はじめに
バッファロー・セイバーズは、シュート数で圧倒しても質の高いチャンスを作れず、ジェッツ戦では35本放ちながら1点止まり。決定力不足と守りのズレで痛い敗戦となりました。さらにシーズン全体でも波が激しく、連勝で上向いた直後に連敗。28試合を終え、もう後がない状況です。
浮上するには、一戦ごとに本気で積み上げるしかありません。
試合は「量」対「質」——結果は4-1で敗戦😞
参照記事:NHL公式サイト「Sabres demand more from themselves after loss to Jets」
12月5日・金曜のカナダライフ・センターでの一戦は、攻撃面において“量”と“質”の対立そのものでした。バッファロー・セイバーズは攻撃チャンスの“量”、シュート数で相手を上回ったものの(35本対23本)、決定力という“質”を欠いて4-1で敗れています。
この重要な6連戦ロードトリップの開幕2試合で、結局ネットを揺らせた回数は計3回しか奪えず(5対5ではわずか1回)、勝ち点を取り切れず、もどかしさが残る内容1でした。
ジェイソン・ザッカーはチーム唯一の得点を決め、「攻撃がうまくいかない時は、もっと泥臭くプレーしないといけない。ネットの周りに行かないといけないし、パックをそこに集めないといけない。それに、泥臭い場所に行く覚悟が必要だし、ケツでも何でも当たりゃいいから、とにかく押し込むんだ。そういうプレーがもっと必要だと思う」と率直に語っています。
狙うべき“汚いゴール”を意識する言葉が、チームの課題を端的に示していました。
🔍パック支配しても決めきれず…
12月1日・月曜のホーム戦でウィニペグを相手に広いスペースを自由に使って5ゴールを奪い、“攻撃が噛み合っている”試合を見せたセイバーズですが、この日はまるで別のチームのようでした。
試合の大部分でパック支配はできていたものの、本当にジェッツのゴールテンダー、エリック・コムリーを脅かすような一級のチャンスは数えるほどしか作れていません。
しかもその数少ない決定機の中には、キーパーのコムリーがゴールから外れて“無人状態”になった場面で、セイバーズには同点にできるチャンスが2度もあったものの、そのこぼれパックをを叩き込むことができず…😱。
リンディ・ラフ監督も「第2ピリオドで、ネット周りにこぼれたパックを拾いきれていない場面が何度かあった。2回は、空いたゴールに押し込むチャンスがあったのに、相手に競り負けたと思う」と悔しさをにじませていました。
さらにチームは攻撃面で静かな夜だったと感じており、ラフ監督は今季の敗戦で何度か見られた傾向を繰り返して指摘しています。
「今日は少し“凝ったプレー”2をしすぎのではないか。第3ピリオドの終盤にも、スロット(ゴール前中央)でチャンスがあったのに、さらにパスをしてしまった場面があった」という共通点がここにも顔を出していました。
「それに、同時に相手に2つのゴールを“プレゼント”してしまっている。2対0のチャンスを与えたし、ペナルティーショットも与えた。彼らはそんなチャンスをこちらにくれたりはしなかったな」。
😓痛恨のミスで流れが変わる
試合が1-1のまま迎えた第2ピリオド序盤、試合の流れを大きく変えるプレーが起きてしまいました。それが「2対0の場面」です。(相手側が2、セイバーズは0)
(セイバーズの)アレックス・タックがオフェンシブゾーンのブルーライン付近で、仲間のジョシュ・ドーンにパスを出そうとしたところ、それを相手のコール・ケプケに読まれてカットされます。その瞬間、タナー・ピアソンが抜け出し、ブレークアウェーからゴール。これが試合を決定づける一撃3となりました。
タックは試合後、責任を背負うかのようにこう語っています。「自分があそこでターンオーバーしなければ全然違う試合展開だった。だからこの試合の責任の多くは自分にあると思っている。もっと良くならないといけないし、ああいうプレーを許してはいけない。自分のプレーにあんなミスを忍び込ませてはいけない。分かってるんだ」。
プレーの重さ、そしてプロとしての自覚が伝わるコメントでした。
🧱ペナルティショットと守備の粘り
第2ピリオドには、ペナルティショットまで与えてしまいましたが、セイバーズにとって致命傷にはなっていません。ウッコ=ペッカ・ルッコネンが見事に対応し、股下をしっかり閉じてジェッツ主将アダム・ラウリーのシュートを止めました✨
このセーブで1点差を維持し、試合を引き戻す可能性を残します。
しかし、その後、第2ピリオドにコール・ケプケに追加点を決められ、さらに試合終了間際にはガブリエル・ヴィラルディにエンプティネットを決められてしまい、最終的には4-1で終わりました。
セイバーズの試合内容にも良い部分はあります。攻撃が噛み合わない中でも、もう1本のパワープレーで結果を出したり、第4ラインが粘り強く戦ったり、そしていくつかのフィジカルなプレーでも良い場面はありました。
ですが、遠征で勝ち点を拾えない現実は変わりません。ロードゲームはこれで2勝8敗2分となり、この遠征で残り4試合を前に、もはやポイントを積み重ねるのを期待できません。
💬「慰めなんていらない」ザッカーの言葉
ザッカーは試合後、言葉を選ばずはっきりと語りました。「俺たちは慰めの言葉なんて求めていない。十分なことをやらなかった。勝つために十分なことをやれなかった。もっと良くならないといけない」。
リバウンドに食らいついて、パワープレーで3試合連続のゴールを決めた本人だからこそ、その言葉には重みがあります。チームが“泥臭く”得点を狙いにいく必要性を、誰よりも感じている様子です🔥。
バッファロー・セイバーズvs.ウィニペグ・ジェッツ戦のハイライト映像。ジェッツは一度負けた相手に、同じ間違いを繰り返さない!
⚡パワープレーで結果を出すザッカー
彼のパワープレーゴールはチーム最多で、60分換算ではリーグでもトップクラスの効率を誇っています。この得点は第1ピリオドの残り5分16秒(14:44)に生まれました。ただ、その後は試合終了までパワープレーのチャンスが一度も来ていません。
チームのトップユニット構成がようやく安定してきていて、成果が出始めたところです。今必要なのは、できる限り多くのチャンスを得ることで、そうなればもっと得点が伸びる可能性があります。
ザッカーは試合後こう言いました。
「しっかりスケートできていれば、相手ディフェンスを後退させてプレッシャーをかけることができるし、その結果ペナルティーも多く引き出せるはずだ。でも俺たちは十分に滑れていなかった。相手を追い込めなかった。守備を難しくさせられなかった。相手にとって簡単な試合にしてしまった」。
🔄ライン変更の可能性について
ザック・ベンソンとジョシュ・ノリスが復帰4して以来、セイバーズのライン構成はほとんど変わっていませんでした。しかし今の攻撃面での苦しさを見ると、監督のリンゼイ・ラフは調整を考えているようです。
ラフは試合後にこう話しています。「ラインの大きな組み替え5の時かもしれない。何かを起こすためにね」。現状維持ではなく、変化を起こす決断が必要だと感じている言葉でした。

セイバーズ、「ライン変更する」なんて話を聞くだけで胸がザワザワするにゃ💦。配信を見てても、復帰したベンソンやノリスを活かす具体的な方策がある感じしないし、このまま攻撃の停滞が続きそう…。監督のラフが「何かを起こすしかない」と覚悟を示しても、何も変わりそうにない😓。ここは一つ、監督を…(以下自粛)。
🗓遠征の続きと次戦の予定
セイバーズは遠征を続け、月曜日にカルガリー・フレームスと対戦します(現地時間は午後9時=日本時間の火曜日・午前11時、ニューヨークを拠点とするケーブルテレビ局MSG Network(Madison Square Garden Network)の試合前番組は午後8時30分から)。
チームはこの遠征でまだ勝ち点を積み上げられておらず、残り試合でポイントを取り返す必要があります。今後の試合・練習・特集はSabres.comで随時案内される予定です。
シーズンの正念場に立たされるセイバーズ🏒
参照記事:Heavy.com6「Sabres May Be out of Time to Salvage Season」
バッファロー・セイバーズは、シーズン立て直しの時間が少なくなってきています。セイバーズはNHLにおける無能の象徴のような存在になってしまっています。
チームは今シーズンに入る時点で、すでに14年間プレーオフから遠ざかっていました。シーズンはひどい形で始まり、さらに15年連続でポストシーズンに届かないのではないかという憶測を強めることになっています。
しかし、その後セイバーズは状況を好転させました。シカゴ・ブラックホークス戦で9–3という大勝を収めたのです(11月21日)。その勝利に続き、カロライナ・ハリケーンズ戦でも4–1という重要な勝利をつかみました(23日)。
その後は再び現実という波が襲ってきて、連敗です。その中に、ニュージャージー・デビルズに5-0での完封負けも含まれています(28日)。
だが、まさにセイバーズが終わったと思われたとき、チームはミネソタ・ワイルド(11月29日、3-2)とウィニペグ・ジェッツ(12月1日、5-1)に連勝しました。ようやくセイバーズが再び軌道に乗ってきたように見えたのです。チームはアトランティック・ディビジョンの最下位から一時的に抜け出し、前進する体勢に入ったかのようでした。
しかし残念ながら、セイバーズには再び「不安定さ」が戻ってきました。それは悪臭を放つ沼の怪物のように水面から現れたのです。2連敗、特にジェッツに4–1で敗れた痛い試合は、セイバーズがいかに著しく不安定であるかを物語っていました😓(ジェッツ戦の他に、12月3日、フィラデルフィア・フライヤーズに2-5で敗戦)。
それだけならまだしも、最悪なのは、セイバーズには立て直す時間がほとんど残されていないという事実です。チームはすでに28試合を消化していて、軌道に戻れる気配がほとんど感じられません。
セイバーズは26ポイントで、アトランティック・ディビジョン最下位7のフロリダ・パンサーズと並んでいます。だがパンサーズの方がわずかに上で、フロリダはセイバーズよりも規定時間(60分間)勝利が1勝多く、規定時間敗戦が1敗少ないのです。
この状況は、まさに泣きっ面に蜂です。もしバッファローが安定した試合を続けて勝ち星を積み重ねることができなければ、このシーズンは15年連続プレーオフ不出場という悪夢に突き進む可能性が高いのです。
🧤ゴールテンディングの不安定さが深刻…
セイバーズが苦しんでいる原因のひとつは、信じられないほど不安定なゴーリー状況8に悩まされています。試合によって好調な時もありますが、12月5日・金曜夜のジェッツ戦のように全く噛み特典すうは合わない時もあります。
ウッコ=ペッカ・ルッコネンは、ファンが期待したほど鋭さを見せられませんでした。取り返したいと思ったに違いない失点がいくつもあったのです。
ジェッツのコール・ケプケに完全に手玉に取られて振り切られ、ゴールを決められたシーンは象徴的でした。
もちろん、ケプケの華麗なフェイントと技術は称賛に値しますが、ルッコネンがポジションを大きく動かし過ぎたことで、ジェッツ側に余裕を持って切り返し、ネットに流し込める隙を作ってしまいました。💦
さらに悪かった場面もあります。ルッコネンは、ボードに跳ね返ったパックがネット脇に転がってきた際に対応を誤り、それをジェッツの選手に拾われて押し込まれたのです。幸い、そのゴールはオフサイドのチャレンジが成功して取り消されました。あの形は危なすぎます。
ルッコネンは、こんな神がかりなセーブもできるんです。ただ、続かないんだなぁ…。
⏰もう「まだ早い」は通用しない…急がなきゃ!
12月に入り、「まだ序盤だから大丈夫」という考えは完全になくなりました。シーズンはもう4分の1を超えていて、新年に向かって進んでいます。この状況で、セイバーズにはこれ以上無駄にできる時間がほとんど残っていません。
プレーオフ争いに戻るためには、チーム全体が強い緊迫感を持つことが絶対に必要です。
順位表を見るとイースタン・カンファレンスはまだ混戦なので、セイバーズにもチャンスが全くないわけではありません。簡単な道のりではありませんが、それを掴むには、とにかく「一試合ずつ確実に」取りにいくしかありません。🔥
まとめ
今回のロードでは、内容が良い時間帯がありながらも勝敗に結びつかず、得点力と守備の噛み合わなさが浮き彫りになりました。特にゴール前の決め切り不足や守護神の安定感不足は、改善が避けられないポイントです。
ただ、巻き返しの余地が残っている以上、細かな修正と継続性を積み上げれば、まだ望みはつながっています。次の一戦が、今後の流れを左右する大切な試合になっていきます。

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- まず、対Winnipeg Jets戦(12月5日)のレビューでは、セイバーズがシュート数で相手を大幅に上回ったにもかかわらず(35本対23本)、質のある決定機を生かせなかったことが最大の敗因とされている。
同メディアは、「“量”ではなく“質”が問われる」とし、“ネット前での泥臭さ”――パックを押し込む、リバウンドに詰める、ゴール前で粘る――といった泥臭いプレーの不足を強調している。
また、今回のロード2試合でたった3ゴール、しかも5対5での得点はわずか1という数字は、攻撃のプランやテンポ、リンク上での一貫性に根深い問題がある証拠と見なされている。これにより、メディアは「このまま不安定なペースを続ければ、シーズン全体が危険に晒される」と警鐘を鳴らしている。
さらに、今シーズンのロードゲーム全体成績(アウェイで2‑8‑2)という数字も挙げ、遠征先で得点機を活かせず失点を重ねる悪い流れが“常態化”しつつあると報じられている。特に守備というよりも、攻撃の質と決定力の低さ、そして試合全体を通しての集中力の欠如が根本的な課題とされている。
総じてメディアは、今のセイバーズを「ポテンシャルはあっても、それを結果に結びつけられない歯がゆいチーム」と分析。もしここから修正を加えられなければ、今季もプレーオフ到達は遠のく、という悲観的な見立てが多い。
↩︎ - あるマスコミ記事では、今回の敗戦でセイバーズが「シュート数やポゼッションでは勝っていたものの、質の低い攻撃と判断ミス」で負けたと強調。特に“空いたゴール前での詰めの甘さ”、つまり「ゴール前での泥臭さ」がなく、リバウンドに反応できなかったことが敗因だったと報じている。
また、「かわしたパスプレー(“cute plays”)を狙いすぎたこと」が、攻めの停滞を生んだとの指摘もある。メディアは、こうした“おしゃれなプレー”ではなく、もっとシンプルで直接的なゴールへの固執が必要だったと論じている。
さらに、この試合だけでなく今シーズンのデータも踏まえ、「セイバーズはポゼッションやシュート量は確保できるものの、それを得点に変える力に欠けており、試合ごとのムラの激しさと決定力不足が長年の課題となっている」とメディアは見ている。
↩︎ - ある記事では、このターンオーバーを「ゲームの流れを変えた致命的瞬間」と位置づけている。試合が1–1で拮抗していた中でのミスは、単なるパックロスではなく、“勢い”を相手に与える大きなファクターだったと指摘。相手に簡単なカウンターを許し、守備のバランスが崩れてしまった点を問題視している。
また、別の報道ではこのプレーは個人のミスでありながら、チーム全体の注意力と危機感のなさを象徴するものとみなされている。「攻め手としてパックを失うだけでなく、そこから即失点につながるような甘さがある」と批判。今後、こうした“簡単なミス”を減らさないと厳しいと論じられている。
↩︎ - このシーズンの開幕直後、Josh Norrisはシーズン初戦(対New York Rangers戦)でのフェイスオフ中に上半身の怪我を負い、そのまま離脱を余儀なくされたと報じられた。この記事によれば、Norrisは「かなりの期間を欠場する」とされ、その後24試合を欠場。
Norrisは過去にも肩や体幹回りの負傷歴があり、最近も復帰直前まで治療と調整を繰り返していたとのこと。
一方、Zach Bensonも同時期に顔面へのパック直撃事故で負傷しており、実戦から外れていた。具体的には、練習中にパックが顔に当たって負傷し、当初は軽傷と報じられたものの、その後入院を伴う治療が必要とされ、一定期間プレーできない状態だったと複数のメディアが伝えている。
↩︎ - ある報道は、今回のロードトリップでのBuffalo Sabresの2連敗を受け、「過去数戦で見せた“時折の爆発力”はもう信用できない」と指摘。つまり、現在のライン構成では“偶発的な好パフォーマンス”に頼るしかなく、システムとしての安定性が全く感じられないと批判している。そして、Ruffが言うような“ラージ・シェイクアップ(大幅なライン変更)”が必要だ、という見解を示している。
また別の記事では、怪我や欠場で流動的だったここ数ヶ月のメンバー構成では、フォワード陣の“chemistry(連携)”が全く育っておらず、それが攻撃の停滞につながっていると分析。今回の敗戦は、その不安定さが明らかになった一戦だとし、「もう練習キャンプで描いた理想ラインをそのまま使っていても機能しない」と断じ、前向きに“実験”としての組み替えを支持。
さらに、その記事は、たとえライン変更が功を奏しても、“守備ペア”や“スペシャルチーム(PP/PK)”も含めた包括的な見直しが必要と論じている。つまり、フォーメーション変更だけでは焼け石に水で、全体のバランスを再構築する覚悟がチームに求められている、というもの。
↩︎ - アメリカ・ニューヨークに拠点を置くデジタルニュースサイトで、スポーツや時事、トレンド情報を中心に扱っている。1999年に動画中心のエンタメサイトとして設立され、2012年にはリアルタイムニュースサイトとしてリニューアルされた。
現在は独立系メディアとして、広告収入を主な収益源としている。スポーツ分野ではNFL、NBA、NHL、MLBなどのチーム別ニュースや統計分析、速報を積極的に発信しており、多くのスポーツファンに支持されている。
実際、Heavy.comの報道は他の大手スポーツメディアにも引用されることがあり、速報性の高いニュースソースとしての存在感がある。
信頼性については、Media Bias/Fact Checkでは事実報道において高い信頼性があると評価され、政治報道などではややリベラル寄りとされる。Ad Fontes Mediaでも偏りは中立に近く、分析や事実報道の信頼性は高いと評価されている。
一方で、元々エンタメ動画サイトとしてスタートした背景もあり、オリジナル取材よりもまとめや速報中心のスタイルであるため、特にスポーツ以外の記事ではセンセーショナルな見出しや文体が見られることがある。
↩︎ - 12月7日現在、ディビジョン最下位に転落。11勝13敗3分け。記事中、フロリダ・パンサーズと最下位争いをしているように書かれているが、バファローズのみが負け越しており、他の7チームは5割ラインを超えている。チーム得点数84はパンサーズと並んで最下位タイ、失点数96はデトロイト・レッドウィングスに次いで2位。
ただし、似たような得失点差のチームが多く、大きな敗因として挙げられるのは、2勝8敗と極端に弱いアウェイ戦と思われる。
↩︎ - 昨季のレビューでは、ルッコネンはリーグ最多級の出場数(55試合)をこなしたゴールテンダーとして紹介されたものの、その過密なスケジュールがパフォーマンス低下の一因と分析されている。セーブ率は.910から.887に下がり、失点平均も2.57から3.20へ悪化。特にシーズン終盤にかけて位置取りの甘さやオーバーコミット(フライアウト気味のスタンス)が目立ち、「ゴール前に空きができやすい」と手厳しい評価。
その一方で、メディアは「使い込み過ぎ」が原因だとも指摘。今年は負担を分散させるべきとの声が多く、例えばバックアップゴーリーの起用やローテーションの再構築を提案する向きもある。昨季終盤には代役が多く起用され、本来の先発起用が疑問視されたことも。
ただし、ルッコネンが“安定して好セーブを見せる”試合も無いわけではない。2025年1月には4‑2の勝利で29セーブを記録し、チームメイトから「頼れるバックストップ」と称賛されたことも。その試合では、5対5の危険な場面でのビッグセーブも含まれ、「しっかり集中できたときはこのレベルに戻る」との評価。
しかし、メディアやファンの間では「好不調の波が激しすぎる」「優秀な月があれば、最低な月もある」という総括が定着。特に「決定機を任せられない」「リンク全体の守備が安定しない中で守護神が崩れがち」という構造的な懸念が根強い。
さらに最近では、複数のチームがルッコネンに対して興味を示しているとの報道もあり、現在のゴーリー陣問題を受けて、トレード市場に彼の名前が挙がっているとの分析もあるす。これも「今季の不安定さ」が背景になっており、ファン・メディアともに大きな関心を集めている。
↩︎

