2024年、アイスホッケーW杯が開催される!?

アイスホッケー各国代表情報

 様ざまなスポーツ競技でW杯が開催され、私達は勝敗に一喜一憂し、代表選手達の熱いプレイに感動していますね。

 日本開催で記憶に新しいのは、2019年、ラグビーW杯!アイスホッケーと同じくらいラグビー好きの僕はあちこちの会場に足を運び、日本代表だけでなく各国代表のプレイを本当に楽しませてもらいました。

 新型コロナ前、自由だったなぁ…しみじみ。

 来年8月25日、日本・フィリピン・インドネシア共同開催バスケW杯が開幕します。日本会場は沖縄アリーナのみですが、地上波でのテレビ放送も決定しており、テレビの前で応援しましょう!

 さてさて、このブログの主役=アイスホッケーにも、もちろんW杯ありますよ!ただ、予選や本戦の形式まで、他の競技と比べ、ちょっと趣きが異なっているようです。

 アイスホッケーW杯開催に向けて、新しい動きがあったようなので、今回はそれについてお話ししていきましょう!

※※本記事はNHL TRADE RUMORS「World Cup Of Hockey Expected To Return In 2024」NHL.com「World Cup of Hockey expected to return in 2024」をベースに、作成したものです。

2024年、アイスホッケーW杯に向けて、計画進行中!

副コミッショナーBill Dalyの公式発表がありました!

 2022年8月24日、フランスで開催されたNHLヨーロッパ・メディア・ツアーにて、副コミッショナーのBill Dalyから「NHLは、2024年に再びワールドカップ・オブ・ホッケーを開催するアイデアを進めている」と発表されました。

※NHLヨーロッパ・メディア・ツアーとは?

 NHLチームに所属するヨーロッパ出身選手数名が参加し、昨シーズンのプレイを振り返ったり、来シーズンへの意気込みを語るイベントです。毎年、オフシーズンに行われます。

 ちなみに、アイスホッケーW杯はNHL主催です!もちろん、アイスホッケーにも、サッカーやラグビーのように世界規模の協会があります。そちらでも世界選手権を行っていますが、それを「W杯」と呼ばないのです…。

 NHLとNHL選手会主催のW杯は、オフシーズンに行われ、NHL全てのトップ選手が出場可能となっています。上記の世界選手権はNHLプレイオフ・シーズンに行われるため、一部のNHL選手は出場できません。

ざっと過去の大会の成績をおさらいしておきましょう!

 2016年W杯が今のところ最新の大会で、その前は1996年と2004年にも開催されました。

  • 1996年優勝:アメリカ、準優勝:カナダ
  • 2004年優勝:カナダ、準優勝:フィンランド
  • 2016年優勝:カナダ、準優勝:欧州連合

※欧州連合=ドイツ、スロバキア、デンマーク、フランス、スイス、スロベニア、オーストリア、ノルウェー、イタリアの9カ国の混成チーム。

大会開催方式に変更があるみたいですよ!

 まず、ヨーロッパで予選ラウンドを1プール、北米で予選ラウンドを1プールを行います。従来通り、8カ国参加のようなので、1プール=4カ国となる計算です。

 前回はカナダ最大の都市・トロントのエアカナダセンターで集中開催でしたが、2024年大会は北米とヨーロッパの分割開催、第1回と第2回と同じ形に戻すことになります。

 次に準決勝と決勝は北米の別の都市に移したい意向で、それも含め、会場選定には、より伝統的にホッケーの盛んな場所が多く含まれることになるようです。

 トーナメントは2月初旬に15日間にわたって開催される予定で、NHLは2つのチームを追加して、上記のプール・プレーが始まる前に、別の予選ラウンドを行う可能性も検討しています。10カ国をエントリーして、本選に進む8カ国に絞るための予選と考えられます。

 2月開催ですから、以前の五輪の時のように、NHL公式戦を一時中断するのでしょうか。

 ロシア代表チームのW杯出場の可能性については、まだ不透明であるとDalyは述べている。国際アイスホッケー連盟から追って通知があるまで、NHLは、2月のウクライナ侵攻以来、ロシアとのすべての関係を停止し続けているためです。

 他の競技が、すべての国際競技会において、ロシアの活動を停止する指示を受けているのと同様です。なお、NHLチームに所属しているロシア国籍の選手は、公式戦出場可能です。

大会を開催する意義について考えてみましょう!

 北京五輪でのフィンランド優勝に象徴されるように、ここ数年間、北米以外の才能が台頭してきていることを考えると、2024年大会は、アイスホッケー史上、最もエキサイティングなトーナメントの1つになると言われています。

 北京オリンピックで、パーフェクトな仕上がりのカナダとアメリカのチームを見ることを奪われた後、失意のファンに新たな機会を与える大会になるでしょう。選手達の才能のすべてを氷上で見られるチャンスです、ぜひ大会を実現してもらいたい!

NHLリーグ戦、ヨーロッパ開催も復活しますよ!

2022年NHLグローバル・シリーズ再開!

 何年にもわたって、NHLはヨーロッパ全体にホッケーの試合を拡大しようとしてきました。パンデミックの影響で、最近のシーズンでは中断されていましたが、この秋からの新シーズン、2022年NHLグローバル・シリーズ(ヨーロッパ開催試合の呼称)再開となります。

 今年はヨーロッパの2カ国(フィンランドとチェコ)で試合が行われ、NHLのトップ・タレントのプレーによってファンの拡大が見込めるとともに、W杯会場に立候補する国を支援することになるかもしれません(会場になったら、大金を落としてくれそうだ…という意味で)。

 昔からあまりアイスホッケーが盛んではないイギリス・ロンドンとフランスで、将来的にプレシーズン・マッチを行う計画もあるとか。長野五輪の頃、日本でも試合したんですけどねぇ…。

 10月3日 スイス ナッシュビル・プレデターズが地元のプロ・チームであるベルンと対戦。

 10月4日 ベルリン サンノゼ・シャークスが地元のプロ・チームであるEisbarenと対戦。

※この2試合はプレシーズン・マッチ。

 10月7日・8日 プラハ(チェコ) プレデターズとシャークスがNHL公式戦2試合(レギュラーシーズン開幕)。

 11月4日・5日 タンペレ(フィンランド) コロラド・アバランチとコロンバス・ブルージャケッツがNHL公式戦2試合。全ての試合が無事に行われてほしい!

 さらに多くのヨーロッパ・シリーズのゲームについて話し合いも行われているが、チームはまだ決定していない。積極的に話し合いが行われているということは、カナダとアメリカの国境を越え、NHLがヨーロッパに真の関心を持っている証になります。

アジアでの活動は?

 「NHLは中国へユース・クリニックを行うためにコーチを派遣し、ストリート・ホッケーに投資することによって、中国のアマチュア・レベルでゲームができるように活動を続けている」とDalyは述べましたが、中国でNHL公式戦が再開されるかどうかは明らかではありません。

 2017年にはバンクーバー・カナックスとロサンゼルス・キングスが中国でプレシーズンゲームを2回行い、2018年にはボストン・ブルーインズとカルガリー・フレームズも同様に試合をしています。以降、行われていません。

 「私たちは近い将来に決断しなければならないことですが、その件はまだ宙に浮いています」ともDalyは言っています。世界に平和を!

まとめ

 北京五輪にアメリカやカナダの選手は出ていませんから、多くの代表選手のモチベーションを保つために、またアメリカ四大スポーツの中で、MLB、NBA、NFLに押され気味と言われているNHLとしては、汚名挽回のためにもW杯を開催すると思います。

 アイスホッケーが元々盛んで、ファンの多い北欧市場を中心に、NHLはヨーロッパ市場再開拓に本腰を入れ始め、その大きなイベントとして、NHLのスター選手の多くが出場できるW杯を目玉としたいのでしょう。

 ウクライナ情勢が気になりますが、スポーツで人々を元気にしてほしいですね!

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