの通算300ポイント目と、規定試合時間残り2分27秒の同点ゴールのお膳立てをしたプレーを含む)をマークしたものの、延長戦の末に4-3で敗れ、2月11日のセントルイス・ブルース戦でも2ゴール・1アシスト、3ポイントと活躍したが、延長戦の末に6-5で敗れました。 

讃岐猫
讃岐猫

ケラーがどんなに頑張っても、チームの白星に結びつかない…。

「移籍する!」って言わないでほしいにゃ!

ケラーの現時点での成績

 連続して3ポイント・アウトを記録したのは、ケラーにとって、2022年3月5日-8日(2GP〈Games Played〉で3ゴール・4アシスト、7ポイント)に続き2度目のことです。

 24歳のケラーは、今シーズン、53試合でゴール(21)、アシスト(27)、ポイント(48)でアリゾナのトップに立っています。

まとめ

 カールソンはノリス・トロフィー獲ると予想しています。ほとんど崩壊状態のチームの中で、守備だけでなく攻撃面でもバリバリと活躍する彼の姿に、サンノゼのファンは一縷の望みを託しているに違いありません。

 「下位低迷チームでの働きは、あまり参考にならない」との意見も出そうですが、彼の動きは、そんな声を物ともしない感じがします。

 パナリンも周囲の批判を物ともせず、絶好調のハリケーンズ戦で「俺はここにいるぞ!」と言わんばかりのプレーを見せてくれました。ここ一番でゴールやアシストを難なく決めてしまう姿に、やはりニューヨークのスーパースター!と拍手を贈りたくなります。

 NHL初心者の方は、ケラーも含めた3人の大スターのプレーを追いかけることから、始めてみてはいかがでしょう。 

讃岐猫
讃岐猫

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

タイトルとURLをコピーしました