はじめに
NHLでの華やかな経歴を持つ名将ペリー・パーンが、なぜ今アジアの地でタクトを振るっているのか?🏒かつて日本代表を劇的な昇格へと導いた彼が語る、中国アイスホッケー界の「驚きの真実」と「国境の壁」に迫ります!
二重国籍選手の除外という厳しいルール変更や、若手育成に懸ける情熱、そして日本と中国が置かれた世界での現在地とは?🌏アイスホッケーの未来を占う、情熱あふれる挑戦の物語をぜひ最後までチェックしてください。一歩先のアジアホッケーが見えてくるはずです!✨
参照記事:SaskToday.ca「Former NHL assistant coach Perry Pearn explains how he ended up coaching China’s men’s national hockey team」
SaskToday.ca
カナダ・サスカチュワン州を中心に地域ニュースを提供するオンラインニュースサイト/コミュニティニュースプラットフォーム。もともとは複数の地方新聞社が運営していたサスカチュワン州内のニュースウェブサイト群を統合して誕生し、州内の政治、スポーツ、地域イベント、社会問題、ビジネスなど幅広いトピックをカバーしている。
サスカチュワン州内の主要都市や小規模コミュニティの情報をまとめて配信することで、地域ニュースへのアクセスを一つのプラットフォームで完結できるようにしたのが特徴。
2021年にGlacier Mediaによって設立され、複数のローカルなメディアブランドを統合する形で立ち上げられたSaskToday.caは、地元ニュースの配信に注力し、地域住民にとって日々の暮らしに直結する情報源として機能。例えば、社会福祉や農業助成金、地域イベント、異文化コミュニティ支援など、サスカチュワン州の生活や政策に関わる現地情報を扱っている。
2024年には、カナダのメディア企業Harvard Media(ハーバード・メディア)がこのサイトをGlacier Mediaから買収し、地元のニュース発信基盤としての強化を図っている。Harvard Mediaはこの買収によってサスカチュワン州の複数のニュース市場にリーチを拡大し、地域のオンラインニュース配信を強化する方針を示している。
🏒驚きの転身!NHLからアジアの舞台へ
次はアイスホッケー界でとっても興味深いキャリアを歩んでいる、ペリー・パーンのお話をご紹介します。パーンは世界最高峰のリーグであるNHLでアシスタントコーチを務めていたすごい方なのですが、現在はなんと中国の男子代表チームで指揮を執っているんです。
ペリー・パーン
カナダ・アルバータ州ステトラー出身のベテラン・アイスホッケーコーチで、1951年生まれ。コーチとしてのキャリアは大学・ジュニア・国際大会・プロリーグなど多岐にわたり、40年以上にわたって氷上指導の第一線に立ってきた。大学時代には選手として全国優勝を経験し、その後教育学と体育を学んだことが、選手育成に強みを持つ指導者としての基盤になっている。
初期はカナダのカレッジリーグで成功を収め、特にノーザン・アルバータ工科大学(NAIT)のチームを率いて多数の全国タイトルを獲得するなど、北米大学レベルで高い指導実績を残した。更に1980年代からはカナダのナショナルチーム育成プログラムに関わり、U18代表のアシスタントやヘッドコーチを務めるなど、若手育成に深く関与した実績がある。(Canadian Hockey League)
1990年代に入ると、カナダ代表ジュニアチームでアシスタントコーチとして世界ジュニア選手権の金メダルに貢献し、1993年にはヘッドコーチとして金メダルを獲得するなど国際舞台でも評価を高めた。
1995年にはNHL(北米プロリーグ)でのコーチキャリアに進出し、ウィニペグ・ジェッツを皮切りに、オタワ・セネターズ、ニューヨーク・レンジャース、モントリオール・カナディアンズなど複数のクラブでアシスタントコーチを歴任した。2014年にはバンクーバー・カナックスのアシスタントコーチに就任し、2016-17シーズンまでNHLで指導経験を積んだ。
これらのポジションでは特にスペシャルチーム(パワープレー/ペナルティキル)や戦術面の知識が高く評価された。
NHLを離れた後も、国際舞台での仕事は続いた。2018年平昌オリンピックでは、カナダ女子代表チームの一員としてスカウトおよびアシスタントコーチを務め、同年のフォー・ネイションズ・カップや世界選手権でもチームを指導した。また2019年の女子世界選手権ではヘッドコーチとして銅メダルを獲得し、女性代表チームでも指導力を発揮した。
資格面だけでなく、男子中心だったキャリアから女子ホッケーへの適応やコミュニケーション能力も高く評価されている。(cdn.hockeycanada.ca)
このように、大学・ジュニア・国際大会・NHLと幅広い現場で積み上げた経験を背景に、2022年には日本男子ナショナルチームのヘッドコーチに就任し、U20代表も統括する役割を果たした。またこれまでの国際経験が評価され、中国代表コーチ就任にも繋がったと見られている。
こうした幅広い指導歴は、パーンが単に戦術家としてだけでなく、選手育成・チーム構築の面でも豊富な洞察を持つコーチであることを示している。(iihf.com)
どうして彼が中国で教えることになったのか、その驚きの経緯を本人が語ってくれました。
パーンがNHLの現場で最後に指導したのは、2017年のバンクーバー・カナックスでのことでした。これだけ聞くと「そこでキャリアが終わったのかな?」と思うかもしれませんが、彼のホッケー人生はそこからさらにダイナミックに動き出します。
NHLを離れた後、彼はまず2018年から2019年にかけてカナダの女子代表チームに関わることになりました。これがきっかけとなって、2020年から2021年にはロシアへ渡るチャンスを掴みます。世界中を飛び回っていますよね!
ロシアから戻った後は、しばらく何もせずにのんびり過ごしていた時期もあったそうですが、そこで次に縁があったのが私たちの国、日本でした。2022年から2024年までの2年間、日本代表を指導することになったのです。
日本代表を指導すること
パーンは2022年11月、日本男子アイスホッケー代表チーム(シニアおよびU20)の新監督に就任した。これまでカナダ代表やNHLで長年コーチを務めた経験を買われ、日本アイスホッケー連盟が国際競争力の向上と若手育成を図る狙いで招聘したもので、U20代表とシニア代表双方を率いる重責を担った。(IIHF International Ice Hockey Federation)
就任後すぐに、パーンはチームの戦術的な質向上に取り組むとともに、選手たちのスピードと戦術理解を活かしたスタイルを追求した。その成果はU20チームにも現れ、2023年に開催されたIIHF U20世界選手権ディビジョンⅠグループB大会(ポーランド・ビトム)で、優勝を果たしてディビジョンIA昇格を決める金メダルを獲得したことでも示された。
この勝利は若手育成の象徴的な成果であり、シニアチームへの選手層強化にもつながる重要な一歩となった。(nationalteamsoficehockey.com)
また、パーンはシニアチームでも一定の成果を残し、2023年のIIHF世界選手権ディビジョンIグループBでは、日本をグループ優勝に導き、次シーズンでのディビジョンIグループA昇格を実現した。これは日本男子代表が同グループBを制した初めての出来事であり、国際舞台での競争力向上が具体的な形となったものである。
彼の指導は単に戦績だけでなく、日本のホッケー文化や体系的育成にも影響を与えている。速さと機動力を強みとする日本の特性を戦術に反映させると同時に、北米や欧州での経験を持つ選手が国内外大会を通じてチームにもたらす知見を最大限に活用する方針を示し、競技力の基盤強化に寄与している。
このような取り組みを経て、日本男子代表は近年にない国際的な成果を挙げつつあり、U20・シニアの両カテゴリーでの躍進は、パーンがもたらした戦術・育成面での変化が象徴している。
パーンいわく、中国のチームはおそらく彼が日本でコーチをしている姿を見ていて、日本での任期が終わったタイミングで声をかけたのではないかとのこと。こうして数々の国を渡り歩き、今の「中国代表コーチ」という場所に辿り着いたというわけですね。😊
この記事の元になっているSportsCageの映像がこちら。「SportsCage」とは、カナダ・サスカチュワン州に向けたスポーツニュース・メディアプラットフォーム。
🌍世界の中での立ち位置って?日本と中国の今
パーンは、日本と中国のアイスホッケーが世界の中で今どんなポジションにいるのかについても詳しく教えてくれました。これを知ると、普段の試合ももっと面白く見られるかもしれません。
実は、日本と中国はかなり似たような立場にいるそうです。まず、世界のトップ16チームが「世界選手権」という最高峰のグループで戦います。そのすぐ下のレベルに6チームずつのグループがあり、上から順に「ディビジョン1A」、そして「ディビジョン1B」と呼ばれています。
現在の状況は、日本が1A、中国は1Bに所属しています。1Aで戦うチームのうち、毎年成績の良い上位2チームだけが、カナダやアメリカ、スウェーデンといった超強豪国がひしめくシニアの世界選手権へと昇格できる仕組みになっています。
一方で、成績によっては下のディビジョンに落ちてしまう「降格」のルールもあります。中国は今、まさに1Aへ昇格できるかどうかの瀬戸際にいるそうですが、「まだやるべきことは残っている」とパーンは気を引き締めています。🏔️
中国は今、まさに1Aへ昇格できるかどうかの瀬戸際にいる
中国男子アイスホッケー代表チームは近年、国際アイスホッケー連盟(IIHF)が主催する世界選手権の「ディビジョンI-B」グループを中心に戦っており、これは世界ランキング上では第3階層に相当するカテゴリー。
その中で中国は、2024年のディビジョンI-B世界選手権でリトアニア、エストニア、オランダ、ウクライナ、スペインらとともに争い、オランダに3-0、スペインに7-1といった勝利も記録するなど一定の成績を残した。これらの勝利は若い選手が多く出場するチーム構成の中で挙げられた成果であり、昇格の可能性を示すものとなった。
昇格はこの大会で1位になることでディビジョンI-Aへ上がることができ、より上位の国際舞台への挑戦権が得られる仕組みになっている。(chinadailyhk)
歴史的に見ても、中国は2010年代まで国際大会の下位ディビジョンを行き来しており、長らく高いレベルでの安定した競争が課題だった。しかし2017年にディビジョンIIAからの昇格を果たして以来、ディビジョンIの舞台でも一定の存在感を示すようになっている。これは国内の育成や競技環境の整備が少しずつ進んできたことの表れといえる。(IIHF International Ice Hockey Federation)
また地域的な大会でも中国は競争に参加しており、アジア選手権など複数国と対戦する中で、日本や韓国、カザフスタンといったアジア勢としのぎを削っている。2025年開催のアジア選手権では中国が最下位につけるなど、アジア内でも競争が激しく、トップレベルに定着するには更なる強化が求められている。
このような背景の中で、現在の中国代表チームは「ディビジョンI-Bで戦いながら1A昇格を狙う段階」にあり、勝利を積み重ねて上位カテゴリーへの挑戦権を得るためにチームの底上げと経験蓄積を図っている。国際大会では若手選手の台頭もあり、チームの可能性は高まっているものの、戦術面・層の厚さなどの課題が残っている。
これが、パーンが「まだやるべきことは残っている」と語っている背景にも繋がっている。

五輪で男子・日本代表の姿が見られないのは、やっぱ寂しいにゃ。実績あるパーンが日本を離れ、すぐに中国が声をかけたのは、それだけ彼の手腕が評価されていた証拠だろう。中国が1A昇格を狙う中、日本にとっては「逃した魚」は意外と大きかったかもしれない。かつての指揮官がライバル国の脅威となるのか、今後の展開から目が離せない!🏒
🥇カナダ代表として勝ち取った輝かしいメダル
パーンがこれほど世界中で頼りにされるのには、理由があります。実は1990年代、アイスホッケーの母国であるカナダの代表チームで、その凄腕っぷりをいかんなく発揮していたんです。
特に「世界ジュニア選手権」での実績が目覚ましく、カナダとともに合計3つの金メダルを獲得しています。1990年と1991年にはアシスタントコーチとして、そして1993年にはヘッドコーチとしてチームを優勝に導きました。
彼の快進撃はそれだけにとどまりません。1991年には「世界大学競技大会」でもアシスタントコーチとして金メダルを手にしています。これだけ多くの国際舞台で頂点を極めた経験があるからこそ、今の彼の指導には説得力があるんですね✨。
世界大学競技大会
1991年の冬季ユニバーシアード(正式名称:第15回冬季世界大学競技大会)は、日本の札幌で3月2日から10日まで開催され、世界各国の大学生アスリートが一堂に会する国際的な学生スポーツ大会として知られている。
ユニバーシアードは国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催し、オリンピックに次ぐ規模を持つ冬季大会で、複数の競技が行われる中でアイスホッケーは伝統的に重要な種目のひとつとなっている。大会は日本にとってアジアでの大規模な国際スポーツイベントとして意義が深く、冬季スポーツへの関心と競技力向上に寄与したと評価されている。(FISU)
アイスホッケー競技では、当時大学生の選手で構成された各国代表チームが札幌の真駒内アイスアリーナなどで熱戦を繰り広げた。大会最終成績ではカナダが金メダルを獲得し、ソビエト連邦(当時)が銀メダル、フィンランドが銅メダルという結果になった。
メダル獲得は得失点差などによって決定されたが、カナダチームは北朝鮮戦で23-1と大差で勝利するなど強力な攻撃力を示したことが最終順位に大きく影響している。
この大会は国際的な大学スポーツ交流の場であるだけでなく、高いレベルのホッケー選手が育つ場としても機能しており、後のプロキャリアや国際大会で活躍する選手を多く輩出する機会ともなっている。
また、競技自体が学生主体のチームによるため、ナショナルチームやプロリーグとは異なる戦術やチーム形成が観られるのも特徴であり、国際経験を積むうえで重要なステップとなっている。
🇯🇵日本での大成功と、🇨🇳中国が直面している「国籍」の壁
パーンの輝かしい実績は、カナダだけではありません。実は、日本でも素晴らしい結果を残しているんです!2023年には、U20(20歳以下)の日本代表を世界選手権ディビジョン1Bで優勝に導きました。そのおかげで、日本は1Aへと昇格することができたんですよ。
そんな成功を収めたパーンですが、現在指導している中国では、少し難しい課題に直面しています。それは、選手たちの「出場資格」についてです。
実は2年前、中国は大きな方針転換をしました。「中国は2年前に方針を決めました。それまで世界選手権には、北米出身で二重国籍を持つ選手が何人も出場していましたが、もう二重国籍は認めない、という決定です。完全に“中国のパスポートを持っているなら出場できる、他国のパスポートを持っているならアウト”というルールにしました。
二重国籍でプレーしていた選手の多くは、中国国籍だけに切り替えることを選びませんでした」とパーンは語っています。これはチームにとって、かなり大きな変化だったようです。🧐
二重国籍
国際アイスホッケー連盟(IIHF)が主催する世界選手権やオリンピック予選など主要な国際大会では、選手がある国の代表として出場するための資格が厳格に定められている。基本的な前提として、選手はその大会で代表する国の国籍を持っていること(その国のパスポートを有していること)が必須条件となる。
これはIIHF公式規則でも明確に定められており、単に居住しているだけではなく、国際大会に参加するためにはその国の市民権が必要。(IIHF International Ice Hockey Federation)
二重国籍を持つ選手の場合、IIHF規則は単純な“どちらでも選べる”というものではなく、代表国を選択する際に追加の条件が課される。具体的には、初めて新しい国を代表する場合にはその国の国内リーグで継続的に一定期間プレーすること、そして国際移籍証明(International Transfer Card: ITC)を取得することが求められる。
男子選手の場合、一般的には少なくとも2シーズン・連続16か月以上その国でプレーしていることが必要である。これらの条件は、市民権があっても“その国で育成され、競技環境に馴染んでいる”ことを示すためのものであり、単にパスポートを取得しただけでは出場資格が与えられない仕組みになっている。
さらに、一度ある国の代表としてIIHF大会に出場した選手が別の国の代表に変更したい場合には、より厳しい要件が設定されている。
たとえば、過去に別の国の代表として出場したことがある場合、IIHF規則では一生のうち1度だけ別国を選択できる可能性があり、その場合は新たな国で継続して4年間プレーし、なおかつ旧国の代表として大会に出場していない期間を確保することが必要になる。
これらの規定は、選手が安易に代表国を変更することを防ぎ、代表チーム間の公平な競争を保つ狙いがある。(blob.iihf.com)
中国のように「二重国籍を持つ選手」を過去に代表チームに起用していた国でも、IIHFのこうしたルールを踏まえつつ各国独自の方針を設定しているケースがある。中国は国内法として二重国籍を認めないため、国籍を厳格に“中国市民のみ”とする方針を採用している。
これはIIHFのルール上の市民権要件と重なる部分もあるが、国内事情や国の政策によって代表資格の運用が変わる典型例でもある。
🌱選手層の悩みと、未来を担う若手たちの成長
二重国籍の選手がチームを離れたことで、ここ2年間の中国代表は完全に中国人選手だけで構成されるようになりました。その影響で、今の中国チームには「選手層の厚み」という新しい悩みが出てきています。
選手層の厚み
中国代表チームの選手層を見ると、国際大会での経験者だけでなく、新進気鋭の若手が名前を連ねているのが近年の特徴。
例えば2025-26シーズンの国際大会ロースターには、18歳や19歳前後の若手選手が複数含まれており、その中にはオーストリアのU20リーグでプレー経験のある18歳ゴールキーパーのYouyi Zhangや、19歳フォワードのSixiong Jiang(北京ライオンズ所属)が初めて代表入りを果たしたという記録がある。
また20歳のPeng Sunも若手候補として名前が挙げられており、これらの若い選手は代表チームに新しいエネルギーと可能性をもたらしている。これらの名前は、近年の国際大会ロースターに掲載された情報にも表れている。(ASIAN ICE HOCKEY)
より環境を広く見ると、IIHFの大会ロースターにはU18世代の選手もいて、2006年~2009年生まれの選手が中国代表の一部として出場している記録がある。
例えばディフェンダーとしてZhou Enzhi(2007年生まれ)やFan Yushuo(2008年生まれ)、フォワードのCao Haoran(2008年生まれ)などが挙がっており、これらの若手選手が国際舞台での経験を積むことで、将来的な代表の中心となる可能性があることを示している。(IIHF International Ice Hockey Federation)
こうした若手の台頭と並行して、中国では国内リーグの整備も進んでおり、2025-26シーズンからはChinese Ice Hockey League(中国アイスホッケーリーグ、CIHL)が本格的に始動した。
これは中国国内で競技レベルを高めることを目的としたリーグで、北京ライオンズ、KRS Shenzhen、安徽新華(Anhui Xinhua)、遼寧(Liaoning Shenyang)といったクラブが参加し、レギュラーシーズンとプレーオフを実施する形で競技が行われる。
リーグは国内の競技人口を増やし、中国人選手の競争機会を増やす重要な基盤となっており、将来的な代表チームの底上げに直結する存在として期待されている。
CIHLの特徴としては、競技レベルを確保するために国外からの助っ人選手を一定数受け入れつつも、ゴールテンダー(ゴールキーパー)は中国人選手のみを起用する方針を打ち出すなど、国内選手の育成機会を重視したルールも採用されている点が挙げられる。これにより、若手選手が実戦経験を積みやすく、育成の観点からも効果が期待されている。
こうした若手の育成と競技機会の拡充は、まさにパーンが言及している「選手層の厚み(depth)」を増すための施策と一致しており、国内選手が成長し、将来的に国際大会での成果を上げるための土台づくりが進んでいることがうかがえる。
でも、パーンは今の状況を前向きに捉えています。実は、彼が今中国でコーチをしている目的の一つが、まさにこの「選手層を育てること」なんです。少しずつですが、状況は良くなり始めていると彼は感じています。
現在、チームには19歳以下の若い選手が5人選ばれています。彼らは北米のチームを相手に、体が大きくてフィジカルが強く、激しく体を当ててくるようなタフな相手との試合経験を積み重ねています。こうした経験の一つひとつが、今の中国代表にとって、とても価値のある財産になっているようです🏒。
カナダ・アルバータ州のニュース映像。1月中旬、中国代表チームと地元チームとの練習試合を報じたもの。日本も負けてられない!
🏛️中国のアイスホッケーが強くなるための「次の一手」
パーンは最後に、アイスホッケー大国であるカナダと中国の「協会の仕組み」の違いについても触れています。
カナダの協会(ホッケーカナダ)は、若手選手をどう育てるかという明確な方針を持っていて、リーダーシップを発揮しながらとてもうまく機能しています。一方で、中国の協会はまだそこまでの力がなく、協会よりも個々のクラブチームの方が影響力が強くなってしまっているのが現状です。
それぞれの地域やクラブが協力はしているものの、北京は北京、チチハルはチチハル、ハルビンはハルビンといったように、バラバラに独自の育成を行ってしまっています。チーム全体、そして国全体で一貫した仕組みができていないことが大きな課題なんです。
パーンは、「この体制が変わらない限り、国際舞台で勝ち抜くために必要な『優秀な選手層』を確保するのは難しいだろう」と冷静に分析しています。
そんな挑戦の真っ只中にいるパーンと中国代表チームですが、1月30日から31日にかけては、カナダのサスカチュワン州にあるブライアクレスト大学と練習試合を行いました。世界の壁に挑み続ける彼らの挑戦は、これからも続いていきそうですね📣!
ブライアクレスト大学と練習試合
2026年1月30日と31日、中国ナショナルチームはカナダ・サスカチュワン州のブライアクレスト大学(Briercrest College)メンズホッケーチームと2試合のエキシビション(練習試合)を戦った。大会公式スケジュールによると、1月30日の第1戦ではブライアクレスト大学が中国代表を5-1で下し、続く1月31日の第2戦でも6-1で勝利したと記録されている。
両日とも地元カナダの大学チームが勝利を収めたものの、いずれの試合にも中国チームは全力で対抗し、特に若い選手たちにとっては北米の競技スタイルと直接対戦する貴重な経験となった。これらの試合は公式戦ではないものの、実戦形式で戦術確認やフィジカル適応の機会を得るうえで、チームの成長につながる挑戦的な機会となった。(gobriercrest.ca)
こうした大学チームとの交流試合は、国際的な強豪国やリーグと対戦する公式大会とは異なるが、試合のスピードやフィジカルの強さを体感する場として位置づけられている。
ブライアクレスト大学はカナダ国内でも競技水準の高いチームであり、両日とも比較的高い得点差で勝利した結果に表れているように、中国代表にとっては「試合の流れ・攻防・チェックへの対応」といった実戦経験を積む良い機会となった。
まとめ
元NHLコーチ、ペリー・パーンの挑戦から見えるのは、アジアのホッケー界がまさに変革期にあるということです。日本が強豪への道を歩む一方、中国も若手育成で猛追しています。彼らの熱い戦いを知れば、今後の国際試合がより深く楽しめるはずです。
ぜひ日本代表、そしてアジア全体の成長に注目して応援していきましょう!🏒✨

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

