スタンレーカップ・プレーオフ開幕!注目点を徹底ガイド!【後編】

アイスホッケー名勝負

はじめに 

 さて、今回は「スタンレーカップ・プレーオフ開幕!注目点を徹底ガイド!」【後編】です。お約束どおり(?)、前・中・後の三部作になりました^^;。 

前編はこちら↓。

中編はこちら↓。

 後述しますが、プレーオフ進出だけでなく、その試合で戦えるよう、トレード・デッドラインまでに経験値の高いベテランを補強したチームが、試合を優位に進めている感じがします。 

 中長期的に見て、それがいいかどうかは別問題としても、チームのステータスをランクアップさせるには、手っ取り早い選択かもしれません。 

讃岐猫
讃岐猫

プレーオフ1回戦も大詰めを迎えているにゃ。

いい緊張感の中で、いい内容の試合が続いてる感じがするね!

引用元:ESPN.com「Stanley Cup playoffs:Guide to top storylines, players to watch」。

オイラーズの2大スターを助けるのは… 

マクデイビッドとドライサイトルの努力は、プレーオフで再びオイラーズの他の選手によって損なわれてしまうのでしょうか? 

 必ずしもそうではありません。FWにはライアン・ニュージェント=ホプキンス(センター、30歳。自己最高の104ポイント)、ザック・ハイマン(左ウィング、30歳)、イベンダー・ケイン(左ウィング、31歳)ら強力な助っ人が揃っています。 

 トレード期限に、オイラーズが、プレデターズからディフェンスのマティアス・エクホルム(32歳)を獲得したのは、ピンチを助けるものでした。彼は21試合で14ポイントを記録したのです。 

 しかし、彼らのポストシーズンの運命は、一人の選手にかかっています:新人ゴールキーパー、スチュアート・スキナー(24歳)のことです。 

 彼はレギュラー・シーズンで29勝し、フリーエージェント・クーデター(メープルリーフスから移籍金ゼロでお得!と思ったら、プレーが期待はずれ)のジャック・キャンベル(31歳)が苦戦した後、ゴールテンダーのポジションを安定させました(セーブ率.888)。 

 もっとも、公平を期すならば、オイラーズは昨シーズン、混沌としたゴールテンディングでカンファレンス・ファイナルに進出し、その過程で、今シーズンの1回戦の対戦相手であるロサンゼルス・キングスを敗退させています。 

ベテラン好きのキングスGM 

キングスは、アンゼ・コピターとドリュー・ドーティーで、再びカップを獲得できるでしょうか。 

 もちろんです。キングスはプレーオフで魅力的なチームです。スタンレーカップで2度の優勝経験を持つコピター(センター、35歳)とドーティー(ディフェンス、33歳)が、まだ在籍しています。 

 チームには、エイドリアン・ケンペ(センター、26歳。41ゴール)から2020年ドラフト全体2位で指名されたクイントン・バイフィールド(センター、20歳)まで、多くの若い地元出身の才能があり、インパクトを与えています。 

 そして、GMのロブ・ブレイクによって、過去2シーズンで行われたベテラン選手の獲得があります:昨シーズン開幕前、フォワードのフィリップ・ダノー(センター、30歳。カナディアンズから)とヴィクトル・アルビッドソン(左ウィング、30歳。プレデターズから)のことです。今シーズン開幕前、スターウィンガー、ケビン・フィアラ(左ウィング、26歳。ワイルドから)がそれです。 

GMのロブ・ブレイク=詳しくはこちら↓。 

 コロンバス・ブルージャケッツからトレード期限で放出された、ディフェンスのウラジスラフ・ガブリコフ(27歳)とゴーリーのヨーナス・コルピサロ(28歳)を獲得しました。 

 トッド・マクレーラン監督率いるクラブのスタンレーカップ出場に向け、すべてが動き出すかもしれません。少なくとも、ジョナサン・クイック(ゴールテンダー、37歳。昨シーズンまでキングスの正GK)の新チーム、ベガス・ゴールデンナイツとの第2ラウンドの対戦は避けられません。 

トッド・マクレーラン=カナダ、サスカチュワン州メルビル出身、55歳。現役時のポジションはセンター。ジュニア・ホッケー時代に痛めた肩の影響もあって、NHLでは5試合しかプレーしていない。 

 しかし、監督歴は豊富で、サンノゼ・シャークス時代の7シーズンのうち、カンファレンス準々決勝以上へ6回も導いている。それと比べると、後のオイラーズ、現在のキングス時代はやや精彩を欠いているが、ベテラン操縦の上手い監督がどう巻き返すか。 

讃岐猫
讃岐猫

ブルーインズ同様、キングスは

上手く若手とベテランを配合しているにゃ。

アイスホッケーは選手寿命の長いスポーツなんで、

ベテラン再生はよくあることだな。

幸運を運ぶ金魚? 

ゴールデンナイツがプレーオフに戻ってきましたか? 

 それだけでなく、彼らはシーズンの勝ち点(111)でフランチャイズ記録を樹立しており、このチームがまだ6歳児(創設6年目)であることを思い出すと、とても印象的な響きを持って聞こえます。ラスベガスは決して退屈なチームでなく、今シーズンも例外ではありませんでした。 

 元ブルーインズのブルース・キャシディが新監督としてやってきました。 

ブルース・キャシディ=カナダ、オンタリオ州オタワ出身、57歳。現役時のポジションはディフェンス。彼も膝を痛めていたため、NHLでのプレー歴はあまりなく、マイナー・リーグでプレーしていた。 

 NHL監督歴を見ると、ボストンでの6年間全て、チームをプレーオフに導いているが、1回戦・2回戦敗退が多い。2022年に就任したベガスで、果たしてこれまでの鬱憤をはらせるかどうか。 

 こちらもどうぞ↓。

 先発GKロビン・レーナー(31歳)をオフシーズンの股関節手術で失ったことにより、チームは今シーズン、新人のローガン・トンプソン(26歳)から期限付きでコロンバスから獲得したクイックまで5人のGKを起用しました。 

 1月12日、キャプテンのマーク・ストーン(右ウィング、30歳)を背中の負傷で失い、それ以降、出場が見送られました。 

 ストーンはプレーオフでナイツに復帰し、スター選手ジャック・アイケル(センター、26歳)の大活躍(67試合で66ポイント)を特徴とするラインナップに対し、強力な後押しをしていくでしょう。 

 彼らにはまた、公式マスコットの「goldfish(金魚?)」もいます。 

※「goldfish(金魚?)」=詳細はこちら↓。 

NHL.com「Golden Knights introduce new team goldfish in fun video」。

ラスベガスに、プレーオフ用の金魚がいるのですか? 

 一部のチームには、公式の犬のマスコットがいます(コロラド・アバランチ、バッファロー・セイバース、セントルイス・ブルース等。リンク内の着ぐるみマスコットとは別)。ラスベガスにはゴールディがいるのです! 

ラスベガスにはゴールディが…=ベガスのリンク内に現れる公式マスコットは、アメリカドクトカゲのチャンスである。ドクトカゲといっても、おどろおどろしい感じではなく、恥ずかしがり屋で、普段はレッド・ロック・キャニオンの地下の巣穴にいるとされている。 

 「ねえ、もしゴールデンナイツが1回戦でウィニペグ・ジェッツに負けたら、少なくともマスコットについて、5分後には誰も覚えていないでしょう」。 

讃岐猫
讃岐猫

選手のロッカールームに本物の金魚がいるなんて、

ビックリだにゃ!

チーム名にあやかってなんだけど、

ナイト(騎士)と金魚、何とも不釣り合いな…。

NHLは攻撃偏向か? 

ジェッツはどうなんだろう? 

 ウィニペグはカルガリー・フレームスを抑えて、ウェスタン・カンファレンス最後のワイルドカードを獲得しました。ヘッド・コーチのリック・ボウネスは、あらゆるトリックを駆使してチームをやる気にさせ、ベテランのコアとなる選手を刺激しました。 

リック・ボウネス=カナダ、ニューブランズウィック州モンクトン出身、68歳。現役時のポジションは右ウィング。ウィニペグ・ジェッツの下部チームで、プレーイング・マネージャーを務めた最初で唯一の人物。 

 1988年から監督やコーチ業を開始して、今まで一度たりとも監督職から離れたことのない、ある意味「鉄人」。 

 ディフェンスマンのジョシュ・モリッシー(28歳。76ポイント)がノリス・トロフィーに値するシーズンを送るなど、多くのベテラン選手が反応しました。 

 しかし、最終的には、元ベジーナ獲得経験者が64試合に先発し、37勝、セーブ率.920だったため、結局はまたしても「コナー・ヘレブイック(29歳)がジェッツをプレーオフに引きずり込む」シーズンとなりました。 

 それがプレーオフの栄光です:(ヘレブイックの)ゴールテンディングは、依然として偉大な「チームのバランスを取る存在」であり続けます。NHLにとって、今が明らかに攻撃的な時代であっても、です。 

今のNHLに、ディフェンスの居場所がないのですか? 

 数字は嘘をつきません:昨シーズンのCOVID関連の欠場や延期により、一時的に(得点が)急増すると思われていたが、NHLの攻撃力は再び増加し、1993-94シーズン(3.24)以来、最高の平均得点となる1試合・1チームあたり3.18ゴールを記録しました。 

 大きな理由の1つは、パワープレーの効率化です。チームはパワープレーのチャンスを21.32%の割合で得点に結びつけ、これは1985-86シーズン(22.1%)以来の高水準となりました。 

 プレーオフでも、あのように得点シーンが続くのでしょうか。それとも、結局はディフェンスが優勝するのでしょうか? 

 ボストン・ブルーインズは基本的にどちら(攻撃・守備の両方)も一番得意で、最高な状態です。 

まとめ 

 結局、今シーズンの総決算というか、代表的な存在となると、ブルーインズに落ち着くわけですね…。1回戦の対戦相手、やっと攻撃の形ができてきたパンサーズにやや苦戦するシーンもあるのですが、最後は横綱相撲で勝ちきっているのが印象的です。 

 攻撃と言えば、マクデイビッドとドライサイトルの二本柱を擁するオイラーズは、注目チームです。この2人に頼り過ぎのきらいはあるものの、型にはまれば、チームに大量得点をもたらす破壊力があります。 

 今のところ、この2チームのどちらかがスタンレーカップを勝ち取ると予想していますが、果たしてどうなるか。 

讃岐猫
讃岐猫

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

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