はじめに
ここのところ、プレーオフの記事が続いたので、今回はドラフトにしてみました。このブログで「いぶし銀チーム」と勝手に呼んでいる、セントルイス・ブルース の登場です。残念ながらプレーオフ進出もならず、今はひっそりとドラフトの時を待っている感じです。
ブルース専門の情報サイト「 Bleedin’ Blue 」作成の模擬ドラフト(ドラフト予想)が、記事の主な内容です。ディフェンスマンの選手層に難があると言われてきた今シーズン、このサイトは屈強な体格の若武者中心にセレクトしているようです。
選手に手堅いプレーを要求するダグ・アームストロング監督が好みそうな、若手ディフェンスマンがズラリ。その中で、ユニークな存在感を放っているウィングの選手達にも注目です。それにしても、次から次へと新たな人材が生まれてくる欧米のアイスホッケー界が羨ましい!
ドラフト予想サイトも日に日に内容が変わっていて、
それをチェックするのも、けっこう大変だにゃ。
今シーズンのドラフトは「やや不作」で、即戦力選手も少ないと言われているけど、
世界中に張り巡らされたスカウティングの網を侮っちゃいけませんよ!
引用元:Bleedin’ Blue.com「2024 NHL Mock Draft 1.0 reveals who the St. Louis Blues should select in each round」
セントルイスに来るべき選手の基準
今から6月末まで、2024年のNHLドラフトに向けて、セントルイス・ブルースに関する本格的な模擬ドラフトの準備をしてみましょう。
私が実施する各7ラウンドの模擬ドラフトは、FCホッケーのモック・ドラフト・ビルダーを活用したものであり、それはドラフトをシミュレートして、ブルーズのみを選択することができます。
だから、以下(シミュレートに)ずっと並んでいる名前を見ていくと、当初自分の考えていた選手達と違うものもあります。
しかし、このシナリオで、上位指名に挙げられた選手が他チームへ行く場合も考えられるので、可能な限り最高のドラフト・クラスを作るため、いくつかの独創的な「戦術」を使用しました。
(ドラフト指名)第1巡目・第2巡目では、特にブルーライン(守備的ポジション)においてサイズと得点力から必要な選手を探しています。真ん中あたりの順位で指名する選手について、実績はあるものの、サイズなど他の面が不足している選手を探してみました。
終盤の指名順の選手に関しては、将来性の高い選手か、チームの誰かが急に離脱した場合(移籍や引退、大きなケガ等)を考え、他のチームに掠め取られそうな選手をすくい上げたかのどちらかです-例えば第7巡目指名Aのように。
しばらく北米にいない選手だが…
ラウンド1:イゴール・チェルヌイショフ、LW/ディナモ・モスクワ(KHL)
ドラフトのスタート地点で、NHLレベルの体格と優れた得点力という2つの特徴を持つ選手を獲得するのは、常に素晴らしいことです。
イゴール・チェルヌイショフはその両方を兼ね備えており、身長6フィート2(188センチ)、196ポンド(89キロ)を記録し、MHL(20歳以下の選手がプレーする主にロシアのクラブが中心のアイスホッケーリーグ)で28ポイントと13ゴールで今シーズンを終えました。
彼はKHLでプレーすることもありましたが、来シーズンはビッグクラブにてフルタイムでプレーする可能性が高いため、チェルヌイソフはさらにゲーム中に成長するはずです。
ラウンド2A:ウィル・スカハン、D/ボストン・カレッジ
堂々としたウィル・スカハンは、この模擬ドラフトで第2ラウンドに落ちましたが、もし現実で同じことが起こったら、ダグ・アームストロングは身長6フィート4(193センチ)、体重212ポンド(96キロ)の17歳を躊躇なく獲得するはずです。
この選手は多くのポイントを稼ぐことはできないかもしれませんが、2巡目以降に指名される予定のブルーライナー中、ブルーズの有望株選手達を一定レベルまで押し上げてくれる選手は、(彼以外)ほとんどいないでしょう。
ラウンド2B:イェゴール・スリン、C/ロコモティフ・ヤロスラヴリ(KHL)
イェゴール・スリンもしばらく北米にいないフォワードですが、MHLレベルでは42試合で52ポイント、さらにプレーオフ19試合で23ポイントを記録しており、将来有望で成長過程にある彼の存在は、ブルース・ファンを興奮させるでしょう。
彼が実際のドラフトでここまで指名順を落とすかどうかはまだ謎ですが、第2巡目の2位指名で彼を指名・獲得できるのは、お買い得となります。
ロシアでプレーしている2人の選手は、厳しいリーグでもまれているから、
その経験値はかなり高いにゃ。
どの時点でNHLでプレーできる契約に切り替えるのか、その見極めは難しい。
セントルイスのスカウティング能力が試されるね。
体格の大きい選手だけじゃなく、小さい選手も指名します!
ラウンド3A:オースティン・ベイカー、LW/ミシガン州立大学
イェゴール・スリンを含め、これまでにリストアップされたすべての選手は、期待の新加入選手達の中でも、特に期待される身体のサイズを誇っており、それは身長6フィート0(183センチ)、体重192ポンド(87キロ)のオースティン・ベイカーにも当てはまります。
多くの中盤指名が予想される選手と同様、彼もそれほど得点力を発揮しているわけではありませんが、それでも、USHLレベルで25試合・10ゴールという成績は、出発点として素晴らしいものです。
ラウンド3B:マック・スワンソン、LW/ノースダコタ州立大学
このリスト作成において、マック・スワンソンは最初に登場した選手で、身長はわずか5フィート7(170センチ)とやや小柄です。
しかし、彼の得点力が桁外れである場合、もし彼のサイズがもっと早い順位で指名された選手と同じであったなら、ドラフトでどれだけ上位に指名されていただろうかと自問自答してしまうような選手でもあります。
昨シーズンの55試合で、77ポイントと26ゴールというスワンソンの得点力は、スワンソンがもう一人のアレックス・デブリンキャット(デトロイト・レッドウィングス)やブラッド・マルシャン(ボストン・ブルーインズ)になれると確信させるのに十分すぎるほどです。
したがって、もしセントルイスに指名されるようなことがあれば、彼は追いかけるべき有望株となるのです。
ドラフト指名後半まで残っているかどうか、不安だが…
ラウンド4:ルーク・マクナマラ、C/サギノー・スピリット(OHL)/キングストン・フロンテナックス(同)
ルーク・マクナマラは多くのポイントを稼ぐわけではありませんが、このセンターはオフェンシブゾーンでのプレーの幅を広げてくれるのに役立つ人物です。
そして、もし彼がパックをポゼッションした時、チームが大きな成績を収める起爆剤となるのであれば、もし(監督の)アームストロングが幸運にも彼をドラフトで指名してくれたら、彼が最終的にブルーズのシステムに加わるかどうか、注目すべき選手となります。
ラウンド5:フランズ・ハーラ、D/スケレフテアAIK J20(J20ナショネル〈20歳以下のリーグ〉=スウェーデン)
ドラフト対象選手中、フランズ・ハーラは年長の部類(20歳)に入る選手の有望株の1人で、この右利きのディフェンスマンは、この模擬ドラフトでまたもや素晴らしいサイズを誇る選手です。
さらに、J20ナショネルでの公式戦32試合で14ゴール、32ポイントという生産性の飛躍的な向上も、彼を指名妥当な価値ある選手としての評価に繋がっています。彼はまた、当面の間、スウェーデンのSHL(トップ・リーグ)で成長を続けることができます。
ラウンド7A:アンソニー・ロマニ、RW/ノースベイ(OHL)
多才さだけを考えれば、ドラフト終盤、アンソニー・ロマーニは確実に価値ある指名となるでしょうし、レギュラー・シーズン68試合で58ゴールという数字は、18歳の彼がここまで指名順を落とせば、大きなお買い得選手となることを意味しています。
正直なところ、彼が今年6月のドラフト第7巡目まで残っているかどうかは非常に疑わしいですが、もし彼が残っているなら、ダグ・アームストロング監督はまんまと他チームの手に落ちるのを止めなければなりません。
彼が、記事の前書きにあった「第7巡目指名A 」 の選手だにゃ。
もっと上位指名される可能性も高そうで、ちょっとこの順位での指名は難しいかな。
ドラフト当日、他チームの動向をにらみつつ、
「イケそう」と思った時に即指名の方が良いかも。
ラウンド7B:プレストン・ラウンズベリー、C/モンクトン・ワイルドキャッツ(KMJHL)
もう一人の年長選手、プレストン・ラウンズベリーは19歳になったばかりで、モンクトン・ワイルドキャッツで57ポイント、19ゴールというそこそこの成績を残しています。
しかし、彼はドラフト・クラスの中で最も知的な選手の一人であり、それは、終盤に指名で、生産性、体格など他のすべてが平均的である場合、それは常に卓越した特徴なのです。
まとめ
他のチームが早い段階に持っていきそうな選手もいれば、「隠し球」のような選手もいて、多士済々です。ドラフトまでまだ一ヶ月以上あるので、セントルイスはドラフト指名権のトレードで指名順位を上げていく、等の「裏技」を使ってくるかもしれません。
現在行われているプレーオフの勝敗も、ドラフトに関わってきます。プレーオフで新たに見つかったチームの弱点をベースに、ドラフト戦略の見直しをやるパターンですね。これによって、セントルイスにトレードを申し込んできたり、逆にセントルイスがふっかけてみたり。
東欧でプレー中の選手達は即戦力でなく、まずはキープしておくことになるわけですが、現所属チームとセントルイスの間がこじれないよう、契約内容はしっかりとさせなければなりません。最初が肝心なのに、いい加減にやっちゃったため、トラブってる例が結構あるので…。
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!