はじめに
カナダの人気チーム、トロント・メープルリーフスのエース、ミッチ・マーナーがまさかの移籍!新天地は、西の強豪ベガス・ゴールデンナイツ。大型契約&注目のトレードに、ファンも大騒ぎです。得点力・人気ともにトップクラスのマーナーの動きから目が離せません。
今日は3つの情報サイトの内容を要約してお届けします!こうした意外性も含めて、NHLはやっぱり面白い!
メープルリーフスがミッチ・マーナーをラスベガスにトレードし、ゴールデンナイツが大当たりを引いた!
参照記事:Foxnews.com1「 Golden Knights hit jackpot as Maple Leafs send Mitch Marner to Las Vegas in stunning trade: reports」
大型トレード成立!マーナーがベガスへ
NHLのフリーエージェンシー開始を翌日(7月1日2)に控え、トロント・メープルリーフスとベガス・ゴールデンナイツの間で、驚きのトレードが発表されました😲
今回の主役は、トロントのオールスターフォワード、ミッチ・マーナー。ESPNによると、彼はベガス・ゴールデンナイツへ移籍することが決まったそうです。マーナーは初めてフリーエージェンシーに挑もうとしていましたが、このトレードは「サイン&トレード3(契約後すぐのトレード)」となる見通しで、マーナーの新契約の内容はまだ明らかにされていません。
一方でトロントは、見返りとして、ベガスで6年プレーしたセンターのニック・ロイを獲得。ロイはラスベガスで6シーズンを終え、キャリア全体では8年目を迎えます。彼はカロライナ・ハリケーンズで最初の2年間を過ごしていました。ロイは2024-25シーズン71試合に出場し、15ゴール・16アシストの計31ポイントを記録しています。安定感ある働きが評価された形ですね。
マーナーに代わってやってくるのが、この選手。ベガス時代は背番号10。テクニックはあるけど、チームを引っ張る存在になれるかどうかは未知数。
トロントに別れを告げ、新たな挑戦へ
ミッチ・マーナーはオンタリオ州マーカム出身で、地元トロント・メープルリーフスへの愛着も強かった選手です。そのチームで6年間の制限付き契約4を終え、彼の契約は年平均1,090万ドル(約15億6,800万円)のサラリーキャップに達していました。
2015年のNHLドラフトで全体4位に指名されて以来、28歳のマーナーは、メープルリーフスでの9年間で合計741ポイントを記録。24-25シーズンだけでもレギュラーシーズン81試合に出場し、102ポイント(27ゴール・75アシスト)をマークするなど、チームの攻撃をけん引してきました💪
ただ、プレーオフではやや苦戦。13試合で13ポイントを挙げたものの、ゴールは2つにとどまっています(11アシスト)。こうした中での移籍は、トロントにとっても大きな決断だったはずです。
彼の毎シーズンの活躍を見る限り、その1巡目指名にふさわしい価値を証明してきました。しかし、トロントが引き続きスタンレーカップ決勝進出を目指すなか、攻撃の主力選手であるマーナーがチームを離れ、リーグ内の新たな舞台で次の章をスタートさせることになりそうです。
ベガスでの未来に期待✨
ベテラン監督ブルース・キャシディ率いるベガス・ゴールデンナイツは2017-18シーズンにリーグ初参戦し、わずか6年後、2022-23シーズンにはスタンレーカップを制覇した新興強豪チーム。ちなみにその初年度には、当時のヘッドコーチ、ジェラール・ギャラント5の下でスタンレーカップ決勝にも進出しています。
24-25シーズンは50勝22敗の好成績を挙げながらも、結局トロントと同じくプレーオフ2回戦で敗退しており、さらなる戦力アップを目指しています。ベガスの対戦相手は、2年連続でウェスタン・カンファレンスを制したエドモントン・オイラーズであり、そのオイラーズは再びフロリダ・パンサーズにスタンレーカップ決勝で敗れました。
マーナーは、ジャック・アイケル、マーク・ストーン、トマーシュ・ハートルといったスター選手たちと共に、次のシーズンを戦います🌟 ベガスの攻撃力は、さらに厚みを増しそうですね。
そしてマーナーの移籍により、トロントは7月1日正午から始まるフリーエージェンシー市場で、他の補強ポイントに集中できる体制が整いました。
7月1日前に決まったこともあり、北米でもかなり衝撃的なニュースとして扱われています。ここでは、マーナーの慈善活動、児童団体への資金集めを行う「マーナー・アシスト財団」について言及。
ベガス・ゴールデンナイツがミッチ・マーナーと8年総額9,600万ドルの契約を締結
参照記事:Yardbarker.com6「Vegas Golden Knights Sign Mitch Marner to 8-Year, $96 Million Deal After Trade」
マーナー、ベガスと8年契約締結!✨
ベガス・ゴールデンナイツがトロント・メープルリーフスとのサイン&トレードの一環として、ウィンガーのミッチ・マーナーを獲得しました!彼とは8年、総額9600万ドル(約138億円)の大型契約を結び、まさに今オフ最大の話題をさらう大物サインです🔥
2015年のドラフトで全体4位指名を受けた28歳のマーナーは、NHLキャリア9年目、メープルリーフスで最高のシーズンを終えたばかり。彼の契約は今オフ最大の話題となり、フリーエージェント市場の「最大のドミノ7」と言える存在でした。
この動きは複数チームの計画に影響を与え、ウェスタンカンファレンスにおいてベガスを一気に優勝候補の筆頭に押し上げています。
81試合出場、これは2018-19シーズンの82試合以来最多の出場数。27ゴール(キャリア3番目)・75アシストで計102ポイントを記録し、得点ランキングでもリーグ5位に食い込む活躍でした💪
106ポイントを挙げたデビッド・パストルニャク(ボストン・ブルーインズ)やレオン・ドライザイトル(エドモントン・オイラーズ)に次ぐ成績でした。プレーメーカーとしての能力が際立ち、今季アシスト84で1位だったニキータ・クチェロフ(タンパベイ・ライトニング)とネイサン・マキノン(コロラド・アバランチ)に次ぐ数字を残しました。
トロントでの評価と批判
トロントの「コア4(主力4選手)」に対して批判が集まる中でも、マーナーは比較的安定したプレーオフを見せました。
13試合で11アシスト、13ポイントを記録。ただし、チームがまたしても第2ラウンドを突破できなかったことで、マーナーとチームメイトのオーストン・マシューズには厳しい視線が注がれました。その結果、マシューズの退団8への流れも加速することとなりました。
マーナーの攻撃力とプレースタイル🎯
100ポイント超のシーズン直後にフリーエージェント市場に出る28歳のウィンガーは極めて珍しい存在です。マーナーは単なる得点者ではありません。パックハンドリングや視野の広さを活かして、味方にスペースとチャンスを作るプレーメーカーなんです。
30ゴールに迫る得点力を持ち、1試合あたりほぼ1アシストを記録できる選手です。どんなチームの第1パワープレーラインでも核となり、必要であればパワープレーの司令塔としても機能できる頼もしさ✨
攻撃面で周りの選手のレベルを引き上げ、氷上で21〜23分もの長時間、安定したプレーを見せてくれます。守備はセルキー賞(最優秀守備的フォワード賞)級ではないものの、その貢献は意外と侮れません。地味ながらもチームに欠かせない存在です。
新天地ベガスでの期待と役割🌟
トロントでは、マシューズ、ウィリアム・ニーランダーと並ぶ「ビッグスリー」の一員として活躍したマーナーですが、ベガスではチームの中心選手としての役割が期待されています。90〜100ポイントの高いレベルを維持しつつ、対戦相手からマークされる存在になるでしょう⚡また、チームの失敗の責任も背負うことになるかもしれません。
一方で、ベガスにはすでにスタンレーカップ制覇経験のある素晴らしいサポートメンバーが揃っているため、トロントのように伝統あるチームの未来を背負う重圧(プレーオフで勝ち進め!という重圧も)は少なく、これがプレーオフでのさらなる飛躍に繋がるかもしれませんね。
トップラインでの活躍に期待🔥
マーナーはトップレベルの得点力を持ち、守備も評価される二刀流フォワードであり、毎試合21〜22分プレーし、ファーストパワープレーにも出場。
ゴール数25未満、ポイント90未満なら、彼自身と新チームにとって期待外れとみなされるほど、チームにとって重要な選手です。ベガスでの新たな挑戦において、マーナーの活躍が大いに注目されています!😊

マシューズも抜けるかもしれない状況下で、マーナーが移籍決定となると、他の選手への影響が心配だにゃ。おまけにマーナーの後釜として来る選手が、こう言っちゃなんだが、「大化けを期待してるのかな…」って感じの選手。若手に目処が立っているが故の移籍劇なのか、FA解禁で大物を連れてくる自信があるのか。運命の日=7月1日が楽しみだ。
総額9,600万ドルの衝撃的なサイン&トレードで、北米中がビックリ!
参照記事:NYPost.com9「Maple Leafs’ Mitch Marner dealt to Golden Knights in blockbuster $96 million sign-and-trade」
マーナー、ベガスへ電撃移籍!✨
NHLファンにとって衝撃のニュースが飛び込んできました。複数の報道によると、トロント・メープルリーフスのスター選手、ミッチ・マーナーが、サイン&トレードでベガス・ゴールデンナイツへサイン&トレードで移籍することが決定🎉 契約は8年・総額9600万ドル(年俸1200万ドル)という大型ディールで、彼を“シン・シティ10”へ送り出しました🎲!
マーナーは今夏のフリーエージェント市場に出る可能性があり、注目の的でしたが、このトレードで市場に出る前にベガス入りが決まりました。トップラインでの起用が有力視されており、来季の活躍が期待されています🔥
『The Athletic』やNHLのインサイダー、ボブ・マッケンジーによると、このトレードの見返りとして、トロントにはセンターのニコラス・ロワが加わります。ロワは「ボトム6」ライン(第3・第4ライン)でプレーする堅実なセンターの選手で、昨季は15ゴール・31ポイントを記録。ローテーションの厚みをもたらす存在となるでしょう。契約はあと2年残っています。
トロントでの9年を経て…📈
マーナーは2015年にトロントから全体4位で指名されて以降、9シーズンにわたってメープルリーフスに在籍。レギュラーシーズン通算657試合に出場し、741ポイントを記録しました。24-25シーズンはキャリアハイとなる102ポイントをマークし、リーグのポイントランキングで5位に入る活躍を見せました✨
レギュラーシーズンでは通算741ポイント、プレーオフでは70試合で63ポイントを挙げています。
プレーオフでも70試合で63ポイントを積み上げましたが、チームの結果は思うようにいかず…。そのキャリアには常にプレッシャーが付きまとっていました。
トロントはマーナー、オーストン・マシューズ、ジョン・タバレス、ウィリアム・ニーランダー、モーガン・ライリーといったスター選手たちを擁していながら、8シーズン中2回しか第1ラウンドを突破できなかったことから、ファンやメディアからの批判も多かったのが現実です😓
移籍は“想定内”だった?
マーナーの移籍は、関係者の間ではそれほど驚きではなかったようです。彼自身がフリーエージェント市場に出る意向を示していたこと、そしてメープルリーフスのGMであるブラッド・トレリビング11がそれを公に認めていたからです。
とはいえ、その穴を埋めるのは簡単ではありません。
トレリビングも「マーナーは本当に優れた選手だ。そして前にも言ったが、“ミッチ・マーナーの木”なんてものは存在しない。彼を簡単に代えられるわけではない。だからこそ、万が一そうなったときには、自分たちがどうやってチームを補強できるかを引き続き模索していくつもりだ」と『The Athletic』のインタビューで語るなど、その存在の大きさがうかがえます🌳
まとめ
マーナーの移籍によって、ベガスの攻撃陣はさらに厚みを増しました。トロントでの9年間で築いた実績と経験が、新たなチームでどう生かされるのか――その一挙手一投足が、今後のNHLの勢力図に影響を与えるかもしれません。

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- アメリカのFox News Channel(FNC)のデジタルプラットフォームで、保守系のニュースと政治解説を提供している。1996年にルパート・マードックによって設立され、米国で最も視聴されているケーブルニュースネットワーク。批判も受ける一方で、Fox News Mediaは多様な視点を提供する代替手段であると述べている。
↩︎ - NHLのフリーエージェンシーが毎年7月1日に開始されるのは、NHLとNHL選手協会(NHLPA)間の労働協約(CBA)によって規定されているためである。この日付は、シーズン終了とドラフト後、チームが次のシーズンに向けてロスターを構築する上で重要な区切りとなり、公平な選手獲得競争を促すためのもの。
↩︎ - 選手が現在のチームと長期契約を結んだ直後に、その新しい契約ごと別のチームにトレードされること。これは、選手がフリーエージェントになる前に最長8年間の契約を得られる(FAだと7年間に制限される)ことや、チームがトレードの見返りを得られるなど、選手とチーム双方にメリットがある場合に利用される。
↩︎ - 特定の契約タイプではなく、制限付きフリーエージェント(RFA)の選手が6年間の契約を結ぶことを指す。RFAとは、特定の条件(年齢やNHLでのプレー年数)を満たしていない若手選手のことで、契約が満了しても所属チームは彼らを引き留める権利(他チームからのオファーに同額を提示するなど)を持つ。
選手とチームが合意すれば、RFAは6年など様々な期間で契約を結ぶことができ、これは選手に長期的な安定をもたらす一般的な期間である。重要なのは、「制限付き」が契約の期間ではなく、選手のフリーエージェントとしての「ステータス」を表す言葉だということ。
↩︎ - コーチとしては、コロンバス・ブルージャケッツ、フロリダ・パンサーズ、ベガス・ゴールデンナイツ、ニューヨーク・レンジャーズを率いた経験があり、ジャック・アダムス賞のファイナリストに3度選ばれ、2018年にはゴールデンナイツで受賞した。
セントジョン・シー・ドッグス時代には、カナディアン・ホッケー・リーグ年間最優秀コーチ賞を2度受賞し、プレジデントカップで2回、メモリアルカップで1回優勝している。
選手としてはNHLで11シーズンを過ごし、主にデトロイト・レッドウィングスでプレーし、タンパベイ・ライトニングでも短い期間プレー。スティーブ・アイザーマンと共にプレーし、ゴール数とペナルティミニッツで常にチームのリーダーの一人として知られるパワーフォワードだった。1995年に背中の怪我でキャリアを断念。
ギャラントは国際舞台でもカナダ代表として活躍し、選手として1989年世界アイスホッケー選手権で銀メダルを獲得し、アシスタントコーチとして2007年、ヘッドコーチとして2021年の男子世界アイスホッケー選手権で2つの金メダルを獲得している。氷上でもオフでもホッケーへの多大な貢献が認められ、2001年にはプリンスエドワードアイランド州スポーツ殿堂入りを果たした。
↩︎ - 2006年に設立されたスポーツとエンターテイメントに特化したデジタルメディア。NFL、MLB、NBA、NHLなどの主要リーグのニュース、噂、分析、ハイライトを提供し、自社記事と多数の提携サイトからのコンテンツを毎日大量に発信している。「The Morning Bark」などの人気ニュースレターも配信しており、独自の視点と幅広い情報網で知られている。
↩︎ - その選手の契約が市場全体の動きに連鎖的な影響を与える、最も影響力のある選手を指す。まるでドミノ倒しのように、この「最大のドミノ」が契約を結ぶことで、他の多くの選手の去就やチームのロスター構築、サラリーキャップの状況などが次々と決定していくため、市場全体の行方を左右する重要な存在として注目される。
↩︎ - 2025年5月31日、トロント・メープルリーフスのスター選手オーストン・マシューズは、チームを離れる決断を公式に発表。今後は新天地での挑戦を希望しており、退団理由としては「新たな環境での成長と変化」を挙げている。発表の中ではチームへの感謝とともに、若手育成やディフェンス強化といった提言も述べられている。
↩︎ - 1801年創刊の歴史ある日刊タブロイド紙「ニューヨーク・ポスト」のオンライン版で、保守的な論調が特徴。ニュース、スポーツ、エンターテイメント、ビジネスなど幅広い分野のコンテンツを提供しており、著名人のゴシップサイト「Page Six.com」なども運営している。
↩︎ - 特定の「悪徳」が横行している、または容認されている都市やその一部を指す俗称。最も有名なのがラスベガス。ギャンブル、飲酒、その他一部の人々が「罪深い」と見なす活動が盛んであることから、「罪の街」という意味で「Sin City」と呼ばれている。
↩︎ - 選手としては1990年から1995年までAHL、IHL、ECHLの様々なチームでプレー。引退後は経営職に転身し、1996年にはウェスタン・プロフェッショナル・ホッケーリーグ(WPHL)を共同設立し、2001年のセントラル・ホッケーリーグ(CHL)との合併に尽力した。
ゼネラルマネージャーとしては、2003年から2014年までフェニックス・コヨーテズのアシスタントGMおよびそのAHL提携チームであるサンアントニオ・ランページでGMを歴任。その後、2014年にはカルガリー・フレームスのゼネラルマネージャーに就任し、2023年4月に双方合意の上で退任した。
そして2023年5月には、トロント・メープルリーフスのゼネラルマネージャーに就任。カナダのボストン・ピザの共同オーナーであるジム・トレリビングの息子でもある。 ↩︎