NHLセイバーズ、NFLビルズのハムリン選手を支援するTシャツを着用

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はじめに 

 最近、やっとこさアメフトのルールを覚えて、その面白さに気づき、DAZNで試合を追いかけるようになった途端、フィールド上で大きなアクシデントが起きてしまいました。日本でも数多く取り上げられているので、ご存知の方も多いと思いますが、NFL バッファロー・ビルズのダマー・ハムリン選手が相手選手との接触により、フィールドで倒れてしまいました。 

 一時は重篤な状況でしたが、日本時間の1月6日現在、ハムリンは意識を取り戻し、医師をはじめ周囲の人々と少しずつ会話をし始めているようです。NHLでは同じ地域をホームとするバッファロー・セイバーズが早速ハムリンを勇気づける活動を開始し、それは他のチームにも拡がっているようです。 

讃岐猫
讃岐猫

オイラもハムリンを無事を祈るよ。

引用元:NHL.com「Sabres wear special T-shirts in support of Bills safety Hamlin」。 

セイバーズの活動 

 バッファロー・セイバーズは、1月3日(火曜日)、NFLバッファロー・ビルズのセイフティ、ダマー・ハムリンに愛とサポートの意思を送りました。 

バッファロー=アメリカ合衆国ニューヨーク州北西部エリー郡の都市。カナダ国境に近い。 

セイフティ=守備的ポジションであり、コーナーバック(CB)と合わせて、ディフェンスバック(DB)と呼ばれる。コーナーバックとともにレシーバーをマークし、パスを阻止することが主な役割。最後尾に配置され、相手の攻撃を防ぐ最後の砦となる機会が多いので、守備範囲は広い。 

ダマー・ハムリン=本名:ダマール・ロミエル・ハムリン。1998年3月24日生まれの24歳。ピッツバーグ大学でカレッジフットボールをプレーし、2021年のNFLドラフトの第6ラウンドでビルズから指名を受ける。 

 ハムリンは、昨年のルーキーシーズンはバックアップ・プレーヤーだったが、現在はスターターとして活躍。大学在学中からファッション業界に進出した起業家でもある。 

 セイバーズは、キャピタル・ワン・アリーナでのワシントン・キャピタルズ戦の前、ナショナル・フットボール・リーグの安全と無事を祈るために、カスタムTシャツを着用しました。 

 Tシャツにはビルズの赤と青を基調に、ハムリンの背番号である「Love for 3(背番号3に愛を!)」と書かれていました。 

セイバーズGMの談話 

 セイバーズのゼネラルマネージャー、ケヴィン・アダムス(48歳)は「カイル・オクポソ(右ウィング、34歳)と他の何人かの選手やスタッフとのコラボレーションでした」と述べました。 

ケヴィン・アダムス=セイバーズのGMであり、元NHL選手。カロライナ・ハリケーンズのセンターとして活躍。 

 「私たちはすぐにその活動をチーム全体で行うこととしました。それは、小さな行動かもしれませんが、彼ら(NFLやハムリン)を思っていることが伝わります」。 

静かな祈り 

 ウォーミングアップ中、セイバーズの選手たちはガラスに「One Buffalo(バッファローは一つだ!)」と書かれたサインをテープで貼った。スタンドのファンも応援のために特別な看板を掲げました。 

 パック・ドロップの前に、ハムリンに敬意と愛を表すべく静かな祈りが捧げられました。 

 バッファロー・セイバーズ、バッファロー・ビルズ、そしてスポーツ界全体が、ダマー・ハムリンのことを思い続けています(キャピタルズ公式Twitterより)。 

長い1日 

 ハムリンは1月2日(月曜日)、シンシナティ・ベンガルズ対ビルズの試合中、フィールド上で相手チームの選手と衝突し、心停止を起こしました。 

 「私たち全員にとってタフな日でした。コミュニティとして、私たちは気にかけています」とアダムスは言いました。「バッファローではお互いを大切にしていますし、組織としてもお互いを気遣っています。今朝、選手たちはそれを感じ、私たちは皆、ダマーのことを考えているだけです。 

 また、ワシントン・キャピタルズの組織に対しても、試合前の少しの時間を過ごしてくれたことと、これが特にバッファローのコミュニティにおいて困難な時期であると理解してくれたことに対して、『ありがとう』と言いたい」と述べました。 

祈りが通じた 

 1月5日(木曜日)、ビルズは、ハムリンについて「過去24時間で目覚ましい改善を遂げた。重篤な状態にあるが、彼は神経学的に無傷であるように見えることを証明した。彼の肺は治り続け、着実に進歩している」と発表しました。 

 同じ日、ピッツバーグ・ペンギンズは、ベガス・ゴールデンナイツとの試合前に青と金のリボンをつけてハムリンを応援しました。ハムリンはピットとセントラル・カトリックに通っていた時にこの色をつけていたからです。 

ピット=ハムリンの通っていたピッツバーグ大学の略称。大学のカラーが青と黄。 

セントラル・カトリック=ハムリンの通っていたペンシルバニア州ピッツバーグにある男子高。高校のカラーは、こちらも青と黄。陸上競技が盛ん。 

ペンギンズは、公式Twitterにて「ピッツバーガーはいつも側にいます」とハムリンの支援を表明している。 

まとめ 

 何も言葉はいらないでしょう。このニュースさえあれば。 

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 そして、タックルに行ったシンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー、ティー・ヒギンズ選手に対して、心無い誹謗中傷がネットを中心に溢れているという悲しい事実もあります。今回の一件が起きる前から、米国では危険なプレーに対する警鐘が鳴らされ、ルール改正もなされています。 

 そんな状況下で、ライバル・チームの選手とはいえ、果たして狙って胸にぶつかったりするでしょうか。

 相手への敬意があってこその競技、それを彼らが忘れているとは思えません。なぜなら、危険なプレーによって、自分と相手のキャリアだけでなく、大好きなアメフトまで消えてしまうことを、彼らが望むでしょうか。 

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