主力離脱中も止まらぬ快進撃!パンサーズが3連勝で決勝王手

アイスホッケー名勝負

はじめに

 パンサーズファンのみなさん、今日はパンサーズの記事3つ分ですよ!🏒

 主力選手の欠場は、どんなチームにとっても大きな試練ですよね。😢しかし、フロリダ・パンサーズはそんな逆境をチャンスに変え、新たなヒーローを生み出しました!✨得点源のサム・ラインハート選手がまさかの欠場となった試合で、代役のイェスパー・ボクヴィスト選手が大爆発!🔥

 波乱の展開ながら、チームは一丸となって快勝を収めました。この記事では、ラインハート選手の負傷と、それを乗り越えて勝利を掴んだパンサーズの“層の厚さ”に迫ります。

参照記事:KSTP.com1Panthers rule Sam Reinhart out for Game 3. His replacement, Jesper Boqvist, gets a big goal instead

ラインハートの欠場が生んだ意外なヒーロー✨

 5月24日・土曜の夜、フロリダ・パンサーズにとって大きな試練が訪れました。チームの得点源、サム・ラインハートがケガのため欠場。彼はカロライナ・ハリケーンズとのイースタン・カンファレンス決勝・第2戦で、左膝を痛めてラインナップから外れることになりました😢

 ラインハートは5月22日・木曜の夜、第1ピリオド残り約5分の時点で、フロリダ陣内からパックを運んでいました。その際、横から来たハリケーンズのセバスチャン・アホと接触した際に左膝を負傷し、ラインハートは氷上に倒れ、苦痛に顔を歪めながらベンチへとスケートしましたが、その動きには明らかに支障が見えました。

 ラインハートはその後、フロリダのロッカールームへと向かい、ロッカールームで詳しい検査を受けた結果、試合には戻れないという判断がすぐに下されたのです。

その問題のシーンがこちら。横から突然ですからね、避けようもありません。

 ですが、パンサーズというチームには“厚み”があります。サム・ラインハートは観客となっても構いません。彼の代役が大爆発を引き起こしたのです。代わりに出場したのはイェスパー・ボクヴィスト。試合前の段階では正直そこまで注目されていた選手ではありませんが、なんとこの日、彼は大活躍を見せたのです🔥

ボクヴィストの大爆発でチームに勢い🔥

 ボクヴィストは試合の第3ピリオド、スコアが1-1の同点の場面で均衡を破るゴールを決めています⚡️この一撃がパンサーズの怒涛の反撃の口火に!なんとこのあと、わずか9分間で5得点を叩き出すという猛攻が始まります。最終的にフロリダは6-2で快勝し、スタンレーカップ決勝まであと1勝というところまでたどり着きました🏒

ゴールテンダーの手前でバックハンドに変えて、シュート打ってるのがよく分かります。

 この日のボクヴィストは1ゴール・2アシストの大活躍✨プラスマイナスでも+4という数字を残し、攻守両面で存在感を見せました。普段から「いつでも出られるよう準備している」と語る彼ですが、その言葉を証明するようなプレーを見せてくれましたね。

 チームメイトのブラッド・マーシャンドも「ボーキー(ボクヴィストの愛称)は出場するたびに素晴らしいプレーをしてくれる。彼のあのプレーは本当に大きかった…あれでチームに自信が生まれたよ」とコメント。まさに、準備してきた者がチャンスを掴んだ瞬間でした😊

 「でも、それだけじゃ試合には勝てないんだ」とマーシャンドは言います。「正しいプレーをして、それを武器として活かさないと意味がない」。

パンサーズvs.ハリケーンズの第3戦、ハイライト映像です!

主力不在でも崩れない、パンサーズの“層の厚さ”💪

 今回欠場となったラインハートについてですが、パンサーズは彼を「一日ごとの経過観察」として選手登録しています。そして、彼の代役としてボクヴィストが起用されたわけですが、パンサーズが最近たびたび強調している「チームの層の厚さ」を象徴する、もう一つの例となりました。

 サム・ラインハートの存在は、数字を見れば一目瞭然。彼は昨シーズンのスタンレーカップ決勝第7戦で決勝ゴールを決めた選手であり、そのシーズンはプレーオフを含めて67ゴール(レギュラー・シーズン:57、プレーオフ:10)を挙げました。パンサーズ加入(バッファロー・セイバーズから移籍)からの4年間で、彼は他のどの選手よりも多くのゴールを決めています。

 「彼は明らかに、我々のラインナップから外れるにはあまりに大きな存在だ」と、パンサーズのポール・モーリス監督は語りました。「しかし、我々はこれまでも他の主力を欠く場面を乗り越えてきた…選手が1人欠けても戦える力がなければ、チームに本当の“層の厚さ”はないんだ」。

 今季はプレーオフを含めてチーム最多の43ゴール。4年間の在籍期間で185ゴールを記録しており、これはチーム内の誰よりも多く、次点のカーター・ヴェルハーゲより36点、アレクサンダー・バーコフより61点、サム・ベネットより74点、マシュー・トカチュクより76点とそれぞれ多いのです。

 ラインハートはパンサーズ加入以降、パワープレーでの得点は80ゴール(レギュラー・シーズン:72、プレーオフ:8)を挙げており、この数字は他のフロリダ選手2人分を合わせても及びません。決勝ゴールは30、マルチゴールゲームは29回、ショートハンドゴールも10。いずれのカテゴリーでもこの4年間チーム内最多を誇り、彼の存在感は際立っています🏆

 そんなエースが抜けて、パンサーズにとっては大きな痛手となっても、フロリダは第3戦で6点を奪って勝利し、シリーズは3勝0敗でリードしています。ポール・モーリス監督は「選手たちはそれぞれ大事な役割を果たしている。試合に出ていない選手にとっても、いつでも準備しておくことの大切さを示す良い機会になったと思うよ🌟」と語りました。

参照記事:Athlon Sports「Panthers’ Eetu Luostarinen Catches Attention for Hit on Hurricanes’ Jackson Blake

🟥ルオスタリネン、危険なプレーで退場に

 土曜の夜に行われたイースタン・カンファレンス決勝第3戦で、フロリダ・パンサーズのフォワード、エートゥ・ルオスタリネンが注目の的となりました。カロライナ・ハリケーンズの新人ジャクソン・ブレイクに対して背後から強烈なボディチェック=ボーディング2を仕掛け、退場処分に💥

 このプレーが起きたのは第1ピリオド残り3分1秒。フロリダが1-0でリードしているタイミングでした。NHLのルール41.53に基づき、ルオスタリネンには5分間のメジャーペナルティと試合失格(ゲーム・ミスコンダクト)が科されました。

 問題のヒットは、ハリケーンズのゴール裏にある誰も触れていないパックを、両選手が追っている最中に発生。ブレイクがボード際で止まった瞬間、後方から全力で追ってきたルオスタリネンがそのまま衝突。ブレイクは頭からガラスに激突してしまい、リンク上で多くのファンが息をのむ場面となりました🔥。

問題のシーンがこちら。うーん、肘から当てに行ってるようにも見えるが…。相手選手の流血が引き金になったかもなぁ。

 一度は氷を離れたブレイクでしたが、第2ピリオドには無事に復帰。大きなケガにはならなかったようで、ホッとした人も多かったことでしょう🙏

🗣️ファンの反応が真っ二つ!?SNSで議論白熱🔥

 ルオスタリネンの退場劇は、すぐさまSNSで大きな話題に。ファンの間では「妥当だ。当然の判定!」という声と、「厳しすぎる。やりすぎでは?」と疑問を呈する声が入り混じり、意見が真っ二つに分かれました。

 あるファンは、「正しい判定だ。たとえ意図的でなくても、もっとスマートにフォアチェックしないと」と厳しめのコメント。安全面を重視するファンにとっては、今回の判定は納得のいくものだったようです。

 一方で、「あれで何ができるっていうんだ?ゲームミスコンダクトはさすがにキツい…。エートゥはそんなタイプの選手じゃない」「あれは普通のフォアチェックだよ。せいぜい2分のペナルティでしょ」と、ルオスタリネンを擁護する声も多数。彼のプレースタイルや人柄を知るファンにとって、今回の退場は“過剰な判定”に映ったようです。

 中には「誰かの足首をわざと狙うようなプレーはスルーされるのに、勢いがついた偶発的な接触だと5分+試合退場?NHLの判定は本当に一貫性がない4、ブレブレすぎるわ」と、リーグ全体のジャッジに対する不満をぶつける投稿も。

 「2010年代初めにホッケーを見始めた頃なら、あれはせいぜい2分のマイナーで済んでたよ。今のホッケーは軟弱になったな…」と、過去との違いを嘆くファンもいました。さらに「フロリダ・パンサーズと相手選手の負傷、これ以上の黄金コンビある?もはやお決まりのセットじゃん?🏒🔥」と、皮肉を交えたコメントまで飛び出しました💬

🏆退場にも負けず、パンサーズが圧巻の勝利!

 ルオスタリネンの退場というアクシデントがあったにもかかわらず、フロリダ・パンサーズは動じることなく、試合を完全に掌握しました。1-1で迎えた第3ピリオド、なんとそこから5連続ゴールを叩き込み、最終スコアは6-2という圧勝劇に🎉

 チームの中心選手アレクサンダー・バーコフとニコ・ミッコラがそれぞれ2得点の大活躍。そして、試合の流れを決定づけたのが、イェスパー・ボクヴィストの勝ち越しゴールでした。さらに、ベテランのブラッド・マーシャンドも追加点を記録し、攻撃陣が勢いに乗りました。

 守ってはゴールキーパーのセルゲイ・ボブロフスキーが23セーブで堅実なプレーを披露。守備面でも安定感を見せ、チームの勝利をがっちりと支えました🧤

 この勝利でパンサーズは、7戦4勝制のシリーズを3勝0敗とし、スタンレーカップ決勝進出まであと1勝に🌴🏆。3年連続でのファイナル進出に王手をかけ、勢いは完全にフロリダに傾いています🔥第4戦は月曜の夜、フロリダ州サンライズで開催予定。シリーズの行方に注目が集まります🌴🏒

参照記事:NHL公式サイト「Injury updates on Mikkola, Greer and Reinhart

🏒ニコ・ミッコラ負傷で途中退場も復帰の可能性大!

 先週土曜に行われたイースタン・カンファレンス決勝第3戦、フロリダ・パンサーズがカロライナ・ハリケーンズを6-2で圧倒した試合で大活躍したのがニコ・ミッコラです✨彼は試合中に2ゴールを決め、チームの勝利に大きく貢献しました。

 しかし、第3ピリオドにボードへの不自然な激突で途中退場。自力でリンクを去りながらも、肩を押さえて心配な様子でした😥ミッコラの最後の出場は、レギュレーション残り11分58秒の時点です。幸いなことに、状況は見た目ほど悪くはなかったようです。

 バプティスト・ヘルス・アイスプレックス5での日曜の練習後、ヘッドコーチのポール・モーリスが発表したところによると、ミッコラは月曜の第4戦に出場できる可能性が高そうです。もう1日様子を見るものの、月曜の第4戦には出場可能との見通しを示し、大事には至らなさそうでファンも一安心です😊

💪ミッコラの存在感は圧倒的!攻守でチームを支える巨人

 ミッコラは身長約198cmの大柄なディフェンスマンで、パンサーズの第2ペアの強力な存在で、攻守両面でチームに欠かせません。レギュラーシーズンでは自己最高の6ゴール、22ポイントを記録し、プレーオフでも15試合で3ゴール・2アシストと大活躍中。

77番の選手。巨体に似合わず器用な選手で、不利な体勢からでもアシストしてきます。

 さらに、ポストシーズンでは40回の強烈なヒットや13回のショットブロックで、攻守の激しいプレーを見せています🔥

 第3戦後、チームメイトのアントン・ルンデルも「彼は今日も素晴らしかった。シーズンを通じてずっと良いプレーをしている。彼は特別なタイプの選手で、大きいし得点は多くないけど、決めるべき時にきっちり決めてくれる」と絶賛しています✨

💥A.J.グリアーも負傷退場も復帰に期待大!

 ミッコラと同じく、フロリダの粘り強いフォワード、A.J.グリアーも第3戦の第3ピリオドに負傷で退場しました。ですが、こちらもポジティブなニュースがあります。グリアーは今ポストシーズンで2ゴールを挙げ、攻撃だけでなく相手への激しいヒットでもチームを支えています。1試合あたりの平均ヒット数は29.67回と、リーグでも堂々の2位(ヒット数合計222はチームトップ)。

 ヘッドコーチのモーリスは「朝の練習で状態を見て判断する」として、グリアーの第4戦出場可否を判断するための見通しを話しました⚡️

🌟サム・ラインハート復帰へ期待高まる

 第2戦でセバスチャン・アホの低いヒットを受けて負傷し、第3戦を欠場した高得点フォワード、サム・ラインハートにも注目が集まっています。ラインハートはレギュラーシーズンでチームトップの39ゴールを記録し、プレーオフでもすでに11ポイントを挙げています。

 ヘッドコーチのモーリスは「明日の朝の練習で彼の状態を確認し、出場できるか判断する。彼はレギュラーシーズンでチームトップの39ゴールを挙げ、プレーオフでもすでに11ポイントを記録している。これが試合欠場の決定打になるとは思っていない。朝のスケートでプレーするかどうか決める」と話しており、第4戦での復帰に期待が高まっています✨

🔥マシュー・カチャックが仲間を全力で守る!

 ラインハートの負傷問題が落ち着いた中、第3戦の第3ピリオドではマシュー・カチャックが激しい肉弾戦を仕掛けました。

やるとは思ってたけど、やっぱりなぁ…。マシューが黙ってるわけがない。

 彼はセバスチャン・アホと押し合いや押し込みを繰り返し、最終的にはアホを氷上に倒しました。この行動によりカチャックは試合中の不祥事(ミスコンダクト)でペナルティを受けましたが、彼はこれを喜んで受け入れたと言い、「仲間を守るための行動だった」と胸を張っています。

 チームはリンク内の“家族”のようなもの。カチャックは「誰にでも起こり得ることだし、20人くらいは仲間を守ろうと、誰かが立ち上がるのは自然なこと」と話し、モーリスから「試合の中でどのタイミングで強く出るかをよくわかっている選手」と高く評価されています。まさにチームの絆を感じさせるエピソードです💪

讃岐猫
讃岐猫

🏆シリーズ3勝0敗!パンサーズがスタンレーカップ決勝へ王手

 現在、フロリダ・パンサーズはシリーズ3勝0敗でリード中。月曜に控える第4戦では、地元アメリカント・バンク・アリーナでカロライナ・ハリケーンズを倒し、3年連続のスタンレーカップ決勝進出を狙います🔥

 ミッコラ、グリアー、ラインハートの状態は試合の大きな鍵となりそうです。続報にも注目しながら、熱い試合展開を楽しみにしましょう!🏒✨

まとめ

 ラインハート欠場の危機を、ボクヴィストが見事にカバー✨1ゴール2アシストの活躍で攻撃をけん引し、パンサーズは第3ピリオドに怒涛の5連続ゴール🔥ルオスタリネンの退場やミッコラの負傷もありながら、6-2で快勝!🏒シリーズ3勝0敗で決勝進出に王手🌴チーム全体の底力が光った一戦でした💪

 さあ、第4戦で決着がつくのでしょうか!🏒✨

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. ミネソタ州セントポールに本拠地を置くABC系列のテレビ局「KSTP-TV」の公式サイト。ツイン・シティーズ地域(ミネアポリスとセントポール)向けに、ローカルニュース、天気、スポーツ、ライフスタイル関連のコンテンツを提供している。YouTubeチャンネルやGoogle Playストアのアプリも展開しており、地域に密着した情報発信を行っている。
    ↩︎
  2. 相手選手をリンクのボードに激しく衝突させる反則行為。無防備な選手への危険なチェックや、怪我を負わせる可能性のある行為が対象となる。審判の裁量で判断され、マイナーペナルティ(2分間退場)からマッチペナルティ(試合出場停止など)まで様々な重さの罰則が科される。

     正当なボディチェックとの違いは、パックを奪う意図がない悪質なプレーである点。
    ↩︎
  3. ボーディングの中でも特に悪質なケースに適用される規定。通常2分のマイナーペナルティとなるボーディングが、相手選手の負傷や極めて危険な行為と判断された場合、5分のメジャーペナルティとゲームミスコンダクトペナルティ(試合出場停止)が科せられる。

     さらに、故意に負傷させようとした場合はマッチペナルティとなり、リーグからの追加処分もあり得る。これは、選手の安全を最優先し、危険なプレーを厳しく取り締まるための重要なルール。
    ↩︎
  4. 一般的に、NHLの審判は試合の序盤と終盤、レギュラーシーズンとプレーオフで、ペナルティの基準を変える傾向があると言われている。特にプレーオフでは、「笛を吹かない(Let them play)」という傾向が強まり、軽微な接触は見逃されることが多くなる。

     これにより、シーズン中の一貫性が失われ、特に重要な試合で物議を醸す判定が多くなる原因となる。
     また、リーグは選手の安全確保や、試合のスピードとスキルを重視する方針を打ち出しているが、実際の判定がその意図と乖離していると感じられる場合がある。例えば、頭部への接触を伴う危険なプレーに対して、軽いペナルティしか科されないといった批判が上がることも。
    ↩︎
  5. フロリダ州フォートローダーデールにある、NHLチームのフロリダ・パンサーズの公式練習施設であり、地域コミュニティのための総合アイススポーツセンター。

     2つのNHL規定サイズリンクを備え、一般公開スケートやフィギュアスケート、ユースおよび成人向けホッケープログラム、アダプティブスポーツ、カーリングなど、幅広いプログラムを提供。施設内には、レストランやチームショップ「Pantherland」も完備されている。 ↩︎
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