ダラス・スターズ移転候補地とケンペ&コナー契約最新情報まとめ

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はじめに

 ダラス・スターズは2031年の契約終了を前に、新アリーナ候補としてプレイノやフリスコを検討中です🏒。北テキサスの熱狂的なファン層と充実施設は、チームの野心にぴったり😊。

 一方、キングスのエイドリアン・ケンペは開幕までに契約延長は難航中ながら高額契約が見込まれ、ジェッツのカイル・コナーも次回契約でチーム史上最高額に届く可能性があります💸。

⭐ダラス・スターズ、新アリーナは市外に?その背景とは

参照記事:The Hockey Writers「Dallas Stars Moving, Kempe Extension Talks & More NHL Rumors

 NHLの注目ニュースのひとつとして、まずはダラス・スターズの本拠地アリーナ問題について見ていきましょう⭐。


 スターズは現在、ダウンタウンの中心にあるアメリカン・エアライン・センター1を本拠地としており、ここで過去25年間プレーを続けてきました。リース契約は2031年まで残っていますが、契約終了後は、新たな本拠地を探す必要が出てくるかもしれません。

 新しい本拠地候補として、チームは新しいリンク(アリーナ)を建設するにあたり、なんとダラス市外移転が検討2されているそうです。

 『Front Office Sports』3のエリック・フィッシャー氏とダニエル・ロバーツ氏によると、NBAのダラス・マーベリックスが独自の施設を持つ方向で動いており、それを機にスターズも新アリーナを模索中とのこと。最有力候補地として名前が挙がっているのが、テキサス州プレイノです😊。

 チームの株主21名が集まった会合では、プレイノ4が現時点での本命とされており、他にもアーリントンやフリスコ5といった地域も候補地として検討されているといいます。

 現在のアリーナからプレイノまでは約20マイル(およそ32キロ)離れており、地理的にはまだ「ダラスエリア」内ですが、現在のアリーナがダウンタウン中心部に位置していることを考えると、ファンの間では賛否が分かれそうです。

 やはり、長年親しまれた土地から離れるというのは、大きな決断。便利さや街の雰囲気、アクセスの良さを考えると、移転は簡単な問題ではなさそうですね🏒。

🏒エイドリアン・ケンペ、開幕までに契約延長ならず?

 ロサンゼルス・キングスのフォワード、エイドリアン・ケンペ🏒は現在、新しい契約交渉の真っ最中で、それに関するいくつかの話題が出ています。

 2026年のフリーエージェント市場を見据えた動きの中でも、ケンペの契約は注目を集めていますが、次の契約でかなりの金額を得る可能性があるものの😊、開幕までに合意には至らない見込みです。

 『The Athletic』の記者エリック・スティーブンス氏によると、ケンペ本人は「開幕前に契約がまとまるとは思っていない」と話しています。しかし、彼はトレーニングキャンプ初日に記者団と話した際、「できれば開幕前に契約したかった」としつつも、「シーズン中に交渉が続いても構わない」と冷静な姿勢も見せました😊。

(出典:Will Adrian Kempe become the next eight-figure King? Is he a $10 million player?, The Athletic, 2025年10月4日)

 また、スティーブンスはケンペと比較される選手としてニコライ・イーラーズの名前を挙げています。イーラーズはフリーエージェントとしてカロライナ・ハリケーンズと契約し、年俸850万ドル(約12億8千万円)を手にしましたが、ケンペはそれを上回る額を得る可能性が高いと見られています🏒。

 さらに、『The FAN Hockey Show』6に出演したエリオット・フリードマン氏は、「ケンペは次の契約で1050万ドル(約15億8千万円)を目標にしている」と発言。これは、キリル・カプリゾフが契約で平均1700万ドル(約25億6千万円)を得たことに影響を受けているようです。

 ケンペは現在、安定して年間35ゴール・70ポイントを記録するフォワードに成長し、守備面でも優れたプレーを見せています。さらにプレーオフでは、彼が最も輝く瞬間が多いと言われていて、チームにとって欠かせない存在になっています。

 チームメートのドリュー・ドーティも、『The Athletic』の取材に対して、彼を高く評価しています。

 「そうだね、彼とは再契約しなきゃいけない。彼はその価値がある選手だ。アドリアンがどれほど優れているかは、毎日彼を見ている俺たちだけが知っている。守備でも堅実で、ペナルティキルもこなす、頼れる存在だ。彼はチームに欠かせない。誇りを持って戦う真の“L.A.キング”らしい男だ」。

 キャプテンのアンゼ・コピタルが引退を表明した今、キングスは彼の穴を埋めるべく、ケンペのような選手にリーダーシップを期待しています。チームの中核を担う彼の契約がどう決着するのか、今後の動きに注目が集まります💸。

コピタルの引退については、こちらをどうぞ。

💸カイル・コナー、ジェッツ史上最高額選手へ?

 ウィニペグ・ジェッツのフォワード、カイル・コナーも2026年のフリーエージェント市場で注目を集める存在です😊。

 現在の契約は今シーズン終了までで、年俸は710万ドル(約10億7千万円)あまりを受け取ることになっています😊。今の成績とリーグ全体の年俸相場を考えると、次の契約では大幅な昇給が予想されています💸。

 『The Athletic』のムラト・アテス氏は、ジェッツに関する読者Q&A(メールバッグ)を公開し、当然のようにトップの質問は「コナーの将来」についてでした。

(出典:How much did Kyle Connor’s next contract just jump? Jets mailbag, Part 2, The Athletic, 2025年10月2日)

 アテス氏によると、「彼は多くの金額に見合う価値を持っており、ジェッツもその額を支払う準備がある。両者の関係は良好で、契約を成立させたいという意思も一致している。……とはいえ、まだやるべきことは多い」とのこと。どうやら、まだ詰めるべき点は残っているようです。

 ここ数年のジェッツは、レギュラーシーズンで安定した成績を残しており、プレーオフではやや課題を抱えながらも、コナーは常に高いパフォーマンスを見せています。昨シーズンはキャリアハイの97ポイントを記録し、さらにプレーオフでは13試合で17ポイントを挙げました。まさにチームの得点源といえる存在です。

愛用のスティックを使いながら、自らのショットについても説明しているコナー。派手さはないけど、ほんと良い選手です。

 一方で、ファンから「もし契約延長がまとまらなければ、トレードの可能性はあるのか?それともFAで流出するリスクを取るのか」という質問もありましたが、アテス氏は「シーズン序盤でトレードされることはまずない」と断言。オーナーのマーク・チップマン7から選手たちまで、チーム全体が「コナーを残す」ことを望んでいるそうです。

 「ジェッツは最後の最後まで交渉を続け、できる限りの条件を提示するはずだ。そうすれば、チームもメディアも他の選手も、“できることはすべてやった”と言えるからだ。最終的にどうするかは、コナー自身の選択次第だろう📝」。
— ムラト・アテス(The Athletic)

 これまでの状況を見る限り、コナーがジェッツと契約延長を結ぶ可能性は非常に高いといえます。チームと選手、どちらにとっても良い関係が築かれている今、共に成功してきた実績も、その確信を強めています✨。契約延長は時間の問題かもしれませんね✨

⭐ダラス・スターズ、新アリーナ候補地としてプレイノも検討中

参照記事:Local Profile8The Dallas Stars Might Move, Reportedly In Talks With Plano

 2001年にダラス・スターズ⭐がアメリカン・エアライン・センターに登場して以来、NBAのダラス・マーベリックスと同じ施設を共有してきました。この形態は20年以上続いていますが、永遠ではありません。

 両チームのリース契約は2031年に終了するため、スターズは新たな本拠地の選択肢を検討しています。報道によると、テキサス州プレイノも候補地のひとつに入っているようです😊。

 マーベリックスはすでに自前の新アリーナやカジノ開発の計画9を進めています。一方、スターズも将来の本拠地について模索中です。

 『Front Office Sports』によると、スターズはプレイノを含む複数の都市と話し合いを進めていますが、まだ決定には至っていません。ダラス市内に留まる可能性もありますが、選択肢を限定しているわけではありません。

 スターズの社長兼CEOであるブラッド・アルバーツ氏は、『Front Office Sports』の取材に対して「プレイノとの話し合いがあることは否定しない」と語っています。チームはすでに市内でユースホッケー施設を運営しており、練習施設もフリスコに維持10しています😊。

 さらに、スターズの広報担当者も『Local Profile』に「ダラス・スターズは、北テキサスにおける本拠地の選択肢を常に評価している」と述べています。

 一方で、プレイノ市の関係者は慎重な姿勢を見せており、広報担当ディレクターのアマンダ・マクニュー氏は、『Local Profile』に「現時点ではコメントできない」と答えています。

讃岐猫
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🏟️フリスコのスポーツ都市としての魅力とスターズの今後

 プレイノから数マイルしか離れていないフリスコは、自らを「Sports City USA」11としてブランド化し、アピールしています😊。

 ここにはダラス・カウボーイズやフリスコ・ラフライダーズ、FCダラス、テキサス・レジェンズ、PGAオブアメリカなどの主要チームや組織が集結しており🏟️、5つの大型スタジアムやチャンピオンシップ級のトレーニング施設も整っています😊。

 また、スポーツ医療や研究、eスポーツの分野も拡大中で、まさにスポーツ都市として注目されています。

 FCダラスのメディア担当副社長ジーナ・ミラー氏は、公式声明で次のように述べています。「フリスコはアメリカのスポーツの中心地となっている。あらゆるスポーツで熱心なファンがおり、少年リーグからプロまで幅広く支持されている。イベント主催者もその環境をよく理解している」とコメントしています。

アメリカで2番目に安全な街とされているフリスコ。ダラス・スターズの施設もちらっと映ります。

 フリスコには12以上のプロ・大学組織があり、9つ以上のプロチームを抱える都市はアメリカ国内でもごくわずかです。この特性により、フリスコはスポーツビジネスやファンにとって最も成長著しく、魅力的な都市のひとつとなっています✨。

 現時点でスターズの将来の本拠地はまだ決まっていません。ダラス、プレイノ、そして他の都市も候補として検討されており、現在のリース契約が残り6年あることから、交渉にはまだ時間があります。

 はっきりしているのは、北テキサスは国内でも非常に活気あるスポーツ拠点となっており、スターズは自分たちの野心に見合う本拠地を探し求めているということです✨。

まとめ

 北テキサスのスポーツ市場は年々拡大し、ダラス・スターズが新アリーナを構える環境として注目されています🏟️。プレイノやフリスコの充実した施設や地域の盛り上がりは、チームの成長に欠かせない要素です😊。

 また、ケンペやコナーといった選手の動向もチーム戦力やファンの期待に直結しており、今後の契約や移転の決断から目が離せません⚡。

讃岐猫
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【註釈】

  1. テキサス州ダラスのビクトリー・パーク地区に位置する多目的屋内アリーナで、2001年7月17日に開場。ダラス・マーベリックス(NBA)とダラス・スターズ(NHL)のホームアリーナとして知られ、コンサートやその他のライブイベントにも使用されている。

     アリーナの設計は、デイヴィッド・M・シュワルツとHKS社の共同作業によって行われ、伝統的なレンガ造りの外観と滑らかなアーチが特徴。内部には可動式の座席や先進的な技術が導入され、観客に優れた体験を提供している。

     また、アリーナ前のPNCプラザには、ダラス・マーベリックスのレジェンドであるダーク・ノヴィツキーの銅像が設置されており、ファンにとっての象徴的なスポットとなっている。

     AACは、ダラス・マーベリックスとダラス・スターズの試合だけでなく、NBAファイナルやNHLオールスターゲームなどの主要なスポーツイベントも開催されるなど、ダラスのスポーツ文化の中心地としての役割を果たしている。
    ↩︎
  2. 現在、スターズはプレイノ、フリスコ、アーリントン、フォートワースなどの都市と協議を進めており、特にアーリントンはダラス・カウボーイズやテキサス・レンジャーズの本拠地として知られ、スターズの誘致に積極的な姿勢を見せている。

     チームの社長兼CEOであるブラッド・アルバーツ氏は、アーリーナ周辺の開発を含む75エーカー以上の土地を確保することが、年中無休の収益を生み出すために必要不可欠であると述べている。また、現在のアリーナでは周辺施設の開発権を持っていないため、新たな施設ではその権限を得ることが重要だと強調。

     ダラス市は、スターズの移転に関する公式な通知を受けていないとしているが、アーリントンや他の郊外都市は誘致に意欲的であり、スターズの新たな本拠地選定は地域のスポーツ文化に大きな影響を与える可能性がある。
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  3. 略称:FOS。スポーツ、ビジネス、カルチャーの交差点に焦点を当てたマルチプラットフォーム型のメディア企業。

     2014年に設立され、スポーツ業界のチーム・リーグ・ブランドのビジネス戦略や文化的要因を扱うニュースやコラムを発信。 ニュースサイト、ニュースレター、ポッドキャスト、ソーシャルメディアでの配信など、多様な形態で読者に情報を届けている。

     広告収益やブランド提携型のコンテンツ統合を軸に成長を続けており、スポーツビジネス領域に強みを持つ情報発信源として業界関係者の注目を集めている。
    ↩︎
  4. ダラス・フォートワース大都市圏に属する郊外都市で、コリン郡とデントン郡にまたがっている。2020年の国勢調査では人口約28万5,494人を有し、テキサス州内で9番目に多い都市。

     この都市は企業誘致にも積極的で、トヨタ北米本社など複数の大手企業の拠点があり、交通の便と経済基盤に恵まれた地域。
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  5. アーリントンはテキサス州ターラント郡に位置し、ダラスとフォートワースの中間にある都市。人口は2020年時点で約39万4,266人と報じられており、広域大都市圏の主要な都市の一つ。

     この街はスポーツ・娯楽施設も充実しており、MLBテキサス・レンジャーズの本拠地球場やテーマパーク、スタジアム施設など観光・集客施設も多く抱えています。

     フリスコは、ダラス・フォートワース都市圏の北側郊外エリアに位置し、コリン郡・デントン郡にまたがる急成長中の都市。2020年の国勢調査では人口約20万500人。

     1990年代以降、ダラス近郊の住宅開発の波が北部郊外に拡大した流れの中で急速に発展し、今では商業施設や住環境も整った人気都市。所得水準も高く、世帯平均収入はダラス都市圏平均との差を大きく上回る傾向にあり、住環境や教育環境の評価も高い。
    ↩︎
  6. カナダのスポーツネットワーク Sportsnet が運営する全国放送のホッケー番組で、毎日正午から午後2時(東部時間)に生放送されている。

     番組は、Sportsnet 590 The FAN ラジオを基盤とし、マット・マルケーゼ氏と元ロサンゼルス・キングス幹部のマイク・フタ氏がホストを務めつつ、NHLの最新ニュースや分析、リスナーからの意見を交えた議論を展開している。

     また、NHLインサイダーのエリオット・フリードマン氏も日替わりで番組に参加し、独自の視点からリーグ動向や選手契約の裏話などを語ることが多く、ファンや関係者から信頼される情報源の一つ。
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  7. 1960年生まれのカナダのホッケー界重鎮で、ウィニペグ・ジェッツを所有する True North Sports & Entertainment の会長を務めています。

     彼は弁護士としてのキャリアを経て、家族のホールディング会社である Megill-Stephenson Company を率い、その傘下で自動車販売および不動産事業などを運営。

     チップマンは、元のウィニペグ・ジェッツがフェニックスへ移転した後、地域に NHL チームを呼び戻すべく、1990年代後半から投資グループを率いて動き、2011年にはアトランタ・スラッシャーズを買収・移転してウィニペグに戻すという大きなプロジェクトを成功させた。

     現在では、ジェッツの代表オーナーとしてリーグ運営にも関わり、NHL の理事会に参加するなど、チーム運営とリーグ戦略の両面で影響力を持つ人物。
    ↩︎
  8. テキサス州コリン郡を中心に地域ニュースや生活情報を発信するオンライン&雑誌メディア。元々は「Plano Profile」というコミュニティ誌として1983年に創刊され、2019年に「Local Profile」へ名称を改め、プレイノ、フリスコ、マッキニー、アレンなど複数都市を含む広域を対象とする地域情報誌へと拡大した。

     このメディアは、地域のニュース、イベント、飲食、暮らし、ビジネス、不動産など幅広いテーマを扱い、地域住民にとって身近な話題を丁寧に届けることを重視している。

     また、Local Profile は広告やパートナーコンテンツも手がけ、地域密着型のビジネスモデルを展開。月間リーチ(コリン郡内)で150万人を超える読者層を持つとされ、地域ニュースメディアとして影響力を発揮している。
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  9. マーベリックスは、現アメリカン・エアラインズ・センターとのリース契約が2031年に終了するのを見据え、独自の「アリーナ+エンターテインメント施設(カジノ含む可能性あり)」を構築する構想を進めている。

     特に、アーウィング(Irving)市ではゾーニング(用途地区指定)の変更が承認され、旧テキサス・スタジアム跡地を再開発して、ホテル・劇場・カジノ併設型複合施設を含む開発案が浮上している。

     ただし、テキサス州法では賭博(カジノ等)は厳しく制限されているため、計画実現には法律改正や州議会の承認などハードルが存在する。マーベリックス側は、カジノありきの計画ではなく「最高レベルのアリーナ施設」をまず優先する方針を示しており、法整備の変化を待たずに建設を進める可能性も言及されている。

     加えて、計画規模としては30〜50エーカー(約12〜20ヘクタール)程度の敷地が想定されており、複合施設の中心としての機能と周辺開発権を含めた統合型の設計構想が持たれているらしい。

     このような背景から、マーベリックスの新施設プロジェクトは、単なるアリーナ移転を超えた都市開発・収益多角化を意図した戦略的構想と捉えられている。
    ↩︎
  10. プレイノでは「Plano StarCenter(プレイノ・スターセンター)」があり、これはダラス・スターズのホッケー・プログラムやスケート教室、ユース向けリーグ運営などを手がける施設。

     一方フリスコには「Comerica Center(コメリカ・センター)」があり、ここはスターズの公式練習施設および本部事務所として使われている。

     この施設はアイスホッケー以外にもバスケットボール(NBA Gリーグ Texas Legends)や各種イベントを受け入れるマルチ目的アリーナとして機能しており、観客席、会議室、公共アイスリンクなども備えている。

     また、スターズはこのComerica Centerでトレーニングキャンプを開き、ファンにも公開練習を行うことがある。
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  11. フリスコには多用途アリーナ「Comerica Center」があり、ダラス・スターズの練習施設と広報オフィスが置かれているほか、NBA Gリーグのテキサス・レジェンズやインドアフットボールのフリスコ・ファイターズの本拠地でもある。

      また、「Toyota Stadium」は2005年に開館し、FCダラスのサッカー競技専用スタジアムとして使用されており、収容人数2万人以上、ナショナル・サッカー殿堂 (National Soccer Hall of Fame) の設置など、地域のサッカー文化の中心ともなっている。

     医療・研究面では、「Baylor Scott & White Sports Therapy & Research at The Star」が注目される。これはNFLチーム・公立学区・医療機関が協力して作った300,000平方フィート・9階建ての複合施設で、傷害予防・パフォーマンス向上・リカバリーに加え、教育・研究プログラムも備えており、学生・プロ双方のアスリートに対応。

     さらに、PGA Friscoも巨大なゴルフ施設群を含み、2つの18ホールのチャンピオンシップコースやリゾートホテル、クラブハウス、練習施設等が含まれる「The Fields」という2,500エーカー規模の複合開発の一部として展開中。

     こうした施設・インフラ整備と公共・民間の連携は、フリスコを単なるスポーツ好きの街から、年間を通じてプロ・アマ問わず大規模イベントを誘致できる「スポーツ都市」へと変貌させており、スターズが移転先としてフリスコを選択肢に入れる理由がよくわかる。
    ↩︎
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