ロサンゼルス・キングスの2025-26年試合日程を曜日・月別で完全網羅!

NHLチーム紹介

はじめに

 ロサンゼルス・キングスの2024–25年シーズンのスケジュールが発表されました。曜日ごとの試合数や月別の偏り、さらにはオリンピックによる長期休暇など、ファンとして気になるポイントが盛りだくさん!特に土曜のホームゲームが多く、1月は過酷な連戦が続きます。

 ざっと見たところ、結構偏りのあるスケジュールっぽいのですが、NHLとしては当たり前みたいです(^_^;)。今回はそんなスケジュールの裏側を、初心者にもわかりやすく解説します!

参照記事:LA Kings Insider1Introducing the 2025-26 LA Kings regular-season schedule

🗓️待ちに待った!2025-26シーズンのスケジュール発表

 NHLファンにとって、毎年恒例のお楽しみのひとつが新シーズンのスケジュール発表2🎉

 特にロサンゼルス・キングスのファンなら、どのチームといつ戦うのか、どこでホームゲームが行われるのか、ワクワクしながらチェックする人も多いはずです。

 今年のスケジュールも、過去数年とフォーマットに大きな違いはありません。キングスはレギュラーシーズンで82試合を戦い、ホーム41試合、アウェイ41試合という構成です。来シーズン(26-27)からは新しい形式(84試合?)が導入される可能性もありますが、今のところは例年通りの予定です。

🤝対戦フォーマットの内訳をチェック!

 キングスが戦う相手は多岐にわたりますが、その構成にもルールがあります。イースタン・カンファレンスの16チームとは、それぞれ1回ずつホームとアウェイで対戦し、計32試合が組まれています。

【追記】イースタン・カンファレンスのチームでは、昨シーズンのスタンレー・カップチャンピオン、フロリダ・パンサーズと11月6日(木)にロサンゼルスで対戦し、これが唯一のホームでの対戦となる。

 キングスからイースタン・カンファレンスのチームへ移籍した選手で見ていくと、11月21日(金)、フォワードのタナー・ジェノー(→ボストン・ブルーインズ)が、11月24日(月)、ジョーダン・スペンス(→オタワ・セネターズ)が、2026年1月20日(火)、ディフェンスマンのヴラディスラフ・ガヴリコフ(→ニューヨーク・レンジャーズ)が、それぞれロサンゼルスに戻ってくる。

 〈以下は、キングスの所属するウェスタン・カンファレンスの話〉セントラル・ディビジョンのチームとの対戦はちょっと複雑です。4チーム(ダラス、セントルイス、ユタ、ウィニペグ)にはそれぞれホーム1試合・アウェイ2試合、もう4チーム(シカゴ、コロラド、ミネソタ、ナッシュビル)とはホーム2試合・アウェイ1試合の組み合わせで計24試合。

 しかもこのセントラル・ディビジョンとの対戦はシーズン初めに集中しており、2月から4月にかけてはたった1試合(3月22日のユタ戦)しかありません。

 そして、最も多くの試合を行うのが、キングスの所属するパシフィック・ディビジョンの相手チームたちです。7チームのうち、5チームとはホーム&アウェイで2試合ずつ、残る2チームとはやや変則的な形式になります。

 たとえば、エドモントン・オイラーズとはホーム2試合(2月26日と4月11日)、アウェイ1試合(1月10日)。サンノゼ・シャークスとはホーム1試合(1月7日)、アウェイ2試合(10月28日と11月20日)です。

【追記】「特別な日?」の試合

 ブラックフライデー(11月28日)の時、キングスはアナハイムで過ごし、その翌晩、感謝祭ウィークの土曜日にバンクーバーをホームに迎える。また、年末の祝日休暇3に入る前、12月27日にシアトルを迎え、休暇明けの最初の試合はアナハイムでダックスと対戦。

 しかも、パシフィック・ディビジョンとの対戦はシーズン終盤に集中していて、ラスト26試合すべてが同ディビジョン対戦というのも特徴的です🔥

🚨開幕からいきなり2連戦!

 今シーズンのキングスは、NHLで最初に開幕戦から2日連続で試合を行うチームになるでしょう。10月7日にホームでコロラド・アバランチを迎え、その翌日にはラスベガスでゴールデンナイツとのアウェイゲームが待ち受けています。開幕早々、ハードなスケジュールですね💦

キングスとしては、こんな完封負けはしたくないよね。

 なお、昨シーズン、キングスは2試合のプレシーズンをカナダのケベックシティで行った後、東海岸でシーズンをスタート。今シーズンは、10月7日(火)のNHLオープニングナイトのトリプルヘッダー4の一環として行われます。

 10月中に行われるパシフィック・ディビジョンの試合はこのラスベガス戦を含めてわずか2試合。そのため、ディビジョン戦の多くは後半にぎゅっと詰め込まれていることになります。

【追記】プレシーズンについて

 昨年はクリプト・ドット・アリーナの改装により、キングスはプレシーズン中にホームアリーナを離れ、ホームオープンは10月24日になったが、今年はそのスケジュールが大幅に早まり、プレシーズンのホームゲームが1試合組まれていて、シーズン開始が少し快適に感じられるかもしれない。

🦆ダックスとの連戦や、五輪前後の注目マッチも!

 ディビジョン戦では、興味深い組み合わせがいくつか予定されています。

 たとえば、1月にはアナハイム・ダックスとの“ホーム&アウェイの連戦”が実現!1月16日にクリプト・ドット・アリーナでダックスと対戦し、翌17日にはホンダ・センターで再戦というバック・トゥ・バックのスケジュールです。ファンにとっては連日でライバル対決(同州対決)が楽しめる最高のタイミングですね🎉

 また、2月のオリンピック休暇を挟む形で、キングスはラスベガス・ゴールデンナイツと2試合を戦います。2月5日にアウェイで対戦したのち、休暇明けの2月25日にホームで再戦。スケジュール上は20日も空いていますが、カレンダー上は並んで表示されるという少し不思議な組み方になっています🧐

📆キングスの試合は土曜日に注目!

 曜日ごとのスケジュールを見てみると、ロサンゼルス・キングスの“お決まりパターン”がよくわかります。

 まず、土曜日のホームゲームが最多で、クリプト・ドット・アリーナではなんと13試合が土曜日に開催予定!これは他の曜日を大きく上回る数で、ファンにとって週末のナイトゲームは恒例イベントといえるでしょう🎟️🌃

 さらに、アウェイの土曜試合も8試合組まれており、今シーズンの全82試合中の25%が土曜日開催という構成になっています。NHLの中でも土曜ナイトは観客動員が高く、特別感のある試合が多い傾向です。また、開始時刻も午後7時が最も多くなっており、土曜日の夜の試合でこの時間が好まれているようです。

 木曜日も10試合のホームゲームが予定されていて、木曜&土曜のセット開催も多くなっています。実際、9試合がその組み合わせでスケジュールされています。この2日間だけで、ホームゲームの半分以上を占めることになります。

📉日曜日のホームゲームはゼロ!

 逆に、日曜日は最も少ない曜日となっていて、ホームゲームはなんとゼロ。アウェイでも日曜に行われるのはわずか4試合だけです。

 NFLのシーズンと重なることや、観客動員が伸びにくい点が理由とも言われています。レギュラーシーズン中に2試合、プレーオフ期間中に1試合がNFLとバッティング5しますが、特段の問題はなさそうです🏈❌🏒

その他の曜日は以下の通り:
月曜日:ホーム6試合
火曜日・水曜日:それぞれホーム5試合
木曜日:ホーム10試合
土曜日:ホーム13試合

 曜日に偏りはあるものの、木曜〜土曜を中心にバランス良く試合が組まれている印象です。

📅月別で見るスケジュールの流れ

 シーズン全体の流れを月ごとに見ると、序盤はアウェイ戦が多く、終盤はホームゲームが増えるという構成になっています。

10月:最初の11試合中8試合がアウェイ。ホーム開幕戦は10月7日。
11月:ホーム6試合、アウェイ7試合とやや遠征多め。
12月・1月:ホーム&アウェイがほぼ均等。

 昨シーズンのように1月末でほぼすべての移動スケジュールが終わるわけではなく、ロードゲームが多いスタートとなりますが、シーズンが進むにつれてそのバランスは取れていきます。その代わり、シーズンの終わりには非常にホームゲームが多くなります。

3月末〜4月:シーズン最後の7試合中、最初の7試合がホーム。最後の3試合がアウェイ。

 特に注目したいのは3月下旬から始まる7連続ホームゲーム。その期間を含めて、オリンピック明け以降の25試合のうち15試合がホームで行われます。これはポストシーズン(プレーオフ)進出を目指すうえで非常に大きなアドバンテージとなりそうです🔥

🥵キングスにとって最も過酷な月=1月!

 ロサンゼルス・キングスにとって、1月は最も忙しい月です。この月だけで16試合をこなすことになり、翌2月1日を加えると、32日間で17試合という超過密日程になります。もともと1月はここ数シーズン、成績が振るわない月でしたが、今年もその流れを変えるのは簡単ではなさそうです。

 理由としては:休養日が少ない、練習時間も確保しにくい、移動距離も多いなど、選手たちにとってコンディション調整が難しい時期だからです。特に、年末の休暇明けからオリンピック休暇直前までの期間は“連戦・連戦・連戦”…まさに正念場となります💦

2025-26シーズン、果たしてどれだけのゴール・シーンが見られるのでしょう。

🏁4月は少ない試合数ながら密度が高い

 1月と並んで注意が必要なのが4月です。試合数そのものは9試合とそれほど多くはないものの、16日間で9試合と、短期間に詰め込まれたスケジュールとなっています。11月、12月、3月はそれぞれ13試合のスケジュールが組まれており、1月と4月を除けば、月ごとの試合数はかなり均等に分かれています。

 4月はシーズンの最終局面にあたるため、プレーオフ出場を争っている状況なら1試合1試合が非常に重要になります。体力だけでなく、メンタル的にもタフな時期といえるでしょう🧠💪



🇨🇦オリンピック休暇とその影響

 2026年は冬季オリンピックが開催されるため、NHLは2月に長期の中断期間(オリンピック休暇)を設けています。キングスは、2月5日(木)にラスベガスで試合をした後、しばらくの間試合がなく、2月25日(水)に再開するというスケジュールです。

 この休暇中、複数のキングス選手が各国の代表として出場する可能性が高く、
アドリアン・ケンペ(スウェーデン)
ケビン・フィアラ(スイス)
ドリュー・ダウティ(カナダ)
ダルシー・クーパー、クイントン・バイフィールド(カナダ)
サミュエル・ヘレニウス(フィンランド)
マーティン・クロミアク(スロバキア)
などが候補に挙がっています🇸🇪🇨🇭🇨🇦

 NHL選手のオリンピック参加は2014年以来。代表入りしない選手にとっては絶好の休養期間となりますが、出場する選手たちにとってはさらにハードな1年となりそうです。

🔁過去最多に近い“バック・トゥ・バック”の連戦数

 このオリンピック休暇の影響で、シーズン全体の試合がより圧縮された構成になっています。結果として、キングスは今季16回の「バック・トゥ・バック(二日連続試合)」をこなす予定です。これは昨シーズン(15回)よりも1回多く、2021-22シーズン以来最多の数字となります。このバック・トゥ・バックは、休暇に対する代償でもあります。

 連戦続きで選手の疲労が蓄積しやすく、特にゴールテンダーの起用や選手交代のタイミングが試される場面が多くなるでしょう。チームの層の厚さ、ベテランの調整力、そしてヘッドコーチの采配が大きな意味を持つシーズンになりそうです🔁🎯

まとめ

 今シーズンのキングスは、開幕からアウェイ続き、後半にホームが集中する構成で、終盤の戦い方がカギになりそうです。オリンピックによる中断やバック・トゥ・バックの連戦など、選手にとってはハードな日々が続きますが、ファンにとっては見どころ満載の一年になりそうですね!

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. NHLのロサンゼルス・キングスによる公式メディアサイトのひとつで、試合分析、選手の舞台裏、ポッドキャスト、ファン向けコンテンツなどを配信する情報特化型プラットフォーム。記者やライターによる深掘り記事を通じて、公式発表では得られない視点を提供している。
    ↩︎
  2. 7月16日(水)にNHLの2025-26レギュラーシーズンの全日程が発表。2025年10月7日(火)にトリプルヘッダーで開幕し、アメリカではESPN、カナダではSportsnetとTVA Sportsで全国放送される。レギュラーシーズン終了は2026年4月16日(木)。

     全試合数は1312試合で、2月にオリンピックブレイクが設けられる。これにより、NHL選手がミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックに参加する予定。恒例の屋外試合としては、ウィンター・クラシックが1月2日、マイアミで、スタジアム・シリーズが2月1日、タンパでそれぞれ開催される。

     カナダのホッケーデーとして、1月17日、スコシアバンク主催の「ホッケーデー・イン・カナダ」がモンクトン(ニューブランズウィック州)で開催され、カナダの全7チームが試合を行う。
    ↩︎
  3. アメリカでは、日本の「年末年始休暇」のような一斉に長期休暇を取る慣習はあまりないん。代わりに、11月の第4木曜日の感謝祭(Thanksgiving Day)から始まり、12月25日のクリスマス(Christmas Day)、そして1月1日の元日(New Year’s Day)までの一連の期間を「ホリデーシーズン」と呼び、家族と過ごす特別な時期と捉える。

     感謝祭では、多くの企業が翌金曜日(ブラックフライデー)も休みにして、木曜から日曜までの4連休とするのが一般的。クリスマスが最も重要な祝日で、多くの人が有給休暇(PTO)を組み合わせて、クリスマス前から年末まで比較的長い休みを取る。企業によっては12月25日から1月1日までオフィスを閉鎖する場合も。


     1月1日は祝日だが、日本のような三が日の習慣はなく、多くの企業は1月2日から通常営業に戻る。
    ↩︎
  4. フロリダ・パンサーズ vs シカゴ・ブラックホークス
    試合会場:アメラント・バンク・アリーナ(フロリダ・パンサーズの本拠地)

    特記事項:2連覇中のスタンレーカップチャンピオン、フロリダ・パンサーズが本拠地で優勝バナーを掲げるセレモニーが行われる。

    ピッツバーグ・ペンギンズ vs ニューヨーク・レンジャース
    試合会場:マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク・レンジャースの本拠地)

    コロラド・アバランチ vs ロサンゼルス・キングス
    試合会場:クリプト・ドットコム・アリーナ(ロサンゼルス・キングスの本拠地)

     アメリカではESPN、カナダではSportsnetとTVA Sportsで全国放送される予定。
    ↩︎
  5. レギュラーシーズン中は、10月26日(日)のシカゴ・ブラックホークス戦、11月9日(日)のピッツバーグ・ペンギンズ戦。プレーオフ期間中は、2月8日(日)のシアトル・クラーケン戦が該当すると思われる。 ↩︎
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