東決勝開幕戦でフロリダが圧巻の攻撃!5-2でカロライナ撃破

アイスホッケー名勝負

はじめに

 🏒プレーオフもいよいよ大詰め!スタンレーカップ連覇を狙うフロリダ・パンサーズと、悲願のカンファレンス突破を目指すカロライナ・ハリケーンズの激突が始まりました🔥

 今回は、試合レポートを中心に「Sports Al Dente」と「Vancouver Is Awesome」の2つの記事を参照し、注目の一戦をわかりやすく振り返ります📊

参照記事:Sports Al Dente1Defending Stanley Cup champion Florida Panthers face the Carolina Hurricanes once more in the Eastern Final

🏒フロリダ・パンサーズとカロライナ・ハリケーンズ、再び激突へ!

 NHLのプレーオフがいよいよ佳境に入り、イースタン・カンファレンス決勝でフロリダ・パンサーズとカロライナ・ハリケーンズが再び顔を合わせます!両チームのファンにとっては待ちに待ったこの対決。一昨年の熱戦を覚えている方も多いのではないでしょうか?🔥

 フロリダ・パンサーズは、2年前にスタンレーカップ決勝に進出したとき、NHLでトップのチームになろうとしていました。そして昨年、カップを手にしたことでそれを実現したのです。

 パンサーズにとって、今のこの状況は“既視感”のある舞台。というのも、パンサーズにとって転機となったのは、まさに今彼らが置かれているのと同じ状況、すなわちイースタン・カンファレンス決勝に進出し、火曜日の夜にカロライナ・ハリケーンズとのアウェーシリーズを開始しようとしていた時だったからです。

 前回の対戦(2023年)では、フロリダが1点差の接戦を劇的な展開の末にスウィープ(4連勝)2し、シリーズを制しています。中でも、初戦は4度の延長にもつれ込む激闘となり、NHL史上6番目に長い試合として記録に残っています。

 その試合、ローリーで4OTの決勝ゴールを決めたのが、マシュー・カチャック。彼はその2日後にも延長戦で決勝点を叩き込み、ロッカールームのトンネルへ駆け込んで祝いました。まさに“勝負師”としての存在感を見せつけた瞬間です。

 「プレーオフの経験は3年前から始まっていて、この会場もその一部だった。あの時の経験は大きかったし、参考にすることはできるけれど、今回のシリーズはまったく新しい戦い」と、本人も気を引き締めています。

💪勢いに乗るパンサーズ、次なる挑戦へ

 フロリダは、直前のシリーズでトロント・メープルリーフスと対戦し、最終第7戦で6-1と圧勝!その勢いそのままに、次の舞台であるカロライナへ向かいました。試合後の移動もルーティン通りで、休養、水分補給、回復にしっかりと時間を使い、コンディションを整えています。

リーフス敗退については、こちらの記事でどうぞ。

 フォワードのサム・ラインハートは「これからが本当の勝負。特にカロライナのような相手に対しては、簡単にはいかない」と語り、気を引き締めている様子。互いに守備重視のスタイルでぶつかり合う中で、ミスが命取りになる試合ばかりでした。

😤カロライナのリベンジなるか?過去の壁に挑むハリケーンズ

 一方のカロライナ・ハリケーンズも、勢いに乗ってこのシリーズにやってきました✨。5月15日・木曜日に第1シードのワシントン・キャピタルズをわずか5試合でスウィープし、以来、試合を行っていませんが、万全の状態でフロリダを迎え撃ちます。これで過去7シーズン連続のプレーオフ進出、その間で3度目、そして3シーズン中2度目のカンファレンス決勝進出です。

キャピタルズ敗退については、こちらの記事でどうぞ。

 ただし、ハリケーンズには大きな課題も…。実はカンファレンス決勝では12連敗中という苦しい歴史があります(そのうち8敗は現在の主力メンバーでのもの)💥。ブランダムールがチームを率いて唯一のスタンレーカップ優勝を果たして以来、同監督のもとで何度もこの舞台に立ってきたものの、2009年・2019年・2023年と、いずれもスウィープで敗退3しています。

 「2年前の敗戦は、当時当然ながら悔しかった。良い流れに乗っていると感じていた時にこそ、厳しい敗戦というのは強く記憶に残るものだ」と語るのはキャプテンのジョーダン・スタール。チームとしての実力はあるだけに、その悔しさを力に変えたいところです🔥。

🧤ゴーリー対決にも注目!鉄壁の守護神たち

 今シリーズでは、ゴールテンダー(ゴーリー)の対決も見逃せません👀。カロライナのフレデリク・アンダーセンは、プレーオフで抜群のパフォーマンスを発揮中!複数試合に先発したゴーリーの中で、失点率1.36、セーブ率.937という驚異の数字を記録しています(いずれもトップ)🧱。

 一方、フロリダのセルゲイ・ボブロフスキーも負けていません🔥。2023年のシリーズでカロライナ相手に堅実な守備を見せ、今プレーオフでは失点率2.31、セーブ率.901と安定感のあるプレーを続けています。

 さらに、このシリーズは特にスペシャルチーム(パワープレーとペナルティキル4)の戦いにも注目が集まっています⚡️。このカンファレンス決勝シリーズは、プレーオフ中で最も優れたペナルティキル(PK)を誇る2チームの対決となります。

 カロライナはペナルティキル成功率93.3%で1位(30回のPKのうち28回を成功)、ハリケーンズは30回のPKのうち28回を成功させ、成功率.933で1位。その上、ショートハンドゴールも1本決めています。フロリダも89.5%で2位(38回中34回を成功)と、どちらも守備面で非常に強力。

 その一方で、パワープレーではやや差があり、カロライナは成功率28.1%で4位(32回中9回成功)、フロリダは20.5%で10位(39回中8回成功)。お互いの守備の堅さをどう崩すか、苦戦が予想されるパワープレー時にどう対処していくか、この辺りの戦術の工夫がカギになりそうです🧠。

🏆3年連続ファイナル4進出!注目集まるパンサーズの強さ

 フロリダ・パンサーズは、これで3年連続の「ファイナル4」(カンファレンス決勝)進出を果たしました👏。これは過去20シーズンで最長の連続記録に並ぶ快挙。

 ここまで安定して勝ち進んでいるチームは、同じく今年3年連続カンファレンス決勝(エドモントン・オイラーズと再戦)に進んだダラス・スターズ以外には、タンパベイ・ライトニング(2020〜2022)、シカゴ・ブラックホークス(2013〜2015)、ロサンゼルス・キングス(2012〜2014)、デトロイト・レッドウィングス(2007〜2009)と、ごくわずかです🏒✨。

 両チームのロースターを見てみると、今シリーズには、過去にカンファレンス決勝を経験した選手がなんと33人も出場しており、フロリダ17人、カロライナ16人がその経験を持っています📊。彼らは過去に少なくとも1回カンファレンス決勝を経験しています。この経験値の高さも、シリーズのレベルの高さを物語っていますね!

 さらに、カンファレンス決勝で9ポイント以上を記録している選手が5人おり、その全員がフロリダ所属というのも注目です💥。マシュー・カチャック、カーター・ヴェルハーゲ、ブラッド・マーシャンドはそれぞれ10ポイント、アレクサンダー・バーコフとサム・ベネットが9ポイント。まさに大舞台に強い選手たちが揃っています💪。

🌟復活のスヴェチニコフに期待!

 カロライナにとって嬉しいニュースもあります。それは、重要な選手の一人であるフォワードのアンドレイ・スヴェチニコフの復活です🎉。2023年のフロリダとのシリーズではケガのため欠場していましたが、現在25歳の彼は、今季のプレーオフで自己最高のパフォーマンスを見せて絶好調!

 身長6フィート3インチ(約190cm)、体重199ポンド(約90kg)のスヴェチニコフは、プレーオフで8ゴールを決めており、この時点でダラスのミッコ・ランタネンに次ぐ2番目の記録🔥。先週のワシントンとのシリーズを決めた一戦でも、見事な決勝点を挙げました。しかも、以前よく見られた不用意なペナルティも、今プレーオフではたった1回だけ。成長した姿を見せています🌱。

 監督のブランダムールも「彼の努力は常に評価していた。ここまでの彼のプレーからは、得点していないときでも、存在感がある」とその影響力を高く評価。「ただそこにいるだけで目を引く選手」と語っています👀✨。

🔔ここまでのまとめ:歴史と因縁が交差する激戦、見逃すな!

 フロリダの経験と勢い、カロライナのリベンジへの思い。NHLイースタン・カンファレンス決勝は、まさにドラマと熱さが詰まったシリーズです🔥。過去の因縁も絡み合い、ちょっとしたプレーの差が勝敗を分けるハイレベルな戦いになること間違いなし!

 どちらが勝ってスタンレーカップ決勝の舞台へ進むのか――。ホッケーファンならずとも注目すべきシリーズが、いよいよ開幕です!⛸️💥

参照記事:Vancouver Is Awesome5Reigning Stanley Cup champ Florida Panthers beat Carolina Hurricanes 5-2 in Eastern final opener

🏒フロリダが先手!王者の風格を見せたカンファレンス決勝初戦

 スタンレーカップ王者、フロリダ・パンサーズが、5月20日・火曜日の夜に行われたイースタン・カンファレンス決勝の第1戦で、カロライナ・ハリケーンズを5-2で撃破!🎉 2年前のイースタン決勝と同じカードが実現した訳ですが、当時もフロリダは4試合すべて1点差で勝利し、シリーズをスウィープしていました。

 第1戦は4度の延長に及ぶ激闘だったのです。そして今回もまた、プレーオフでホーム5戦無敗だったカロライナから、昨年の王者が早速ホームアドバンテージを奪い取り、またしても大舞台で存在感を見せつけました。

第1戦のハイライト映像です!

 「自分たちのプレーを完璧に気に入っていたわけじゃないけど、プレーオフで勝てたことはやっぱり嬉しいよ」とヴェルハーゲはコメントしています。

 チームに勢いをもたらし試合の流れを決めたのは、開始早々のカーター・ヴェルハーゲとアーロン・エクブラッドの2ゴール。第1ピリオドに立て続けに決まり、完全にペースを掴んだフロリダが、アウェイながら主導権を握る展開に🔥。どちらのゴールもテンポよく決まり、試合序盤からハリケーンズの守備を翻弄しました。

ヴェルハーゲ、この人は相変わらず安定して活躍してくれます。あれだけ詰められてるのに、よく通すよなぁ。

 「勝つのが好きなんだ、それが僕たちの全て」と語るサム・ベネットのコメントからも、このチームがどれだけ勝利にこだわっているかが伝わってきます💪。

 「だからこそ僕たちはここにいるし、これだけの時間をかけて努力しているんだ。勝つために必要な厳しいこともすべてやっている。それだけ勝ちたいという気持ちが強いんだ。僕たちの目標は一つだけ、それに集中して戦っていく」と話す姿勢は、まさにプレーオフらしい気迫そのものです。

 そして何と言っても、この日も頼りになったのがゴールテンダーのセルゲイ・ボブロフスキー。この試合は、フロリダがトロントとの第7戦に勝利してわずか48時間後というハードスケジュールの中でも、31セーブを記録する安定のパフォーマンス✨。

 特に、第2ピリオドから第3ピリオド序盤にかけて15分以上もチームがシュートを放てなかった時間帯を、ひとりで耐え抜いた守備力は圧巻でした🧤。

以前の試合のものですが、ボブロフスキーって何であまり注目されないんだろう…。パンサーズは前線に派手な選手多いからか?

🚨中盤以降も主導権を握ったフロリダ!攻守にわたる圧倒的なパフォーマンス

 カロライナが唯一反撃のきっかけを掴んだのは、第1ピリオド終了間際のシーンでした。まだ勝負の行方が分からなかったタイミングで、セス・ジャーヴィスのパスがセバスチャン・アホの右足に当たってバウンドし、そのままボブロフスキーの下をすり抜けて滑り込み、スコアは2-1に⏱️。観客も一気に盛り上がり、試合が動くかと思われた瞬間でした。

 でも、フロリダは全く動じません。第2ピリオド開始直後、A.J.グリアーがニコ・ミッコラからのバックハンドパスを、完璧な2対1のカウンター攻撃で決めて、ゴールテンダーのフレデリク・アンダーセンを破って再び2点差へ。アンダーセンはこれまでのプレーオフでエリート級の活躍を見せてきましたが、この試合では厳しい場面が続いたのです。

 この試合でのカロライナの誤算は、なんと言ってもペナルティキル。これら2つのゴールはともに相手方の数的優位(パワープレー)で決められたもので、プレーオフを通じてペナルティキル成功率93%超を誇っていた守備が、この日は2失点を喫するという予想外の展開に。

 「彼らに2つのパワープレーゴールを許したことが、この試合の明暗を分けたと思う。あそこはしっかり止めないといけなかった。彼らにチャンスを与えると、すぐに得点される。彼らは重くて厳しいプレースタイルを持っているが、それに加えて得点力もある」とブランダムール監督も悔しさをにじませました😖。

 そして第3ピリオドには、ブラッド・マーシャンドに視界を遮られる中、またしてもサム・ベネットがゴールを決め、勝負を決定づける一撃に!それはちょうどフロリダが15分以上シュートを打てていなかった時間帯の終わりを象徴するような得点となったのです。

 その直後にはエートゥ・ルオスタリネンがさらに1点を加え、スコアはなんと5-1とし、パンサーズは完全に試合を掌握しました。試合の終盤には、カロライナのジャクソン・ブレイクが1点を返したものの、時すでに遅し⏳。

 試合は荒れ模様となり、ブラッド・マーシャンドがカロライナのシェイン・ゴースティスペアとの小競り合いで退場処分。主審に連れられてリンクを去る際に、中央へ向かって叫ぶ姿が印象的でした🗯️。

大将、やはり?暴れるの図^^;。この人の場合、お約束ですから…。

讃岐猫
讃岐猫

 これでカロライナは、2009年から続くカンファレンス決勝13連敗…。これは2009年、2019年、2023年と、いずれもスウィープで敗退してきた記録をさらに更新する形となりました。シリーズ第2戦は、再びカロライナのホームで5月22日・木曜日の夜(日本では翌日・金曜日の午前中)に開催されます。巻き返しなるか?注目です👀🔥。

まとめ

 🎯フロリダ・パンサーズが王者の貫禄を見せつけ、カンファレンス決勝初戦を制しました!攻守のバランス、冷静な試合運び、そしてボブロフスキーの鉄壁セーブが光りました🧤シリーズはまだ始まったばかり。次戦の展開にも注目です👀🔥

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. 主にサッカー、クリケット、野球などのスポーツに関する最新ニュースや試合結果、分析記事を配信しているスポーツ専門メディア。2017年にドメイン登録され、現在も活動を続けています。特定の競技に焦点を当てた記事構成が特徴で、国際的な大会や選手の動向などを扱うことが多い。
    ↩︎
  2. スコアは3-2、2-1、1-0、4-3。このうち最初の2戦はオーバータイム(延長戦)。パンサーズは敵地で連勝後、ホームに戻り、連勝。記事にもあるが、パンサーズのマシュー・カチャックは、アウェイでの連戦両方ともで試合を決定づけたゴールを奪っている。
    ↩︎
  3. 2009年はピッツバーグ・ペンギンズ、2019年はボストン・ブルーインズ、そして2023年はフロリダ・パンサーズ、それぞれに対し一矢報いることなく敗退している。
    ↩︎
  4. 自チームがペナルティ(反則)を犯し、選手が一時退場して相手より少ない人数(例:4人対5人)でプレーする守備の時間のこと。この時間帯に失点せず、ペナルティタイムを乗り切ることが目標。敵陣へのパッククリアや体を張ったショットブロック、ゴーリーの活躍が重要となる。対する人数が多い側のチームは「パワープレー」で得点を狙う。
    ↩︎
  5. カナダ・バンクーバーのローカルニュース、文化、イベント、ライフスタイル情報などを発信する地域密着型オンラインメディア。2008年に設立され、現在はGlacier Media傘下で運営されている。

     地元コミュニティとのつながりを重視し、ポッドキャストや地元団体とのコラボなども積極的に展開。信頼性も一定の評価を得ており、ローカルニュースの情報源として利用されている。 ↩︎
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