パストルナック&マクアヴォイ主軸|ブルーインズ新ライン公開

NHLチーム紹介

はじめに

 ボストン・ブルーインズに元キャプテンのズデノ・チャラがアドバイザー兼メンターとして復帰!🏒新シーズン開幕に向け、パストルナックやマクアヴォイを中心に注目ラインも整備され、若手選手の成長にも期待が高まります。

 経験豊富なベテランとフレッシュな才能が融合する中、ブルーインズの新たな戦い方に目が離せません🔥

キャプテン不在で始まるブルーインズの新シーズン🏒

参照記事:Causeway Crowd1Bruins Are One of Only Two NHL Teams Without a Captain

 ゼネラルマネージャーのドン・スウィーニー2は最近、ブルーインズが2025-26シーズンの開幕時点ではキャプテンを置かないことを発表しました。

 このニュースはファンの間に大きな驚きを与えました。なぜなら、多くの人がデイビッド・パストルナックかチャーリー・マクアヴォイのどちらかがキャプテンに指名されるだろうと予想していたからです。

 しかし、スウィーニーによれば、ブルーインズはキャプテンを急いで決めるつもりはないとのことです。彼は「今はあらゆる可能性を検討しているところだ。最初はキャプテンを置かないと選手たちには正直に伝えてある。

 リーダーシップグループが自分たちで話し合いを重ねているし、やがて誰かが“次のキャプテンにふさわしい存在”として自然に浮かび上がるはず。大きな責任を伴う役割なので、できるだけ自然な流れで決まってほしい」と語りました。

 新任のマルコ・シュトゥルム3監督のもとで、チームはまだ自分たちのアイデンティティを探している段階です。そのため、キャプテン選びをあえて保留にするという慎重な姿勢は理にかなっていると言えるでしょう。

 ブルーインズとしては、キャプテンが自然な形で現れてくれることを望んでいます。

他チームとの比較とブルーインズの立場🐻

 一方で、ニューヨーク・レンジャーズはすでにJT・ミラーを新たなキャプテンに指名しました。その結果、シーズン開幕時点でキャプテン不在となるのは、サンノゼ・シャークス4とボストン・ブルーインズの2チームだけです。

 この状況は、やはりパストルナックとマクアヴォイに、余計なプレッシャーを与えるのでしょうか?答えはイエスです。ただし、そのことが氷上でのパフォーマンスに悪影響を及ぼすほどではありません。

 しかし「自分がブルーインズの次期キャプテンになるかもしれない」という意識は、2人の頭の片隅に常にあるはずです。

パストルナックとマクアヴォイ、2人のキャプテン候補✨

 どちらの選手にもキャプテンになる十分な理由があり、それこそがブルーインズが判断を保留している最も大きな理由だと考えられます。パストルナックとマクアヴォイは、いずれも現在チームのオルタネートキャプテン5であり、チーム在籍期間も長い選手たちです。

 もし今すぐ決めるとしたら、その候補は間違いなくこの2人のうちどちらかになるでしょう。

 キャプテンが空席のままシーズンを迎えることは、2人にとって健全な競争を生むかもしれません。より自然に、そして積極的にリーダーとして存在感を示した選手が、次のキャプテンとなる可能性が高いのです。

 プレッシャーを感じることで、2人がさらに成長し、より優れたリーダーへと変わっていく結果につながるかもしれません。

“共同キャプテン”のような存在感💪

 仮にユニフォームに「C」が刻まれていなくても、パストルナックとマクアヴォイはすでにチームのキャプテンと言える存在です。委員会方式のように複数のリーダーが役割を担うやり方は、かつてのパトリス・ベルジェロン6やズデノ・チャラを思い出させます。

ズデノ・チャラについては、最近、記事にしました。こちらをどうぞ。

 ロッカールームに複数のリーダーがいることは、チームのリーダーシップ基盤をより強くし、若手選手が多い今のブルーインズにとって非常に心強いものです。

 実際にベルジェロンとチャラは自分たちを“共同キャプテン”と考えていました。少なくとも現時点のブルーインズでも、パストルナックとマクアヴォイが同じように考え、その役割を担うべきでしょう。

 公式には「C」を授けられるのは1人だけですが、シーズン序盤は2人でキャプテンとしての責任を分担することになります。

金曜日の練習後のインタビューから。ズデノ・チャラがチームに戻ってきたこと、パワープレーのこと、そして共同キャプテンは上手くいっていることについて話しています。

キャプテンを外から迎える可能性は?🤔

 では、ブルーインズはキャプテンをトレードで獲得する可能性はあるのでしょうか?それはあり得ないことではありません。

 ニューヨーク・レンジャーズは、2025年1月31日にバンクーバー・カナックスからJT・ミラーを獲得し、シーズン前にチーム史上29代目のキャプテンへと指名しました。今季がキャプテンとしての初めてのフルシーズンになります。

 キャプテンを外部から迎えることはブルーインズにとって珍しいことではありません。2006年7月にズデノ・チャラを獲得した際も同じ状況でした。わずか3か月後の10月3日にキャプテンに任命され、その後14シーズンにわたってキャプテンを務め、その在任期間はレイ・ボーク7に次ぐチーム史上2番目の長さとなりました。

レイ・ボークについては、こちらもどうぞ。

 興味深いのは、来季のフリーエージェント市場を見れば、ブルーインズが2006年のチャラ獲得のような歴史的契約を結ぶチャンスがあるかもしれないという点です。

 この記事執筆時点で今季(2025-06シーズン)が契約最終年となっている選手には、コナー・マクデイビッド(エドモントン・オイラーズ)、キリル・カプリゾフ(ミネソタ・ワイルド)、ジャック・アイケル(ベガス・ゴールデンナイツ)、カイル・コナー(ウィニペグ・ジェッツ)、

アルテミ・パナリン(ニューヨーク・レンジャーズ)、エイドリアン・ケンペ(ロサンゼルス・キングス)、アレックス・タック(バッフォロー・セイバーズ)、マルティン・ネカス(コロラド・アバランチ)、ジョン・カールソン(ワシントン・キャピタルズ)、マイク・マシーソン(モントリオール・カナディアンズ)、ラスムス・アンダーソン(カルガリー・フレームス)、ニック・シュマルツ(ユタ・マンモス)といった、大物の名前が並んでいます。

 ブルーインズは来オフのフリーエージェント市場で“大物”を狙っているのでしょうか?それとも、パストルナックかマクアヴォイが一歩前に出て、より大きなリーダーシップを担うのでしょうか?

讃岐猫
讃岐猫

今季に向けたブルーインズの選択🔑

 現時点でキャプテン不在のままシーズンを始めるという選択は、新しいチームのアイデンティティを模索する段階にあるブルーインズにとって正しい判断に思えます。

 新任のヘッドコーチを迎え、多くの新しい顔ぶれが加わったチームには、前進するために多少の試行錯誤の期間が必要です。その中から自然にリーダーが現れるのであれば、その人物が次のキャプテンにふさわしい存在となるでしょう。

 一方で、もしチームがさらなる助けを必要としていると判断すれば、フリーエージェント市場でさらなる補強を求めて“大物”フリーエージェントを獲得し、チームの方向性を変える可能性もあります。大切なのは、決断を先延ばしにしすぎてチームの方向性を見失わないことです。

 その点さえ注意すれば、今シーズンのキャプテン不在という選択は、チームにとって前向きな一歩になるはずです。

ズデノ・チャラがブルーインズに復帰!🏒

参照記事:Causeway Crowd「Boston Bruins News: Icon returns, key absence, eye-opening line & more

 以前から、元ボストン・ブルーインズのキャプテンでありスター・ディフェンスマンのズデノ・チャラがチームに戻るのではないかという話がありました。ただ、どのような形で戻るのかが注目されていました。

 そして木曜日、彼はチームの「ホッケーオペレーション・アドバイザー兼メンター8」として採用されることが発表されました✨

 ゼネラルマネージャーのドン・スウィーニーは「ブルーインズはズデノを迎え入れることができ、非常に誇りに思う。アドバイザー兼メンターとして、彼は選手やコーチ陣に、献身的なアスリートとして、尊敬されるリーダーとして、そしてNHL史上最高の選手の一人としての経験を伝えてくれるでしょう」とコメント。

 マルコ・シュトゥルム監督も「ズデノと共にプレーしてきた経験から、日々見せるリーダーシップ、勤勉さ、そしてプロ意識の高さを私は知っている。この役割でブルーインズに戻ってくれることに大変喜んでいる。彼のゲームへの知識は選手やスタッフにとって大きな助けになるだろう」と語りました。

 この新しいポジションでは、選手やスタッフと協力してチームの重要な分野で助言を行います。将来的にゼネラルマネージャーを目指す経験を積む第一歩にもなりそうです。

開幕戦を見据えた練習風景🥅

 火曜日のニューヨーク・レンジャーズ戦で5-4のオーバータイム勝利を収めたブルーインズは、水曜日に休養を取り、木曜日にはウォーリアー・アイス・アリーナ9で2回の練習を行いました。

 最初のセッションは、12日後にワシントンで行われる開幕戦(キャピタルズ戦)で見られるかもしれないラインアップの様子を垣間見ることができました。

レンジャーズ戦のハイライト映像。下部組織の若手や第3・第4ラインのメンバー中心で、レンジャーズと延長まで行ったのは、首脳陣としては良いデータが取れたんじゃないかな。

 ラインの観察ポイントとしては、ブルーインズはエリアス・リンドホルム、パベル・ザハ、ケイシー・ミットルスタッド、ショーン・クラリーを4人のセンターとして起用する可能性が高そうです。第3ラインにはミットルスタッドに加え、タナー・ジアノットとマシュー・ポイトラスが並びました。

 ミットルスタッドは「お互いの特徴がうまく補完し合えている。タナーは体格が大きく力強く、フォアチェックも上手。ポッツィ(ポイトラス)はスピードがある。自分はその中間にうまくはまっている感じ」とコメント。このラインは間違いなく注目に値し、新しい化学反応が生まれそうです💡

 ジアノットは今シーズンのブルーインズの大きなフリーエージェント獲得選手(ロサンゼルス・キングスから移籍)であり、ポイトラスにとっても重要なシーズンになることは間違いありません。

ゴーリー不在と若手の成長にも注目🥅✨

 木曜日の練習では、ジューナス・コルピサロが不在でした。火曜日のレンジャーズ戦ではゴールを守ったものの、家族の事情で練習を欠席。今シーズンはマイケル・ディピエトロとのバックアップ争いが熱くなる中でのこと、とシュトゥルム監督は説明しています。

 また、練習は2つのグループに分かれて行われ、シュトゥルム監督は「今日、主力NHL選手と一緒に練習できて嬉しかった」とコメントしました。

 グループBにはジョン・ビーチャー、ファビアン・リセル、パトリック・ブラウン、ゲオルギー・メルクーロフ、ライリー・デュランなど若手選手が参加。2025-26シーズンのAHLプロビデンス・ブルーインズ10のロースターになる可能性もあり、今季は週末ごとの試合にも注目が集まりそうです👀

まとめ

 ブルーインズは、チャラの復帰による知見と若手の成長を武器に、新たなチーム体制を整えています🏒練習で見えた新ラインや選手間の化学反応が、シーズンを通してどのように実を結ぶか注目です🔥。

 経験とフレッシュな才能が融合する中で、今季のブルーインズの戦い方から目が離せません🔥

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. ボストン・ブルーインズに特化したスポーツブログで、FanSidedネットワークの一部として運営されている。NHLの最新ニュース、噂、トレード、フリーエージェンシーの動向、ドラフト情報など、ブルーインズに関連する多岐にわたるコンテンツを提供。

     記事は、チームのパフォーマンス分析や選手の成長、コーチング戦略に関する洞察を含み、ファンの視点から書かれている。また、若手選手の成長やチームの将来に関する特集記事も多く、ブルーインズのファンコミュニティにとって貴重な情報源。
    ↩︎
  2. ドナルド・”ドン”・クラーク・スウィーニーはNHLで1,100試合以上に出場し(ディフェンス)、そのキャリアの大部分をボストン・ブルーインズで過ごした。ブルーインズのチーム統計では、総出場試合数で歴代4位にランクインするなど、多くの部門でトップ10入りを果たしている。

     選手引退後、スウィーニーは2006年にブルーインズのチーム幹部に就任し、2011年にチームがスタンレーカップを優勝した際には、彼の名前がカップに刻まれた。2015年5月にはピーター・キアレッリの後任としてブルーインズのゼネラルマネージャーに就任。

     選手としてのキャリアでは、1989-90シーズンにブルーインズがプリンス・オブ・ウェールズ・トロフィーを獲得するのに貢献し、チームで1,000試合以上に出場。また、ドラフト後もハーバード大学に進学し、NCAAイースト・オールアメリカンやECACファーストチーム・オールスターに選ばれるなど、学業とスポーツを両立させていた。
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  3. ドイツ出身の元アイスホッケー選手であり、現在はボストン・ブルーインズのヘッドコーチ。1996年のNHLドラフトでサンノゼ・シャークスから1巡目(全体21位)で指名され、1997年にプロ入り。その後、ボストン・ブルーインズを含む複数のNHLチームでプレーし、1999年にはオールスター選出も経験。

     引退後は、ドイツ代表のヘッドコーチとして2018年平昌オリンピックで銀メダルを獲得するなど、指導者としても成功を収めた。その後、ロサンゼルス・キングスのAHLチーム、オンタリオ・レインのヘッドコーチを経て、2025年6月にボストン・ブルーインズのヘッドコーチに就任。

     シュトゥルムは、ブルーインズの100年以上の歴史の中で初めてのヨーロッパ出身のヘッドコーチであり、ドイツ出身の初のヘッドコーチでもある。
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  4. 2025–26シーズンの開幕時点でキャプテンを指名していない数少ないチームの一つ。前キャプテンのローガン・クチュールが怪我により引退を余儀なくされ、チームは新たなリーダーシップを模索している。

     現在、アシスタントキャプテンとしてタイラー・トフォーリ、マリオ・フェラーラ、バークレー・グッドローの3選手が指名されているが、正式なキャプテンは未定。若手選手の中では、マックリン・セブリーニが将来のキャプテン候補として注目されているが、チームは彼に過度なプレッシャーをかけず、自然な成長を促す方針を取っている。

     このような状況から、シャークスは新たなリーダーシップの確立に向けて時間をかけていると言える。
    ↩︎
  5. 副キャプテンのこと。チームのリーダーシップを支える重要な役割を担っている。NHLでは、通常、キャプテン(C)と最大2名のオルタネートキャプテン(A)が任命される。キャプテンが試合に出場しない場合、オルタネートキャプテンがその役割を引き継ぎ、審判との交渉やチームの代表としての役割を果たす。

     オルタネートキャプテンは、キャプテンと同様に、チーム内でのリーダーシップを発揮し、選手間のコミュニケーションや士気の向上に貢献す。特に、キャプテンが不在の場合や新たにキャプテンが決まるまでの期間、オルタネートキャプテンがその役割を補完。

     例えば、ボストン・ブルーインズは1970年のスタンレーカップ優勝時、キャプテン不在の状態で3名のオルタネートキャプテン(ジョニー・ブシック、フィル・エスポジート、エド・ウェストファル)を任命し、ブシックが最も経験豊富であったため、優勝時に最初にスタンレーカップを掲げた。

     また、オルタネートキャプテンは試合ごとに交代することもあり、チームの状況や戦略に応じて柔軟に対応。このように、オルタネートキャプテンはキャプテンの補佐役としてだけでなく、チームのリーダーシップを支える重要な存在として、試合の中でその役割を果たしている。
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  6. 1985年生まれ、カナダの元プロアイスホッケー選手である。ボストン・ブルーインズで19シーズンを過ごし、2021年から引退までチームキャプテンを務めた。

     彼は2003年のNHLドラフトでブルーインズに指名され、2011年にスタンレーカップを勝ち取り、トリプルゴールドクラブのメンバーとなった。国際大会では、カナダ代表として2010年と2014年の冬季オリンピックで金メダルを獲得。

     ベルジェロンは、その攻守にわたる卓越した能力で知られ、NHL史上最多となる6回のフランク・J・セルケトロフィー(最高の守備的フォワードに贈られる賞)を受賞した。キャリア初期には深刻な脳震盪を経験したが、復帰を果たし、2013年には重傷を負いながらスタンレーカップ決勝でプレーするなど、そのタフネスさも特筆される。
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  7. カナダ・モントリオール出身の元プロアイスホッケー選手で、1960年12月28日に生まれ。1979年のNHLドラフトでボストン・ブルーインズから全体8位指名を受けて入団し、21シーズンにわたってブルーインズでプレーした。その後、2000年にコロラド・アバランチに移籍し、2001年にスタンレーカップを獲得して引退。

     ボークはNHLの歴史において、ディフェンスマンとして最多の得点(410ゴール)、アシスト(1,169)、ポイント(1,579)を記録している。また、ノリス・トロフィー(最優秀ディフェンスマン賞)を5度受賞し、オールスターには19回選出された。

     さらに、2004年にはホッケーの殿堂入りを果たし、ブルーインズとアバランチの両チームで背番号77が永久欠番。

     引退後は、ボストンのノースエンドでイタリアンレストラン「トレスカ」を共同経営し、慈善活動にも積極的に参加している。また、ゴルフ愛好者としても知られ、2017年には米国シニアオープンの名誉委員長を務めた。
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  8. NHLチームのフロントオフィスにおける重要な役職であり、選手とコーチ陣の間のコミュニケーションの橋渡し役として機能。この役職に就く人物は、チームの戦術的な意思決定や選手育成に関する助言を行い、組織全体のパフォーマンス向上に貢献している。

     具体的には、選手とコーチ陣の関係構築やコミュニケーションの強化、練習やホームゲームへの参加、ディフェンス選手のオフアイスでの成長支援などが主な職務。また、AHL(アメリカン・ホッケー・リーグ)のプロスペクトとの連携も含まれ、チームの将来に向けた人材育成にも関与している。

     このような役職は、選手としての経験やリーダーシップが求められるため、引退後の選手がフロントオフィスで活躍する一つの道として注目されている。例えば、サンノゼ・シャークスのジョー・ソートンは、プレーヤー・ディベロップメント・コーチ兼ホッケー・オペレーションズ・アドバイザーとして就任し、組織の再構築に貢献。
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  9. マサチューセッツ州ボストンのブライトン地区に位置するアイスホッケー専用の屋内アリーナで、ボストン・ブルーインズの公式練習施設としても知られている。この施設は、2014年12月に着工し、2016年9月8日に開場。

     アリーナは、200フィート×85フィートのNHL規格のアイスリンクを備えており、最大700席の観客席を有している。また、ブルーインズの選手たちのロッカールームやトレーニング施設、ファンクションルームなども完備されており、チームの練習やイベントに利用されている。

     このアリーナは、ニューバランスが開発したボストン・ランディングの一部として位置しており、同じくニューバランスが所有する「Warrior Sports」ブランドの名を冠している。

     この施設は、ブルーインズの練習拠点としてだけでなく、一般のスケーターやホッケー愛好者にも開放されており、年間を通じてスケートやホッケーのプログラム、公開セッション、特別イベントなどが開催されている。

     また、ブルーインズのOBチームである「ボストン・ブルーインズ・アラウニ」や、NCAAの「ストーンヒル・スカイホークス」など、他のチームの活動拠点としても利用されている。さらに、誕生日パーティーや企業イベント、ウェディングなど、さまざまなプライベートイベントの開催にも対応しており、地域コミュニティとの交流の場としても重要な役割を果たしている。
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  10. アメリカン・ホッケー・リーグ(AHL)に所属するプロアイスホッケーチームで、ロードアイランド州プロビデンスを本拠地とする。1992年にメイン州ポートランドから移転したメイン・マリナーズ(Maine Mariners)を前身とし、ボストン・ブルーインズの傘下チームとして活動。

     ホームアリーナは「アミカ・ミューチュアル・パビリオン(Amica Mutual Pavilion)」で、これは1972年に建設された屋内アリーナで、プロビデンス・カレッジの男子バスケットボールチームやプロビデンス・レッズ(Providence Reds)の本拠地としても使用されていた。

     チームのカラーはブラック、ゴールド、ホワイトで、現在のキャプテンはパトリック・ブラウンです。2025–26シーズンの開幕戦は10月12日に予定されており、ファンフェスとともに盛大に行われる予定。
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