カプリゾフ、手術不要!オフシーズンの過ごし方と契約延長の行方

現役スター選手紹介

はじめに

 NHLって名前は聞いたことあるけど、実際はよく知らない…そんな方にこそ読んでほしい!今回は参照記事2つ分ありますよ。

 1つはスター選手カプリゾフの素顔と契約話、もう1つはミネソタの釣り文化や選手のオフの過ごし方を紹介します。難しい用語もわかりやすく解説しているので、初めてのNHL入門にぴったりです😊

参照記事:twincities.com1Kirill Kaprizov says contract talks with Wild ‘should be all good’

カプリゾフ、手術はもういらないってよ!🎉

 ミネソタ・ワイルドのスター選手、キリル・カプリゾフをご存じですか?アメリカのプロアイスホッケーリーグ「NHL」で活躍する彼は、今シーズン、期待も大きかったけど、それ以上に大きなフラストレーションが入り混じったシーズンでした。

 NHL5年目の今季、彼はシーズン中盤に下半身を痛めてしまい2、手術を受けることに。出場試合数はわずか41試合にとどまりました(25ゴール・31アシスト)。しかしクリスマス前にはリーグMVPの有力候補と見なされていた彼は、その後プレーオフではわずか6試合で9ポイント(5ゴール・4アシスト)も取るという大活躍✨それほどの実力者なんです。

カプリゾフのごっつあんゴールのようにも見えますが、あのポジション取りがいいのです。

 そして今、彼がハッキリ言ったのが「今後数ヶ月で、もう追加の手術は必要ないよ」ということ。これはファンにとっては嬉しいニュースですよね😊

田舎の村で「なにもしない」生活🏡

 カプリゾフ、実はオフの間、今後数日から数週間のうちに、彼は自身が最も居心地が良いと話すロシアの小さな村3に戻る予定であり、NHLで浴びる強いスポットライトから離れた生活を送ることになります。

 温かい時は友人とビデオゲームをしたり、水辺でのんびり過ごしたり、時々釣りをしたりして過ごすという。ミネソタ州にはたくさん釣りスポット4があるのに、ミネソタでは釣りをしたことがないらしいです(笑)。

 彼がリラックスしている間にも、ワイルドのファンたちは赤と緑のユニフォームを着たカプリゾフの将来がどうなるのか、不安と期待を抱きながら見守っています。

 「去年はずっと家にいたよ。どこにも行かない。人に会いたくないんだ」なんて発言も。まるで日本の田舎の夏みたいな生活。シンプルだけど、心がほっとする過ごし方ですね🌿

気になる契約延長の行方💰

 実は、カプリゾフの契約が来年で切れてしまうんです。でも、7月1日からはチームが彼に新しい契約を提示できる独占期間5がスタートします。これ、ちょっとドキドキの展開ですね…!

 今シーズン開幕時点では、カプリゾフが年間1,200万ドル以上の契約を勝ち取る可能性があるという話も出ていました。今の年俸は900万ドル(日本円でおよそ14億円!)ですが、プレーオフで28歳になる前に見せたパフォーマンスを受け、「次は1500万ドルくらいになるかも?」なんてウワサもあるんです。

 5月4日・日曜日、ポストシーズンで初めてメディア対応を行ったカプリゾフは、こうした金額について「お金のことは興味ないよ。契約に関する全ての事柄は、代理人のポール・セオファナスとワイルドのゼネラルマネージャーであるビル・ゲリンがやってるから。

 これは僕の代理人の仕事で、彼がビリーと話すこと。でも、どうなるか見てみようよ」って感じで、あまり気にしていないみたい🤷‍♂️

 それよりも、「ここ(ミネソタ)が大好きだし、うまくいくと思うよ。今、何を言えばいいのかわからないさ」と笑顔で話していたのが印象的でした✨

 カプリゾフがシーズン序盤で目覚ましい活躍を見せる前から、ワイルドのオーナーであるクレイグ・ライポルドはプレシーズンに「どのチームよりも多くの年数と金額を提示する」と誓っています。

 カプリゾフが「すべてうまくいくはず」と語ったことは、ワイルドにとっては心強い発言だが、契約にサインするまでは何も確定しません。その間、彼は再び小さな町の自宅に戻り、ベミジ6ブレイナード7、あるいはワイルドファンに馴染みのある他の田舎町での夏の過ごし方に似た、隠遁的な生活を送ることになります。

ミネソタは“第2のふるさと”❤️

 カプリゾフにとって、ミネソタはこの5年間でもう「第2のホーム」。地元ロシアの村と同じくらい、ここでの暮らしが心地いいようです。

 「村にいるのが好きなんだ。たくさんの人と会いたくない。ただこんな感じで。そこではシンプルな生活なのさ。何もしない。ただ友達と一緒に過ごして、友達に会って、練習して、それから釣りとか、キャンプとかに行くんだ。とてもシンプル。

 家族と過ごして、家族が望めばバケーションにも行くかも。でも僕は行きたくない。ただ家にいたいんだ」と話す彼。大スターなのに、豪華なバカンスよりも、家でのんびり過ごすのが好きなんですね🏕️

 そんな彼の「ミネソタ愛」を、ファンもちゃんとわかっているはず。だからこそ、契約延長が発表されたとき、「やっぱりこのチームにいてくれるんだ!」と喜ぶファンの姿が目に浮かびます😊

参照記事:Star Tribune8All eyes are on Kirill Kaprizov’s contract situation with Wild offseason underway

カプリゾフのオフシーズンの過ごし方🏡

 キリル・カプリゾフは、NHLで活躍するミネソタ・ワイルドのスーパースターですが、オフシーズン中は意外にも「家でのんびり」と過ごすのが好きだそうです。ロシアに戻り、友達と過ごしたり、家族とゆっくりしたりしてリフレッシュするのがカプリゾフのリラックス方法😊

 「もし家族が旅行したいと言えば、休暇を取るけど、基本的にはキャンプや釣りをして過ごす予定」と話していました。実は、ミネソタでは釣りをしたことがないというカプリゾフ。

 「キャンプの前に少し早く来て釣りをしたいな。でも、ここは釣りがいいって聞いたけど、本当に一番なの?」と、少し照れ笑いしながら話していました。カプリゾフは、ロシアでの生活が自分にとって心地よいのだそうです。

カプリゾフの契約延長の行方💸

 さて、カプリゾフがミネソタに戻る前に注目したいのが、「新しい契約を持って戻るかどうか」の話です。ワイルドの今季が公式に終了し、チームはベガス・ゴールデンナイツにスタンレーカッププレーオフで6試合で敗退しました(ワイルドの2勝4敗)。

 これでワイルドのオフシーズンが本格的に始まりましたが、カプリゾフの将来は、ワイルドにとって大きな変革をもたらす可能性のある夏の見どころとなります。というのも、ワイルドのホッケー運営担当社長ビル・ゲリンには約2000万ドル(約28億円)のサラリーキャップスペースがあり、そのお金を使ってカプリゾフと新たな契約を結ぶことができるからです。

讃岐猫
讃岐猫

 カプリゾフは、「これは僕の代理人の仕事で、ビリーと話すことだ」と語っています。「でも、どうなるかは見てみよう。ここが好きだし、全てうまくいくと思う」と前向きな姿勢を見せています。現在28歳のカプリゾフは、2021年に結んだ5年4500万ドル(約63億円)の契約が残り1年となっています。

 そして7月1日からは、カプリゾフが契約延長の交渉を始めることができるタイミング。ワイルドは最大8年の契約9を提示でき、カプリゾフがこの契約を更新すれば、NHLでも最も高給な選手の一人になるかもしれません。もし契約を更新しない場合、来年の夏には他のチームと契約できる(制限無しフリーエージェント)ようになり、その契約期間は最大7年となります。

 カプリゾフ自身は「多分、シーズンが始まる前に契約を決めたいと思ってるけど、まだわからない」と話しており、まだ契約の行方は不透明です。

ズッカレロの思いと未来🔮

 カプリゾフの長年のラインメイトであるマッツ・ズッカレロも、カプリゾフがワイルドに残ることを望んでいますが、冗談交じりに「カプリゾフにとって大切なのは、僕がワイルドの給与支払いリストに8年間追加されることだけだろうね」と笑いながら言いました。

 ズッカレロは続けて、「正直言って、僕は干渉しないよ」と話しています。「彼は僕の友達だから、もし彼が何か意見を求めてきたら、友達としてアドバイスはするけど、契約に関しては何も干渉しないんだ」とズッカレロ。

ワイルドが5-2で勝利したプレーオフ第2戦、3点目を叩き出したのはズッカレロ。

 「彼は賢い子だし、勝ちたいと思っている。もしここでそれができると思うなら、ここに残るだろうし、結局、どこでプレーするかは僕の決めることじゃない。ただ、彼がどんな選択をしても、友達としてサポートするだけだよ、それが僕にできることだ」と締めくくりました。

 ズッカレロ自身も、現在の契約が残り1年となっており、次のシーズンがNHLでの最後の年になるかどうかはまだ決めていないとのこと。「シーズンの進み具合や自分の体調を見ながら決めたい」と話しています。

まとめ

 今回取り上げた2つの記事では、同じ選手であるカプリゾフを扱っていますが、情報サイトによって書き方が違っていますね🤔。1つの記事では、彼のオフシーズンの過ごし方や地元での静かな時間に焦点を当て、もう1つでは契約延長や将来の動向について詳しく紹介しています📑。

 どちらの記事もカプリゾフの人間性や今後のキャリアに迫る内容で、NHLのファンならずとも興味深く読める内容です⚡。

讃岐猫
讃岐猫

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

【註釈】

  1. ミネソタ州セントポールを拠点とする地域ニュースサイトで、ミネアポリス・セントポール都市圏(ツインシティーズ)を中心に、地域のニュース、スポーツ、エンターテイメント、ビジネス情報などを提供している。

     元々は「PioneerPress」としても知られ、現在はMedia News Groupによって所有されている。デジタル版と印刷版の両方があり、地元の出来事やコミュニティに関する報道が特徴。
    ↩︎
  2. 2024年12月23日のシカゴ・ブラックホークス戦で負傷して欠場していたが、1か月後の1月23日に復帰。彼は3試合に出場した後、再びロースターから外れ、2か月以上の試合を欠場した。
    ↩︎
  3. カプリゾフの出身地である小さな村は、ノヴォクズネツクから約60マイル(97km)離れた場所にある。ノヴォクズネツクはロシア・シベリア南西部にある工業都市で、人口は約55万人。17世紀に設立され、石炭や鉄鋼産業で発展した。
    ↩︎
  4. ミネソタ州は「1万の湖の州」と呼ばれ、実際には1万以上の湖がある。釣りがとても盛んで、ウォールアイやバス、カワカマスなどが人気。冬には氷上での釣り(アイスフィッシング)も行われ、釣りは州の文化の一部となっている。
    ↩︎
  5. NHLでは、チームがドラフトで指名した選手や、契約中の選手に対して「exclusive rights(独占交渉権)」を持つことがある。たとえば、契約が切れる前の選手には、他チームと交渉する前に元のチームだけが契約延長を申し出られる期間があり、その間はそのチームが唯一の交渉相手になる。

     これは、FA(フリーエージェント)になる前にチームが、主力選手と再契約できるチャンスを守る制度でもある。
    ↩︎
  6. ミネソタ州北部にある自然豊かな小都市で、「ミシシッピ川の源流近くにある町」として知られている。湖や森に囲まれ、釣り・キャンプ・カヌーなどアウトドアが盛んで、地元の人や観光客に人気のスポット。
    ↩︎
  7. ミネソタ州中央部にある人気のリゾート地で、湖や森林が多く、釣り、ゴルフ、ボート、キャンプなどアウトドアが盛んな場所。ミネソタ州民にとって「夏の休暇地」として親しまれており、静かに自然を楽しめる地域として知られている。 ↩︎
  8. ミネソタ州ミネアポリスを拠点とする主要な日刊新聞で、州内で最も発行部数が多い新聞。1867年に創刊され、現在はGlen Taylor氏が所有するStar Tribune Media Company LLCが運営している。

     主にミネアポリス・セントポール都市圏向けに、国内外のニュースや地域情報、スポーツなどを報道。また、オンライン版「startribune.com」も運営しており、デジタル戦略を強化している。
    ↩︎
  9. NHLでは、選手契約の年数は再契約で最長8年、他チームとの契約では最長7年までと決められている。これはリーグと選手会(NHLPA)の間で定められた「労使協定(CBA)」によるもの。人気選手が「無制限に長い契約を結んでしまう」ことを防ぎ、リーグ全体の健全な競争を守るための仕組み。

     CBAは、契約年数のほかにもサラリーキャップ(年俸総額の上限)や選手の移籍ルールなどを定め、リーグ全体の公平性と健全な運営を保つための基本ルールとしている。 ↩︎
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