NHLデビルズ、メイプルリーフスに2-1で敗れ、13連勝でストップ!

アイスホッケー名勝負

はじめに

 現在行わているサッカーW杯・カタール大会、オフサイドの判定がやたら厳しいですし、「ん?何で?」っぽい判定も多いように思います。

 VAR判定は正確性を増すのに貢献してはいますが、時間もかかりますし、ビデオで見るのと生で見るのとでは、何かニュアンス違うような気もします。

 NHLでもビデオ判定を採用していますが、今回の記事、トロント・メープルリーフスvs.ニュージャージー・デビルズ戦は、審判の判定だけでなく、そのビデオ判定すらも「は?そうかぁ?」と疑問符がつけられ、大モメにモメました。

 しかも、デビルズの連勝記録もストップし、リンク内外が荒れまくるという異常事態に…。

讃岐猫
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審判ってホンマに因果な商売やにゃあ。

引用元:ESPN.com「Devils’ team record-tying 13-game run ends in 2-1 loss to Maple Leafs」。 

デビルズ、取り消された3つのゴール

 トロント・メープルリーフスは、11月23日(水曜日)の夜、2-1で勝利し、ニュージャージーの連勝を13で止めました。デビルズは、フランチャイズ記録まであと1勝というところでした。

 ジョン・タバレス(センター、32歳)とポントゥス・ホルムバーグ(右ウィング、23歳)は、第1ピリオドにリーフスのゴールを決め、第3ピリオド・残り5分8秒にドギー・ハミルトン(ディフェンス、29歳)がデビルズ唯一の1点を奪いました。

 トロントのゴールキーパー、マット・マレー(28歳)は34セーブを記録し、ニュージャージーの認められなかった3ゴールの恩恵を受けました。

 そのうちの三つ目のゴールについて、第3ピリオドにファンが抗議して氷上を散らかしたため、リーフスは安全のためにロッカールーム・エリアに一時後退せざるを得ませんでした。

 「1試合で3本を見ることは滅多にないね。しかし、我々は1試合で3本を見てしまった」とデビルズのコーチ、リンディ・ラフ(62歳)は語りました。

そして連勝ストップ…

 デビルズは21日(月曜日)の夜、エドモントン・オイラーズを破り、13連勝でフランチャイズ記録に並びました。ニュージャージーは以前、2001年2月16日から3月23日まで13連勝しました。

 今回の連勝記録は10月25日に始まり、昨シーズンのNHLで28位に終わったニュージャージーが、メトロポリタン・ディビジョンのトップに立つ(16勝4敗)という、驚異的な躍進に火をつけました。

 デビルスの連勝はNHL史上5番目に長い記録であり、1993年にピッツバーグ・ペンギンズが樹立した記録には4試合及びませんでした。

 「少しフラストレーションが溜まる試合だった。ある意味、コントロールできていないように見えたし、途中からおかしくなってしまったよ」とFWエリック・ハウラ(センター、31歳)は語りました。

 「僕たちの運が悪かった。今まで順調にきていた分、厳しい反動が来たね。もし(連勝が)終わるなら、あのような形で終わるものなんだろうね。完全にハリケーンのようだったよ」。

 第1ピリオド・11分41秒、タバレスはミッチ・マーナー(右ウィング、25歳)からのフィードで得点し、連続得点記録を14試合に伸ばしました。14分3秒、ホルムバーグのNHL初ゴールで2-0。

讃岐猫
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今シーズンのデビルズのホッケーはいい!

というのが多くの評論家の見方。

またペースを取り戻すだろうにゃ。

判定を巡り、試合は大荒れ!

 第3ピリオドでデビルズのゴールが認められなかったのに続き、ファンが氷上にゴミを撒き散らしたことで試合は中断しました。

第1ピリオドの判定について

 第1ピリオド、ゴールキーパーの妨害に対して、デビルズのコーチによるチャレンジは失敗し、氷上の審判はヨナス・ジーゲンターラー(ディフェンス、25歳)のゴールを無効としました。

 NHLのシチュエーション・ルーム(氷上の審判のみで判定が難しい場合、別室にある数台のビデオによって判定を下す)は、フォワードのネイサン・バスティアン(右ウィング、24歳)について「クリース(ゴール前の区域.赤い線で示す半円の部分)に大きく入り込み、ゴールテンダーのマット・マレーの守備を阻害した」と判定しました。

 デビルズのフォワード、トマーシュ・タタール(左ウィング、31歳)がマレーと偶然接触したプレーについて、(審判は故意の接触と判定)トロントのゴールネットにスペースができたままになったと裁定し、デイモン・セバーソン(ディフェンス、28歳)のゴールは認められませんでした。

 「結局、当たりハズレの問題なんだよ。ゴールと言われれば、また、選手達にチャレンジさせたかもしれない。(タタールは)ゴールキーパーの邪魔にならないように努力しなければならないね」とラフは語りました。

第3ピリオドの判定

 しかし、もっと観客を沸かせたのは、第3ピリオドに覆されたゴールでした。ハウラはリーフスのフォワード、ニック・ロバートソン(左ウィング、21歳)のスケートからパックを蹴り出し、それをネットに突き刺しました。

 氷上ではゴールと判定されたが、NHLのシチュエーション・ルームによって覆されました。

 ルール49.2では、「明確なキック動作を使用して、パックをスケート/足でネットに押し込む攻撃側の選手は、ゴールを獲得することはできない。

 攻撃側のプレーヤーの蹴ったパックが、他のプレーヤー、ゴールキーパー、または審判に当たってネットに入る場合も、ゴールは認められない」としています。

 審判から判定が発表されると、ファンは抗議の意味を込めて氷の上にゴミを投げました。トロントの選手とコーチたちはベンチを離れ、更衣室エリアに向かいました。デビルズの選手たちはファンにやめるよう合図しました。

 「私たちには熱狂的なファンがいて、その熱狂ぶりが今夜も発揮されたと思う」とラフは言いました。

 第3ピリオドにハミルトンが決めたゴールは、その怒りを歓声に変え、デビルズに終盤の勢いを与えました。しかし、同点ゴールは奪えず、今季のデビルズの連勝記録は、フランチャイズ記録まであと1勝届きませんでした。

讃岐猫
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デビルズの監督は、

ファンの行き過ぎた熱狂ぶりを

認めてるような発言だにゃ。

まとめ

 また、「キック」に関する判定でモメましたか…。GM会議でも議題となってましたし、他の試合でも「ん?これどう見てもキックしてるでしょ」ってプレーを、配信で見てきました。

 ただ、意図的にやってるかどうかは、生で見ても、ビデオで見ても、はっきりとは分からないので、シーズンオフに多方面から綿密な検討がなされるべきでしょう。

 1試合で3本もゴールを取り消されたら、そりゃファンも怒ってしまうでしょう。でも、ゴミを散らかしちゃいけません!某国のサッカー・サポーターによる「活動」と正反対の動き…、何か考えさせられてしまいました。

 サッカーのフィールドも、アイスホッケーのリンクも大事な舞台ですからね。それを汚すということは、選手達を侮辱してるように思います。

讃岐猫
讃岐猫

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

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