はじめに
NHLの各チームが直面した激動の移籍劇や騒動を振り返ります。スター選手の残留問題や突然のトレード要求、そして巨額のオファー拒否など、ファンの心を揺さぶる出来事が次々と発生しました。
今回は各チームの苦境や舞台裏での出来事を取り上げ、それぞれの状況をランキング形式で詳しく解説していきます。ファンにとって重要な、チームの現状と今後の行方に迫る内容をお届けします。📣
※今回の記事は2部構成の第2部に当たります。
第1部はこちら⬇️

参照記事:The Athletic「Which of these 8 NHL fan bases should be most insulted by the offseason so far?」
第4位 コロンバス・ブルージャケッツの急展開と残留の真相
ザック・ウェレンスキーが契約延長に応じない意向を示し、チームは難しいトレード交渉を迫られる事態になりました。さらにキリル・マルチェンコも退団を望んでいることが判明し、ヘッドコーチにとってはまさに寝耳に水の状況でした。
この突然の事態はチーム全体に大きな激震を走らせました。😮
GMのドン・ワデルが納得できるトレード案を見つけたものの、ウェレンスキーは自身のトレード拒否条項を行使して白紙に戻しました。自ら移籍を望んでいたにもかかわらず、その交渉内容に激怒したと報じられています。
しかし、その後はどういうわけか全員が気持ちを翻す結果となりました。🤔
最終的にウェレンスキーがチームに残りたいと語ったことで、一見するとこの問題はハッピーエンドを迎えたように思えます。ファンとしても、今回の一連の騒動はなかったことにして忘れたいと感じているはずです。
ただ、本当にこれで完全に問題が解決したと確信している人ばかりではありません。👀
実際、彼のコメントをよく確認すると、残留すると断言したわけではなく、コロンバスで勝ちたいと話しています。しかし、その勝つという部分こそ、このチームが近年十分に実現できていない要素でもありました。
もちろん、同時に浮上していたマルチェンコの問題も依然として残ったままです。💦
現時点では2人ともチームに残っており、スター選手を失った他の状況よりは良いと言えます。今回の騒動でチームには勝たなければならないという重いプレッシャーがのしかかりましたが、チャンスはありそうです。
屈辱メーターは6.5点ですが、来夏に同じ騒動が起きないことを願うばかりです。✨
チーム史上最高の選手とも言われるウェレンスキー、直近シーズンの素晴らしいゴールやアシストシーンのみで構成されたハイライト映像です。
【讃岐猫😹の深掘りコラム】栄冠と不協和音――ノリス賞DFの「条件付き忠誠」と若きエースの反旗
コロンバス・ブルージャケッツを揺るがすザック・ウェレンスキーとキリル・マルチェンコの「離反騒動」は、一見すると沈静化したように映るが、北米メディアの報道が明かす舞台裏は依然として不透明である。
2025–26シーズンにチーム史上初となるジェームズ・ノリス記念賞(最優秀ディフェンスマン)を受賞したウェレンスキーは、チームが6年連続でプレーオフ進出を逃した現実に対し、自身の全盛期を勝利のない環境で無駄にしたくないという強い危機感を抱いていた。
実際にドン・ワデルGMがダラス・スターズとの間でトレードを合意させた際、ウェレンスキーは即座にトレード拒否条項(NTC)を行使してこれを破棄し、最終的に「コロンバスで勝ちたい」とチームへの残留を表明した。
しかし、評論家たちが指摘するように、この言葉は裏を返せば「勝てなければ未来はない」というチームへの最後通牒に他ならない。彼の契約は残り2年あり、真の長期的なコミットメントは2026–27シーズンのチーム成績に完全に左右される状態である。
さらに深刻なのが、チームの次世代を担うべき若き得点源、キリル・マルチェンコの問題である。
2026年6月のNHLドラフト直前、有力メディアESPNのケビン・ウィークス記者によって「マルチェンコが現行契約終了後にコロンバスと延長契約を結ぶ可能性は低い」という衝撃的な事実が暴露された。
本人の退団意思が報じられたことで、モントリオール・カナディアンズをはじめとする他チームが「破格」とも言える熱心なトレード打診を行ったものの、ワデルGMは7月2日の記者会見で「マルチェンコは開幕をブルージャケッツの一員として迎える」と明言し、ひとまず流出を阻止した格好である。
だが、マルチェンコは2026–27シーズン終了後に制限付きフリーエージェント(RFA)となるため、チームが保有権を握っているとはいえ、本人の不信感が拭えなければチームの再建計画そのものが根底から覆る危険性を孕んでいる。
ホッケー評論家たちの分析によれば、この二人の態度に共通しているのは「負け犬の文化」が定着しつつあるチームへの強烈な焦燥感である。
フロントはヴァレリー・ニチュシュキンを獲得するなど「今勝つための姿勢」を必死にアピールしているが、主力二人が見せている現状は決してハッピーエンドではなく、来夏あるいはそれ以前に再燃しかねない「時間制限付きの休戦」に過ぎない。
出典リスト
NHL.com、”Werenski wanting to stay with Blue Jackets ‘music to my ears,’ GM says“、2026年7月2日
1st Ohio Battery、”Kirill Marchenko Unlikely to Re-Sign in Columbus Per ESPN’s Kevin Weekes“、2026年6月26日
Sportsnet.ca、”Blue Jackets GM says Marchenko will be on team to start season“、2026年7月2日
第3位 オタワ・セネターズの痛手とキャプテンの選択
長年にわたりオタワのファンは、いずれキャプテンはチームを去ると他チームのファンから言われ続けてきました。しかし、本人もチームもそんなことは絶対にないと否定し続けてきた経緯があります。
そして今年、初めてその可能性が現実味を帯びたとき、キャプテンは自ら決断を下しました。🏒
結局、多くの人が何年も前から予想していた通りの道を彼は選ぶことになりました。ブレイディ・カチャックがフロリダへ移籍したことは、セネターズのファンにとって本当に胸をえぐられる出来事でした。
特に、何年もの間彼を熱心に擁護し続けてきたファンにとっては、なおさら辛い現実です。😢
しかも、その移籍の進み方もファンには厳しいものでした。報道によると、カチャックはトレード拒否条項を使って移籍先候補を数チームにまで絞り込み、その後さらに最終的には1チームだけに限定したとされています。
それでも、オタワにはダニエル・アルフレッドソンという永遠の英雄がいます。……さて、水でも一口飲んでニュースを確認するとしますか。
※ダニエル・アルフレッドソン(Daniel Alfredsson)
1972年12月11日、スウェーデン・ヨーテボリ出身の元プロアイスホッケー選手・指導者。現役時代のポジションはライトウィング。北米のプロアイスホッケーリーグNHLのオタワ・セネターズで長年にわたり主将を務め、クラブの象徴として絶大な人気を誇ったレジェンドである。
1994年のNHLドラフトにて、セネターズから6巡目(全体133位)という下位指名で入団。しかし、デビュー年となった1995-1996シーズンにチーム得点王となる成績を収め、NHL最優秀新人賞(カルダー記念トロフィー)を受賞した。
1999-2000シーズンから13シーズンにわたりキャプテンを歴任し、2006-2007シーズンにはヨーロッパ出身のキャプテンとして史上初めてチームをスタンレー・カップ決勝へと導く功績を残している。
セネターズでの通算得点、アシスト、ポイント(ゴールとアシストの合計)は現在もクラブのフランチャイズ史上最高記録である。2016年に背番号「11」がチーム初の永久欠番に指定され、2022年にはホッケーの殿堂入りを果たした。
国際舞台でもスウェーデン代表として五輪に5大会連続で出場し、2006年トリノ五輪で金メダルを獲得している。
引退後はセネターズの選手開発部門を経て、2023年12月から同チームのアシスタントコーチを務めていた。
指導者としてのキャリアをさらに発展させるため、2026年7月にセネターズの宿敵であり最大のライバル関係(バトル・オブ・オンタリオ)にあるトロント・メープルリーフスのアソシエイトコーチ(副監督格のコーチ)への就任を発表した。
この移籍はセネターズのファンやホッケー界に大きな衝撃を与えたが、オタワのオーナーであるマイケル・アンドラウアーは「彼が宿敵に加わるのは残念だが、アルフィーは永遠にオタワ・セネターズの一員であり、戻ってくるためのドアは常に開いている」と最大の敬意を表している。
オタワの街において、彼の築いた「永遠の英雄」としての地位が揺らぐことはない。
セネターズは、このトレードで考え得る限り最高に近い見返りを得ることに成功しました。そして獲得した指名権の一つを活用し、即戦力となるウィリアム・エクルンドの獲得にも繋げています。
また、「兄弟でプレーしたい」という話題も何年も聞かされ続けて少々食傷気味ですが、家族と一緒にプレーしたいという気持ち自体を責めることはできません。🤝
それに正直なところ、オタワのファンの中にもブレイディの振る舞いにうんざりしていた人は少なくありませんでした。そして最後まで彼を信じていたファンも、これからは「敵として応援しがいのある選手」だと感じるようになるかもしれません。
ファンに愛され、そして今回チームを去ることになったブレイディの熱いプレースタイルやゴールシーンを、じっくり振り返りましょう。
【讃岐猫😹の深掘りコラム】かつての英雄が残した不協和音:なぜオタワはブレイディ・カチャックに背を向けたのか
オタワ・セネターズの象徴であり、キャプテンを務めていたブレイディ・カチャックが2026年6月にフロリダ・パンサーズへ電撃移籍した一件は、北米ホッケー界に大きな衝撃を与えた。
かつてファンから絶大な支持を得ていたチームの顔の退団であるが、地元オタワの反応は単なる喪失感や悲しみだけにとどまらない。むしろ、彼のこれまでの振る舞いや、ロッカールーム内外で生じていた摩擦に対する「うんざりした感情」が爆発する結果となった。
マスコミや評論家の分析によると、セネターズファンがカチャックに対して冷ややかな視線を送るようになった決定的な背景には、彼が実兄のマシュー・カチャックと共同で配信していたポッドキャスト番組「Wingmen」の存在がある。
2025年11月にスタートしたこの番組は、シーズン中もカチャック兄弟の本音トークが聞けるとして注目を集めていた。しかし、これがセネターズのチームメイトやチーム関係者にとっては不満の種となっていたのである。
特に2026年4月、彼らの父親であるキース・カチャックが同番組にゲスト出演した際、現代のNHL選手の怪我に対する耐性の低さを揶揄し、軽微な怪我で戦線を離脱する風潮を厳しく批判した。この発言は、多くの主力選手が怪我に苦しんでいたオタワのロッカールーム内に深刻な不協和音を生み出すこととなった。
スポーツネットのエリオット・フリードマン記者は、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪以降、カチャックを取り巻くこうした喧騒に他の選手たちが完全に疲弊していたと指摘しており、「チームの調和を乱すノイズを終わらせるために、今夏の破局は不可避だった」と結論づけている。
また、移籍劇のプロセス自体もファンのプライドを大きく傷つけた。カチャックは実質的にトレード要求を行い、自身が持つトレード拒否条項(NTC)を利用して、移籍先を兄マシューが所属するフロリダをはじめとする極めて少数のチームに限定したと報じられている。
この強引な手法は、「家族とプレーしたい」という個人的な願望を最優先し、長年彼を支え続けたオタワのファンやチームへの忠誠心を裏切る行為として映った。
このファンの怒りと失望を象徴するように、地元の野球チームであるオタワ・タイタンズはカチャックの背番号「7」にちなんで「ブレイディを忘れる日(Forget Brady Day)」というイベントを開催し、ファンの持つカチャックのホッケーユニフォームを自チームのユニフォームと交換するプロモーションを行った。
これには多くのファンが詰めかけ、ユニフォームを処分する様子がメディアで大きく報じられている。セネターズ公式ショップすらも、彼のユニフォームを返品したファンに対して他のグッズを40%割引で購入できるという、事実上の「カチャック離れ」を容認する異例のキャンペーンを実施したほどである。
ホッケー評論家たちは、現代のNHLスター選手が契約期間中であっても、自らの希望する移籍先を強硬に突きつける「パワープレイ」の典型例として今回の件を位置づけている。
オタワのファンにとって、ブレイディ・カチャックはもはや「不条理に去っていった悲劇の英雄」ではなく、「自己中心的な振る舞いでチームの和を乱し、勝手にオタワを見捨てた存在」である。
だからこそ、今後の対戦において彼は、セネターズのファンが最も熱量を持ってブーイングを浴びせられる、「敵として応援しがいのある(=最も敵対心を燃やせる)悪役」として迎え入れられることになるに違いない。
出典:Athlon Sports「Elliotte Friedman Reveals Senators’ Brady Tkachuk Concern Before Panthers Trade」2026年7月6日
CTV News Ottawa「Ottawa Titans collect dozens of Tkachuk jerseys on ‘Forget Brady Day’」2026年7月9日
NHL Fan Central「NHL insider links Brady Tkachuk trade to podcast tension in Senators locker room」2026年7月6日
カチャックは、オタワを出たいと望んだスター選手たちの長いリストに新たに加わる一人となりました。本来なら新オーナー体制で、その悪い流れは終わるはずでしたが、現実はそうなりませんでした。
屈辱メーターは8点となり、ファンにとっては非常に重い結末を突きつけられる形です。💥
第2位 デトロイト・レッドウィングスの混迷とアイザーマンGMの決断
チームワーストとなるプレーオフ進出なしの期間が10年に達する中、キャプテンのディラン・ラーキンはもう限界だと意思表示をしました。
自分はトレードされて、すでに勝てるチームでプレーしたい、デトロイトを勝てる状態に戻す仕事は自分が去ったあとでやってくれ、という表明でした。😱
今夏にトレードを要求したスター選手は彼だけではありませんが、契約をまだ5年も残した状態でそれを行ったのはラーキンだけでした。
そして近年ではおなじみとなったように、彼は自身のトレード拒否条項を使い、移籍先の候補をミネソタ、フロリダ、ベガスの3チームだけに限定したのです。⚡
しかも、そのどのチームもスティーブ・アイザーマンGMが納得するだけの交換材料を持っているようには見えませんでした。今のところアイザーマンは強気の姿勢を崩しておらず、ラーキンが考えを改めるか、候補を増やすのを待っています。
しかし、そのどちらもまだ実現していない状態です。⏳
このままでは、トレーニングキャンプが始まる9月に、非常に気まずい再会が待っている可能性もあります。ただ、まだトレードは成立していないため、ラーキンとアイザーマンが歩み寄る可能性は残されています。
実際、コロンバスではウェレンスキーが最終的に残留へ方針転換した例もありました。⚖️
アイザーマンは現役のGMとしてマーティン・セントルイスやジョナサン・ドルーアンらのトレード要求にも対応してきましたが、その際の見返り獲得には定評があります。キャプテン自らが白旗を上げる展開は厳しいですが、納得できる形へ持ち込めるかもしれません。
※その際の見返り獲得
スティーブ・アイザーマンがタンパベイ・ライトニングのGMを務めていた時期(2010~2018年)に発生した、主力選手による2度のセンセーショナルなトレード要求事件と、そこからアイザーマンが引き出した歴史的な取引成果を指す。
不利な状況でも相手に妥協せず、チームの長期的な利益を最大化する彼の卓越した交渉力を象徴するエピソードである。
マーティン・セントルイス(Martin St. Louis)のケース(2014年3月)
当時ライトニングのキャプテンであり、チームの象徴だった名選手。2014年ソチ五輪のカナダ代表選考において、同代表の代表責任者(エグゼクティブ・ディレクター)を兼任していたアイザーマンGMが、当初セントルイスをメンバーから落選させたことで両者の関係が決定的に悪化。
激怒したセントルイスはトレードを要求し、自身の「ノー・トレード条項(移籍拒否権)」を盾に、移籍先をニューヨーク・レンジャーズ1択に限定してアイザーマンに迫った。
完全に買い手市場(レンジャーズ優位)の窮地に立たされたアイザーマンだったが、レンジャーズのキャプテンであった実力派FWライアン・カラハンに加え、2015年のドラフト1巡目指名権、および条件付き指名権(最終的に2014年1巡目指名権へ昇格)という、ベテラン1人に対して「現役キャプテン+1巡目指名権2つ」という破格の見返りを毟り取ることに成功した。
ジョナサン・ドルーアン(Jonathan Drouin)のケース(2015~2017年)
2013年NHLドラフトにおいて全体3位で指名された将来を嘱望される若き才能。しかし、出場機会や起用法を巡って首脳陣と衝突し、2015年11月にエージェントを通じて極秘裏にトレードを要求。
2016年1月にはAHLへの降格を命じられると、トレードを要求していることを公表して試合への出場を拒否し、チームから無期限の出場停止処分を科される泥沼のホールドアウト(ボイコット)へと発展した。
この時もアイザーマンは慌てて安売りすることはせず、「チームのためになる見返りがない限りトレードはしない」と突っぱねてドルーアンを塩漬けにした。結局、ドルーアン側が折れてチームに復帰し、翌シーズンに活躍して市場価値を再び高めたタイミング(2017年6月)を見計らってトレードを敢行。
モントリオール・カナディアンズから、後にライトニングの連覇(2020年・2021年)を支える絶対的な主力ディフェンスマンへと成長する若き俊才ミハイル・セルガチョフを獲得するという、完璧な立ち回りを披露した。
このようにアイザーマンは、選手側が移籍権利を盾にチームを揺さぶってきた局面であっても、毅然とした態度を崩さず、時間と交渉カードを巧みにコントロールして、最終的に自軍へ莫大な利益をもたらすGMとして知られている。
屈辱メーターは8.5点と高水準を記録しています。💥
第1位 シアトル・クラーケンの苦悩とスター獲得の壁
ここ数か月で2度目となる大型補強として、クラーケンはスターウイング獲得に全力を注ぎ、トレード資産に加えて超大型契約まで提示してシアトル行きを打診しました。
しかし、以前のアルテミ・パナリンと同じように、ジェイソン・ロバートソンもそのオファーを見るなりノーと返答しました。❌
違いがあるとすれば、パナリンはすぐに希望していたロサンゼルスへ移籍した一方で、ロバートソンはいまだダラスで宙ぶらりんの状態にあることです。
つまり、次にどこでプレーするかは決まっていませんが、シアトルではプレーしたくないということだけは決まっているという厳しい現実です。💸
たとえリーグで2番目の高額年俸を提示されていたとしても拒否された形ですが、クラーケンが本気で動いたこと自体は評価すべきでしょう。
NHL参入から5シーズン、その大半は期待外れの結果に終わり、市場の不安材料もある中で、チームはこのままの現状維持ではいけないと理解しています。🏟️
チームはゲームチェンジャーとなるスター選手を獲得しようと積極的に動き、大金を払う覚悟も示してきました。問題は、そのお金を受け取りたいと思う選手が誰もいないことです。
これは飛躍を目指すチームとしては非常に厳しい現実であり、所得税がないという人気の条件があっても響きません。💦
同じく新規参入のベガスにはスター選手が集まる一方、シアトルはお金があってもスターを獲得できない状況です。チーム創設から5年、出ていきたいと言われるほどのスターを一度も抱えたことがないとも言えます。
【讃岐猫😹の深掘りコラム】なぜシアトルは「大金を積んでもスターに振られる」のか?贅沢な条件が響かない理由を分析
ワシントン州には個人所得税がないという、アスリートにとって極めて有利な財務的メリットが存在するにもかかわらず、なぜスター選手はシアトルを明確に拒否するのか。マスコミが指摘する最大の要因は、チームが陥っている「中堅選手過多による停滞感」と「不透明なチームビジョン」である。
北米のホッケー専門メディアの動向によれば、クラーケンはダラス・スターズのジェイソン・ロバートソンに対し、年平均1500万ドルというリーグ最高峰の超大型8年契約を提示したとされる。
さらにトレード資産としてドラフト上位指名権を含むパッケージを用意し、かつてアルテミ・パナリンの獲得に動いた際と同様に「オールイン」の姿勢を見せた。しかし、ロバートソン側の回答は非情なまでの拒絶であった。
彼は「次にどこでプレーするかは決まっていないが、シアトルではないことだけは確かだ」というスタンスを崩さなかったとされる。
この拒絶の背景について、評論家たちはクラーケンのロースター構造に根本的な欠陥があると分析する。地元メディアやファンコミュニティでの議論でも痛烈に批判されているのが、シアトルが「平均的な実力の中堅選手(ミドルシックス)」で埋め尽くされ、劇的な勝負強さを欠く「ホッケー界の煉獄(パージトリー)」と化している点だ。
スター選手が移籍先を選ぶ際、最も重視するのは「直近でスタンレーカップ(王者)を狙える競争力があるか」である。しかし、直近のシーズンでもプレーオフ進出を逃したクラーケンは、勝てるビジョンを提示できていない。
さらに、フロントオフィスが若手の育成とベテランの重用との間で中途半端な舵取りを続けていることも致命傷として挙げられる。直近では期待の若手シェーン・ライトと代理人が今夏のトレードを要求していると報じられており、チーム内の不協和音も透けて見える。
同じ新規参入チームでありながら、毎年のように大物選手を惹きつけるラスベガス・ゴールデンナイツは、常に「勝つために冷徹なまでにスターを集める」という明確なブランドを確立した。対照的にシアトルは、お金はあっても「勝てる組織としての魅力」を確立できていない。
所得税ゼロという免罪符だけでは、全盛期を迎えたトッププレイヤーの「勝ちたい」という執念を買うことはできないのである。
出典:
The Hockey Writers, 「Kraken News & Rumors: Wright Trade Discussions, Free Agency & More」, 2026年7月3日
Sound Of Hockey, 「What went wrong for the 2025-26 Seattle Kraken」, 2026年5月4日
The Spokesman-Review, 「Kraken could lose vets Jamie Oleksiak, Jaden Schwartz | NHL free agency」, 2026年6月30日
屈辱メーターは9点となり、チームの顔となる選手すら獲得できない現実が浮き彫りです。😭

前回の記事も含め8チームを紹介してきたけど、もう1チーム忘れていませんか?と言いたいにゃ。フィラデルフィア近辺のチームかなぁ…。おそらく事前情報でフライヤーズのフロントは「イケる」と踏んだんだと思う、ダックスのGMって割とワンマンでケチな人なんで。それこそ最後の切り札、彼の契約年数5年の間に「必ず勝つ!」と意欲を交渉の場で示したんだろう。今回の記事を見ても、その意欲を示すか示さないかが鍵っぽいし。
まとめ
NHLの各チームが抱える問題は、ファンの心を大きく揺さぶる深刻なものばかりです。
スター選手の残留を巡る一瞬の解決や、長年愛されたキャプテンの移籍劇、契約を残した状態でのトレード要求、そして巨額オファーを拒否される現実など、それぞれが異なる苦悩に直面しています。
チームの象徴となる選手との関係性や、新たなスター獲得の難しさは、今後のリーグ全体の勢力図にも大きな影響を与えそうです。それぞれのチームがこの逆境をどう乗り越えるのか注目されます。🏒

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

