はじめに
腰のケガや前監督との関係悪化で苦しんだショーン・クチュリエが復活!キャプテンとして迎えたフライヤーズのホーム開幕戦で、2ゴール2アシストの大活躍🏒✨フロリダ・パンサーズを5-2で下し、新監督トケット体制での初勝利を飾りました。
序盤の不調を乗り越えたクチュリエの力強いプレーが、チームの復調を象徴しています。
🏒ショーン・クチュリエ、再起をかけた夜
参照記事:The Intelligencer1「Sean Couturier’s 4-point night lifts Flyers over Panthers in emotional home opener」
フィラデルフィア・フライヤーズのキャプテン、ショーン・クチュリエにとって、この夜は特別な意味を持っていました🏒。ここ数年、彼は腰のケガに苦しみ、さらに前任のジョン・トルトレラ監督2との関係もこじれていました。
体の痛みか、心のわだかまりか3――どちらが彼を苦しめたのか判断がつかないほど。
でも今シーズン、新監督リック・トケットのもとで迎えた開幕戦は、まるでリスタートのような夜になりました✨
新監督であるトケットについては、こちらをどうぞ。
健康な体、そして新しい空気の中で挑んだクチュリエは、2ゴール・2アシストの大活躍!ホーム初采配となったトケット監督に白星をプレゼント。彼がフライヤーズにとってどれほど重要な存在であるかを、改めて思い出させるようなプレーを見せてくれたのです😊。
チームは2年連続王者のフロリダ・パンサーズを5対2で撃破し、ホーム開幕戦を白星で飾り、再建期からプレーオフ進出を目指す希望を感じさせる勝利となりました。
トケット監督も笑顔で語ります😊。「彼は本当に努力してきた。この夏のハードなトレーニングは素晴らしかったし、完璧なコンディションでキャンプに来てくれた。キャプテンがそういう姿を見せてくれると、監督としても非常に助かるんだ。チーム全体が引き締まるからね😊」。
💪信頼を取り戻したキャプテン
32歳のクチュリエは、ここ数年腰のケガで戦列を離れることが多く、前任のジョン・トルトレラ監督のもとでは健康体でありながら試合に出られないこと(ヘルシー・スクラッチ)もありました。
2シーズン前には、キャプテン就任からわずか34日後にトルトレラ監督によってベンチ外にされた時期4もあり、本人にとっては悔しい時間が続いていました。
昨季のホーム開幕戦では第4ラインに回されましたが、今は違います。新監督トケットとの信頼関係が生まれ、今ではまるで別人のように、彼のプレーからは自信があふれています😊。
「少しずつ自信を取り戻してきています」とクチュリエは笑顔で語りました🙂
2011-12シーズンにルーキーとしてデビューした彼は、NFLイーグルスのブランダン・グラハム5が昨季限りで引退したことで、今ではフィラデルフィアのプロスポーツ界で最も在籍期間の長い選手です⚡。そんなベテランが再び輝きを取り戻したことは、チームにとっても大きな意味を持ちます😊。

これまでのフライヤーズに決定的に足りなかったのは、キャプテンシーに溢れた選手だったんだにゃ。前監督もそういう人材を希望してたんだけど、あまりにも求めるハードルが高すぎたし、直情型だったこともあり、選手が萎縮して付いて行けなかったのが正直なところ。新監督はソフトな感じらしく、今のところ安心。「今のところ」はね…。
ホーム開幕戦の試合前紹介で、ファンの大歓声を最も多く浴びたのは新監督のトケットでした。フライヤーズは長い再建期を抜け出し、再びプレーオフ争いへ向かうために、かつてファンに愛されたOBの彼を新たに迎えたのです。
トケットは現役時代、キャリアの始まりと終わりの両方でフィラデルフィアに在籍し、10年以上をフライヤーズで過ごした経験を持つOBです。現在は4度目のヘッドコーチ職に挑んでいて、これまでにタンパベイ、アリゾナ、バンクーバーで指揮を執っています😊。
キャプテン、これからも頼むぜ!
🔥再建への道と伝説への敬意
トケット監督がチームを引き継いだのは、残り9試合を残して、前任のトルトレラ監督が解任6された数か月後のことでした。フライヤーズはまたしても負け越しシーズンに終わり、2020年以来プレーオフに進めていません。
「初勝利というのはもちろん嬉しいけれど、それ以上に選手たちがこの数週間、コンセプトを理解し、努力してくれていることが誇らしい😊」とトケット監督は語ります。
かつてリーグの模範的チームと呼ばれたフィラデルフィア・フライヤーズ😊ですが、今ではNHLで最も長く優勝からの空白期間を持つチームのひとつとなっています。
彼らが最後にスタンレーカップを制したのは1974年と1975年の連覇の時。
いわゆる「ブロード・ストリート・ブリーズ7(Broad Street Bullies)」と呼ばれた伝説のチームは、フランチャイズの誇りであると同時に、それ以来どれだけ長い時間が経ったかを思い起こさせる存在でもあります。あれ以来、優勝の歓喜は戻ってきていません。
フライヤーズが最後にスタンレーカップ決勝に進出したのは2010年のことでした。
そんな歴史を背負いながらも、チームは再び前を向こうとしています😊。フライヤーズはこの夜の開幕戦で、往年の「ブロード・ストリート・ブリーズ」時代を象徴する名ゴーリー、バーニー・パーレントへの特別な追悼セレモニーを行いました。
🙏感動のセレモニーと新たな勝利
9月に80歳で亡くなった伝説のゴーリー、バーニー・パーレント8。彼は1970年代のフライヤーズ連覇達成の際に、2年連続でコン・スマイス賞プレーオフMVP)とヴェジーナ賞(最優秀ゴーリー賞)を受賞した名選手です。
この日の試合では、リンクの両ゴール裏に彼の背番号「1」が描かれ、通常の「黙祷」ではなく、ファンが彼の人生の情熱を称えるようスタンディングオベーションを送る演出が選ばれました👏
チームは今季、その背番号「1」のパッチを胸に戦います。
「今日は彼のためにみんなが素晴らしいプレーを見せた」とクチュリエは語ります。「彼がもうここにいないのは本当に寂しい。彼のことが本当に恋しくなります。いつも試合に顔を出してくれて、みんなに笑顔を見せてくれて、周りを明るくしてくれる特別な存在だった🇺🇸」。
試合後、チームが選んだ“今日のベストプレーヤー”に贈られたのは、パーレントが1970年代に愛用していたマスクを模した特製ゴーリーマスクでした🎭。
この日、そのマスクを最初に受け取ったのは、それを手にしたのは、新加入のゴーリー、ダン・ヴラダー9でした。彼は26本のシュートのうち24本を止め、フライヤーズでの初勝利をつかみ取ります🎉。ちなみに、1週間前に、パンサーズはフロリダでフライヤーズを破っていたばかりでした。
ヴラダーの活躍により、強豪フロリダ・パンサーズに今季4試合目にして初黒星を与えた立役者にもなりました。「セレモニーの間、全員が鳥肌を立てていました」とヴラダーは語りました。「とても悲しい出来事だったけれど、彼は本当に偉大な選手であり✨、素晴らしい人間だったと思う」。
🏒クチュリエが躍動!フライヤーズ初勝利
参照記事:Litter Box Cats10「Panthers see streak end with 5-2 loss to Flyers」
フィラデルフィア・フライヤーズのショーン・クチュリエが、見事なパフォーマンスを見せました🏒。2ゴールに加え、2アシストも記録し😊、ウェルズ・ファーゴ・センターでのフロリダ・パンサーズ戦を5対2で下しました🏟️
クチュリエの決勝ゴールは、試合残り4分10秒で決まったもの🏟️。この試合はフロリダにとって今季初黒星であり、フライヤーズにとっては、新監督リック・トケット体制での初勝利でもあります😊。
ホーム開幕戦でオレンジと黒のチームカラーをまとったフライヤーズは、序盤から勢いに乗り、パンサーズを圧倒しました。
試合開始から8分54秒、クチュリエがユービス・バリンキスのクリアをブロックしたパックをタイソン・フォースターに送ると、フォースターはカーター・ヴェルヘーグとサム・ベネットをかわし、初出場のゴーリー、ダニイル・タラソフ11を破るゴールを決めました。
タラソフは前半で鋭いセーブを見せ、チームを食い止めましたが、クチュリエは第2ピリオド残り4分13秒、トラビス・コネクニーと(トラビス・)サンハイムのアシストで、ブレイクアウェイからゴールを決め、チームに2点リードをもたらしました😊。
フライヤーズ、今季初勝利のダイジェスト映像です。あー、厳しかったなぁ。
⚡パンサーズの反撃と均衡
パンサーズも諦めず、反撃を見せました⚡。第2ピリオド終了間際、サム・ラインハートが38秒残してゴールを決め、(遅延行為のため、)セス・ジョーンズがペナルティボックスにいる間にチームに得点をもたらしました。
(フライヤーズのゴーリー)ダン・ヴラダーが最初のシュートを止めた後、ラインハートはリバウンドをゴール裏に戻し、ボビー・ブリンクがパックをクリアしようとしましたが、ラインハートが再び奪取してバックハンドでゴール。アシストはアントン・ルンデルが記録しました。
第3ピリオド、パンサーズは試合の主導権を握り、オーウェン・ティペットがブラッド・マーチャンドを倒して(いや、相手のスティックに引っかかって倒れたように見せかけて12)得たチャンスを活かし、同点に追いつきます。
パンサーズはゾーン内でのパス回しも見事で、ラインハートからマーチャンドへ、さらにマーチャンドからラインハートへと戻し、ヴラダーを揺さぶりました。その後ラインハートがゴール裏からベネットへパスを送り、ベネットが今季初ゴールを決めました⚡
しかし、ベネットのスラッシング13による反則でパンサーズの流れは止まり、最後のパワープレーを棒に振ってしまいます。
その後もタラソフは一度スティックを取り戻したものの、元アナハイム・ダックスのトレバー・ジーグラスがベネットのヒットを受けてゴール裏からクチュリエへノールックバックハンドパスを送り、これをクチュリエがワンタイムで決めました😊。
(パンサーズの)グスタフ・フォースリングとエートゥ・ルオスタライネンがその様子を見守っているに過ぎなかったのです。さらに、もう一人の元ダックスのジェイミー・ドライスデールが、この試合の決勝点となったプレーで2つ目のアシストを記録しています。
このゴールが、第3ピリオドわずか2本目となるフライヤーズのシュートで生まれた決勝点となりました🇯🇵✨。
📊試合統計と注目ポイント
フロリダはタラソフを2度ゴールからベンチへ引きましたが(パンサーズはゴーリー無しの総攻撃体制)、どちらもうまくいかず、エンプティネットゴールをブリンクに決められてしまいました。
アシストはノア・ケーツとニック・シーラー、さらにクリスチャン・ドヴォラックにもエンプティネットゴールを記録され、サンハイムとクチュリエもアシストに加わりました😊。
序盤は押し込んだパンサーズですが、結局フライヤーズの勢いを止められず、勝利を逃す結果に。2点ビハインドから大きな反撃を見せたものの、ベネットのペナルティで流れを失いました。
その後、フライヤーズは第3ピリオドで最初のシュートを放ち、クチュリエがグレードAのチャンスを確実に決め、試合を締めくくりました🎉。
パンサーズは次の水曜日、デトロイト・レッドウィングス戦で今季初のアウェイ勝利を目指します。
🔹選手ハイライト📊
サム・ラインハート:パンサーズで最高の活躍を見せ、1ゴール・1アシスト。2023-24シーズン以降、NHL最多となる11のショートハンドゴール(チームがペナルティで1人少ない状態、いわゆる「数的不利」のときに決めるゴール)を記録。
ダニイル・タラソフ:パンサーズでの初公式戦スタートで、20本中17本のシュートを止める堅実な守備。
フロリダのペナルティキル(チームの選手が反則で退場し、数的不利になったときに相手のパワープレー〈数的有利攻撃〉を防ぐ守備のこと):この試合で5/5成功、今季は12/12で無敗を維持。
サム・ベネット:今季初ゴールに加え、チーム最多の7ヒットを記録。ただしプラスマイナス評価(選手がリンク上にいるときにチームが得点したら「+1」、失点したら「-1」として記録される指標)は-4。
フライヤーズは第3ピリオドでわずか4本のシュートに抑えられましたが、最後の3本がゴールに結びつきました…💦💥
まとめ
フライヤーズは序盤から試合を支配しつつも、パンサーズの反撃に苦戦。しかし、終盤にクチュリエの決勝ゴールとチーム全体の堅実な守備でリードを守り切り、5-2で勝利🏒🔥。新体制での初白星はチームに大きな自信をもたらし、選手たちの連携や集中力の向上も明確に。
今後のシーズンでさらなる成長が期待されます。

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- ペンシルベニア州ランハーンを拠点とする新聞「The Intelligencer(ドイルズタウン版)」のオンライン版とみられるサイト。
この紙媒体版は1804年に創刊された歴史ある地方紙で、バックス郡およびモンゴメリー郡東部を中心に朝刊を発行しています。
紙面と同様に、オンライン版でも地域ニュース、スポーツ報道、特集記事などを配信しており、印刷版を購読している読者にはeNewspaper(紙面のデジタル複製版)やWeb全コンテンツへの無制限アクセス、ニュースレター機能、モバイルアプリなどの特典が提供されている。
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↩︎ - 1958年、アメリカ出身の元選手であり、現在はNHLの名物コーチ。選手としてはNHL在籍経験はなく、マイナーリーグでプレーしていた。コーチとしてはタンパベイ・ライトニングを2004年にスタンレーカップ優勝に導き、アメリカ生まれのコーチとして初めてこの栄冠を取った人物である。
さらに、NHLにおいて500勝を超えた最初のアメリカ人コーチとなり、キャリア終盤まで指導者として長く活躍。トルトレラは率直で激しい物言いや選手・メディアへの批判も辞さないことで知られる一方、ゴーリーを交代制で起用する戦術など、独特のチーム運営スタイルも特徴的だった。
↩︎ - クチュリエは、トルトレラ監督との関係について「ただ、まあまあな感じだった」と述べており、監督から「脇に追いやられた」と感じていたと報じられている。彼は、監督の方針や説明に納得できないことがあり、その結果として自分がチーム内での役割を縮小されたと感じていたようである。
↩︎ - NBCスポーツ系の記事では、クチュリエはこの抜擢とベンチ外扱いの落差に強いフラストレーションを抱えていたと報じられており、チーム内外からもその対応に対する批判があったとの指摘もある。
また、ファンフォーラムではこの出来事を巡って、「彼が十分なパフォーマンスをできていないと監督は判断した」という見方や、「キャプテンをすぐに外すのはロッカールームに悪影響を与える戦略だ」といった議論が交わされていた。
このようなベンチ外措置は、キャプテン任命直後というタイミングもあって大きな注目を浴び、クチュリエとトルトレラ監督の間にぎくしゃくした関係を印象づける象徴的なエピソードとして語られることがある。
↩︎ - アメリカ出身のNFL選手で、主にフィラデルフィア・イーグルスで長く活躍したディフェンシブエンド(あるいはラインバッカー兼任)。大学時代はミシガン大学でプレーし、2009年にはオールアメリカン選出。2010年のドラフトで全体13位指名を受けてイーグルスに入団し、以降15シーズン近く同チーム一筋でプレー。
キャリア通算では複数回のプロボウル選出や、2017年シーズンのスーパーボウルLIIではトム・ブレイディからのストリップサック(ボール奪取)を含む劇的なプレーでスーパーボウル制覇に貢献したことで有名。2025年には引退を発表し、NFL界のレジェンドとして語り継がれている。
↩︎ - 2025年3月、フィラデルフィア・フライヤーズはレギュラーシーズン残り9試合となった段階で、ジョン・トルトレラ監督解任の決断を下した。当時の成績は28勝36敗9分と低迷しており、ディビジョン最下位に沈んでいたことが背景にある。特に開幕から直近の6連敗を含む苦しい連戦や、トロント・メープルリーフス戦での7対2の大敗などが引き金となったと報じられている。
また、GMダニー・ブリエールとトルトレラとの間で選手の起用や規律に関する意見の不一致があったとの証言もあり、最終盤に向けて両者の間で溝が深まった様子がうかがえる。トルトレラ自身も「9試合を残して解任されるとは驚いた」と語ったという報道があり、彼自身も不意を突かれた形だったようである。
解任後、アシスタントコーチのブラッド・ショーが暫定監督に就任し、残る試合を指揮した。
↩︎ - 1970年代半ばのフィラデルフィア・フライヤーズの呼称。この年代を代表する伝説的な強豪チームで、NHL史において“荒々しさとタフネス”で語り継がれる存在。
このチームは、ただ乱暴なだけではなく、攻撃力も兼ね備えており、相手にプレッシャーをかけつつ得点力を持つバランス型のチームとして知られている。1974年と1975年に連覇を果たした際は、ゴールキーパーのバーニー・パーレントの偉大な活躍も光り、その実績は“バックストップがチームを支えた名チーム”という評価も受けている。
また、Broad Street Bulliesの選手たちは、ペナルティを取られることも恐れない激しいフィジカルプレーを繰り広げ、NHLで当時記録級のペナルティミニッツを稼いだことでも有名。特に、デイブ“The Hammer”シュルツは、その荒々しいスタイルで472分という1シーズンのペナルティミニッツ記録を残した。
こうした“激しさ”と“勝負強さ”を兼ね備えたプレースタイルによって、Bullies時代のフライヤーズはリーグ内で恐れられる存在となり、彼らの栄光はフランチャイズの伝統と誇りの象徴となっている。
↩︎ - 1945年生まれ。フィラデルフィア・フライヤーズやボストン・ブルーインズ、トロント・メープルリーフスなどで活躍した伝説的ゴールテンダーで、NHLで13シーズンにわたってプレー。フライヤーズ在籍時には、1973-74年と1974-75年の2シーズンで連続優勝を果たし、その両年でスタンレーカップ獲得に貢献。
また、両年ともにヴェジーナ賞とコン・スマイス賞を受賞する偉業を成し遂げている。パーレントは、通常のレギュラー&ポストシーズン通算で30回のシャットアウト(無失点試合)を記録し、数ある記録と栄誉によって、フライヤーズの伝説として今なおファンに深く愛されている存在。
↩︎ - 1997年、チェコ出身。2015年のNHLドラフトでボストン・ブルーインズから75位で指名され、チェコ国内リーグで経験を積んだ後、北米に移籍。マイナーリーグでの下積みを経て、2020年のプレーオフでブルーインズからNHLデビューを果たした。
その後、カルガリー・フレームズでのキャリアを経て、2025年にはフライヤーズと2年契約を結び、チームのゴールテンダー陣の一角へ加わっている。国際舞台でも活躍しており、U18代表として2014年のIIHF世界選手権やアイヴァン・フリンク記念大会で銀メダルを獲得。
↩︎ - 主にフロリダ・パンサーズに関する試合レポートやチームニュース、分析などを扱うファン/メディア系ウェブサイト。サイトでは「Game Recaps(試合総括)」や「Game Threads(試合スレッド)」「アナリスト視点」「将来有望選手情報」などのコンテンツが分類され、読者はパンサーズの最新動向や戦績を追うことができる。
また、FacebookやX(旧Twitter)などのソーシャルメディアと連携しており、記事公開の告知やファンとの交流も積極的に行っている様子。サイト自体の運営主体はTodd Littleとされ、Panthersファンコミュニティに根差した情報発信を続けているようである。
↩︎ - 2025年6月26日、タラソフは2025年NHLドラフト5巡目指名権と引き換えにフロリダ・パンサーズに移籍。2017年ドラフト全体指名86位で、コロンバス・ブルージャケッツ入り。AHLのクリーブランド・モンスターズとの間で行ったり来たりではあったが、毎年、トップチームで活躍していた。
↩︎ - 試合中に選手が相手に倒されるように仕向けてペナルティを誘う行為は、「相手の反則を引き出してパワープレーを得る」ための狙いがあり、具体的には相手のスティックや体をわずかに引っかけさせたり、ぶつかってきたように見せかけて転倒する――といったプレーで成立する。
ルール上、「トリッピング」は相手のスティックや体で相手を転倒させた場合に科される反則であり、意図的な転倒誘発も対象になる。一方で「ダイビング/エンベリッシュメント(演技で反則を取ろうとする行為)」は別項目で取り締まられ、審判やリーグが明らかに演技だと判断すれば反則や追加の制裁(罰金など)が課される。
つまり、相手に反則を取らせる“狙い”のプレーは短期的に有利(パワープレー獲得)をもたらすこともあるが、判定が演技と見なされればペナルティを取られたり、リーグから罰金・注意を受けるリスクもある。
実際にNHLや各国ルールブックではダイビングやエンベリッシュメントを明確に禁じ、繰り返す選手には罰則を科す仕組みが整えられている。戦術としては「正当な接触で相手に引っかからせる(あるいは相手のミスを誘う)」ことと、「演技で誤魔化す」行為の境界が曖昧で議論になりやすい。
↩︎ - スティックで相手の体や手、足を叩いてしまう反則のこと。強く叩かなくても、相手の体に当たれば反則とみなされ、危険な行為として扱われる。そのため、多くの場合は2分間のマイナーペナルティとなる。
一方のトリッピングは、スティックや足を使って相手をつまずかせ、転倒させてしまう反則。よくあるケースとして、スティックを相手のスケートに引っかけて倒してしまうプレーが挙げられる。こちらも基本的にはマイナーペナルティで、2分間の退場。
↩︎