カドリの節目を飾るゴールと家族・チームの温かなセレモニー

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はじめに

 1000試合という大きな節目を迎えたナジム・カドリ✨。家族に囲まれた温かいセレモニーから始まり、自らのゴールで特別な夜を飾りました👍。試合後の笑顔には、これまで積み重ねてきた努力と仲間への感謝があふれます。

 NHL通算1000試合目を勝利で締めくくった、カドリの輝く一夜を振り返ります🔥。

参照記事:CTV News1Just soak in every single moment’: Kadri savours recognition, win in 1,000th game

🔶カドリ、1000試合目の夜に満面の笑み✨

 首元で輝く「1000🔶」のダイヤモンドペンダント💎。チームメイトからのプレゼントを身につけたナジム・カドリは、水曜の試合後、終始笑顔が絶えませんでした😊。記念すべき1000試合目を迎えた彼のチーム、カルガリー・フレームスは5対1で快勝🎉。

 「家族がそばにいて、今日という特別な一日を一緒に過ごせたことが本当にうれしいんだ✨。それがすべてさ🎉自分にとって本当に特別な一日だった」とカドリ。

 「一分一秒を大切にしようと思っていたよ😊」。試合前には、娘さんがロッカールームに登場してスタメン発表を読み上げるという、心温まるサプライズもありました💖。

 「(妻と娘が)僕の日常を理解してくれるようになって、本当にうれしい💖。常にみんなの前に立つのは簡単じゃないけど、娘がラインナップを読んでくれたあの瞬間が、今日一番のハイライトだったよ。」

 彼はNHL史上407人目となる“1000試合出場2”の快挙を達成したのです🏒。

ウォームアップ🔶では、予想外の“ソロ・ラップ”も!❄️

 ウォームアップが始まると、思いがけない出来事がありました😊。なんとカドリが1人で氷上を滑る“ソロ・ラップ3”で登場したのです❄️。「まさかのサプライズだったよ。1人で氷に出るなんて久しぶりで、最初の3本はネットを外してしまったんだ。全然枠に当たらなかったよ」と笑うカドリ。

 さらに、試合前のセレモニーでは妻と娘、両親が一緒に登場する感動的な試合前セレモニーが行われ、観客の拍手に包まれました👏。「正直、あのビデオトリビュートには泣きそうになったよ。こらえるのが大変だった」と語るカドリ。

奥さんと娘さんも氷上に登場!カドリの眼もちょっと潤んでる?

🔶娘への特別なプレゼントと最高のスタート🎁

 恒例の“シルバースティック4”が授与されると🎁、ブレイク・コールマンがカドリの娘さんにもミニサイズの“シルバースティック”をプレゼント🎀。

 「いちばんワクワクしたのは🔶、娘がそのスティックを手にした瞬間だよ✨。僕のスティックと同じパターンで作られていて、まったく同じレプリカなんだ」とカドリは嬉しそうに語りました😊。「本当に特別なものだし、カドリ家の宝物として飾るつもりさ😊」。

 スコシアバンク・サドルドームの観客は、彼の功績をたたえる大歓声で包まれました🔥。そして試合が始まると、カルガリーは勢いそのままに🔥、わずか92秒で2ゴールを決める電光石火のスタート!⚡これはチーム史上10番目に速い2ゴール記録でした。

 モーガン・フロストが56秒にジョナサン・ユーベルドーのシュートをディフレクトして先制。その直後、ブレイク・コールマンがチームトップとなる6点目をマークし、会場のボルテージは一気に最高潮に🎇。

 「本当に特別な夜だよ」とカドリ。「チームのみんなが最初から全力で戦ってくれて、この日を僕にとって忘れられないものにしてくれた。仲間がこの日がどれほど特別かを理解してくれたことがうれしい。」

 第2ピリオド7分47秒、カドリはジョエル・フェラビーの見事なパスを受けてゴールを決め、さらに37秒後にはアダム・クラプカが追加点を奪取。フレームスが一気に3点差をつけ、試合の流れを完全に掌握しました🔥。

 「1000試合目でゴールを決めるなんて、最高だよ💥」とカドリ。実際、NHL史上1000試合目に得点した選手はわずか61人しかいません。

移籍の噂もあるカドリですが、この試合での活躍ぶりを見る限り、チームに骨を埋めてくれそうな気もするのですが。

 フレームスの選手として節目を迎えた13人のうち、試合でゴールを決めたのはカドリを含めてわずか2人。もう1人は2003年12月9日のマルタン・ジェリナ5でした。

🔶「勝負強さ」が光るベテラン、カドリ🔥

 試合の決定的な場面でカドリが中心にいたことを🔶、ライアン・ハスカ監督は少しも驚きませんでした。「彼は本当に“勝負師”なんだ🔥」と監督は語ります。


 「大事な試合ほど、ゴールでもヒットでも、時にはファイトでも、必ず何かを起こしてくれる😊。彼が絡む予感はしていたよ。チームが何かを必要とするとき、彼はいつも応えてくれる選手なんだ😊」。

 カドリは2022年の夏、コロラド・アバランチでスタンレーカップを制した翌年にカルガリー・フレームスへ加入しました🏆。その年のプレーオフでは、16試合で7ゴール・8アシストの15ポイントを記録。

 中でも第4戦では延長戦で決勝ゴールを決め、チームに3勝1敗のリードをもたらしました🏆。アバランチはそのまま6試合でタンパベイ・ライトニングを下し、ライトニングの3連覇を阻止したのです。

これがその時のゴール映像。相手ゴーリーの脇の下、狭いスペースを抜いている!

 その夏、FAとなったカドリはカルガリーと7年総額4900万ドル(約75億円)💰の大型契約を結びました💰。加入後はすぐにチームの中心となり、過去2シーズン連続でチーム得点王を獲得🔥。

 昨季はキャリアハイとなる35ゴールを挙げ、今季も15試合で11ポイント(4ゴール・7アシスト)をマークし、再びチームトップの成績です🔥。さらに驚くべきことに、フレームス加入から3シーズン以上、一度も欠場なし!

 ただし、まだカルガリーでプレーオフを戦ったことはありません。チームは今季も厳しい戦いが続いており、ようやく連勝をつかんで直近6試合で3勝2敗1分と少し持ち直したものの、依然としてリーグ最下位に位置しています。

讃岐猫
讃岐猫

 それでも、節目の夜に見せた笑顔とプレーは、ファンに強い印象を残しました✨。1000試合を超えてもなお、カドリの情熱と勝負強さは衰えることを知りません🔥。

まとめ

 1000試合目で見せたカドリの姿は、単なる記録ではなく、家族と仲間、そしてファンに支えられた“歩み”そのものでした。どんな場面でもチームを引っ張る勝負強さは健在で、彼の存在がカルガリーに与える影響は大きいものがあります😊。

 節目の夜を経て、次なる挑戦への一歩を力強く踏み出しました🔥。

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. ウェブサイト ctvnews.caを運営するカナダのニュース部門。この部門は、CTV Television Networkのニュース部門として、全国および地域のニュースを英語で提供するメディアである。 トロントを拠点に、国内各地に取材網を展開し、オンラインでは市民が投稿できる「My News」等の参加型コンテンツも備えている。

      また最近、報道内容に関して偏向の疑いが報じられるなど議論を呼んでおり、メディアとしての透明性や信頼性が注目される存在でもある。
    ↩︎
  2. カドリのNHL初出場は2010年2月8日、トロント・メープルリーフスでのサンノゼ・シャークス戦。当時19歳での緊急招集によるワンゲーム出場で、得点は記録できずプラスマイナスは−1という記録に終わり、その後はジュニア(ロンドン・ナイト)へ戻っている。

     これが“本格的なNHL生活”の始まりではなく、翌2010–11シーズンにかけてAHLや呼び戻しを経ながら徐々にレギュラーの座を掴んでいった流れ。短い初出場ながらもこの経験が下地となり、以後のポイント獲得や定着、名門クラブでの長いキャリアにつながっていく。
    ↩︎
  3. 選手が試合前のウォームアップでチームメイトとは別に、単独で氷上を滑る特別な演出のことを指す。例えば、NHLでは新加入選手や節目を迎えた選手に対して、この“ソロ・ラップ”を用いる慣習があり、チームメイトがトンネル内で待機する中、本人だけが氷上に登場することで祝福や注目を浴びる瞬間となる。

     ただし競技面からの解説としては、ウォームアップ段階で単独滑走を行うことが、集中力を高めたり、姿勢や滑り出しの感覚に意識を向ける時間となるとも言われており、いわば“特別扱い”と“心理的スイッチ”の両面を持つ演出である。
    ↩︎
  4. Silver Stickは、NHLにおいて通算1000試合出場などキャリアの節目を迎えた選手に贈られる特注の記念ホッケースティック。このスティックは、選手が実際に使用したゲームスティックと同じパターンで金属加工・刻印されるなど、個人の歩みに敬意を払った一品となっており、セレモニーを通じてその功績と継続を讃える象徴的な演出となっている。
    ↩︎
  5. Martin Gélinasは、1970年6月5日生まれのカナダ出身フォワードで、NHLで1,273試合に出場。1988年のドラフトで1巡目7位指名を受けた後、ディフェンシブな役割から攻撃的ポジションまで幅広くこなし、1990年にはEdmonton Oilersでスタンレーカップ制覇を経験した。

     特に2004年のCalgary Flamesでは、同一プレーオフシーズンで3回のシリーズを決めるオーバータイムゴールを挙げ、「Eliminator(排除者)」というあだ名を得る活躍を見せている。引退後はコーチングや育成の道へ進み、2012年からカルガリー・フレームスのアシスタントコーチを務め、選手として培った勝負強さや経験を若手育成に生かしている。 ↩︎
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