元NHL選手ニック・ターナスキー、ゴルフコースでの乱闘騒動を語る

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はじめに

 元NHLエンフォーサー(暴力的なプレースタイルの選手)のニック・ターナスキーが、ゴルフコースで起きた暴力沙汰について語ったインタビューが話題となっています。ターナスキーは酔っ払った男と15番ホールで対立し、その後、池に突き飛ばすという一件を振り返り、「楽しいものにしようとしたが…」と語っています。

 当初、ブログ記事化を考えていなかったのですが、NHLファンとして、どうしても言いたいことがあったので、あえて記事にしました。気持ちは「まとめ」に書いてあります。

参照記事:Toronto Sun1Ex-NHL enforcer breaks silence on viral golf course beatdown: ‘This might be a blast’

元NHLエンフォーサー、ゴルフコースでの予想外の「バトル」!

 ゴルフ場での乱闘と聞くと、ちょっと信じがたいですよね。まさか、ゴルフという穏やかなスポーツの中で、元NHLの選手が乱闘を繰り広げるなんて…。ですが、そんな衝撃的なシーンが今、話題を呼んでいるんです!🔥

 この衝撃のシーンが撮影された場所は、カナダ・アルバータ州のゴルフコース。元NHLのエンフォーサーのニック・ターナスキーが、今月初め、酔っ払った挑発者と繰り広げた「バトル」の映像(効果音を追加)が急速に広まっていき、SNSで話題沸騰中です。

 今回、ついにその「荒れたシーン」について自ら語り始めました。ターナスキーは、ゴルフコースで一体何が起こったのか?そして、その後の展開はどうなったのか?その詳細をお届けします!⚡

ゴルフコースでの「一触即発」—ターナスキーと酔っ払った男

 ターナスキーは、ライトニングとパンサーズで6シーズンプレイした元NHL選手2で、火曜日に放送された「Spittin’ Chiclets3」ポッドキャストのエピソードに登場し、ホストのポール・ビソネット4(元NHLのタフガイ)と1対1のインタビューを行いました。

とにかく現役時代から暴れん坊。エンフォーサーはどのチームにもいるのですが、プレーよりも暴れている印象しかない選手はダメ!

 ビソネットがインタビューを始めた際、彼はターナスキーに映像が広まってから48時間がどんな感じだったかを尋ね、ターナスキーは「結構大変だった、圧倒されている5」と答えています。その後、ターナスキーはその乱闘に至った経緯を説明しました。乱闘の映像は2週間前の週末にソーシャルメディアに投稿され、何百万回も再生されています。

 事の発端は、ゴルフコースでのスロープレー(進行が遅すぎるプレー)でした。

 「彼(挑発者?)がティーショットを打つのを見ていたんだけど、何をやってるのか、状況がよく分からなかった」とターナスキーは話し始めました。「10ヤード、12ヤードしか飛ばなかった。マリガン6をやってたみたいだけど、それすらあまり気にしていないみたいだったな」。

 しかし、ターナスキーがそのホールをプレイし終わると、コースのマーシャル7(係員)が近づいてきて、最初のグループに問題があるかもしれないと伝えてきたのです。「マーシャルが戻ってきて、’あの連中、追い出そうとしたんだけど、俺と喧嘩しようとした’って言ってきたんだ」。

 ターナスキーは、もしその(挑発者のいる)グループに会ったら、彼らに「静かにして、スタッフや他のゴルファーに敬意を払え」と言うつもりだとマーシャルに伝えました。

 また、その酔っ払った男が、次のホールで前のグループの近くにボールを打ち、他のゴルファーと喧嘩しようとしていたことを知っていたとも言っています。

 状況は、15番ホールで、ターナスキーとその友人のグループと問題のグループが出会ったときに最高潮に達しました――その場面が、あの映像が撮影された場所です。遅れに遅れたグループが前方にいたため、プレーがさらに遅れ気味に。

 実際、1ホールあたり20分以上かかることもあり、ティーオフが進まず、まるで渋滞のような状態になっていました🚗💨「15番ティーのところで渋滞して、僕は友達の後ろに並んでたんだけど、彼は少し躊躇しているんだ。なぜなら、あの連中が・・・周囲で何が起こってるのか分かっていないような感じ8だったから」。

 ターナスキーは状況にイライラしていたのですが、やがてその遅れているグループに声をかけることに。「みんな、早く進めないといけないよ」と軽く注意したところ、その一言が逆鱗に触れたのです。酔っ払っていた相手は、ターナスキーに向かって激しく反応し、拳を握りしめて腕を振り回し始めました👊💥

 ここから、あの有名な映像が始まります!ターナスキーと挑発者の激しいやり取りが繰り広げられ、ついには乱闘に発展。

 その後、2分半の映像が投稿され、Redditユーザーによってシェアされました。映像では、ターナスキーが白いシャツを着て、ティーボックスの横のカート道で2人のゴルファーと口論しているシーンが映っています。その様子がSNSで大きな話題となったのです。

「バン!」という効果音が大爆笑を誘う⁉乱闘シーンの裏側

 ターナスキーと酔っ払った挑発者との間で繰り広げられた乱闘シーンは、ただの暴力では終わりませんでした。なんと、ターナスキーはパンチを繰り出すたびに、効果音として「バン!」と叫びながらパンチを決めていたのです🎯その効果音に関する一部始終は以下の通りです。

 「さっさと行こうよ」とターナスキーは言い、さらに「それとも、全員が我々の後ろに並んで、お前らが好きなだけ時間をかけてもいいよ」と続けました。

 ティーボックスにいる黒と白のハワイアンシャツを着た男――後にトレバー・オギルヴィーと特定されています――はカッとなり、立ち上がってグループに向かい、挑発の言葉(「そこで泣いてろ」等)を言い放ちました。

 その後、両者の間で侮辱と脅しの言葉が飛び交い、オギルヴィーがターナスキーに向かって突進してきたのです。

 結果は良くなく、オギルヴィーは簡単に、しかも暴力的に扱われ、近くの池に投げ込まれます。オギルヴィーが立ち上がると、再びターナスキーに突進しますが、その結果はまたもや悲惨なものとなりました。ターナスキーはオギルヴィーのシャツを掴み、顔に2発パンチを入れ、効果音として「バン!」と叫びながら相手を地面に倒しました。

 オギルヴィーはその後も立ち上がり、再度ターナスキーに向かっていきますが、その迎撃はさらに3発のパンチと3回の「バン!」で終わりました。オギルヴィーが再び立ち上がると、ターナスキーは彼を数フィート空中に投げ飛ばし、丘を転がり落としてしまったのです。

ターナスキーが「バン!」って言いながらオギルヴィーを殴っている映像がこちら。本当に情けなくなってきます…。

 ここで、オギルヴィーの友人が介入し、これ以上の暴力から彼を守ろうとしました。

 ビソネットはまた、コースの状況と、その酔っ払った男があの時、どれだけ酔っ払っていたのかについても尋ねています。

 「あの連中を一度も見たことがないんだ」とターナスキーは言いました。「このクラブのメンバーとして長年ここにいるけど、なぜ金曜の夜に、あの連中がわざわざ酔っ払ってやってきて、コースで俺と戦おうとするのかが理解できない。その考え方が分からない」。

 ビソネットはさらに、映像で皆が話題にしていることについても尋ねました。それは、ターナスキーがゴルフコースで相手にパンチを入れるたびに叫んだ、「バン!」というユニークな声です。

 ターナスキーは、「なんでゴルフコースでこんな奴と戦ってるんだろうって思ったけど・・・よくわからないし、『クソ、これ楽しいかも。ちょっと楽しんでみよう』って思っただけさ」と笑いながら語っており、まさに彼にとっては“エンターテイメント”の一環だったのかもしれません。

 ビデオの中では、彼がパンチを繰り出すたびに、軽快な効果音が響き渡り、そのユニークな演出が観る者を大爆笑9させました🎥💥。

讃岐猫
讃岐猫

事件のその後—オギルヴィーの謝罪とターナスキーの調査

 乱闘の映像が広まると、もちろんその後の展開も注目されました。暴力的なシーンが多くの人々に衝撃を与えた一方で、乱闘を引き起こした当のオギルヴィーはSNSで謝罪の動画を公開しています📱💬

 「自分にとって最良の瞬間ではなかった、分かってるよ」と自撮り風のビデオで反省の弁を述べたオギルヴィー。彼は、36ホールをプレイし、その後酔っ払ってしまい、冷静さを欠いていたことを認めています。自分の飲みすぎが今回の騒動を引き起こしたことを謝罪し、その場の状況についても反省の言葉を述べています🍻😔

 一方、ターナスキーの方も、事件後に調査を受けることとなりました。ターナスキーは現在、彼がコーチを務める「レッドディア・マイナー・ホッケー10」によって調査されています。彼が指導している17歳以下のホッケーチームが所属する団体は、映像を見て事件を確認し、現在調査中であることを発表しました🧐

 「現在、この件が地元の警察当局によって調査されており、私たちも内部で独自に調査を行っていることを理解していますので、これ以上のコメントは控えさせていただきます」とレッドディア・マイナー・ホッケーは述べました。警察による調査の結果、ターナスキーに対する追加の調査は行われないことが確認されています。

 「これは合意の上での(?)戦いのようだ」とRCMP11(王立カナダ騎馬警察)の広報官、コリー・リッグス巡査はレッドディア・アドボケイト紙12に語っており、ターナスキーが法的な問題に巻き込まれることはなさそうですが…⚖️

まとめ—反省と教訓

 今回のニュースは、深くNHLを愛する者として、非常に残念でなりません。

 ターナスキーとオギルヴィーの対立は、感情的なやり取りがエスカレートした結果、暴力という形に繋がってしまいましたが、どんな理由があっても暴力を使うことは決して正当化されません。このゴルフコースでの乱闘事件が、どんな状況でも暴力に頼るべきではないという重要な教訓になることを切に希望します。

 この出来事を通じて、冷静さを保つことの大切さ、そしてスポーツマンシップを尊重することの重要性を再確認しました。ターナスキーは、その重要性を若い人に伝える役を担っているはずなのに、まったく情けないです。(言葉の暴力も含め)暴力は問題を解決するどころか、むしろその場の状況を悪化させるだけなのに。

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. 1971年に創刊されたカナダ・トロントの保守系日刊新聞。保守的な政治立場を持ち、経済や社会問題については市場経済や個人の自由を重視する。センセーショナルな報道スタイルでエンタメやスポーツにも強みがあり、Toronto Star(リベラル系)との対立が特徴的。

     オンラインでのアクセスも提供しており、特に保守的な意見を表明するコラムニストが注目されている。
    ↩︎
  2. ターナスキーは2003年のNHLエントリードラフトでタンパベイ・ライトニングに9巡目で指名され、NHLで5シーズンを過ごし、13ゴール・17アシストの30ポイントの成績。また、245試合のレギュラーシーズンで297分のペナルティを記録している。ライトニング、ナッシュビル・プレデターズ、フロリダ・パンサーズでプレー。

     また、AHLでは9シーズンを過ごし、80ゴール・65アシストの145ポイント、486試合のレギュラーシーズンで881分のペナルティを記録。スプリングフィールド・ファルコンズ、ロチェスター・アメリカンズ等でプレー。

     Hockey Fightsによれば、ターナスキーはNHLでレギュラーシーズン38回のファイトを、AHLではレギュラーシーズンで98回のファイトをそれぞれ記録している。
    ↩︎
  3. スピッティン・チクレットは、Barstool Sportsが手掛ける世界で最も人気のあるアイスホッケー関連ポッドキャスト。元NHL選手のライアン・ホイットニーやポール・ビソネットらがホストを務め、ホッケーのインサイダー情報に加え、ユーモアを交えたフリートークが魅力。

     番組名はホッケーのスラング(歯が折れる様子)に由来し、その人気からウォッカカクテル「ピンク・ホイットニー」も商品化された。
    ↩︎
  4. 1985年生まれ、カナダ人元プロアイスホッケー選手であり、現在は人気のアイスホッケーアナリストとして活躍している。「Biz Nasty」のニックネームで知られ、NHLではピッツバーグ・ペンギンズとフェニックス・コヨーテズでプレーした。

     2003年のNHLドラフトでペンギンズに指名され、キャリア後半にはAHLのマンチェスター・モナークスでカルダーカップを獲得している。

     2017年に現役を引退後、コヨーテズのラジオ解説者となり、その後Barstool Sportsの人気ホッケーポッドキャスト「Spittin’ Chiclets」の共同ホストに就任し、一躍有名になった。2021年にはTurner SportsのNHL on TNTのアナリストにも加わり、その率直な物言いとユーモアでホッケーファンから絶大な支持を得ている
    ↩︎
  5. 予想以上の反応に驚いているようだが、この事件でヒーロー扱いされていることについて満足もしているようで、冗談を交えて以下のように話している。「13~14年間、ほぼ全てのチームメイトから連絡をもらって嬉しいよ。みんな興奮しているんだ」。
    ↩︎
  6. 主にゴルフにおいて、ティーショットをミスした場合に、ペナルティなしで打ち直しができる非公式なルールのこと。正式なゴルフ規則には存在しないため、友人とのカジュアルなラウンドや、親睦を目的としたコンペなどで慣習的に用いられることが多い。
    ↩︎
  7. コース上でのプレーの進行管理や、ゴルフ場の規則・エチケットの維持、プレーヤーへのサポートを行う係員。
    ↩︎
  8. 別な報道では、相手方が薬物をやっているんじゃないかと思った、というターナスキーの発言もある。
    ↩︎
  9. ターナスキーは、映像に関する周囲の反応について、以下のように語っている。「みんなそれを見て大笑いしているよ。映像からのメッセージは、あれ(相手の行動)が不適切だったってことだと思うし、彼は恥をかいたんだ。

     ・・・寝かせておけ、もうそのことを掘り返すことはないだろう。起こったことは起こったことだし、もうそれで終わりさ。俺たちはあの男を死ぬまで叩き続ける必要はないよ」。
    ↩︎
  10. Red Deer Minor Hockey Commission(RDMHC)は、カナダのアルバータ州レッド・ディア市を拠点とする、若者向けのアイスホッケー組織である。

     その主な目的は、レッド・ディア市内のマイナーホッケー選手に、よく組織され、構造化されたホッケープログラムへの参加機会を提供することにある。

     スポーツマンシップや善良な市民性の育成を促進し、参加者の福祉、教育、社会性の発達を最優先の目標としている。

     RDMHCは、以下のカテゴリーで組織的なアマチュア・マイナーホッケーを育成・発展させている。
    イントロ・トゥ・ホッケー・カテゴリー(Intro to Hockey Category):初心者向けの導入プログラム。
    シティ・リーグ・カテゴリー(City League Category):市内リーグの競技レベル。
    エリート・アンド・ハイ・パフォーマンス・カテゴリー(Elite and High-Performance category):AAAやAAレベルといった、高度なスキルを持つ選手向けのプログラムで、高いレベルでのコミットメントが求められる。

     U5(5歳未満)からU18(18歳未満)までの様々な年齢層に対応しており、男女両方のプログラムを提供している。選手たちは、年齢やスキルレベルに応じて適切な部門でプレーできるようになっている
    ↩︎
  11. Royal Canadian Mounted Policeの略称。カナダの国家警察・連邦警察であり、その名の通り、かつては馬に乗って移動・巡回していたことから「騎馬警察」という名前がついている。

    連邦警察としての役割:カナダ連邦政府の主要な法執行機関として、組織犯罪、テロ対策、国境警備、サイバー犯罪など、国の安全保障に関わる重大な犯罪の防止と捜査を担当している。

    地方自治体へのサービス:カナダの州や準州のうち、オンタリオ州とケベック州を除く全ての地域では、RCMPが州警察、または地方自治体の警察業務を契約に基づいて行っている。そのため、大都市以外の多くの小さな町では、RCMPの警察官が日常的な警察業務を担っている。


    国際的な活動:国際的な治安維持活動や平和維持活動にも従事している。

    象徴的な存在:格式高い「レッド・セルモニー・ユニフォーム(Red Serge)」と呼ばれる赤い制服と、それに身を包んだ騎馬隊のパレードは、カナダを象徴する光景の一つとして世界的に有名。
    ↩︎
  12. カナダのアルバータ州レッドディア市を拠点とする地域新聞。かつては日刊紙であったが、現在は週2回(水曜日と土曜日)印刷版を発行している。ただし、オンラインでは毎日ニュースを配信している。

     Black Pressというメディア企業が所有。1901年に「Red Deer Echo」として創刊され、その後何度か名称変更を経て現在の「Red Deer Advocate」となった、長い歴史を持つ新聞。レッド・ディア市およびセントラル・アルバータ地域のローカルニュース、スポーツ、ビジネス、コミュニティ情報などに焦点を当てている。

     地域住民にとって信頼できる情報源として、地元政治、イベント、犯罪、スポーツなど、日常生活に密着した情報を提供することで、コミュニティの代弁者(advocate)としての役割を担っている。近年、印刷業界全体の変化に合わせて発行頻度を減らすなど、進化を続けている地域密着型のメディアと言える。 ↩︎
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