エドモントン・オイラーズ2025年プレーオフ進出と注目選手まとめ

NHLチーム紹介

はじめに

 エドモントン・オイラーズが、ついにプレーオフ進出を決めました🎉
「え、プレーオフって何がそんなにすごいの?」という人も大丈夫。NHLにとって、ここからが“本当の戦い”なんです🔥

 このシーズン、オイラーズはケガや不安定な試合も多く、「大丈夫かな…」と心配されていました。でも、その中でもしっかり勝ち切って、夢の舞台に立つことができたんです。

 今回は、そんなオイラーズの今とこれからを「9つの注目ポイント」でわかりやすくご紹介します!アイスホッケー初心者さんも大歓迎ですよ🏒✨

参照記事:Edmonton Journal1The Edmonton Oilers who need to go above and beyond if Mattias Ekholm is out for the year: 9 Things

プレイオフ進出!最低限じゃない、これは始まりだ🔥

 エドモントン・オイラーズの2024-25年レギュラーシーズン。調子が良かったとは言い切れないかもしれませんし、怪我も多かった。正直、不安がなかったとは言えないシーズンでした。
でも、最も大事なことを成し遂げたんです。そう、プレイオフ進出です🎉

 それを最低限の成果だと思うかもしれませんし、私もそれには同意します。「出るだけじゃ意味がない」なんて声も聞こえてきます。たしかに、オイラーズのファンとしては優勝争いこそが目標。でもね、出なきゃ始まらないんですよ。

 私よりも遥かに賢い多くの人々が「とにかく出場してみろ……あとは成り行きを見守れ」という言葉を生み出してきました。どんなに強くても、プレイオフにいなければチャンスはゼロ。

 心配するのも無理はありません。このチームのシーズンは全体的に一貫性に欠けていましたし、怪我の問題も(現在進行形で)苛立たしいものでした。でも、今いる上位16チーム、どこが6月まで残るかなんて、誰にもわかりません。

 だから今は、「とにかく進出できた」ことを素直に喜びつつ、ここからの戦いにワクワクしていきましょう

 それらを含め、今回は「9つのこと」に言及していきましょう。

感動の瞬間、ジェフ・スキナーの初プレイオフ🏒

 まず注目したいのが、この人——ジェフ・スキナー(2024年7月1日、無制限フリーエージェントで、バッファロー・セイバーズから移籍)!

 なんと、NHLで1,075試合もプレイしてきた彼が、ついにプレイオフの舞台に立とうとしています。これは本当に特別なことです。子どものころからスケートリンクで夢を描いてきた少年が、やっとその夢に手が届く瞬間…ちょっとウルッときますよね。スケート靴を履くカナダの全ての子どもたちにとって、プレイオフは夢見る舞台ですから。

未来の守護神?サミュエル・ジョンソンに注目👀

 ゴーリー界にも新星が登場!オイラーズは、サミュエル・ジョンソンとエントリーレベル契約を結びました✨

 身長6フィート5インチ(約196センチ)というビッグサイズのこのゴールテンダー、スウェーデンのBIKカールスクーガ(4月12日に全日程終了、リーグ14チーム中2位)で17勝6敗、GAA(平均失点)1.88、セーブ率.922という素晴らしい成績を残しています。

 2022年のドラフト5巡目(全体158位)で指名された彼が、これからどう成長していくか…未来のゴールを守る柱になってくれるかもしれません🙌

 他の有望選手の契約関連ニュースもまもなく…。

サヴォワ、順調な成長中📈若きスターの可能性

 続いてご紹介するのは、レギュラーシーズンを間もなく終える、AHLベーカーズフィールド(・コンドルズ。セントラル・ディビジョン第8位、残り3試合でプレーオフ行きはやや厳しい!?)でプレーしているマシュー・サヴォワ。彼にとって今シーズンはAHLでの初フルシーズンでしたが、しっかりと結果を出しました。

 62試合で18ゴール、32アシスト、計50ポイントという成績!それだけじゃなく、ディフェンス面でとポジショニングの意識も評価されていて、プラスマイナス2+19という数字が光ります✨

 特に印象的だったのは、4月12日・土曜日の試合で、試合中の負傷から復帰した試合で粘り強くプレーし、50ポイント目を記録した場面。努力と成長が感じられる瞬間でした。

オイラーズのプレーオフ実績、実はすごいんです🏆

 オイラーズって、プレーオフになると本領を発揮するチームなんです🔥

 1979年にNHLに参入して以来、プレーオフシリーズで通算41勝を挙げています。これはオリジナル6(NHL創設当初の6チーム)を除いた中で、フィラデルフィア・フライヤーズ(44勝)に次ぐ2位の記録です!

 また、プレーオフで1ゲーム単位の勝利数(トーナメントで勝ち上がった際の勝利数。これが多いチームほど、決勝及び決勝に近い位置まで勝ち進んだことになる)でも、オリジナル6を除けばトップクラス(リーグで10番目。上にいるのはフィラデルフィア、ピッツバーグ・ペンギンズ、ダラス・スターズ)。伝統の強豪と肩を並べる実績を持っているチームなんですよ💪

家族を優先する勇気、ケインとライアンの決断👨‍👩‍👧‍👦

 今シーズン、ベーカーズフィールドにエヴァンダー・ケインとデレク・ライアンの姿が見えないことに、さまざまな憶測が飛び交っていますが、正直に言うと、その多くは根拠のない想像に過ぎません。そこにはちゃんとした理由がありました。

 ある賢い友人がこう言っていました——「人が何を抱えているかなんて、外からは本当のところはわからない」と。後になって分かったことですが、ケインは婚約者との間に第3子が誕生し、その子が数週間ICUにいたんです。これは家族を最優先するのが当然。

 ライアンに関しても、これまでの誠実な行動を見れば、きっと本人なりの理由があるはずです。アイスホッケーはチームスポーツだけど、人生もまたチーム戦。信頼が絆を強くしますね🧡

ドライザイトル復帰は慎重に…選手の意思も尊重しよう🧠

 4月13日・日曜日のウィニペグ戦3でレオン・ドライザイトルが出場するかもしれない、という話が出ても、私は驚きません。ただ、マティアス・エクホルムやトレント・フレデリック4の再度の負傷がありましたから、ケガ明けの選手に対して「また無理やりレオンを復帰させてるのでは?」という声もありますよね🤔

ジェッツ戦のハイライト映像です!この試合のように勝てば、強豪も何のその!なのですが。

 ここで大事なのは、選手自身の意思もちゃんと尊重されているということ。特にベテラン選手には、自分の身体と向き合う知識と経験があります。次に、エクホルムの今回の怪我は以前と同じものではありません。つまり、「またか」という論理は成り立たないのです。

 そしてNHLのチームドクターたちは非常に厳格な基準と倫理観のもとで判断しているので、もし選手がプレーしてさらに悪化する可能性があるなら、そのまま出場させるなんてことはまずありません。「誰かが無理やり出している」みたいなことは基本的にないのです。

 「そういうこと(再度の怪我)もある」んです。必ずしも誰かの「せい」ではないんですよ。

 だからこそ、ドライザイトルが出場しても、休んでも、それはチームと彼が真剣に話し合ったうえでの決断。外から見えることだけで判断しないようにしたいですね👍

讃岐猫
讃岐猫

NCAAのスターがオイラーズへ?クイン・ハットソンに期待🌟

 今週末に、オイラーズがNCAAのスター選手クイン・ハットソンと契約すると予想されています!

 クインは、ボストン大学で23ゴール・27アシスト=計50ポイントという素晴らしい成績を残したフォワード。身長は5フィート11インチ(約180センチ)とそれほど大柄ではありませんが、右利きであること、スピード、巧みなパス能力は大きな魅力です。

 Elite ProspectsのNCAAフリーエージェントガイド5によると、スピードとパス能力に優れていて、「常に動きながら最適なポジションを取ろうとし、プレーの流れを事前に読んでいるように見える」「常にフリーでシュートの準備ができている、彼はゴールスコアラーだ」ととても高く評価されています

 しかも、モントリオール・カナディアンズの期待のディフェンスマン、レーン・ハットソンの兄でもあるんです!これはホッケーファミリーの血筋を感じますね🏒

 彼がすぐにチームに合流すれば、そのことで契約初年度が消化扱い6になり、2025-26シーズン終了時には制限付きフリーエージェントになりますが、今季中に1試合だけプレーするチャンスもあるかも…!要チェックです👀

ゴーリー論争勃発?ピカードの逆転劇💥

 さて、ゴーリーの話題に戻ります。エドモントンではゴーリー(ゴールテンダー)に関して論争があるのでしょうか? 統計的には、そうは言えません。もし監督が、スタンレーカップ・プレーオフ第1戦の先発を“数字だけ”で選ぶとしたら、それはベテランのカルヴィン・ピカードになるでしょう。彼が今季のチームを支えた“救世主”だったかもしれないからです。

ピカード:GAA 2.63、セーブ率 .902

スキナー:GAA 2.91、セーブ率 .894

 数年前は「もうNHLで出場しないかも…」なんて言われ、組織の3番手または4番手として契約していたピカードが、ここまで活躍するとは誰が予想したでしょう?ジャック・キャンベル(現在、デトロイト・レッドウィングス傘下、AHLのグランドラピッズ・グリフィンズ所属)の不調をきっかけに巡ってきたチャンスを、若手スチュアート・スキナーをサポートしながら、しっかりモノにしたのはさすがです👏

 でも、だからといってスキナーが信頼されていないわけではありません。チームは今も彼を“正ゴーリー”と見ていると思います。第1戦で彼が先発しなければ驚きです。プレーオフ第1戦で誰が先発するかは注目ポイント!

エクホルムの不在は痛い…でも希望はある💪

 プレーオフを前にして、オイラーズにとって最も大きなニュースの一つが、マティアス・エクホルムの負傷です。

 エクホルムといえば、経験・サイズ・守備力・オフェンス力・オンとオフ両方でのリーダーシップ……すべてを備えた選手。コナー・マクデイビッドやレオン・ドライザイトルを除けば、「彼だけは絶対に欠けてほしくなかった」選手とまで言われています。

 特に彼とペアを組むエヴァン・ブシャールとのコンビは、オイラーズの守備の要。私の目には、彼こそが過去2年半でオイラーズ最高の二刀流ディフェンスマンに見えました。その彼が抜けるのは、正直かなりの痛手です😢もしシーズン絶望となれば、それは壊滅的な出来事です。

 でも、それでも「すべてが終わったわけではありません」!

ナース、ブシャール、そして新戦力たち🔥

 ここ数年で見ても、今年のオイラーズのディフェンス陣の厚みはかなりあります!

ダーネル・ナース:キャリア最高とも言える二刀流シーズンを送っています

エヴァン・ブシャール:ポストシーズンでの実績もある、エリート級のオフェンシブ・ディフェンスマンです(昨年も素晴らしかった)


ブレット・クラク:トップ4のDFとして十分に実力を証明、プレーオフでも実績があります。

ジェイク・ウォールマン:PKもパワープレー(セカンド・ユニット)もこなせる万能型。彼の獲得は、今まさに非常に重要な意味を持ち始めています。まさに正解!

 この布陣があれば、エクホルムの不在をなんとかカバーできるかもしれません。

キーパーソンはこの2人!ステッチャーとエンバーソンに注目🔍

 でも、やっぱり試練はやってきます。というのも、エクホルムが抜けたことで、本来プレーオフ初戦に出場しなかったかもしれない2人に、大きな役割が回ってきているからです。

 1人目はベテランのトロイ・ステッチャー。31歳でNHL500試合以上の経験があり、プレーオフも21試合を経験している安心感あるベテラン。最近のプレーも安定しています👍

この数年間、一体何チームを渡り歩いたのか…、でも、ステッチャーは必ずやってくれます!コヨーテズにいたから(笑)。

 そして2人目が、2年目のタイ・エンバーソン。まだ103試合しかNHL経験がない若手ですが、彼にはタフさと向上心があります。今まさに、大きなチャンスが来ているんです。

 エクホルムの穴を埋めるためには、ナース、ウォールマン、クラクが彼の出場時間を分担し、ステッチャーとエンバーソンがクラクが本来担っていた役割を引き受ける必要があります。

 この2人がどれだけチームに貢献できるかが、プレーオフの行方を左右するかもしれません🔥

まとめ:さあ、冒険の始まりだ!🧭

 エドモントン・オイラーズの2024-25年レギュラーシーズンは、決して順風満帆とは言えませんでした。でも、プレーオフという舞台に立てた。それがすべてのスタートです。

 若手の成長、意外なヒーローの登場、そして家族や仲間を思いやる心。それぞれの物語が重なり合って、今、オイラーズはひとつのチームとして、次のチャプターに突入しようとしています📖

 さあ、心の準備はできましたか?
 ここからが本当の勝負。Let’s Go Oilers!! 💙🧡🏒

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. カナダ・エドモントンに拠点を置く日刊新聞で、地域ニュース、スポーツ、ビジネス、政治などをカバーしている。1903年に創刊され、現在はPostmedia Networkの一部として運営されている。

     特にエドモントン・オイラーズなどのスポーツ報道に強みを持ち、オンライン版でも迅速な情報提供を行っている。地域密着型の報道と、社会的・政治的な深掘り記事が特徴で、購読はデジタル版と紙面版で提供される。
    ↩︎
  2. 選手がリンクにいる間にチームが得点した場合に+1、失点した場合に-1が加算される指標(主に5対5などイーブンストレングス時のみ)。選手の守備・貢献度をざっくり示すが、チーム状況や起用法にも影響されるため、単独では能力を完全に評価できるものではない。
    ↩︎
  3. 既に試合は終了しており、4-1でオイラーズは勝利している。ドライザイトルは出場していない。ドライザイトルは4月3日、サンノゼでの3-2の勝利に貢献した試合で下半身を負傷し、第2ピリオド10分8秒に退場。レギュラーシーズン中の復帰はないと言われている。
    ↩︎
  4. エクホルムは、3月26日から原因不明の怪我で出場していなかったが、4月11日の試合(サンノゼ・シャークス戦)で復帰。しかし、第1ピリオドで2度転倒し、ベンチに下がったまま試合に戻らなかった。

     トレント・フレデリックも、4月5日のロサンゼルス・キングス戦で、かねてより痛めていた足首の怪我を悪化させ、それ以降は欠場している。
    ↩︎
  5. NCAAでプレーしプロ契約未締結のフリーエージェント選手をまとめたリスト。選手のプロフィールや統計、分析情報を通じて、スカウトやファンが注目選手を把握できる(一部機能はプレミアム会員向け)。
    ↩︎
  6. NHLでは、新人選手は年齢に応じたエントリーレベル契約を結ぶ必要がある。契約年数は通常1〜3年で、契約終了後、選手が26歳未満かつ十分なプロ経験(NHLで1シーズン10試合以上)を持っている場合、制限付きフリーエージェント(RFA)となる。

     しかし、契約初年度が22歳以上(特に24歳)の場合、契約は1〜2年で終了と規定されているため、1年後にRFAになるケースが見られる。 ↩︎
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