2026年NHLプレーオフは顔ぶれ激変?50%入れ替わりの衝撃予測

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はじめに

 2025-26シーズンのNHLは、まさに「大混戦」の真っ只中!🏒中盤を迎え、プレーオフ争いはわずかな差で順位が入れ替わるヒリヒリした展開が続いています。

 「今の順位なら安心」なんて思っていませんか?実はデータの裏側を覗くと、意外なチームに脱落の予兆があったり、不運な圏外チームに大逆転の予感があったりと、驚きの発見がいっぱい!✨

 今回は、最新指標をもとに「これからが危ないチーム」と「期待の浮上チーム」を徹底分析。シーズンの行方を占うヒントをお届けします。これを知れば、後半戦の観戦が100倍面白くなりますよ!🔥

参照記事(1):The Hockey Writers「Predicting the NHL’s Playoff Race for the Rest of 2025-26

🏒2025-26NHLシーズン:プレーオフ争いがついに「現実味」を帯びてきた!

 2025-26年のNHLシーズンも中盤に差し掛かり、順位表がいよいよ現実味を帯びてきましたね。

 今の状況を一言で言うなら、とにかく2026年のスタンレー・カップ・プレーオフ争いは「大混戦」です!スタンレー・カップ・プレーオフに向けた枠をめぐる争いは本当に激しく、わずかな差で順位が入れ替わるようなヒリヒリした状態が続いています。

⚠️油断は禁物!数試合で順位がひっくり返る?

 今の順位が安定していると思ったら大間違いかもしれません。たった数試合の不調で、それまで数ヶ月積み上げてきた安定した努力が台無しになってしまうこともあります。現在安全圏に見えるチームも、実際は決して安泰ではなく、プレーオフ争いから外れたチームでも、一気に調子を上げれば入り込むことができる可能性があります。

 結局のところ、プレシーズンにどれだけ評判が良かったかよりも、「スケジュールの後半戦をどう戦い抜くか」が、何よりも重要になってきそうです。

予想外の結果にびっくり?😲

 実はプレシーズンの時点でも、プレーオフ争いに変化があることは予想されていました。でも、多くの人は「フロリダ・パンサーズ、トロント・メープルリーフス、ウィニペグ・ジェッツといった常連チームは、余裕でプレーオフに行くだろう」と信じて疑わなかったはずです。

常連チームは、余裕でプレーオフに行くだろう

2025‑26シーズンの開幕前、多くの専門メディアやアナリストがパンサーズを中心に優勝候補として強い評価を与えていた。特にSportsGridのパワーランクでは、フロリダ・パンサーズが全32チーム中Stanley Cup優勝確率1位に位置づけられており、連覇を狙うチームとして安定した戦力と経験豊富なコアを保持していることが評価されていた。

 特に、前季に2年連続でスタンレー・カップを制した実績が、シーズン全体を通した期待値を高めていたのである。パンサーズは選手層の深さと経験を背景に、健康さえ維持できれば再度プレーオフ深部進出が見込まれると見られていた。(SportsGrid

 一方、トロント・メープルリーフスは期待と不安が入り混じる位置づけでした。Yahoo Sportsによるシーズン予想では、チームはAuston Matthewsを中心とした攻撃力が重要視される一方で、オフシーズンの大きな動きであるミッチ・マーナーの放出が影響を与える可能性が指摘されていた。

 これにより、得点力をどう補完するかがシーズンの鍵になると見られていたほか、チームは新ヘッドコーチ・体制でどのようにパフォーマンスを安定させるか注目されていた。(Yahoo!スポーツ)また、前季(2024‑25)におけるキャプテン交代やプレーオフでの強豪との対戦を経た経験が、今季の戦いへの期待感を高めていた。

 ウィニペグ・ジェッツについては、2024‑25シーズンの成功が基盤となっていたと言える。直前のシーズン、ジェッツは中西部カンファレンス首位やプレジデンツ・トロフィー獲得など歴史的な偉業を成し遂げており、多くの予想ではその勢いが継続すると考えられていた。これに伴い、2025‑26のプレシーズン予想でもジェッツは依然として強豪として扱われ、上位進出候補として名前が挙がっていたのである。

 しかし、今季序盤に期待通りの結果が出ない状況は、当初の予想とのギャップとして注目されている。

 ところが、蓋を開けてみれば結果はかなり不安定!順位は目まぐるしく変わっており、予想を上回る大活躍を見せるチームもあれば、残念ながら期待を下回っているチームも出てきています。

 ここからは、今のプレーオフ争いの状況を詳しく分析し、「これから脱落してしまいそうなチーム」と「圏外から追い上げてきそうなチーム」を具体的に見ていきましょう。

📉注意信号?現在の順位から脱落しそうなチーム

 現在、順位が非常に接戦であるため、プレーオフ進出チームを予測するのは難しい状況です。ケガ、不安定なスケジュール、そして運が大きな役割を果たしており、そのため予想が難しくなっています。

 それでも、基本的な数値を分析することで、データの裏側を覗くと「ちょっと危ないかも?」と思わせるチームがいくつかあります。特に注目すべき4つのチームをピックアップしました。

🟠フィラデルフィア・フライヤーズ

 今シーズンのフライヤーズは、多くの人を驚かせている「サプライズ・ストーリー」の一つです。しかし、手放しでは喜べない警告サインも出ています。

 実は今のポイント獲得状況は、得点機会の質(ナチュラル・スタット・トリックによる得点機会の割合:リーグ17位)やポゼッション指標(24位)といった本来の実力を示す数字以上の結果になっています。

本来の実力を示す数字以上の結果

フライヤーズの今季のポイント獲得数が、チームが実際に生み出している「チャンスの質」と「ポゼッション(支配)」という先進的な指標から示される期待値を上回っているという意味。ここで使われている「scoring chances percentage(シューティングチャンス率)」とは、シュートが得点につながる可能性が高い位置から放たれたショット数の割合を示す指標で、NHLではNatural Stat Trickが定義する特定ゾーンからのシュート試行をベースに算出される。

 具体的には、ゴール前やスロット領域など得点確率が比較的高いエリアからのシュートを「scoring chances」としてカウントし、その割合が高いほど攻撃面で質の高い得点機会を創出していると評価される。この指標は単なるシュート数よりも攻撃の実効性を反映するため、実際の得点期待値(expected goals)とも密接に関連している。(Second City Hockey

 一方で「possession metrics(ポゼッション指標)」は、チームがどれだけパックを支配してプレーしているかを示す統計。代表的なものとしてCorsiやFenwickなどがあり、これらは単にシュート数だけでなく、ショット試行全体の差分を計測することでパック支配を数値化する。

 Corsiはショットオンゴール、ミスショット、ブロックショットを合わせた試行の差を示し、Fenwickはブロックショットを除いたものだが、どちらも所属時間中にどれだけ攻撃側でプレーしているかの目安になる。一般的に高いポゼッションのチームは相手陣でプレーする時間が増えるため、支配的な試合展開を作る可能性が高いと見なされる。

 この記事が示しているのは、フライヤーズが実際のシュートチャンスの質やポゼッション指標で評価される期待値よりも多くのポイントを得ているという点。これはしばしば「ラッキーな部分」や「シュートの確率が高い状況以外でうまく得点を重ねている」ことを示唆する。

 統計分析の世界では、こうした状況は「回帰(regression)」や「平均への回帰」と呼ばれる現象と関連しており、一時的に数値以上の成功が出ているチームはやがてパフォーマンスがその指標相応に落ち着く可能性があると解釈される。つまり、シューティングチャンスやポゼッションがそれほど強力でないチームが現在のポイント数を維持することは、指標上は長期的に持続しにくい、と分析者は考える傾向がある。(Apples and Ginos

 こうした高度な統計は単なる勝敗以上にチームの本質的な強さや弱さを浮かび上がらせ、シーズン後半の成績を予測する助けになる。フライヤーズの例では、得点や勝利の結果だけを見ると好調に映るが、チャンスの質とポゼッションの両面から見ると、その数字がチームの実力以上に膨らんでいる可能性が示唆されている。

 また、これまでは主力選手、特に前線の選手たちが大きな怪我なく健康にプレーできているという強みもありました(NHLインジュリー・ヴィズによる)。

 イースタン・カンファレンスではほとんどのチームが数ポイント差でひしめき合っており、もし今後、少しでも「運」が味方しなくなったり、怪我人が増え始めたりすると、シーズン終盤に失速してしまうかもしれません。

🐧ピッツバーグ・ペンギンズ

 ペンギンズもプレーオフ圏内に踏みとどまってはいますが、全く余裕がない状態です。

 チームの基礎となるデータは「強豪レベル」というよりは「平均レベル」に近く、38歳になった大ベテラン、シドニー・クロスビーのMVP級の活躍に大きく依存しています(クロスビーはもはや若手選手ではありません)。

 幸い、今はまだ大きな怪我による崩れはありませんが、エフゲニー・マルキンのような代わりの利かない中心選手が怪我をすると、一気に状況が悪化する懸念があります。

 イースタン・カンファレンスで非常に混雑しており、残りのスケジュールが非常に難しい(タンクアソンによる強度が7番目に難しい)ため、ペンギンズは崩れなくてもプレーオフを逃すことがあり得ます。悪い週が1、2回続けば、それだけでプレーオフ進出を逃す可能性があるのです。

讃岐猫
讃岐猫

🦑シアトル・クラーケン

 クラーケンは西カンファレンスのプレーオフ争いに残っていますが、今の順位をキープするのは難しいかもしれません。最大の悩みはオフェンス面にあります。攻撃の指標が低調で、一貫して得点を挙げることができていません。そのため、持続的なオフェンスの欠如が、このチームの後退を引き起こす要因となるでしょう。

 現在の順位を支えているのは、ゴールキーパーであるフィリップ・グルバウアーの驚異的な活躍です(11.0ゴール・セーブ・アバブ・アベレージ、セーブ率 .926など)。このゴールテンドの神がかった数字がいつまでも続くとは考えにくく、彼のパフォーマンスが落ち着いてきた時に、チーム全体が後退してしまうリスクが高いでしょう。

ゴール・セーブ・アバブ・アベレージ

「goals saved above average(GSAA)」は、単純なセーブ率(save percentage)や失点平均(Goals Against Average)だけでは見えない、ゴールテンダーの真の価値を評価するための高度な統計指標。一般的なセーブ率は、どれだけのショットを止めたかという割合を示すだけだが、それは「どのようなショットをどれだけ止めたか」というショットの質や量の違いを反映しない。

 GSAAはこれを補完するために開発された指標で、リーグ平均のゴールキーパーが同じ数のショットを受けた場合に許すであろうゴール数と、実際にそのゴールキーパーが許したゴール数を比較することで算出される。つまり、あるゴールキーパーがリーグ平均のセーブ率を持つゴールキーパーと同じショット数を受けた場合、平均値なら許すはずのゴール数からどれだけ多く(または少なく)ゴールを防いだかを示している。

 これにより、その選手がリーグ平均よりもどれだけ得点機会を潰しているかを数値化することができます。たとえばプラスのGSAAは、平均的なゴールキーパーと比較して多くのゴールを防いでいることを意味し、マイナスであれば逆に平均よりも多くゴールを許していることを意味する。

 この計算方法は、GSAA=(その選手が受けたショット数×(1-リーグ平均セーブ率))-実際の失点数という式で表され、結果としてその選手が“平均的なゴールキーパーよりどれだけ得点を防いだか”の数値となる。これにより、GSAAは順位付けや比較の際に、ゴールキーパーの実質的な貢献度を評価するのに有用。

 「11.0 goals saved above average」とは、このゴールキーパーがリーグ平均より約11ゴール分多く失点を防いだことを意味する。これはその選手が非常に堅実であったことの証左だが、同時にシーズン途中の値であり、長期的な維持は難しいという見方もある。多くの分析ではGSAAのような指標は試合間の変動が大きいため、シーズン終盤に向かって平均への回帰(やや数値が落ちること)が想定されるとされている。

 つまり、現時点で高いGSAAを示しているゴールキーパーでも、今後の試合でその数値が「冷めて」落ち着いてくる可能性があるということ。

グルバウアーの11.0GSAAについて、註釈でやや辛口解説したけど、今シーズンの当たり方は尋常じゃない!

🔴デトロイト・レッドウィングス

 レッドウィングスも、深掘りしてみると意外と不安定な立場にいることが分かります。これまでは怪我人が出ないというリーグトップの「健康運」に恵まれており、選手層の厚さが本当の意味で試されていませんでした。

 残りのスケジュールにおいてイースタン・カンファレンスの中でも厳しい試合が多く、特にポイントの奪い合いが激しい同一ディビジョン内の試合が多く控えていて、スケジュール後半で不安定になる可能性があります。

 比較的楽だったスケジュールを終えた現時点でも、得失点差が「マイナス5」であることは不安材料です。後半戦で運や日程の優位がなくなれば、激しい争いからプレーオフ圏外に転落する危険があります。

レッドウィングスについては、こちらもどうぞ。

📈逆転劇に期待!これから圏内へ浮上しそうなチーム

 今はまだプレーオフの枠外にいても、実力やデータの裏付けがあるチームはたくさんあります。「運」や「健康状態」が味方すれば、一気に主役に躍り出る可能性がある4チームを紹介します。

🐆フロリダ・パンサーズ

 「え、パンサーズが圏外なの?」と驚く方もいるかもしれません。実は、彼らは今シーズン、リーグでも最も重い怪我の負担を背負っており、そのため成績が実力に見合っていない部分があります。

 チームの運を示す指標(PDO)がリーグ平均を下回っており、実力で負けているというより「不運に見舞われている」状態と言えます。エースのマシュー・カチャックが復帰するなど、後半戦に向けてチームは健康を取り戻しつつあります。2年連続スタンレー・カップ王者の底力で、すぐにプレーオフ圏内を奪還するでしょう。

チームの運を示す指標(PDO)

ここで言及されているPDOは、ホッケーの高度な統計分析でよく使われる指標の一つで、チームや選手が「運」の影響を受けているかどうかを測るために用いられる。PDOはeven-strength(5対5の通常状態)のシュート成功率(S%)とセーブ率(Sv%)の合計として計算され、リーグ全体ではその平均値がほぼ100(または1000と表記する場合もあります)に収束するように設計されている。

 これは、すべてのショットは最終的に「ゴールになるかセーブされるか」のどちらかであり、両者の割合の合計は理論的に100%になるから。したがって、PDOが平均より大きく上回るチームや選手は「運が良い」状況にある可能性があり、逆に平均を大きく下回る場合は「運が悪い」状態である可能性が高いと解釈される。

 特にS%が高い(決定率が良い)かSv%が高い(ゴールテンダーが好セーブを連発している)場合にPDOは上昇し、逆にその両方が低い場合にPDOは下がります。(Medium

 この指標が「運」の代理として使われる背景には、PDOは長期的には平均値へ回帰(regression to the mean)する傾向があるという統計的性質があるため。つまり、あるチームがシーズン中盤でPDOが著しく高かった場合、それは単にショットがことごとく良い方向へ転んでいるだけか、ゴールテンダーが例外的に好調である可能性があり、時間が経つと総合値は平均に近づきやすいという性質がある。

 これによって、一時的に勝率や得失点差が良好でも、実際の基礎的なパフォーマンスと比較すると持続性が低い場合があるという分析が可能となる。

 今回のパンサーズの例では、チームのPDOがリーグ平均を下回っていることが「不運(snake-bitten)」のサインとして説明されている。この状況は、シュートが決まらなかったり、ゴールテンダーが相手に決められてしまうことが重なった結果として出現し、チームが本来の実力より不利な結果に見える要因になると考えられている。

 しかし統計的には、シーズン終盤に向けて健康を取り戻し、ショット成功率やセーブ率が改善することが多く、PDOは時間とともに平均へ収束する傾向を持つため、今後その「不運」から脱却して成績が上向く可能性が示唆されている。(temporary

😈ニュージャージー・デビルズ

 デビルズも、データ上では非常に「不運」なチームの一つとして名前が挙がっています。特にゴールテンダーの不安定さや、シュートの精度の低さ(リーグ最下位の8.9%)が原因で、チャンスは作れているのに結果に結びついていない状況です。

 レッドウィングスとは異なり、デビルズは特に主要な選手たちに怪我の影響を受けており(パンサーズと同様)、健康状態が安定し、シュート精度が平均並みに戻るだけで(現時点でリーグ最下位の8.9%)、順位はプレーオフ争いに参加するでしょう。

 後半のスケジュールが比較的戦いやすいのも、彼らにとって大きな追い風です。

🦣ユタ・マンモス

 マンモスは、プレーオフ圏内へ飛び込むための非常に良いポジションにつけています。基本的な数値が特別優れているわけではありませんが、要所要所で勝ちを拾う強さを持っています。特に攻撃力はシアトル・クラーケンを上回っており、ゴールキーパー陣が苦戦しているにもかかわらず、得失点差で「プラス6」を記録しているのは立派です。

 ある意味で、先ほど紹介したクラーケンとは正反対の「地力」があるチームと言えるかもしれません。

⚔️バッファロー・セイバーズ

 「セイバーズがプレーオフ?」と思うかもしれませんが、今シーズンの彼らは一味違います。試合の内容自体は悪くないものの、シュートが決まらなかったり、勝ちきれなかったりといった「負のバリエーション」に苦しんできました。つまり、順位が示す以上に運が悪かったということです。

 怪我の影響も受けており、特に重要な貢献者たちに影響が出ていますが、それでもプレーオフが狙える位置に踏みとどまっています。先に見せた「10連勝」は決してフロック(偶然)ではなく、これからの明るい未来を示すサインです。運が平均並みに戻るだけで、彼らが順位を上げる道筋ははっきりと見えています。

🏆歴史に残る大激戦!イースタン・カンファレンスの行方

 今年のイースタン・カンファレンスは、まさに「歴史に残る」ような展開になりそうです。よく「パリティ(均衡)が王様だ」なんて言われますが、今の状況はまさにその通り。

 フライヤーズやレッドウィングスのように、持続不可能な運や厳しいスケジュールによって、今の勢いがデータ的に少し心配なチームがある一方で、怪我から復帰するパンサーズや勢いに乗るセイバーズが虎視眈々と上位を狙っています。

 今のNHLでは、たった一度の連勝がポストシーズンの顔ぶれをガラッと変えてしまう可能性があるんです。

たった一度の連勝がポストシーズンの顔ぶれをガラッと変えてしまう可能性

現地のメディアでも、2025-26シーズンのイースタン・カンファレンスのプレーオフ争いは極めて混戦で予測が難しいという見方が強まっている。多くの予想や専門家のパワーランキングでは、伝統的な強豪だけでなく複数のチームが勝率や順位で接戦を繰り広げると指摘されている。

 例えば、CBS Sportsのシーズン予想では、パンサーズだけでなくカロライナ・ハリケーンズ、タンパベイ・ライトニング、トロント・メープルリーフス、さらにはワシントン・キャピタルズまでがプレーオフシード獲得候補として名前を挙げられている。これらの予想は、ポイントだけでなくチーム戦力・選手層・オフシーズンの補強などを総合した見方であり、東カンファレンスが一強ではなく複数の争いが同時進行している状況を示している。(CBS Sports

 メディアの多くは、イーストは特に接戦で「parity(均衡)」が際立っているという見方をしている。これは、複数のチームが勝率で僅差で競い合っているため、怪我や数試合の勝敗が順位に大きく影響しうるという意味で、実際にブログ記事でも「一つの連勝がポストシーズンの様相を大きく変える可能性がある」とされています。(The Hockey Writers

 さらに、現地メディアは怪我からの復帰やモメンタム(勢い)を重視した分析も行っている。たとえば、フロリダ・パンサーズに関しては、主要選手の欠場で本来の力が発揮できていないという指摘が強く、選手が戻ってくれば順位だけでなく戦い方自体が変わる可能性があると見られている。

 一方で、フィラデルフィア・フライヤーズやデトロイト・レッドウィングスのように、現状順位が上位でも得失点差や先進的指標がそれほど強くないため、「現状維持は難しいのでは」という苦言も各所で聞かれる。特にESPNや実況系メディアでは、フライヤーズは攻撃力が十分とは言えず、将来的には順位圏外に転落する可能性があるといった分析も見受けられる。(ESPN.com

 また、バッファロー・セイバーズのような「勢いのあるチーム」に対しても、メディアは注目している。ESPNのシーズン予想では、長年プレーオフから遠ざかっていたセイバーズが攻撃面やチーム構造の改善を見せており、予想外の存在として影響を及ぼす可能性を指摘された。

参照記事(2):HockeyBuzz.comWILL NHL Mid-Season Standings Could Mean 50% Change in Playoff Teams?」もどうぞ!

HockeyBuzz.com

北米のアイスホッケーファンの間で長年知られているホッケー情報サイトで、特にNHL関連の噂話やチームニュース、ファンブログ、フォーラムが集まるコミュニティとして機能しているウェブサイト。トップページには、創設者が匿名で投稿する噂ネタやフリーエージェンシー、トレードの噂、ライターやゲストによるチーム分析記事が並び、ファン同士の議論やコメントが活発に交わされている。

 サイト内ではまた、フォーラムセクションを通じてユーザーが自由に意見交換したり、試合や移籍情報について語り合ったりする空間も提供されており、単なるニュース配信以上の“ファンコミュニティ”としての役割も持っている。

 このサイトの特徴としてよく言及されるのが、創設者の「Eklund(エクルンド)」という匿名の執筆者。公式FAQによれば、Eklund は2000年代半ばのNHLロックアウト時にホッケー噂ブログとして活動を始め、その後サイトを立ち上げた。Eklund は複数の現場関係者や関係筋に接触して情報を集めることを自称しており、その結果として「E-System」という独自の確率ランク付けを噂に適用する仕組みをサイト内で公開している。

 これは、噂の信頼度を数値で示すユニークな制度であり、ファンが話題性の高い情報を楽しめるよう工夫されたもの。

 一方で、スポーツメディアのプロやファンコミュニティの中には、HockeyBuzz の情報の「真偽」や信頼性について批判的な意見も存在する。

 過去の分析では、元となった噂の多くが実際の出来事として成立しないことが多いと指摘され、「噂ベース」の記事が多いという評価が拡散したこともあるが、このような反応はファン間の掲示板などで語られることが多く、サイトがどの程度“事実ニュース”として扱われるべきかについては議論の対象になっている。

📊イースタン・カンファレンス:数字で見る「驚きの変化」

 2025-26シーズンが中盤を迎え、NHLの順位表はすでに物語を語り始めています……劇的な立ち直り、衝撃的な下降、昨年と比べてオーバーパフォーム(またはアンダーパフォーム)しているチームの登場です。

 ポイント率を使用して、各チームが今シーズン(現時点)でどのように位置づけられているかを、2024-25シーズンの最終成績と比較して見ていきます…。

フライヤーズの躍進、キャピタルズの低迷

 フィラデルフィア・フライヤーズはイーストでの改善チャートのトップに躍り出ました。昨シーズンの46.3%のポイント率から今年は62.2%にまで上昇し、+15.9%の増加を記録しています。

改善チャート

ここで言う「improvement chart(改善チャート)」とは、単純に今季の順位や勝敗だけを見ているのではなく、あるチームが前季と比較してどれだけ成績を向上させたかを可視化する分析表やランキングを指している。NHLではポイント獲得率(ポイント数÷試合数)を用いてシーズンごとの「勝率的な成果」を表し、それを過去シーズンと比較して増減を出すことがよくある。

 これは単純な順位の比較ではなく、「昨季の実績と今季の実績の差」を評価する観点で、チームの成長や衰退のスピードを示す指標として用いられる。たとえば、あるチームが昨年は46.3%のポイント率だったが今季は62.2%に達している場合、その差分(+15.9%)が「改善度(improvement)」として評価される。

 この種の「改善チャート」は、アナリストや専門家がチームの進化を捉えるために年をまたいだ比較分析で用いるもので、単に勝率や順位だけでは見えにくい「成長の度合い」を評価するのに役立つ。NHLにおける分析コミュニティでは、同様の概念で「year-over-year improvement(シーズン間の改善)」という表現が使われ、これを視覚化したチャートや表を用いることで、どのチームが期待以上の進歩を遂げているか、あるいは予想外に後退しているかを直感的に示すことができる。

 そうした分析は、単純な勝敗だけでなく選手層の充実、ポゼッションや得点機会の質改善、ゴール差の変化などを伴って評価されることが多い。実際、NHLアナリティクスの入門サイトでは、年度ごとの主要指標(ポイント率、得点・失点、期待得点など)の変化を見ることでチームの進化を評価する分析方法が紹介されている。(Hockey Performance Tracker

 こうした「改善チャート」は、チームが単に勝っているかどうかではなく、昨季と比較してどれほど成績を伸ばしたかという相対的な成長を評価するツールとして、ファンや分析者の間でよく使われている。読者がこの表現を理解することで、フライヤーズの今季の躍進が単なる偶然や一時的な好調ではなく、「前年からの明確な成長トレンドに基づくもの」であるという分析の視点を持つことができる。

 リック・トケット監督の下、フライヤーズはエネルギッシュで速いペースのスタイルを見せ、それが勝利に繋がっています。このようなシーズン中の立て直しは、ジャック・アダムス賞の候補として彼を名乗り出させることになります。

 他の注目すべき上昇チームには、ピッツバーグ・ペンギンズ(+11.0%)とニューヨーク・アイランダーズ(+10.5%)があり、両チームは予想を超える成績を上げ、メトロポリタン・ディビジョンを揺るがしています。

 一方、バッファロー(+10.3%)も着実に成績を伸ばしており、ヤルモ・ケカライネン監督のもとでチームの発展計画が実を結んでいることを示しています。

 スぺクトラムの反対端では、昨年のプレーオフの強豪、ワシントン・キャピタルズ(-9.6%)とトロント・メープルリーフス(-9.9%)は、予想に対して成績が振るわず、過去の成功が必ずしも継続的な支配を保証するわけではないことを思い出させてくれます。

 フロリダとオタワも若干の減少が見られますが、ボストン、デトロイト、モントリオールなどのチームは静かに成績を上げており、ディビジョン内での接戦を繰り広げています。

重要なポイント:イーストでは、アンダードッグの台頭と、かつての強豪チームの後退が物語の中心となっています……まさに、コーチング関連の賞の議論を刺激するようなシナリオです。

🌪️ウェスタン・カンファレンス:混沌と支配のドラマ

 ウェスタンの方でも、負けないくらいドラマチックな展開が続いています。サンノゼ・シャークスは今シーズンの主役!驚きの「+21.9%」というリーグ最大の改善を見せ、最下位からでも正しいリーダーシップがあればすぐに立ち直れることを証明しました。

日本時間で1月8日に行われた、サンノゼ・シャークスvs.ロスアンゼルス・キングス戦のハイライト映像。セレブリーニは1ゴール・2アシスト、まさにリーダー!

 そのすぐ後ろで、コロラド・アバランチは圧倒的です。ポイント率82.1%という、リーグ史上最高レベルのペースで支配的なプレーを続けています。シカゴ・ブラックホークス(+11.6%)とシアトル・クラーケン(+11.0%)も注目すべき上昇チームとして挙げられ、アナハイム、ミネソタ、ナッシュビルも静かに順位を上げています。

 一方で、ウィニペグ・ジェッツは「-28.0%」という驚異的な崩壊を見せており、その後にセントルイス・ブルーズ(-13.8%)、カルガリー・フレームス(-10.9%)、ロサンゼルス・キングス(-10.4%)が続いています。常連の強豪であるバンクーバーやベガス、エドモントンでさえ少しずつ順位を落としています。

驚異的な崩壊

今季のウィニペグ・ジェッツについて、現地メディアや専門分析サイトは「単なる一時的な不振」ではなく、シーズン前半の好調からの大幅な成績低下には根本的な原因があると見ている。2024-25シーズンのプレジデンツ・トロフィー獲得や高勝率から一転して、2025-26シーズンはプレーオフ圏外に沈み、ポイント率が劇的に低下していることに対し、専門家は戦術・人員構成・怪我という複数の要因が重なっていると分析している。

 特にスポーツニュースサイト*Daily Faceoff*は、ジェッツが今季好調時のバランスの取れたプレーから一変しており、これは単なる「運の悪さ」以上のものだと指摘。彼らによると、所属する選手や攻守両面の基礎指標(ショット・期待得点差)がリーグ下位に位置していることが、順位低下の本質的な要因になっているとされている。

 具体的には、5対5での攻撃機会創出やショット量がリーグでも乏しく、守備の脆さも露呈しているという数字が背景にある。こうした統計的な低迷は、単に「チームを支えるごく一部の選手の不調」ではなく、チーム全体のパフォーマンスの弱体化を示すものとして受け止められている。(Daily Faceoff

 また、現地の分析記事*The Hockey Writers*も、ジェッツの低迷は単発の不調ではなく組織全体の方針と建て直しの遅れを象徴する出来事として扱われている。同記事では、トロント・メープルリーフス戦で大差をひっくり返されたゲームを例に挙げながら、守備の構造的な脆弱さや一致したプレースタイルの欠如、選手起用の問題点などが注目されている。

 その結果として、試合終盤でリーダー的存在が機能せず、チーム全体が流れを失ってしまう現象が続いていると報じている。この見立てでは、ジェッツがかつての成功に甘んじて現状を変えることなく来たことが低迷の一因になっており、単なる「一時的なスランプ」どころか組織として改善すべき構造的問題が露出しているとまで述べられている。(The Hockey Writers

 ファンや地元支持者の反応も、単なる結果への不満ではなく「チームの方向性そのものへの疑問」として現れている。SNSやファン掲示板では、勝率低下や得点力不足、戦術的な停滞を理由にジェッツの現体制への批判や、GM・コーチ陣への不満の声が目立つ。

 ある投稿では、チームがベテラン中心の構成や古い方針を維持していることが低迷の一因として挙げられ、再建的な動きを求める意見も散見された。これは単純な敗戦議論ではなく、「チームの将来についての根本的な問いかけ」として現地ファンやメディアで語られている点である。

重要なポイント:ウェスタンは、極端な上昇チームと劇的な下降チームが入り混じっており、非常に変動の激しい環境です。このような状況ではコーチングの影響が大きく、ジャック・アダムス賞のレースにとって特に興味深いシーズンとなっています。

🤔結局、これらは何を意味するのか?

 これまでお話ししてきた劇的な変化が意味すること。それは、数年ぶりにプレーオフ進出チームの顔ぶれが「大幅に入れ替わる」かもしれないということです。驚くべきことに、最大で50%近くのチームが新しい顔ぶれになる可能性さえあります。

 今シーズンのNHLは、まさに「予測不能」。最後まで一瞬たりとも目が離せませんね!これからも、皆さんの応援しているチームがどう動くのか、注目していきましょう!🏒✨

まとめ

 2025-26シーズンのNHLは、データと順位の乖離が激しい「予測不能」な展開です。今の順位に一喜一憂せず、選手の健康状態やシュート精度といった「指標の裏側」に注目して観戦してみてください。

 次に勢いに乗るチームを見極めることで、後半戦のホッケーがより一層深く、面白くなるはずです!🏒✨

讃岐猫
讃岐猫

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