レンジャーズも第1ピリオドで6ゴールと大勝!完封で視界良好!

アイスホッケー名勝負

はじめに

 WBC日本代表、14年ぶりの世界一おめでとう。運良くテレワーク日だったので、試合を見られたのだが、開幕前、さんざ「WBCなんて意味のない大会」とかブーたれていたのに、大谷がトラウトを三振に切って取った時、思わずガッツポーズをしてしまった…。

 飼い猫がビックリしてました^^;。

 記録にも記憶にも残ったWBC日本代表の優勝には到底及びませんが、3月19日(日曜日)、NHLのニューヨーク・レンジャーズがプレデターズ戦でいくつか新記録を打ち立てました。

 前回、フロリダ・パンサーズのゴール記録を取り上げましたが、失点も多く、手放しで褒められるものではありませんでした。今回のレンジャーズの記録は相手を完封しているので、価値はグンと上がります。個々の選手の数字もグンとアップ、チームもいい調子です!

讃岐猫
讃岐猫

最新の試合でパンサーズは絶不調のフライヤーズに敗れ、

連勝がストップ。

このブログでも危惧していた守備の脆さが出てしまったにゃ。

引用元:ESPN.com「Rangers score franchise-record 6 goals in 1st en route to win」。

また、第1ピリオドで記録誕生!

 ディフェンスマンのアンドレ・ミラー(ディフェンス、23歳)は、6ゴールしたニューヨークの第1ピリオドで2ゴール・2アシストを記録し、ヤロスラフ・ハラク(ゴールテンダー、37歳)はシーズン初の完封で22セーブを挙げ、

レンジャーズは日曜日の夜にナッシュビル・プレデターズを7-0で破りました。

 アルテミ・パナリン(左ウィング、31歳)が第1ピリオドで1ゴール・2アシストを記録したほか、フィリップ・チティル(センター、23歳)、ミカ・ジバネジャド(センター、29歳)、タイラー・モット(センター、28歳)、クリス・クライダー(左ウィング、31歳)らもゴールを決め、

ニューヨークはホームで4連勝、2日間で2度目の完封勝利を収めました。

 レンジャーズは3月16日(木曜日)にペンギンズを、14日(火曜日)にワシントンを破った後、18日(土曜日)の夜にピッツバーグを6-0で破りました。

 レンジャーズは第1ピリオドの8本のシュートで6ゴールし、5本のシュートで4失点したナッシュビルの先発ゴールキーパー、ケビン・ランキネン(27歳)を追い詰めました。彼はジューズ・サロス(27歳)と交代しました。

ディフェンスマン、史上初の記録!

 レンジャーズが14分以内に6-0でリードしたため、ミラーは一つのピリオドで4点を挙げた史上初のディフェンスマンとなったのです。

 序盤に起きた「ゴールの雪崩」は第1ピリオドでのフランチャイズ記録に並んだもので、直近では1999年12月15日、ホームでのロサンゼルス戦で8-3で勝利したものがあります。

 「とても楽しかったよ」とミラーは語っています。「パックが僕を見つけてくれたみたいだ」。

讃岐猫
讃岐猫

ミラーの記録、長いNHLの歴史の中で、

今までありそうでなかったんだにゃ。

ディフェンスがたくさんアシストすることあっても、

4ゴールはフォワードでもなかなかできないからね。

ゴールテンダーも記録更新!

 ハラクは過去12試合の先発で8-2-2と改善してきており、この37歳のスロバキア生まれのゴールキーパーは、現役ネットマインダーの中で、マーク=アンドレ・フルーリー(ミネソタ・ワイルド所属、38歳)、

ジョナサン・クイック(ベガス・ゴールデンナイツ所属、37歳)に次ぐ3番目に多い通算53回目の完封を達成しました。

 「パックを落としてから最後まで、チーム一丸となって取り組めたね」とハラクは語っています。「昨日と今日のこの2試合は、60分間プレーして本当に良い仕事をし、それが報われたよ」。

 NHLの7チームで通算294勝を挙げているハラクは、レンジャーとしての初の完封を特に喜んでいます。彼の家族(6歳の息子ネイサンもゴールキーパー)はマディソン・スクエア・ガーデンに来ていました。

 「家族がスタンドにいると、より特別な気持ちになるね」とハラクは語っています。「勝利を手にするのは最高だし、完封できたのはもっと特別な気分だ。我々のチームのディフェンスは、大きくリードしていたにもかかわらず、シュートをブロックしていたね」とコメント。

連続完封の記録

 レンジャーズは6ゴール以上を記録しながら、連続完封を記録したNHL史上6番目のチームになりました。1973年2月4日から10日にかけて、レンジャーズは3試合連続で6-0の完封勝利を収めています。

 レンジャーズのジェラール・ギャラント監督(59歳)は、第1ピリオドを終えて6点のリードを保ったチームの集中力について、「選手達は素晴らしい仕事をしたと思ったてるよ」と語っています。「彼らは正しい方法で試合をしてくれたんだ」。

讃岐猫
讃岐猫

6ゴールもすると、気が緩んで失点しがちなんだけどにゃ。

そこをビシッと締めて、連続完封するんだから、

そこには監督さんの裁量もあるだろう。

プレデターズの緊急事態

 プレデターズは、土曜日のウィニペグ戦で、ホームゲームでありながら延長戦での敗北を喫し、主力選手の負傷者も続出していました。

 ナッシュビルには、キャプテンでポイント王のローマン・ジョシ(ディフェンス、32歳。ジェッツ戦で負傷)に加えて、ディフェンスのライアン・マクドナー(33歳)、トップ・フォワードのフィリップ・フォースバーグ(左ウィング、28歳)、

ライアン・ヨハンセン(センター、30歳)を欠いていたのです。

 ウェスタン・カンファレンスの最後のプレーオフ出場権獲得を目指すナッシュビルは、ジェッツに5ポイント差をつけられています。

 プレデターズのジョン・ハインズ監督(48歳)は「7-0で負けたのは屈辱だ」と語っています。「この敗戦から学ぶことができ、そうするだろう。今夜は十分じゃなかったな」。

レンジャーズvs.プレデターズ得点経過

 2分37秒、ミラーとハラクのアシストからチティルが通算20ゴール目を決めて先制し、7分22秒、ジバネジャドがチームトップの37ゴール目を決めました。52秒後、モットが5ゴール目を決め、9分9秒、ミラーが決めて4-0とし、ランキネンの夜は終わってしまいました。

 その後10分1秒、パナリンが23ゴール目(フランチャイズ史上最速の試合開始5ゴール)を決めた後、残り6分24秒で、ミラーは再び今シーズン8ゴール目となる得点を決めました。

 パナリンは過去11試合中9試合でポイントを獲得しており、通算80ポイントでレンジャーズをリードしています。

 土曜日のペンギンズ戦でゴールと2アシストを決めたジバネジャドは、パナリンのゴールもアシストし、過去4試合で9ポイント、過去21試合まで行くと、28ポイント(うち15ゴール)も記録しています。

 第2ピリオド・9分02秒、クライダーは今季32ゴール目、通算261ゴールを記録し、7-0とリードを広げ、レンジャーズのフォワード歴代ゴール数5位であるヴィック・ハドフィールドに、1ゴール差と迫っています。

ヴィック・ハドフィールド=1940年10月生まれの82歳。カナダ・オンタリオ州出身。現役中のポジションは左ウィング。1971-72シーズン、チームのキャプテンとなった年、シーズン中に50ゴールを記録した最初のレンジャーとなる(NHLでは6人目)。

 背番号11は、レンジャーズの永久欠番。

まとめ

 レンジャーズはプレーオフ出場圏内確定でしょうか。元々攻撃力のあるチームですが、ここに来て、第2キーパー的存在だったハラクまで好調、守備も安定感を増しているとなれば、さらに上位を狙いに行くかもしれません。

 イースタンの順位はほぼ決まりかけているとはいえ、一時の勢いをなくしつつあるデビルズを捉える可能性はあります。

 片や、他チームと比べて試合消化が遅いというアドバンテージを持つプレデターズ、追いかけてくるブルースとは勝ち点10の差を付けており、すぐに抜かれる心配はないようです。しかし、混戦のウェスタン・カンファレンスは、下位チームが上位を喰う試合も多く、油断はなりません。

 故障者の早目の帰還と守備の立て直しを図らないと、ワイルドカード2位にいるジェッツに肉薄できないでしょう。

讃岐猫
讃岐猫

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

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